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部屋の換気扇はなぜ必要?換気扇の役割や設置金額などを解説

最終更新日: 2021年04月16日

2003年の建築基準法の改正で、24時間換気システムの設置が義務付けられるようになりました。さらに今般の新型コロナウイルスの影響で、換気に対する注目が集まっています。この機会に換気扇の役割や、交換目安などを改めて確認しておきましょう。

換気扇はなぜ必要?

そもそも換気扇はなぜ必要なのでしょうか?単純に部屋の換気だけならば、定期的に窓を開ければよいはずです。部屋に換気扇の設置が義務付けられている理由には、シックハウス症候群などが関係しています。

健康被害や部屋のダメージを防ぐ

換気扇は居住者の健康被害や、部屋のダメージを防ぐのに役立ちます。室内の汚れた空気を、外部の新鮮な空気に入れ替えることが主な役割です。

時代の流れが進み、高気密・高断熱の住宅の普及した結果、通気の悪い家が増え、シックハウス症候群にかかる人が増えてしまいました。暮らしやすさを追求した結果、逆に健康を害する要因を作ってしまったのです。

より安全に暮らせる環境を作るために、定期的に窓を開けて換気する以外にも、常時室内の空気を新鮮に保てるように換気扇が必要です。法規上においては、2003年に建築基準法が改正され、24時間の換気設備の設置が義務付けられました。

また密閉された空間では壁紙や木製家具にも負担がかかりやすいため、換気扇による空気の入れ替えは、建物や部屋を長持ちさせることにも役立ちます。

窓を開け得るだけでは不十分

部屋の換気は窓を開けるだけで十分だと思っている人は多いようですが、実は環境によって換気効率が変わってしまうため、窓を開けるだけでは不十分です。

窓による換気はいわば自然の力を借りて行う換気なので、風が起こらなければ室内の空気がそのまま残ってしまう可能性があります。

自然の力よりも換気扇の方が換気効率がよく、常に空気を入れ替えることが可能です。

2003年以降の建築は換気設備の義務あり

2003年7月1日以降に建てられた建築物には、24時間換気システムの設置が義務付けられています。シックハウス症候群対策を目的とし、室内の化学物質の濃度を下げるための換気設備です。

24時間稼働しているので、常に室内の空気の入れ替えが可能で、人間が生活することで発生する二酸化炭素や、部屋のホコリやゴミを低減させる効果も期待できるでしょう。

また新型コロナウイルスのような感染症対策にも役立っているなど、私たちの暮らしに欠かせない設備になっています。

部屋に換気扇を新しく取り付ける場合

2003年に法律が制定されたため、それ以前の建物は24時間換気システムが備わってない場合があります。部屋に新しく換気扇を設置したいと思ったり、新しいものに交換したいと思った場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。

換気扇の取り付け費用

部屋に換気扇を取り付ける場合、設置する機種にもよりますが、30,000〜40,000円程度の設置費用が必要です。部屋の一部分を開口した上で、ブレーカーのある分電盤から電源を引いて来る必要があるため、この程度の費用がかかります。

さらに換気扇本体の価格は6,000~15,000円程度の製品が多いので、合計で50,000〜60,000円程度の費用は考えておいた方がよいでしょう。

また窓に換気扇を設置する方法もあり、この場合は7,000~10,000円ほどの設置費用で済みます。窓用の換気扇は5,000~10,000万円程度の価格が多いので、合計で20,000円以内に収まるでしょう。

DIYでも設置可能?

設置費用を抑えたい場合、業者に依頼せずに自分で換気扇を付けるのもひとつの方法です。

ただし壁や天井を開口して埋め込むタイプの換気扇は、大がかりな作業が必要になります。また相応の専門技術を要するため、基本的には業者に依頼するほうがよいでしょう。

どうしても費用を安くしたい場合には、窓用の換気扇であれば、DIYを想定して作られた商品もあります。自分で設置しやすいように設計されているので、トライしてみましょう。

換気扇を交換する目安

明らかに換気効率が悪くなっていたり、異音がしたりする場合は、交換の目安です。換気扇を交換するタイミングの見極め方を紹介します。

換気扇から異音がする

換気扇から異音がする場合は、交換が必要なサインと考えてよいでしょう。購入した時点では聞こえなかった音が聞こえるようになった場合、一度電源を入れ直してみます。

異音が止まない場合はモーター部分に問題が起こっていたり、回転部分のオイルが不足していたりする可能性があるでしょう。

換気扇を掃除して潤滑油を補充すると、状況が改善する場合もありますが、それでも異音が止まらない場合は、換気扇が寿命を迎えているかもしれません。業者に相談するか交換を検討しましょう。

換気扇の効果が低い

普段通り動いてはいるものの、換気効果が低くなったと感じたら、交換が必要かもしれません。

扇部分に付着したゴミや、汚れが原因で動きが悪くなっている可能性もあるので、一度掃除をしてみましょう。硬くなったホコリがモーター部分の稼働を阻害し、空気を循環させる機能が低下している可能性も考えられます。

また換気扇の種類によっては、換気口の開閉ができるものもあります。うっかり閉めたままになっていると、いくらモーターが動いていても換気されません。

平均寿命を超えた場合

換気扇の寿命は約10年といわれています。それまで問題なく稼働していても、10年を超えると突然故障したり、換気効率が著しく悪くなってしまったりするケースがあるので、正常に稼働していても交換を検討しましょう。

ただし製造メーカーによっては、説明書に標準交換時期を記載している場合もあります。交換時期が明示されている場合は、それに従って交換しましょう。

また標準交換時期には達していなくても、ホコリが詰まって汚れていたら掃除するなどのメンテナンスをしてあげると、より快適に換気扇を使用できます。

換気扇の取り付けは業者への依頼を

新しく埋め込みタイプの換気扇を取り付けたり、既存の換気扇を交換したりする場合は、業者に依頼しましょう。

窓用の換気扇はDIYで取り付けることも可能ですが、埋め込みタイプは壁や天井の開口が必要で、さらに電気周りも準備しなければなりません。

取り付けには資格が必要

新しく換気扇を取り付ける場合、まずは電源を確保することから始めます。設置場所によっては、コンセントを増設しなければいけない場合もあるため、必ず確認しておきましょう。

家庭用のコンセントの増設には電気工事士(第二種)の資格が必要です。資格を持たないで工事を行うことは禁止されているので、基本的に取り付け工事は業者に任せましょう。

換気扇を自分で取り付ける場合でも、電気工事が必要ならば、資格を持った業者に依頼しなければいけません。

業者選びは相見積もりを

換気扇の取り付け工事の業者を選ぶ際には、少なくとも3社以上の業者から見積もりを取って、比較検討することが大切です。複数の業者から見積もりを取ることで、工事費用の目安が分かるため、相場よりも高い価格を提示する業者を選別できます。

詳細な内訳が見積もりに記載されていない業者には、注意が必要です。工事契約後に追加料金を請求されるケースもあり、不明な点は業者に説明を求めましょう。質問に真摯に答えてくれるかどうかによって、信頼できる業者かどうかを見極めることもできます。

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新鮮な空気で健康を守る

部屋に換気扇がない場合、空気が淀んで部屋が汚れやすくなったり、健康被害にあったりするなど、さまざまな問題が起こる可能性があります。

2003年の法律制定以降、住宅への24時間換気システムの設置は必須です。自宅に常時稼働の換気扇がない場合は、取り付けを検討しましょう。

換気扇の設置は大がかりな作業になり、電気工事も必要になる場合があるので、業者に依頼するのがおすすめです。複数の業者から見積もりを取って、信頼できる業者に依頼しましょう。