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グルーガンとは?DIYでの使い方と作品!初心者におすすめグルーガン(100均)も紹介

最終更新日: 2021年02月19日

グルーガンはハンドメイドやDIYで欠かせない道具!しかし、グルーガンという名前を聞いたことがあっても、「具体的にどんなアイテムなのかを知らない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、グルーガンについて詳しく紹介していきます。グルーガンはどんな使い方をして、一体どんなものを作れるのか。初心者におすすめのグルーガンや、選び方なども解説していきます。

「グルーガンを使ってみたい!」という方はぜひ参考にしてくださいね。

グルーガンとは?特徴やメリットを紹介

グルーガン

グルーガンはモノを接着する際に使う道具です。グルーガンの「グルー」とは「接着剤」のこと。銃の形のアイテムから接着剤を出すので、グルーガンと呼ばれているのですね。レバーを引くとグルースティックと呼ばれる樹脂(グルー)が溶け出てきます。それが固まることによって布や紙・木材などをくっつけられるのです。

ボンドよりも接着力が高く、水にも強い

グルーガンはボンドよりも接着力が高いことが特徴。瞬間接着剤と同じ程度の強度です。一度くっつけたものは通常簡単には剥がせませんが、ドライヤーをあてて樹脂を溶かすとスッと剥がせる点が非常に便利。ただし一般的な接着剤よりかは強度が低い点に注意が必要です。

グルーガンで溶かした樹脂が固まるまでの時間は大体60秒。ボンドに比べてかなり短時間で固まるため、作業がスムーズに進むというのも人気の理由ですね。

ちなみにボンドは完全に固まるまでに半日程度必要です。他にも「臭いがある」「手が汚れる」「ノズルの出入り口でボンドが固まりやすい」など、ボンド特有のデメリットが。これらは、グルーガンにはありません。

さらにもう1つメリットとして、水にも強いことが挙げられます。グルー(接着剤)が硬化していない状態でも水を弾きます。そのため、仕上がった作品が水に濡れた場合にも、接着強度が下がったり剥がれたりすることがありません。

ただし、グルーガンで接着した木材などを長期間外で放置した場合、木材の伸縮で接着面が剥がれることがあります。布製品は非常に相性が良く、洗濯しても取れません。

グルーガンは大きく分けて2タイプある

グルーガンは設定温度で2つのタイプに分けられます。「高温タイプ」と「低温タイプ」です。以下に、タイプ別の特徴やメリット・デメリットなどを表にして紹介しましょう。

タイプ 高温 低温
温度 170℃以上 110度~135℃
メリット ・鏡やプラスチック面でも接着可能

・やり直しが簡単
・ゆっくりと固まる

・しっかりくっつく

・火傷をしにくい

・扱いやすい

・高温では溶けてしまうものでも使用可能

・瞬時に固定できる

デメリット 火傷をしやすい すぐに固まるため失敗が多い
こんな人におすすめ ・慣れている人

・プロ

初心者からOK

高温タイプは170℃以上もあるので、慣れないと大やけどの危険性があります。低温に比べると固まるまでに少々時間がかかるため、その時間を利用した使い方をされます。例えばプリザーブドフラワーを作るとき。グルーが固まる前に動かし、花びらがバランス良く開花するように工夫できるのです。

低温タイプは火傷の心配が少ないことが最大のメリット。家庭でも広く使われています。高温タイプは熱で溶ける可能性がある素材でも使えるので、ハンドメイドやDIYで大活躍です。

グルーガンの用途や使い道!こんなことができる

グルーガンを使う小学生

グルーガンは「モノを接着させる」道具です。耐水性があるため、アクアリウムでの使用も可能!水槽の中に入れる木材などに加工を施すときにも使えますよ。

そしてちょっと変わった使い道として、樹脂を滑り止めにする方法があります。子供靴の裏にグルーガンで樹脂を伸ばしましょう。乾けばそれが凹凸となって地面にひっかかり、つるつるした面や雨の日の道路で滑りにくくなります。動きたい盛りのやんちゃなお子さんの靴下に、グルーを伸ばして滑り止めにするという使い方もできますね。

グルーガンで接着可能なもの・不可能なもの一覧

グルーガンで接着可能・不可能なものを表で見ていきましょう。

可能なもの 木・紙・革・フェルト・布
商品によっては可能なもの プラスチック・金属(鉄など)・陶器・ガラス
不可能なもの アクリル・発泡スチロール・シリコン

「商品によっては可能なもの」は、高温タイプやプロが使う高性能なグルーガンであれば接着可能なことが多いです。低温タイプのグルーガンを使う場合は、プラスチックや金属などを接着するのは難しいことも。

そして「不可能なもの」はグルーガンでは接着できない可能性が大。アクリル板を接着するのは、高温タイプでもなかなか難しいです。しかしどうしてもグルーガンを使ってアクリルに何かを接着したい場合には、接着面に両面テープを貼り、その上にグルーガンを使ってくっつける方法があります。土台があればグルーガンが使用できますよ。

発泡スチロールは熱に弱いため、グルーガンの先端やグルースティックが高温になると溶けてしまいます。低温タイプであれば、さっと仮止めをする程度なら大丈夫なこともありますが、失敗する可能性が高いでしょう。

シリコンをグルーガンで何かに接着させることは、残念ながらできません。しかしその特徴を利用して、レジンアクセサリーのようなものを作ることができます。例えばグルースティックを星形のシリコンの型に流し込むことで、星形レジンが出来上がります。

グルーガンを使って作る!おすすめ作品集と作り方

では、多くのハンドメイド愛好者が作っている、グルーガンを使った作品とその作り方を紹介しましょう。

  • クリスマスや普段のインテリアなどに活躍するリース
  • 手紙やラッピングの留めに使うシーリングスタンプ

リース

リース

用意するものは、好きな造花や生花・リボンなどのデコレーション素材。リースも素材も100円ショップやホームセンターなどを利用すれば、安く購入できますよ。

作り方は簡単で、リースにグルーガンで好きな素材をくっつけていくだけ。色々なデザインのリースを作ってみましょう。

シーリングワックス

シーリングワックス

シーリングワックスとは、手紙の封筒を留めるために使われるもの。画像の金色部分のことですね。シーリングスタンプというものを押し付けることで、シーリングワックスに模様を付けることができます。

通常シーリングスタンプを使う場合は、専用のシーリングワックスを溶かします。しかしこのワックスは、グルーガンを使うことで簡単に作れてしまうんです。模様を付けるためのシーリングスタンプは100円ショップにも売っていますし、金属ボタンなどでも代用可能ですよ。

シーリングワックスの作り方は以下の通り。

  1. シーリングスタンプを保冷剤の上で冷やしておく
  2. クッキングシートに作りたいサイズの〇印を書く
  3. グルーガンを使い、シート上の〇印をグルーで埋める
  4. 〇印に広げたグルーにスタンプを型押しする
  5. グルーが冷めるのを待つ

100円ショップで販売しているアクリル絵の具でスタンプを色付けすると、より素敵になりますよ。

ラッピングや封筒を留めるときには、シーリングスタンプの裏に両面テープを貼って使いましょう。

グルーガンの使い方!手順やDIYで使いこなすコツを紹介

グルーガン

では、グルーガンの基本的な使い方を見ていきましょう。

  1. グルースティックをグルーガンに挿しこむ
  2. グルーガンの電源を入れて予熱を開始する(事前に温めることを予熱と言います)
  3. 予熱が完了するまで5分ほど待つ
  4. グルースティックが溶け始めたら、トリガーを引いてグルーを出し接着する

グルーガンは電気を熱に変えることで使えるようになります。変換に時間がかかるので、予熱時間として5分は見ておきましょう。予熱をしっかりとしておかないと、グルーがノズルに詰まる原因となってしまいます。そうなれば以後グルーは出なくなり、グルーガンが使い物にならなくなってしまいます。作業を始める前にコンセントを挿しておき、スタンドに立ててしっかりと予熱しましょう。

ちなみに、予熱の間に溶けてこぼれてしまったグルーはまた使えます。再利用できるようにクッキングシートの上でグルーガンを温めるのがおすすめです。溶けてこぼれ落ちたグルーを回収しやすくなりますよ。

予熱が完了したらグルーガンを使い始めます。トリガーの引き具合によって、出すグルーの量を調節できます。グルーの量は多めがおすすめですが、垂れたり不自然になったりしない程度に調整しましょう。練習をして、ちょうど良い量を出せるようになってくださいね。

グルーを必要量出したら、すぐにグルーガンをくるくる回してグルーを切るようにします。そうしないとグルーがどんどん溶け出し、糸状に伸びてそこらじゅうにくっついてしまいます。納豆の糸を切る要領で、グルーガンを回しましょう。

グルーガンの使用上の注意点4つ!

グルーガンでハンドメイドをする女性

グルーガンは高温になる道具です。以下4つの注意点をしっかりと確認し、安全に使用しましょう。

  1. グルーガンの先端には触らない(火傷に注意)
  2. コード式の商品は直接コンセントに挿す(延長コードは使わない)
  3. 使用中は横に寝かせず、スタンドに立てかけておく
  4. 長時間使用しない

注意点1:グルーガンの先端には触らない

グルースティックを溶かすため、グルーガンの先端は非常に高温になっています。低温タイプであっても100℃は超えているので、触ると火傷をしてしまいます。作業時は、グルーガンの先端には絶対に触らないようにしてください。子供やペットがいる家庭では特に注意し、使ったまま放置しないようにしましょう。

注意点2:コード式の商品は直接コンセントに挿す(延長コードは使わない)

グルーガンには電池式・充電式・コード式の商品があります。販売されている多くはコード式タイプのグルーガン。電源スイッチはなく、コンセントに挿すと自動的に温まるものが多いです。

コンセントに挿すタイプのグルーガンを使う際は延長コードを使用せず、コンセントに直接挿し込んで使いましょう。発熱する道具で延長コードを使うと、異常発熱して発火したり感電したりする恐れがあるからです。

注意点3:使用中は横に寝かせず、スタンドに立てかけておく

グルーガンは、前方にスタンドがついていることが一般的。予熱の間や作業中に使わないときはスタンドに立てておくことで、火傷やグルーの逆流を防げます。グルーの逆流は故障の原因となることが多いため、できるだけ寝かせないようにしてくださいね

スタンドがない商品であったり、スタンドがあっても不安定だったりする場合は、立てかけられるものを用意しておきましょう。

以下のグルーガンの先端付近にある金具がスタンドです。このような状態で、先端が床に付かなければOKです。

スタンド付きグルーガン

注意点4:長時間使用しない

器具そのものを熱くするため、長時間の使用は危険です。グルーガンは高温タイプ・低温タイプともに、使用時間の目安は60分(商品によるので要確認)。1時間程度連続で使用したら、必ず電源を切って冷ましましょう。

また、グルーガンをしまうのは完全に冷ましてからにしましょう。グルーガンの先端は非常に熱くなっているので、使用を終えてすぐにしまうと発火してしまう可能性があります。必ず指で先端が触れる程度まで冷ましてから片付けてくださいね。

グルーガンの選び方!目的に合わせて最適なものを選ぼう

グルーガン

グルーガンは通販やホームセンター・100円ショップでも販売されており、色々な商品があります。グルーガンを選ぶ際には、以下のような点に注目しましょう。

  1. 温度タイプ
  2. 加熱スイッチの有無
  3. コードの有無(充電方法)
  4. サイズ
  5. スタンドの性能

選び方①:温度タイプをチェック

高温タイプか低温タイプかで選ぶ方法です。

  • 高温タイプがおすすめ:ガラスやアクリル板・鏡などに接着したいと考えている
  • 低温タイプがおすすめ:一般的なハンドメイド作品を作る、梱包目的で使う

グルーガンの使用に不安ある方は、低温タイプから始めると良いかもしれませんね。通常、高温タイプは商品にその旨が記載されているので確認してみてください。

ちなみに、グルーガンにセットして使うグルースティックも温度タイプが分かれています。高温タイプのグルーガンには高温タイプ対応のグルースティックを使わなければなりません。低温タイプもまた然りです。高温タイプのグルーガンで低温タイプ対応のスティックを使えることもありますが、できるだけ合わせておいた方が安心でしょう。

選び方②:加熱スイッチの有無をチェック

グルーガンは商品によって、加熱スイッチがあるものとないものに分かれます。スイッチなしの商品はコンセントに挿し込むことで加熱が開始されるので、慣れるまでは自分のペースで使うのが難しいかもしれません

一方でスイッチ付きの商品は、コンセントの抜き挿しなしで加熱が可能です。作業中しばらく使わないときに、いちいちコンセントの抜き挿しをしなくて良いという利点があります。ただし便利な分、値段が高くなることが多いです。

「さほど作業時間は長くないし、頻繁に使うわけでもない」という方は、スイッチなし商品が安くておすすめ。「頻繁に使用するし、作業時間もかかる」という方は、少々高くなってもスイッチあり商品がストレスフリーでおすすめです。

選び方③:コードの有無(充電方法)をチェック

グルーガンには「コード式」「充電式」「乾電池式」の3タイプがあります。

コード式は作業中の電池切れを気にする必要がありませんし、安定したパワーを発揮してくれます。しかしコンセントの近くでの作業を強いられるので、外では使いにくいでしょう。

乾電池式や充電式は無線で使えるため、作業場所を選ばないというメリットがあります。ただし、大事な作業の途中で電池切れになることも。乾電池式は他のタイプよりコストがかかりますし、充電式はバッテリーの寿命がくれば使えなくなります。

自分が作業する環境を考えて、最も適したタイプを選びましょう。

選び方④:サイズをチェック

グルーガンは長さ14cm程度から20cm程度のものまであります。子供や女性が使うのであれば、コンパクトなサイズがおすすめ。高温になるものなので、しっかりと握れるサイズを探しましょう

さらに、本体の重さも100gから300g程度までと幅があります。扱いやすいのは200g以下のもの。精密な作業をする方は、なるべく軽めのグルーガンを選べば手が疲れませんよ。

選び方⑤:スタンドの性能をチェック

スタンドの安定性が高いと、作業中の火傷のリスクがグッと減ります。ただしスタンドが付いていても、小さい場合はグルーガンがぐらつくことがあります。特にお子さんがいる家庭、お子さんもグルーガンを使う場合にはスタンドの安定性は重要です。

通販で購入する場合は、事前に口コミをチェックしてみてください。

使いやすい!人気!おすすめのグルーガンを紹介

グルーガン

グルーガンには色々な商品があります。ここではおすすめのグルーガンをいくつか紹介していきますね。

初心者は100均のグルーガンから試してみよう!

100円ショップでもグルーガンが手に入ります。一度使ってみたいと考える方はまず100円ショップのグルーガンから試してみてください。費用もほとんどかからないので、お試しにはピッタリですよ

以下は、ダイソー・セリア・キャンドゥのグルーガン比較表です。

温度タイプ 加熱スイッチ コード サイズ スタンド 価格(税抜き)
ダイソー 高温 有・1m 普通 有・普通 200円
セリア 高温 有・20cm 有・小 100円
キャンドゥ 低温 有・24cm 有・小 100円

商品としてはほぼ同じですが、違いは電源コードの長さ。一番短いセリアのグルーガンでは、作業範囲がかなり限られます。

おすすめなのはダイソーのグルーガンです。価格は他2つと比較すると倍かかりますが、スタンドの幅が広くしっかりしているうえに、電源コードが1mあり使いやすいでしょう。

本格的なグルーガンが欲しいなら通販!

100円ショップの商品を使ってみて気に入り、作業の幅も広がってきた場合には本格的なものを購入してみましょう。通販で買えるおすすめのグルーガンを紹介します。

【高温タイプ】Anesty グルーガン50W 1,680円(2021年2月時点)

Anesty グルーガン 50W 90秒 急速加熱 ホビー用グルーガン 垂れない 強力 小型 超軽量 補修 粘着 DIY スティック 30本付
50Wの高温タイプ。予熱時間が2分程度と短く作業がすぐに始められる点や、先端のノズルが細く繊細な作業がしやすい点が人気です。そのほかにも以下のようなメリットがあります。
  • ハンドルが人体工学に基づいて設計されており、握りやすく疲れにくい
  • 電源切り替えスイッチ付き
  • 重さが200gとちょうど良い

子供でも使いやすい安全な商品ですよ。

【低温タイプ】高儀 EARTH MAN グルーガン GG-210CL 1,455円(2021年2月時点)

高儀 EARTH MAN 乾電池式 コードレスグルーガン GG-210CL
低温タイプのグルーガンで、乾電池式です。以下のような特徴があります。
  • 電源スイッチあり
  • 150gと軽い
  • コードレスだから外でも簡単に使える
  • ノズルの先が細く、細かい作業がしやすい