イメージ一新!壁紙の張り替え
壁紙を選ぶ時。ドキドキワクワクするものです。
インテリア雑誌を見てみたり、本屋の洋書コーナーで立ち読みしてみたり、いろいろ考えて想像してみたものの、やっぱり無難な白っぽいの織物調の壁紙に落ち着いてしまった、という方も多いことでしょう。
それなりに気に入って、やっぱり飽きのこないテイストにしておいて良かった、と思いつつ日々を過ごして来られたかもしれません。
月日が経ち、壁紙にも汚れや傷みが生じ、そろそろ壁紙の張り替え時期かもね、と、改めて壁紙と向き合うことになったとします。
ネットのブログなどで、昨今のインテリア事情を見てみると、かなりみなさま個性的!自分のスタイルを持っておられ、ひと昔では考えられなかったような、個性的な壁紙を上手に使いこなしている、オシャレインテリア上級者がかなり増えたように感じます。
今や、壁の一面だけを変える「アクセントクロス」という言葉が一般的なインテリア用語となっているように、壁紙は空間作りの大事なアイテムです。
そうなんです、壁紙の色ひとつで部屋の雰囲気は大きく変わるのです。
今回は、壁紙の張り替え工事のあれこれや、壁紙選びのポイントについてご紹介します。
まずは現実。壁紙の張り替えっていくらぐらいかかるの?
大掛かりな張り替えの場合、やはりそれなりの出費が必要です。
- 荷物や家具の移動代
- 今あるクロス剥がし
- 壁の下地補修
- クロス商品代
- 廃棄処分代
- 人件費
- 駐車代、交通費
- 1年工事保証代
- 消費税、諸経費
そのほかにも、壁や天井に開いた穴をふさいだり、ベースが土壁の場合、壁紙を貼れるように施工する場合には、別途費用がかかります。
だいたいの相場ですと、6帖の天井と壁4面壁紙を張り替えた場合、50,000~100,000円というところでしょうか。
当然ですが、壁紙の種類により、値段が変わります。
海外輸入物など使うなら、値段が跳ね上がることでしょう。
クロス選び、何からどう決めたら良いかわからない!
いきなり分厚い壁紙のカタログを渡されても、何がなんだかわかりませんよね。
まずは、部屋のコンセプトを決めましょう!
「こんな部屋にしたい」というイメージをお持ちでしょうか?
「クールでかっこいい部屋にしたい」
「とにかくリラックスできる部屋」
「ホテルみたいに、シンプルで落ち着くかんじ」
「観葉植物、たくさん置きたい」
などなど、漠然としたイメージがあるならば、それを中心として、具体的なコンセプトを決めておきましょう。
壁紙のカラーやコンセプト
シンプルナチュラル
木の素材感やリネンやコットン使いで、シンプルで明るい自然な空間。
オフホワイト、ベージュなど、ナチュラルで優しい色合いで統一。
ポップ カジュアル
色使いを楽しみ、楽しく元気なイメージ。
ポップな雑貨を引き立てる、明るいカラーを使用。
スタイリッシュ モダン
モノトーン使いなど、シンプルでコントラストの効いた部屋作り。
都会のホテルのようなイメージで、洗練された大人な空間。
ジャパニーズ ゼン スタイル
和を現代風にアレンジ。日本の伝統的な暮らしに現代のシンプルなテイストも加え、モダンで落ち着いた印象。ナチュラル系の色合いにこげ茶や黒をポイントに使う。
アジアンリゾート
ビーチリゾートヴィラのような、自然を感じつつもモダンでリラックスできる空間。少しだけエスニックテイストをプラスして。
ヴィンテージ スタイル
古き良き物を取り入れた、大人かっこいいヴィンテージな空間。レトロな雰囲気で、ダークな色調でシックな印象。
シック スタイル
ヨーロッパのシックな様式を取り入れた、落ち着いた雰囲気。濃い色調で重厚なイメージ。
シャビーシック スタイル
アンティークなものに、レースや花柄を取り入れた、フレンチシックでガーリーなイメージ、白を基調に、パステルトーンを織り交ぜてラブリーな雰囲気に。
スカンジナビア スタイル
きれいめなカラーと、テキスタイルが印象的な北欧スタイル。シンプルモダンな空間に、遊び心をのぞかせて。
自分の求めるコンセプトが決まりましたか?
ここまで決まれば、壁紙選びもスムーズにいくことでしょう。
とはいえ、どう選んだら良いものか。壁紙選びのポイントは?
自分の好きなコンセプトは決まったものの、どう壁紙選びへと繋げたらよいのかわからない…という方もおられることでしょう。
次のステップは、「色」を決めましょう。「色」は部屋の雰囲気やセンスを決定する大きな要素です。コンセプトと照らし合わせて、以下のことも考えてみましょう。
開放的な空間?それとも落ち着いた空間?
- 明るい空間にしたい
- 開放的な空間にしたい
- 部屋は少しでも広く見せたい
→白を基調とした空間作りをオススメします。
- 落ち着いた空間にしたい
- シックで大人っぽくしたい
- 自分だけのリラックススペースにしたい
→黒やこげ茶などのダークトーンを基調にしてみましょう。
統一感の出し方、バランスのとり方
- 床材やドアの色合いと合わせた基本色を見つける
- 赤味、黄味、青味、グレー味など、木目の色合いに合わせて、統一感を出す
- 床、壁、天井のバランスを考える
- 天井が暗めだと落ち着いた空間に、明るめだと開放感が生まれる
部屋にアクセントをつける
- アクセントクロスにトライしてみる
- 1面だけ壁の色を変えてみる
クロスの機能性で選ぶ
- 進化している機能性壁紙で快適空間を味わう
- 抗菌性、汚れ防止、消臭機能、調湿機能など、機能性を把握する
クロス選びで失敗しないために…
- サンプルで確認する
- カタログで実際のテクスチャーを確認する
- できれば大きなサンプルを手に入れて確認する
- ショールームへ行って、実際のイメージを体現する
ここまでくると、部屋ごとの壁紙のイメージがだいたい固まってきたのではないでしょうか。
最近はパソコンでもシュミレーションできますので、いろいろなカラーで試してみてください。
トイレの壁紙で遊んでみたい!
トイレのような小さな空間こそ、壁紙を変えることで、ガラッと印象が変わります。そういう意味では、クロゼットの中の壁紙、小さな書斎の壁紙などでも、失敗を恐れず、気に入った柄の壁紙をチョイスして、遊んでみてもいいかもしれません。今、流行りのアクセントクロスを試してみるのに良い場所といえるでしょう。
- アクセントクロスでワンポイント色使い
- トイレの背面や側面のどれか一面を色柄の壁紙を貼る。
- 天井にポイントカラーを使う
- 消臭機能、汚れ防止機能の付いた壁紙を使う
- 汚れに強い抗菌性PPフィルムを表面にラミネートしてあり、水や中性洗剤で汚れをきれいに落とせます。
ちなみに、トイレの壁紙張り替えの相場は、施工費30,000~40,000円+壁紙代というのが相場だそうです。壁紙張り替えの第一歩として、トイレからはじめてみてはいかかでしょう。
子供部屋の壁紙、思い切って張り替えたいのですが…
子供の成長とともに、壁紙を張り替えたい、と考える方も多いことでしょう。最近の壁紙メーカーでは、子供部屋用の様々なキャラクター柄や楽しい柄が登場しています。また、海外の子供部屋のインテリア本などもたくさん出版され、今までの概念を覆すようなオシャレ子供部屋を目にする機会も増えました。
早速、部屋の住人、お子さんの希望を叶えてあげましょう。
大人の壁紙選びと同じですが、まずはコンセプトから決めましょうか。
- カラフルで明るい部屋
- お姫様気分になれる部屋
- スポーツ大好きな男の子部屋
- 水族館みたいな部屋
- テーマパークのような部屋
- キティちゃんと過ごす部屋
などなど、要望はたくさんあるかもしれません。
テーマに沿って、壁紙を選びましょう。
年齢に応じた、お友達にも自慢できる子供部屋を作りましょう。
また、ホルムアルデヒドなどアレルギーがあるお子さんもおられるかもしれません。ホルムアルデヒド認定の製品をお選びください。F☆☆☆☆というマークがついております。
壁紙の張り替えの成功例と失敗談の口コミも聞いて参考にしたい
そうですよね、先輩方の経験を踏まえて、満足できる壁紙リフォームにしたいですよね。
成功例の口コミ
Aさん(30代)
中古マンションのリノベーションだったのですが、いちばん壁紙にこだわりました。家のテーマを「ヴィンテージミックス」と決めていたので、そこをブレずに、部屋ごとに壁紙をチョイスしたので、最終的にとても満足な仕上がりになりました。
Uさん(40代)
ELLE DECORATIONのUK版を見て、こんな風にしたい!と思い、わが家のリビングをアクセントクロスにしました。カーテンやラグ、ソファーに合わせた色目にしたので、違和感なく、家族や友人にも大好評です。自慢のリビングになりました。
Cさん(30代)
子供が幼稚園に通うようになったので、納戸を子供部屋にリフォームしました。壁紙を汚れ防止にしたので、たとえクレヨンで落書きされようが、きれいに落とせるので助かっています。少し値段が高かったですが、これにして良かったです。
失敗例の口コミ
Sさん(40代)
いろいろと悩んだものの、シンプルな無地の白いクロスに張り替えました。せっかく張り替えたのに雰囲気があまり変わらず、もう少し冒険すれば良かったと後悔しております。
Nさん(30代)
トイレの壁紙を張り替えたのですが、ちょっと冒険しすぎて、全面ダークトーンにしたところ、圧迫感ハンパなくて、がっかりしています。どこかヌキを入れれば良かったと、反省しております。
Kさん(60代)
リビングだけ白い壁紙に張り替えたので、隣接する廊下部分の古い壁紙の汚れ具合が目立つようになってしまいました。ちゃんと計画して、1階だけでも全面張り替えすれば良かったかな、と思います。
こうした例を参考に、壁紙の張り替え、トライしてみてください。
だいたいどれくらいの周期で壁紙って張り替えるものなの?
張り替えのタイミングは、一般的には10年を目安に検討するとよいといわれています。
ただし、家族に喫煙者がいる、ペットを飼っている、直射日光があたりやすい、など状況によっては、張り替え時期も早まることでしょう。
また、変色したり、カビが生えたりしたなら、年数に関係なく張り替えることをおすすめします。一部だけ張り替えれば済む場合もあります。できるだけ早急に対応しましょう。
ここでも業者選びが気になります。やはり鉄則は、複数社「比較検討」。同じ条件で複数の会社に依頼してみてください。でも、これって面倒ですよね。
ミツモアで壁紙張り替え業者に見積もり依頼をしよう
ミツモアを使えば簡単!質問の答えをクリックするだけで、あなたにぴったりの業者から最大5名から見積もりが届きます。壁紙張り替え業者を選ぶお手伝いとして、ぜひミツモアをご利用ください。