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【税理士監修】自動車税|排気量別の税額や納税者を解説

最終更新日: 2019年12月26日

自動車税とは、4月1日時点で三輪以上の小型自動車、普通自動車(特殊自動車を除く)の所有者として自動車検査証(車検証)に記載されている方が納める税金です。

消費税の改定があった令和元年10月1日より、自動車税が変更になったことはご存知でしょうか。今回の自動車税の減額改定は、自動車購入者にとって大変お得な改定となりました。そこで今回の記事では、自動車税の改定内容について解説するとともに、あらためて自動車税の概要について詳しく説明します。

この記事を監修した税理士

多田紘大税理士事務所 – 兵庫県

大手監査法人で多様な業種、規模の上場企業、非上場企業の監査業務に従事。併せて、同じ監査法人でコンサルティング業務(決算早期化支援、内部統制構築支援、システム導入支援等)を実施してきました。その後、大手監査法人を退所、独立開業。独立開業後は中小企業、個人事業主を中心に税務に関して全般的にサービスを提供しています。

自動車税って一体?

自動車税って一体?
自動車税って一体?

ここでは、自動車税についてあらためて説明します。そもそも自動車税とは、どういった税金なのか理解していない方も多いかもしれません。そこで、自動車税の納税対象者や納税時期・方法等について以下で詳しく解説していきます。

自動車税の納税対象者

自動車税は、自動車の所有者に対して課される税金です。毎年4月1日時点で自動車の所有者が課税対象です。ただし、対象となる自動車は「三輪以上の小型自動車」及び「普通自動車(特殊自動車を除く)」になります。

自動車税は用途や排気量によって税額が異なり、納付額も変わってきます。また、年度途中で自動車を購入した場合にも税額が変わってくるので注意が必要です。

納税時期と納税方法

自動車の納付期限は、一般的には5月31日です。しかし一部地域によって納付期限が異なるので、自分が住む都道府県の納付期限を確認してみてください。

尚、自動車税の納付方法は主に4種類あり、ペイジー納付を用いた納税は、24の都道府県でのみ行われています。また、クレジットカード決済を用いた納税には、自動車税納税証明書の発行まで2週間程度かかるので車検などで領収書や納税証明書がすぐに必要な場合は、税事務所の窓口や金融機関、コンビニで支払うことをおすすめします。

納税方法 窓口 インターネット
金融機関 コンビニ クレジットカード ペイジー
領収書の有無 有り 有り 無し 無し
納税証明書が発行されるまでの期間 1週間程度 0日(その場で) 2週間程度 1週間程度
備考 ATMの場合、領収書が発行されない。 30万円までの納付書のみ可能 決済手数料がかかる ペイジー対応の金融機関のみ納付が可能

自動車納税証明書を保管しておきましょう

前述したとおり、自動車税を滞納していると車検が通らないというデメリットがあります。これは、車検時に車検満了日の「自動車納税証明書」が必要になるケースがあるためです。滞納していると納税証明書を発行してくれないため、車検を通すことができない場合があるのです。

納税証明書を紛失している場合も同様なので、納税証明書は適切に保管するようにしましょう。

なお、平成27年4月より自動車税の納税確認を電子的に行えることが可能になったため、納税証明書の提示を省略できるようになりました。しかし、前述したように納税確認まで最大2週間程度程掛かることがあるので注意してください。

自動車税の納税額

自動車税の納税額
自動車税の納税額

次に自動車税の納税額について見ていきましょう。

自動車の種類等によって税額が変わるのは前述したとおりですが、具体的にどのように変わるのでしょうか。

ここでは、税額の違いや減税となった令和元年10月1日以降の自動車税について詳しく解説していきます。

自動車税は排気量によって定められる!

自動車税は排気量によって税額が変わってきます。排気量によって決まるということは、購入する車種によって一律で税額が決まるということです。

環境負荷が大きいという理由もあり排気量が多い車種の場合、自動車税も高くなります。長期で所有することによる税額の差はとても大きいです。今後、自動車の購入を考えている人は自身の好みとは別に排気量を加味して、自動車を選択するようにしましょう。

自動車税の税額

自動車税額を実際に見ていきましょう。

以下に税額の一覧表にまとめました。

自動車税額表
自動車税額表

上記表からも分かるとおり、排気量が多ければ多いほど、自動車税額も高くなります。また、自家用と営業用の用途別で税額が大きく変わることが分かるかと思います。自動車購入の際は、自動車税の違いを意識して購入するのもおすすめです。

令和元年10月1日以降に購入した自動車は減税対象!

続いて、令和元年10月1日以降に購入した場合の自動車税について見ていきましょう。自動車税は、下記のとおり減税になっていることが分かります。

令和元年10月1日以降の自動車税の引き下げ幅
令和元年10月1日以降の自動車税の引き下げ幅

令和元年10月1日以降は、1,000円~4500円までの間で自動車税の引き下げがありました。排気量が少ない車種の方が引き下げ幅が大きく、1リットル以下の車種だと4,500円も減税されます。一方で2.5リットルを超えると1,000円しか減税されません。

自家用軽自動車は一律

自動車税とは別に、自家用軽自動車の所有者に課せられる「軽自動車税」があります。これは車種等によって変わるものではありません。令和元年10月1日以降の消費税改定に伴い、自動車税は減税の措置がありましたが、軽自動車税については変更がありませんでした。

軽自動車税は一律10,800円で令和元年10月1日以降も同じです。

年度途中に新規登録や廃棄があった場合

自動車税は、前述したとおり、一年間の税額をまとめて納付します。その場合、年度途中で自動車を新規登録したり、自動車を廃棄した場合の自動車税はどうなるのでしょうか。

年度途中で自動車の所有状況に変化があった場合、月割等で自動車税を計算することになります。具体的な課税の扱いは以下のとおりです。

自動車の登録状況による課税の取扱い
自動車の登録状況による課税の取扱い

自動車を購入し、新規登録する場合は登録月の翌月から月割り課税です。廃車した場合は、廃車月までの自動車税を月割りした金額を納付することになります。また所有者が変更になっても、納付する自動車税額に変更はなく、4月1日時点の所有者が一年分の自動車税を納付することになります。

環境性能に優れた自動車は大きく減税される!

自動車が排出する排気ガスが環境に悪影響を及ぼすといった理由から、これまでは自動車所有者に高い税金が課されてきました。現在、環境に配慮した自動車を購入した場合などは税金が大きく減税される流れになってきています。ここでは、環境性能に優れた自動車に関する税金について詳しく解説していきます。

環境性能割の導入

令和元年10月1日、自動車取得税の廃止と共に新たに環境性能割が導入されました。

環境性能割の税率(乗用車の例)
環境性能割の税率(乗用車の例)

上表のとおり、環境性能割は燃費性能等に応じて税率が決まり、環境に良いとされている電気自動車等は非課税になっています。

税率の幅は、自家用登録車で0.0%~3.0%、営業用登録車及び軽自動車で0.0%~2.0%です。

環境性能割の臨時的軽減による税率
環境性能割の臨時的軽減による税率

また、令和元年10月1日から令和2年9月30日までの間は、臨時的措置として税率が通常税率より1.0%分軽減されています。

そのため、当該期間中に対象車を取得すれば通常よりも税金がお得になるのです。

エコカー減税の見直し

自動車取得税の廃止に伴い、今は適用がありませんが、令和元年9月30日まではエコカーを購入することによる減税措置の恩恵を受けることができました。

自動車取得税のエコカー減税による軽減割合(乗用車の例)
自動車取得税のエコカー減税による軽減割合(乗用車の例)

2019年3月までに上記の対象車を購入した方が、軽減される割合が大きいのでお得です。

変更後の2019年4月から9月までの間は、自動車取得税の軽減措置はあるものの、20%~50%の軽減幅になります。

グリーン化特例の見直し

上述してきた税金の特例に加え、グリーン化特例の見直しによる自動車税及び軽自動車税の軽減対象に変更がありました。

グリーン化特例による自家用の乗用車(登録車・軽自動車)に係る軽減割合
グリーン化特例による自家用の乗用車(登録車・軽自動車)に係る軽減割合

具体的には、2019年4月1日から2021年3月31日までは、自動車の燃費性能等における対象車の範囲が広かったのですが、2021年4月1日以降、2023年3月31日までの間に購入した対象車は「電気自動車等」に変更されました。

環境負担が大きい車は重税になる!

これまで説明してきたとおり、環境負担が低いエコカー等を購入する場合は自動車税の負担が軽くなることが理解頂けたかと思います。同時に、環境負担が大きい車を所有している場合は税負担が重くなるので注意が必要です。

ガソリン車・LPG車を13年、又は、ディーゼル車を11年を越えて所有している場合には、自動車税が15%重課されます。さらに、軽自動車も13年超えて所有していると20%の自動車税の重課があります。

なお、上記の重課の扱いは電気自動車等の環境性能に配慮した自動車の場合には適用がありません。

廃車・住所変更の手続きは確実に行いましょう。

廃車・住所変更の手続きは確実に行いましょう。
廃車・住所変更の手続きは確実に行いましょう。

自動車は所有しているだけで税金が掛かるため、廃車や住所変更等の予定がある場合には確実に手続きを行うようにしましょう。

ここでは、廃車や住所変更の手続きについて説明します。

廃車の手続きは確実に済ませましょう!

自動車税は、4月1日時点に自動車を所有している場合に必然的に課せられる税金です。そのため、廃車を検討しているのであれば、4月1日以前に廃車の手続きを確実に行うことが節税対策のため重要になってきます。

自動車を廃車する場合、抹消登録の手続きが必要になります。そして、抹消登録の手続きを行う場所は、現住所を管轄する運輪支局です。廃車を検討している人は、忘れずに手続きを行いましょう。

住所が変更した場合

また、現住所に変更がある場合、車検証の住所変更登録手続きが必要になります。これを行わないと、変更前の住所に自動車税の納付書が送られてきたりと後々面倒になりかねません。仮に手続きが遅れる場合は、車検証の住所変更登録とは別に住所変更の届出を提出する必要があります。

なお、車検証の住所変更登録は後で行わなくてはならないので忘れないようにしましょう。

自動車税はnanaco支払いがお得!

自動車税はnanaco支払いがお得!
自動車税はnanaco支払いがお得!

自動車税の納付方法には様々な種類があります。

自分が利用しやすい方法を選択すればよいですが、nanacoで納付を行うことでメリットがあります。

nanaco支払いでポイントが貯まる!

自動車税の支払方法の中で、ポイントが貯まるのはクレジットカード又はnanacoのみです。しかし、クレジットカードの場合は決済手数料が掛かるため、nanacoでポイントを貯めるのをおすすめします。実際にnanacoで自動車税を支払ってもポイントが加算されるわけではないのですが、nanacoにお金をチャージする際、クレジットカードを利用することでポイントが付きます。

さらに、nanacoのチャージ時はクレジットカードを使用しても決済手数料が掛からないため大変お得です。ぜひ、自動車税をnanacoで支払うことを検討してはいかがでしょうか。

【5種類】ポイントを貯められるカード

クレジットカードを利用すれば、nanacoにポイントを貯めることができますが、クレジットカードであれば何でもいいというわけではありません。

現在、nanacoにポイントを付けることができるクレジットカードは以下の5種類とされています。

・リクルートカード(還元率1.2%)
・Yahoo!JAPANカード(還元率0.5%)
・セブンカード・プラス(還元率0.5%)
・ファミマTカード(還元率0.5%)
・JMBローソンPontaカード(還元率0.5%)

上記以外は、nanacoにポイントを貯めることができないため注意してください。

また、クレジットカード自体の還元率も異なるので、nanaco利用のためにクレジットカードを作る場合は、カード会社に確認するようにしましょう。

実際の支払い例

では実際にnanacoで自動車税を支払う例を見ていきます。

排気量2.0リットルの自動車を所有している場合を例にします。この時の自動車税は45,000円です。この場合は、どのクレジットカードで支払った場合が、一番お得になるでしょうか。

リクルートカードの場合は5万円チャージしてポイントの対象となるのが3万円なので3万円×1.2%で360ポイント。他のクレジットカードの場合は、50000×0.5で250ポイント。なので今回は、リクルートカードでnanacoにチャージする方法が一番お得になります。

nanacoを利用する際は、事前に会員メニューよりクレジットカードの登録が必要です。

次にクレジットカード登録後は、nanacoに金額をチャージします。チャージ後に入金が確認できた場合は、納付書と併せてnanacoをコンビニエンスストアで提示すれば自動車税をnanacoで支払うことができます。なお、nanacoでの一回の支払上限額は50,000円になるので留意しましょう。

監修税理士のコメント

多田紘大税理士事務所 – 兵庫県

自動車税は自動車を保有する方であれば必ず関係してくる税金です。近年は環境に配慮した自動車に対する税金の優遇措置が幅広く設けられています。ただし、減税措置等の自動車税に関する制度はその時の経済状況等により度々変更されることから、自動車の購入を検討する際はその時の自動車税を理解しておくことで最大限減税措置等のメリットを享受できるでしょう。

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