石灰化した洗面台の水垢を取る方法！除去する手順を紹介

「石灰化した洗面台の水垢がなかなか落ちない…」
「洗面所の鏡に付着した白っぽい汚れは何？」

このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。水回りの掃除は面倒ですが、特に洗面所やお風呂場では水垢汚れの悩みがつきものです。

特に石灰化してしまった水垢は、見た目が悪くなるだけでなく、放置すると頑固な汚れに変わり、除去が難しくなります。知らず知らずのうちに蓄積してしまった水垢は不衛生であり、放置するとカビや雑菌の繁殖の原因にもなります。

そのため、こびりついて落とせなくなる前に、しっかりと除去してしまいましょう。

本記事では、石灰化した水垢を効果的に取り除く掃除方法や注意点、再発防止のためのコツを詳しくご紹介します。この記事を参考に、清潔で快適な洗面台を取り戻し、ストレスのない日常を実現しましょう！

洗面台の水垢が石灰化する原因は水道水に含まれる「カルシウム」

洗面台の水垢が石灰化する原因は、水道水に含まれるカルシウムです。水道水は無色透明ですが、実は多くのミネラル成分を含んでいます。

特にカルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウムなどが含まれており、これらの成分は水分が蒸発する際に残るため、水垢を形成する原因となります。中でもカルシウムには石灰が含まれているため、水垢に水道水がかかることで石灰化が進んでしまうのです。

水分の蒸発と共に石灰が洗面台に残り、時間が経つにつれて固まって白っぽい汚れとなります。この石灰化した水垢は非常に頑固で、通常の掃除では取り除くことが難しくなります。

時間が経つほど掃除が難しくなるため、早めの対策が重要です。特に、家族全員が毎日使う場所である洗面所は、清潔を保つためにも定期的なチェックが欠かせません。

洗面台の石灰化した水垢の掃除方法

以下では、洗面台の石灰化した水垢の掃除方法について解説します。

それぞれについて見ていきましょう。

酸性洗剤を使用した掃除方法

酸性洗剤を用いることで石灰化した水垢をきれいに取り除くことができます。以下の手順で行いましょう。

なお、最近では「サンポール」などを使用した掃除方法が話題となっていますが、トイレ用洗剤を洗面台に使用すると、洗面台を傷つけてしまう可能性があります。

メーカーも用途以外に使用しないように注意喚起しているため、「水垢用」「浴室用」として販売されている製品を使うようにしましょう。

クエン酸を使用した掃除方法

クエン酸も石灰化した水垢の除去におすすめです。特にこびり付いた頑固な水垢には、クエン酸水を使ってパックにすると汚れを簡単に取り除けます。

まず、水200mLにクエン酸小さじ1程度を入れて混ぜます。スプレーの容器があると、汚れに直接吹きかけられて便利です。

その後、以下の手順で掃除していきます。

鏡に付着した水垢汚れも同様の手順で落とせるので、ぜひ試してみてください。

洗面台の石灰化した水垢を掃除するときの注意点

ここからは、洗面台の石灰化した水垢を掃除するときの注意点を解説します。

それぞれ見ていきましょう。

乾拭きを忘れずに行う

水垢を掃除した後は、必ず乾拭きまでしっかり行いましょう。掃除後に水滴が残っていると、水分が蒸発する際に新たな水垢が発生してしまいます。

湿気はカビや雑菌の繁殖の原因にもなるため、最後の仕上げとしてしっかり乾拭きを行うことが大切です。

酸性洗剤と塩素系洗剤を併用しない

洗面台のカビが気になる場合、塩素系洗剤を使用することがあるかもしれません。その際、酸性洗剤と併用することは絶対に避けてください。

酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜると、有毒ガスが発生し危険です。塩素系洗剤を使う際は、他の成分と混ざらないように単独で使用し、作業時は必ず換気を行いましょう。

「混ぜるな危険」といった表示のあるものは、説明書きの指示に従って使用するようにしてください。

洗面台の水垢の石灰化を防ぐコツ

ここからは、洗面台の水垢の石灰化を防ぐコツをご紹介します。掃除ももちろん大切ですが、水垢の石灰化を防ぐことで日頃のお手入れをぐっと楽にできます。

押さえておきたいポイントは以下の通りです。

それぞれ見ていきましょう。

こまめに水滴を落とす

洗面台を使用した後は、こまめに水滴を落としましょう。先に触れた通り、水垢汚れにかかった水道水の水分が蒸発すると、石灰化が進みます。

洗面台の水滴をこまめに拭き取ることで、水垢の発生を軽減できます。毎回拭くことが難しくても、1日1回拭くようにするだけでも掃除が楽になるので、ぜひ習慣化してみてください。

また、長期間留守にする場合には、出かける直前に洗面所の水分を拭き取っておくと良いでしょう。

油汚れを放置しない

洗面台には、化粧品や整髪料などの油分が付着しやすいものです。

こういった油汚れや皮脂汚れも水垢の原因となるため、汚れに気付いたときはなるべく拭き取ることがポイントです。定期的に酸性の洗剤や重曹を使用して、油汚れを取り除きましょう。

また、洗面台周りに置くアイテムを整頓することで、油汚れの付着を減らすことができます。

コーティングして汚れを防ぐ

掃除が手間に感じる場合は、コーティングして汚れを防ぐ方法もあります。フッ素やシリコンでつくられた樹脂で表面をコーティングすると、撥水性が高まり、水はけがよくなります。水分が洗面台に留まりにくくなるので、水垢もできにくくなります。

「スプレータイプ」と「液体・布タイプ」の二種類があり、コーティング剤によって持ちの良さは異なります。1ヶ月〜、長いものだと3年程度効果が持続するものもあるので、ぜひ活用してみてください。自分でコーティングするのが難しい場合は、ハウスクリーニングに依頼することも可能です。

洗面所の頑固な水垢汚れの掃除はプロに依頼しよう

洗面台を綺麗に保つにはこまめな掃除がカギ！

洗面台の水垢が石灰化してしまった際の掃除方法について解説しました。水垢は石灰化すると落としにくくなるので、できるだけこまめに掃除をして洗面台を綺麗に保ちましょう！

また、定期的に酸性洗剤やクエン酸スプレーを使って掃除をすると、ピカピカの状態に戻せます。きれいにした後にコーティング剤を使うと、しばらくの間汚れが付きにくくなりおすすめです。ぜひ本記事でご紹介したポイントを参考に、洗面台を掃除してみてください。

なお、掃除をしても水垢が取れない場合は、プロの業者洗面所スクリーニングを依頼するのも一つの方法です。「ミツモア」を使えば、複数業者から見積もりをもらって比較し、そのまま依頼することが可能です。手間をかけたくない、頑固な汚れを落としてもらいたいという方はぜひ検討してみてください。

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