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部屋の換気の適切な回数や時間は?換気効率を上げるポイント

最終更新日: 2021年04月16日

現在は建築物に換気システムを取り付けることは法律により義務化されています。それほどに換気の果たす役割は重要です。換気の果たす役割とともに、換気の適切な回数・時間について解説します。適切な換気を行う参考にしてください。

部屋の換気はなぜ必要?

換気時間や回数について知る前に、そもそもなぜ換気が必要なのか、明確な理由をご存じでしょうか。まずは換気の大切さを知るためにも、換気を行う理由について解説します。

シックハウス症候群の防止

シックハウス症候群とは、建材などから発生する化学物質による空気汚染や健康被害のことを指します。現在の建築物は防シロアリ剤や防カビ剤、接着剤など多くの薬品を使っていますが、こうした化学物質によって頭痛やめまい、喘息(ぜんそく)の症状が出てしまうことも理解しておきましょう。

シックハウス症候群を防ぐためには、適切に換気を行って、部屋の空気を新鮮に保つ必要があります。人間が呼吸する際に発生する二酸化炭素も眠気やめまいの原因になることがあり、これを防止するためにも換気が推奨されているのです。

参考記事:生活環境におけるシックハウス対策|厚生労働省

部屋のダメージを防ぐ

人間の呼吸や洗濯物の室内干しによる湿気、そして外と室内の温度差によって、特に冬は室内に結露が発生することがあります。

窓の付近にあるカーテンなどがびしょぬれになってしまうほどの結露が発生することもあるでしょう。結露はカビの発生や、木材が傷む原因にもなります。

カビが繁殖することで部屋の壁紙を張り替えたり、体内にカビが侵入することで病気になってしまう可能性が高くなります。部屋のダメージと健康被害を防ぐためには、換気によって湿度と温度をコントロールすることが大切です。

理想の換気時間と頻度

換気は健康と建物を守るために必要ですが、屋外との温度差が激しい夏冬の季節に、ずっと換気し続けるのも難しいでしょう。また、換気不足による被害も防止したいものです。

適切な換気時間と頻度はどの程度が望ましいのでしょうか。詳しく解説します。

換気の頻度は1日4~5回

換気の頻度は1日に4~5回が望ましいでしょう。部屋にいる間であれば、2時間に1回程度が理想です。

特に寝ている間にこもっている空気を払うための「朝の換気」や、「帰宅後の換気」は重要になります。また換気の回数は、部屋の広さや湿気のこもりやすさによっても変わることを理解しておきましょう。

リビングなどの広い場所よりも、トイレや浴室など、狭くて湿気のこもりやすい場所は定期的に換気を行う必要があります。特に浴室やキッチンなどは、使用後は必ず換気をするようにしましょう。

換気時間は1回5分程度

6~8畳の一般的な広さの部屋なら、1回の換気につき5~10分程度換気すれば十分です。窓の大きさや数、部屋の広さに合わせて換気時間を変えましょう。

冬場は暖かい空気が外に逃げようとするため、10分も換気していると部屋の中が冷えてしまいます。その場合は換気時間を減らして、回数を増やしましょう。2時間おきに10分ではなく、1時間おきに5分程度の換気を行うことで、同程度の効果を得られます。

換気に最適な時間帯は?

換気の時間帯も考慮しましょう。例えば春先であれば注意したいのが花粉です。気温が上がる12~14時頃、そして夕方頃もまだ花粉が上空に舞っているため、この時間帯に換気を行うと花粉を部屋に取り込んでしまう可能性があります。そのためこの時間帯を避けて、早朝や夜頃に換気を行うようにするのも有効です。

冬場の場合、湿気に注意しましょう。早朝は湿度が高く、換気をした場合に湿気を室内に取り込んでしまい、結露の原因となります。湿度が低い日中に換気を多く行うのがポイントです。

このように、季節や天候、環境に合わせて換気に最適な時間帯は変わってきます。

適切な換気のポイント

ただ窓を開けるだけでは、換気効果はあまり得られないかもしれません。十分に換気するために、以下のポイントを押さえて換気を行いましょう。

空気が通る道を作る

空気を入れ換えるには、空気が通る流れを作ることが重要です。窓を1カ所だけ開けても、空気が侵入した後の出口がないため、空気が滞ってしまいます。

理想は対極に2カ所の窓を同時に開けることです。全開にする必要はなく、数センチのわずかなすき間をそれぞれ作れば十分に換気は行えます。

扇風機やサーキュレーターを使う

窓が1カ所しかない場合などは、扇風機やサーキュレーターを使うのも有効です。開けた窓の方向に向けて稼働することで部屋の空気を押し出し、自然に空気の循環を生みます。

なお扇風機は広範囲に短く、サーキュレーターは直線的に遠くまで風を起こすという違いがあるためそれぞれの特性を考慮して設置場所を検討しましょう。

家具や壁のすき間を設ける

家具と壁の間には、数センチでよいのですき間を空けて風の通り道を作りましょう。風を完全に遮ってしまうと空気の通り道ができず、十分な換気ができません。

家具の裏が換気できない状況になっていると、そこに湿気がたまり、カビやダニの温床となってしまうことがあります。防止のためには家具を設置するときに、すき間を設けることが必要です。

床にカビの発生を防ぐには、家具の下にすのこなどの風通しできるものを敷くとよいでしょう。

24時間換気システムも利用しよう

ここまで紹介したような方法で換気するのも有効ですが、24時間換気システムを利用するのも選択肢です。24時間換気システムについても詳しく知っておきましょう。

2003年以降は法律で義務化

近年の建築物は化学薬品を多く使っていることや、機密性が高いという理由で換気が十分でなく、シックハウス症候群などの被害が出ることが多くなっていました。

そこで、2003年7月に建築基準法が改正され、住宅には24時間換気システムを設置することが義務付けられました。24時間換気システムがないのは、それ以前に建築された古い建物ということになります。

そのため、新しい建物では、24時間換気システムは必ず設置されていて、それを活用して換気を行う必要があります。

参考記事:建築:建築基準法に基づくシックハウス対策について – 国土交通省

24時間換気システムのメリット

24時間換気システムを活用するメリットは、窓を開けたり換気扇を回さずとも換気が行えるという点です。化学物質や二酸化炭素の排気、湿気で発生するカビの予防など、人の健康をキープする上でいくつものメリットを生み出します。

電気代を惜しんで24時間システムを停止させた場合は、生活臭がこもってしまう、カビが発生するといった問題が起こる可能性が高くなるでしょう。基本は付けっぱなしにしておくことをおすすめします。

気になる電気代は?

24時間換気システムの電気代についてですが、月額数百円程度です。冷暖房が月に平均2,000円程度とされていますが、その金額と比較しても割安になります。

ほかの換気扇についても、キッチンの換気扇で500円程度、お風呂場で400円程度とあまり大きな差はありません。

月に数百円の金額を払って、シックハウスやカビの被害などを予防していると考えれば、かなりコスパがよいといえるのではないでしょうか。

適切な換気で健康を維持しよう

換気は人が暮らしていく上で、健康被害や建物へのダメージを防止するためにとても重要です。1日数回、適切な時間帯に換気を行うことが大切になります。

その際、家具のすき間を作る、対極となる2カ所の窓を開けるなどして、空気の通り道を作りましょう。サーキュレーターや扇風機、換気扇を使うのも有効です。

また2003年以降に建てられた建物については、24時間換気システムの設置が義務付けられています。月に数百円の低コストで部屋を換気してくれるため、付けっぱなしにしておくようにしましょう。

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換気扇を有効活用し快適で健康的な生活を維持しましょう。

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