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網戸の防犯性能を高めるには?具体的な対処方法と業者の選び方

最終更新日: 2022年04月04日

暮らしの安全性を確保する上で、しっかりと考えたいのが網戸の防犯対策です。網戸に防犯対策が必要な理由と、網戸のセキュリティを高める具体的な方法を解説します。また防犯性能に優れた網戸に張り替える際の業者の選び方についても解説していきます。

網戸に防犯対策が必要な理由

網戸、サッシ

なぜ安全性のために網戸の防犯対策が必要になるのでしょうか。具体的な理由を紹介します。

空き巣は窓から侵入する

空き巣被害の侵入経路として、最も多いのが窓からの侵入というパターンです。

警察庁の発表によると令和2年の侵入窃盗のうち、半数以上が窓からの侵入でした。4階建て以上でも安心はできず、1,900件の侵入窃盗のうち30.1%の571件が窓から侵入しています。

とくに施錠をしていない窓は侵入に時間がかからないため、空き巣にとって格好のターゲットになります。令和2年の侵入窃盗の侵入手口としても、無締りは52.0%で最多でした。

次に多いのは26.9%でガラス破りとなっています。

空き巣は侵入までに時間がかかる家をわざわざ狙ったりはしません。そのため窓の施錠に加えて網戸にも防犯対策をしておけば、空き巣被害に遭う可能性を低くできるでしょう。

出典:住まいる防犯110番

在宅中でも油断はできない

留守のときだけでなく在宅中に窃盗犯が侵入するケースもあるため、注意が必要です。特に家主が眠っている夜間を狙って盗みを働く忍び込みは、決して珍しい手口ではありません。

夏の暑い日などは風が入るように窓を開け、網戸だけで寝ている人も多いため、油断している間に窃盗の被害に遭う可能性があります。また女性のひとり暮らしを狙った暴行被害も発生しているので、網戸の防犯を徹底して安全性を確保することが重要です。

網戸のセキュリティを高める方法

小窓 網戸

網戸のセキュリティを高めるためにはどのような方法を取ればよいのでしょうか。代表的な四つの防犯対策を紹介します。

網戸に補助鍵を付ける

網戸に補助鍵を取り付けて施錠しておけば、外から網戸を開けにくくなりセキュリティが高まります。とはいえ強引にこじ開けられてしまう可能性もあるため、あくまで侵入までの時間を延長するための対策です。

市販の補助鍵は粘着テープで取り付けるストッパータイプから、ドライバーで取り付けるツマミタイプまでさまざまです。基本的には取り付けやすいものほど耐久性が低くなります。安価な商品であれば複数個を取り付けておくのもおすすめです。

防犯用のガラス・フィルムを利用する

窓破りによる侵入を防ぐなら、防犯用のガラスやフィルムの利用がおすすめです。

防犯ガラスには樹脂フィルムが中間膜として挟み込まれており、バールなどの打撃やドライバーの先を利用したこじ破りによる破損を防げます。中間膜が厚いほど防犯効果は高まります。

防犯フィルムは窓に貼り付けておくだけで、窓破りを防げる透明なフィルムです。ただし十分に水抜きをした上で貼り付けないと防犯性能が発揮できないため、施工はプロの業者に依頼するのが無難でしょう。

雨戸・格子を利用する

外部からの侵入を防ぐ上では窓に雨戸や格子を取り付けるのも有効です。雨戸はセキュリティを考えるなら金属製を選びましょう。

格子は高窓や水回りの窓などに取り付けます。ただし内側や外側から見たときに閉塞感が出てしまうため、景観を重視したい人には不向きです。

また雨戸や格子の設置には相応の費用がかかる点も考慮しましょう。

ステンレス製の網戸に張り替える

防犯性能のない通常の網戸は、簡単に裁断できるポリプロピレンやポリエステルといった素材が使われています。そのため補助鍵で施錠をしていても、カッターなどで破られれば、外部からの侵入を許してしまう危険があるのです。

防犯用に開発されたステンレス製網戸はこのような網戸破りが通用しないため、張り替えによりセキュリティ向上が図れます。

網戸の張り替えは自力でできるものの簡単ではありません。特にステンレス製網戸の張り替えは専用の工具が必要で難易度も高いため、業者に依頼をするのがおすすめです。

相応の費用はかかるものの、補助錠と組み合わせれば通気性を維持しながらも高い防犯効果が期待できます。

網戸の張り替え業者の選び方

網戸張り替え 業者

網戸を張り替える際に依頼する業者はどのように選べばよいのでしょうか。費用をチェックするときの目安になる相場と、具体的な選定方法を紹介します。

料金の相場

網戸をステンレス製に張り替える場合の費用は、ステンレス製網戸の料金と施工費を合計した金額です。概算すると32,000〜110,000円かかります。

ステンレス製網戸の料金はグレードや性能、サイズによって異なるものの、30,000〜100,000円ほどが相場です。

一方、張り替えの施工にかかる費用は網戸のサイズによって変わります。210×135cmより小さい網戸であれば、1枚あたり1,000〜4,000円ほどが一般的です。また網戸の廃材処分を依頼する費用として、プラスで約1,000〜2,000円が必要です。

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複数の業者を見比べれば、よりお得なサービスをスムーズに見つけられます。比較する際は費用だけでなく口コミや過去の施工実績もチェックすると、優秀な業者を選定できるでしょう。

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網戸の防犯対策で安心・安全を確保しよう

網戸を開け閉め 女性

空き巣や窃盗犯は侵入経路に窓を選ぶケースが多く、被害を防ぐためには網戸のセキュリティが重要です。

防犯対策をするポイントのひとつは、侵入にかかる時間をいかに長くするかです。侵入に時間がかかればかかるほど、空き巣や窃盗犯のプレッシャーにつながります。

具体的には補助鍵をかける、防犯用のガラスやフィルムを利用する、網戸・格子を設置するといった方法が挙げられます。カッターなどで破れないステンレス製の網戸に張り替えるのも有効です。

網戸の防犯性能を高めて、暮らしの安心・安全を確保しましょう。

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