ソファの処分方法8選！費用相場や手順も徹底解説！

ソファーの処分方法8つの費用を比較

ソファーは粗大ごみで処分するのがもっとも一般的です。処分費用も比較的安く抑えられ、自治体のごみ出しルールに従えば、確実に処分することができます。

また費用をかけずに処分したい場合には、解体して家庭ごみとして出す方法もあります。しかしソファーはプロでも解体に時間がかかる「適正処理困難物」です。分解はあまり現実的な方法ではないでしょう。

処分する不用品の量に応じたおすすめ処分方法

ソファー1点のみ処分する場合

ソファー単体の処分であれば自治体のルールに従って「粗大ごみ」として処分するのが安く確実な方法です。費用は自治体とソファーの種類によって異なります。

ソファー以外にも家電・家具を処分する場合

ソファー以外にも処分したい家電・家具がたくさんある場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。

「軽トラック」または「2tトラック」の積み放題プランで、粗大ゴミをまとめて処分できます。費用相場は軽トラックの場合1万〜2万円、2tトラックであれば3万〜5万円ほどです。

ソファーが部屋から運び出せないときの対処法

大きくて重いソファーを粗大ごみとして処分したくても、集荷場所まで自力で運ぶのが難しい場合もあると思います。

ソファーの運び出しが難しい場合は、搬出から処分まですべてプロが行ってくれる方法がよいでしょう。不用品回収業者や家具店の引き取りサービス、出張買取などに依頼すれば、自分で運び出す必要はありません。

プロに依頼すれば、2階以上に置いているソファーの搬出も安心して任せられます。階段からおろせない場合でも、ソファーを窓やベランダから吊り下げて搬出することが可能です。4階以上になると、クレーンで吊り作業を行うこともあります。

ソファーの大きさによって異なりますが、手吊り作業のだいたいの費用相場は以下の通りです。

クレーンを使用した吊り作業の場合は6万～10万円ほどかかります。

①粗大ごみで処分する：1,000～2,000円

処分したい家具の数が少なく、自力で玄関先まで運び出せる場合は、自治体の粗大ごみに出す方法が安くておすすめです。
車やトラックで運搬できるのであれば、直接地域の処理センターまで持ち込めばもっと安くなります。

【戸別収集】粗大ごみに出す手順

粗大ごみを指定の場所に置いて収集してもらう方法を「戸別収集」といいます。自分で大掛かりな運搬をする必要のない比較的手軽な方法です。

粗大ごみ回収に申し込んでから回収に出すまでの流れはだいたい以下の通りです。

横浜市や福岡市はLINEで粗大ごみ回収の申込を受け付けているなど、自治体によって申込から回収までの流れが異なります。必ず自治体のホームページ等の案内に従いましょう。

粗大ごみ回収を自治体で申し込んで、運び出しだけ民間の業者に依頼することも可能です。運搬にかかるコストがないぶん、不用品回収業者に頼むより安く済む可能性もあります。

家具の移動を依頼する

【直接搬入】自分で持ち込む手順

トラックなどで直接搬入できる手段があれば、自分で粗大ごみセンターに持ち込むこともできます。

運搬・搬入を自力でやる必要があるため大変ですが、戸別回収の手数料の半額または無料での処分が可能です。

ソファーの粗大ごみ処理手数料の目安

手数料の設定は自治体ごとに違いがあるので、実際に粗大ごみを出すときはお住まいの地域の情報を確認しましょう。

②家具店に引き取ってもらう(買い替える場合)：無料～5,000円

買い替えで古いソファーがいらなくなった場合は、新しい家具を購入するお店で引き取ってもらう方法があります。

ただし新しく買う家具と同じ種類かつ同一品数しか受け付けてもらえないことが多いので、引越しなどのタイミングでは利用しづらい方法です。

引き取りを実施している大手家具ショップ

大手家具・インテリアショップ5社の引き取りサービスの内容をまとめました。

③不用品回収業者に依頼する：6,000～5万円

ソファーのほかにも大量に処分したい家電・家具などがある場合は、不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。

処分品が1点のみだと費用が割高ですが、トラック積み放題プランなどでまとめて不用品を引き取ってもらえば、1点ずつ処分するよりラクで安上がりになる可能性があります。
回収日時の要望にも柔軟に対応してもらえるので、日中に時間を取りづらい方や、急いで処分しなければならない方も利用しやすいでしょう。

不用品回収の費用相場

ソファーを不用品回収業者に引き取ってもらうときの回収費用相場は以下の通りです。

ソファー1つだけの処分の場合、費用は6,000～1.2万円です。ソファーのサイズや自治体によって費用は異なりますが、一般的には粗大ごみとして処分するほうが安く済みます。積み放題プランを利用して、ソファー以外の不用品もまとめて処分するのがお得でしょう。

不用品回収業者から見積もりをもらい、処分できる不用品の量と追加料金の有無などを確認しましょう。そのうえで安く手軽に処分できる方法を選ぶのがおすすめです。

悪質な不用品回収業者を避けるポイント

不用品回収を行う業者の中には、不当な高額請求をしてきたり、回収物の不法投棄をしたりする悪徳業者も存在します。

信頼できる業者に依頼するためにも、以下の点を確認すると良いでしょう。

もっとも大切なのは、不用品回収の際に必要な「許可」を得ているかということです。家庭から出る不用品を扱うには、「一般廃棄物処理業」または「古物商」の許可が必要になります。

これらの許可を持たない業者に処分を依頼してしまうと、不法投棄に加担することになってしまいます。場合によっては依頼者の責任が問われることもあるため、許可を持つ業者かどうかは依頼する際に必ず確認しましょう。

優良な業者を選ぶためには、複数の業者から見積もりを取り寄せて比較するのがおすすめです。費用の相場をつかむことができるので、適正なサービスを提供している業者を選び出すことができます。

複数の業者に一括で見積もり依頼できるサービスを利用すれば、手間をかけずに相見積もりをとることが可能です。必要な許可を取っている事業者のみを掲載しているサービスであれば、悪徳業者に引っかかってしまうリスクもありません。

ミツモアで不用品回収業者に依頼する

④引越し業者に依頼する(引越しの場合)：3,000～8,000円

引越しに伴い家具を処分したい場合、引越し業者に荷物の運び出しと同時に回収してもらうという手段もあります。

ただし、家具の引き取りは受け付けていないという引越し業者も多いです。自分が依頼する引越し業者に、家具引き取りを行っているかどうかあらかじめ確認しておきましょう。

回収に対応できる大手引っ越し業者

大手引越し業者で家具の引き取りに対応しているのは「日本通運」です。
不要な家具を引越し日に引き取ってもらいたい場合は、引越し日より前に相談しておきましょう。

洗濯機、冷蔵庫、テレビ、エアコンの「家電4品目」のリサイクル回収は多くの引越し業者が行っていますが、大型家具の引き取りに対応している業者はあまりありません。

⑤リサイクルショップに買い取ってもらう：無料

まだ十分に使えるきれいな家具なら、リサイクルショップや家具の買取業者に依頼すればお金をかけずに処分できます。

出張買取に対応しているところであれば自宅まで査定・引き取り作業に来てもらえるので、自分で運び出す手間もありません。

買い取ってもらいやすいソファー

以下の条件に当てはまる家具は高値がつきやすいです。

汚れをきれいにするだけでも査定額に影響する可能性があるので、事前にきちんと掃除しておきましょう。

出張査定できるおもなリサイクルショップ

出張買取に対応してくれる大手リサイクルショップを2つご紹介します。

⑥フリマアプリで売る：無料※配送料がかかる

フリマアプリを利用して、個人間で売買をする方法もあります。自分で出品価格を決められるので、需要次第でリサイクルショップや買取業者よりも高く売れる可能性があります。

ただしいつ買い手がつくかは予測できないので、引越しなどで処分の期日が決まっている場合は別の方法も検討しておいたほうが良いでしょう。

フリマアプリでソファーを早く高く売るコツ

基本的にはリサイクルショップや買取業者の査定と同じで、新しく状態の良いものや人気ブランド・メーカーの製品が高く売れる傾向にあります。

ただしフリマアプリは個人間の取引なので、出品時のちょっとした工夫で売れやすさが変わります。

出品するときは以下のコツを意識するとよいでしょう。

傷や汚れを正直に申告しないことはトラブルの元にもなります。破損部分の写真や説明を詳細に載せたほうが、購入希望者からの信頼を得られるでしょう。

メルカリで出品するなら「梱包・発送たのメル便」がおすすめ

ソファーのような大型家具の配送はどうすればいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

「メルカリ」で出品する場合は「梱包・発送たのメル便」の利用がおすすめです。集荷から梱包、発送までプロが行ってくれるため、発送までの作業をラクに済ませられます。

ただし配送料金は高くなるため、販売価格の相場と合わせて利益が出るか確認してから、配送も依頼するか検討しましょう。

⑦リユースサービスを利用する：無料※配送料がかかる

「リユースサービス」とは、まだ使える家具や家電を自治体・民間団体が引き取り、使用したい人に譲るサービスです。

無料で引き取ってもらうことができますが、引き取り先へ自分で運搬しなくてはなりません。多少手間がかかっても費用をかけずに処分したい方におすすめです。

依頼すれば回収してくれる団体もありますが、その場合は運搬費用がかかるため注意しましょう。

また国や施設に寄付するという方法もあります。ソファーを無料で処分できるうえ、社会貢献もつながります。

ソファーのリユース受付可能な団体・自治体

リユース受付可能な団体は各地域に存在するため、調べてみるとたくさん出てきます。料金形態は団体によってことなるため、いくつか確認して比較するのがおすすめです。

ここでは関東圏に絞って、リユースを受け付けている団体を3つ紹介します。

インターネット等でリユースサービスを実施している団体を調べる際には、「NPO法人　リユース　(お住まいの地域名)」「リユース　(お住まいの地域名)」で検索可能です。

寄付する

寄付する際には、国や施設に不要な家具・家電を贈る慈善団体に問い合わせをしてみましょう。

団体によっては引き取りの条件があり、寄付できない可能性もあるため、事前に問い合わせて引き取ってもらえるかどうか確認しましょう。

⑧掲示板などを経由して人に譲る：無料※配送料がかかる

自分が処分したいタイミングで近くにソファーが欲しい友人や知人がいれば、譲ってしまうのも1つの方法です。

運搬手段は自分で確保する必要があります。自分や相手の車で運ぶのが1番簡単ですが、宅配会社の大型家具配送サービスを利用することもできます。

ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」は2人掛けのソファーを東京都内で配送する場合、1万円前後かかります。

地域掲示板「ジモティー」を利用する

近隣住民で引き取り手を探したい場合は「ジモティー」を使うのがおすすめです。

ジモティーでは0円からでも出品できるため、リサイクルショップで売れなくても、人に譲れるのが魅力です。

出品の際に条件を指定できるため、引き取り手を近場で探しやすく、配送料を安く抑えることもできます。

フリマアプリと同様、出品や配送手配などの手間がかかることを理解しておきましょう。

不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ