ミツモアメディア

感染症予防に必要な換気回数とは?基準と効果アップのコツを紹介

最終更新日: 2021年04月15日

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、さまざまな工夫をしている人は多いはずです。外出時の予防対策はもちろんですが、部屋の換気も重要なことをご存知でしょうか?予防に効果のある換気回数の基準や、効率よく換気をするためのコツを紹介します。

換気回数とは?

新型コロナウイルス対策のため外出時にはマスクを着用したり、手洗いを徹底したりするのは当たり前になっています。

しかし外出中だけではなく、自宅にいる際にも換気に注意することも重要です。建築基準法にも規定されている、換気回数の目安を知っておきましょう。

一定の時間に空気が入れ替わる回数

換気回数とは部屋の中の空気が、一定時間に入れ替わる回数のことをいい、主に1時間に室内で入れ替わった空気量で表します。換気係数と呼ばれることもあるでしょう。

コロナウイルス対策としてはもちろん、平常時にも定期的に空気を入れ替える必要があり、建築基準法でもシックハウス対策などのために、換気回数が規定されています。

建築基準法では0.5回/h以上

室内の換気は1時間に何回窓を開けたかといった基準ではなく、室内に吸排気される空気量を部屋の容積で割った値を基準にします。つまり部屋の空気が何回入れ替わるか、ということです。

建築基準法では「0.5回/h以上」が部屋の換気回数の目安としており、これは1時間で部屋の半分の空気を入れ替える必要があることを示しています。

コロナ対策として十分な換気回数の基準は?

それではコロナ対策として十分とされる、部屋の換気回数の基準を説明します。

換気が感染症対策に重要な理由

新型コロナウイルスをはじめ、インフルエンザや風邪を引き起こすウイルスは、感染者のくしゃみや咳などが原因でうつる可能性もあるでしょう。

いわゆる空気感染こそしないものの、空気中に放出された感染者の飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着した手が粘膜に接触したりすることで、感染してしまう恐れがあるのです。

特に密閉された部屋は感染者から出た飛沫が漂う恐れがあります。そこで定期的に換気をすることによって、空気中に漂うウイルスが屋外に流れていくため、結果として感染予防になるのです。

1時間に2回以上を推奨

ウイルスや感染症対策として、具体的には1時間に2回は部屋の換気が必要とされています

通常時は「0.5回/h以上」が部屋の換気回数の目安となっていますが、近頃の新型コロナウイルスのような脅威を排除するためには、1時間に2回以上を目安に換気を行いましょう。

窓やドアを開放し、積極的に空気の流れを生み出すことが大事です。

24時間換気システムをオンに

2003年の7月以降に新築された住居の場合、24時間の換気システムを備えているはずです。もともとはシックハウス症候群の対策として、システムの設置が義務付けられたもので、新型コロナウイルスの対策としても有効です。

換気システムの存在を知らない人も多いかもしれませんが、比較的新しい住居には設置されているので、換気口を開けて常時オンの状態にしておきましょう。

ただし24時間の換気システムだけでは、推奨されている換気基準には至らないため、定期的に窓を開けて空気の入れ替えを行う必要があります。

参考記事:新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省
参考記事:「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法|厚生労働省

効率よく換気するコツ

効率よく部屋の換気を行うコツを解説します。

窓を開け、外気を取り入れながら換気

厚生労働省の資料によれば、換気状態の悪い密閉空間を改善するための換気方法として、部屋の温度および相対湿度を18℃以上かつ40%以上に維持できる範囲で、連続的に窓を開けて換気をすることが挙げられています。

窓を常時開けておく必要があるため、冬場は暖房器具を使用して温度を一定に保つように調整するのがポイントです。

窓を十分に開けられない場合は窓の換気に加えて、さらに持ち運び可能な空気清浄機と併用するようにしましょう。

参考記事:「冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法」|厚生労働省

扇風機で空気を流す

窓の位置によっては、うまく空気の取り込みができなかったり、部屋の隅まで空気の流れが届かなかったりする場合もあるかもしれません。

その際には部屋のドアを開け、窓のそばに扇風機やサーキュレーターなどを置いて、空気の流れを作ってあげるとよいでしょう。扇風機は窓の方に向けて、ドアから入ってきた空気を窓の外に流すようにするのがコツです。

窓がない部屋の場合はドア付近に扇風機を置いて、空気が外に流れるように促します。部屋の中に空気の流れができるように、扇風機やサーキュレーターを置く位置を工夫しましょう。

積極的に換気を行おう

新型コロナウイルスなどの感染症予防に必要な部屋の換気回数と、効率よく部屋の換気をするためのポイントを紹介しました。感染症対策としては1時間に2回以上、部屋の空気の入れ替えが必要ですが、常に換気をしている状態が望ましいといえます。

そのため24時間の換気システムの設置に加えて窓での喚起、さらに扇風機やサーキュレーターなどを利用して、空気の流れを意図的に作ることが大切です。感染対策としてマスクや手洗いはもちろん重要ですが、部屋の換気状態にも目を向けるようにしましょう。

換気扇の取付を業者に頼むならミツモアがおすすめ

換気扇の取り付けを業者に頼むならミツモアがおすすめです。

簡単ないくつかの質問に答えるだけで複数の業者が目当てのサービス内容の見積もりを出します。

その後チャットでプロの方と相談し気に入った業者を選ぶだけです。

業者によっては高額な請求をしたり、約束の日時に来なかったりという不安がありますが、その点ミツモアならあらかじめ金額を把握でき、プロの方と直接的なやり取りもできるため安心ですよね。

また自分で複数の業者を比較するといった手間も省けます。

信頼できる業者に依頼し、効率よく喚起することで感染予防対策を強化しましょう!

ミツモアで換気扇の取付を依頼する