この記事ではステンレス網戸に交換する場合の費用や選び方、張り替える方法について解説します。
ステンレス網戸の張り替え費用相場は?
ステンレス網戸の張り替え費用相場は、3万~10万円が相場です。5千~1万円で張り替え可能なポリプロピレン網戸に比べると、高価だといえるでしょう。網目の細かさなどによっても費用が変動するので、詳しくは記事をご覧ください。
ステンレス網戸のメリットは?
ステンレス網戸は他の素材に比べると頑丈なので、防犯やペット対策をしたい人にとってはピッタリです。また頻繁な張り替えが不要なのも魅力です。サビや汚れがつきにくいため、掃除の負担を減らせるのもメリットと言えるでしょう。
網戸をステンレスに張り替える費用
まずはステンレス網戸の特徴と張り替えにかかる費用について解説します。ステンレス網戸は初期費用がかかりますが、長い目でみればお得かもしれません。
ステンレス網戸は高い?
ステンレス網戸はほかの素材に比べると頑丈で、防犯やペット対策をしたい人におすすめの網戸です。素材の性質から耐久性が非常に高く、15~20年もの期間もつといわれています。
サビや汚れがつきにくいため、掃除の負担を減らせるのも魅力のひとつです。ただしステンレスは加工が難しく、本体の価格が高くついてしまう点はデメリットかもしれません。一般的なポリプロピレンの網戸と比べて、初期費用はかなり大きいでしょう。
しかしほかの素材よりも長い間使えるため、頻繁な張り替えは不要です。長い目でみればステンレス網戸のほうがコストをおさえられる場合もあります。
本体価格と張り替え費用
網戸をステンレスに替えるときは本体価格だけでなく、張り替え作業にかかる料金も考慮します。トータルの費用は30,000〜100,000円ほどが相場です。ポリプロピレンの網戸は5,000〜10,000円で済むことを考えると、ステンレスは高価だとわかります。
ただ同じステンレス網戸でも、網目の細かさや大きさによって価格が変わる点に注意が必要です。サッシごと取り換える必要がある・枠も交換するという場合も、追加料金が発生して大幅に高くなる可能性があります。
網戸のみを張り替えるケースでは、本体だけを購入して自力で張り替えるのもひとつの選択肢です。ホームセンターやインターネット通販で張り替えに必要な道具は手に入ります。ステンレス網戸への張り替えを安く済ませたいならチャレンジしてみましょう。
ステンレス網戸の選び方
一口にステンレス網戸といっても、その形状や網の細かさ・色はさまざまです。要素ごとの種類と、どのような状況に向いているのかを把握したうえで選びましょう。
網戸の形状を決める
最初に考えたいのが設置状況にあった網戸の形状です。欲しい機能や用途によって適したステンレス網戸の形状は変わってきます。網戸の形状は以下の四つです。
- パネルタイプ
- アコーディオンタイプ
- ロール式タイプ
- 折戸式タイプ
パネルタイプは一般的な窓についている、1枚の板になった網戸です。つくりがシンプルなだけに交換や水洗いが簡単にできます。ホームセンターに行けば手軽に購入できるのも魅力です。
アコーディオンタイプは使わないとき、折りたたんで収納できる網戸です。収納すれば網戸は隠れるため景色を邪魔しません。ロール式タイプも不要なときに収納できる種類で、網を巻き取って隠します。どちらのタイプも掃除や交換の難易度は高めです。
折戸式タイプでは2枚の網戸を、ドアのように開閉できる構造になっています。玄関など出入りの多い場所でも網戸が邪魔になりません。
虫よけに有効な網目の大きさを選ぶ
虫よけ効果を大きく左右するのは網目の細かさです。細かいほど小さな虫を侵入させにくくなります。網目の大きさを表すときに使うのは、1インチ当たりにいくつの網目が入るかを示す単位です。製品の情報に「○メッシュ」と表記されます。
一般的な網目の大きさは18~20メッシュ程度です。細かいものでは24~40メッシュまでそろっています。一般的なサイズではコバエなどの小さな虫が侵入してしまうため、虫対策を徹底したいなら24メッシュ以上がおすすめです。
ただしメッシュ数が大きくなればそれだけコストもかかる点に注意しましょう。24メッシュを超えると網目が詰まっている分だけ、通気性も悪くなってしまいます。
用途に合わせて網目の色を選ぶ
網目の色もステンレス網戸を選ぶときに注目したいポイントです。以前はグレーやホワイトグレーの網戸が一般的でしたが、近年は黒の網戸も普及しはじめました。
網目が黒いと光を反射しにくいため網戸が目立たず、部屋から景色を見やすくなります。しかし外からも部屋の中がよくみえてしまう点はデメリットです。
プライバシーを大切にしたい部屋には、目隠し効果が高いホワイトグレーのほうがよいでしょう。最近は外側がグレー・内側は黒になったタイプも販売されています。
ブラックの網戸でもうひとつ気を付けたいのは、視認性が低くぶつかりやすいという性質です。子どもや高齢者がいる家庭では、事故を防ぐためにも目立ちやすいグレー系を使ったほうがよいかもしれません。
ステンレス網戸に張り替える方法
自宅に取り入れるステンレス網戸が決まったら、張り替えていきましょう。DIYで張り替えるにはどのような手順で作業を進めればよいのでしょうか?
ここではパネルタイプの網戸を張り替える方法を紹介します。自力で張り替えるのが難しい場合は業者に任せるのもひとつの手です。
DIYで使う道具と手順
自力で網戸の張り替えを行うときは網戸のほかに、次の道具も準備しましょう。いずれもホームセンターで購入できます。セットになっているアイテムを選ぶのもお得です。
- 網戸クリップ
- 網押さえローラー
- 網押さえゴム
- 網戸専用カッター
網戸クリップはなければ普通のクリップでも問題ありません。道具がそろったら次の手順で作業を進めましょう。
- 古い網戸の網押さえてゴムを外す
- 古いネットを外す
- 網戸用ネットをサッシにあわせて切る
- ネットとサッシをクリップで固定する
- 網押さえローラーで網押さえ、ゴムをサッシの枠に押し込む
- 余分なネットを切る
失敗してシワやたるみができてしまっても、再度チャレンジできるので心配はいりません。ミスをしたときは上記の手順でネットを張り直しましょう。
張り替えが難しければプロに依頼
自力での張り替えが難しいときは、プロへの依頼がおすすめです。手間や時間をかけずステンレス網戸に張り替えができます。素人が交換するより仕上がりもキレイです。
依頼先を決めるときは複数の業者を比較する「相見積もり」がおすすめです。ひとつの業者をみただけでは価格設定が適切か、本当に信頼できる業者かの判断が難しいでしょう。
相見積もりを効率的にする選択肢として、ミツモアの一括見積もりサービスがあります。簡単な質問に答えるだけで複数の業者に見積もり依頼が可能です。気になったことはチャットで質問できますので、安心して張り替えを任せられます。
自宅に合うステンレス網戸を選ぼう
ステンレス網戸の種類は形状や網目の大きさ・色などによってさまざまです。この記事を参考に生活用途とあうステンレス網戸を選びましょう。ステンレス網戸ははじめこそコストが高くつきますが、耐久性が高くお手入れも簡単です。
網戸の張り替え作業は自力で行うかプロに依頼するかの2択です。手間をかけたくない・キレイに仕上げたいという人は、プロに張り替えを依頼しましょう。相見積もりで複数社を比較すると、信頼できる業者を見極めやすくなります。
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