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蛍光灯がうるさい原因は?音の種類別・異音の原因と対処法を解説

最終更新日: 2024年06月28日

蛍光灯から異音がすると、部屋でくつろいでいても気になってしまいます。なぜそのような音がするのか、またどうすれば直せるのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。この記事では音別の原因や対処法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

蛍光灯がうるさい原因

蛍光灯の異音は、大きくわけて3種類に分類できます。それぞれ原因が異なるので、詳しく見ていきましょう。自宅の蛍光灯の異音と照らし合わせてみてください。

「ジー」「ブーン」という音がする

「ジー」「ブーン」という音は、安定器が出している可能性が高いです。安定器は照明器具に設置されており、蛍光灯を安定して光らせる役割があります。

安定器の中にはコンデンサーと呼ばれる金属でできた装置が入っており、蛍光灯で生じる磁力を抑え、振動やノイズを軽減しています。

コンデンサーが劣化すると振動やノイズが生じ、「ジー」「ブーン」と音がするようになるのです。

「コロコロ」「カラカラ」という音がする

「コロコロ」「カラカラ」といった音は、蛍光灯内部の水銀によるものです。主に新品の蛍光灯から生じます。

「アーク放電」と呼ばれる現象により蛍光灯は光を放っており、アーク放電には水銀蒸気が必要なため、蛍光灯には水銀が入っています。

水銀は通常内部に固定されていますが、運搬中の衝撃で外れてしまうと、異音がするようになってしまうのです。

ただし、動作には影響がありません。使っていくうちに水銀が蒸発し、音はしなくなるでしょう。

「カンカン」「ピー」という音がする

「カンカン」「ピー」という音の原因は二つ考えられます。ひとつ目は蛍光灯内部に使われているバイメタルです。

バイメタルは蛍光灯の回路で使用されており、スイッチを入れると放電し熱が生じます。熱によりバイメタルが曲がり、冷えて元の状態に戻るときに「カン」と音がします。正常な動作のため、修理や交換の必要はありません。

二つ目は、安定器かグローランプの故障です。グローランプとは、蛍光灯に電気を流すための部品で、寿命が近づくと故障して異音がしたり、蛍光灯の点灯が不安定になったりします。

蛍光灯がうるさいときの対処法

蛍光灯から異音がする場合は、何らかの不調を起こしている可能性が高いため、できるだけ早く対処することが大切です。どのような対処法が考えられるのでしょうか。

新品に交換するのがおすすめ

蛍光灯の異音は完全に原因を特定できないことも多いため、特に長期間使用している場合は蛍光灯を新品に交換するとよいでしょう。

新品に交換する場合は、以下のようなメリットが得られるLEDランプへの交換もおすすめです。

  • 蛍光灯より数倍以上寿命が長く、交換の回数が少なくなる
  • 消費電力が抑えられ、熱も発しない
  • 色や素材などの種類が豊富にある

ただし蛍光灯取り付けていた照明器具にLEDランプを付けようとすると、対応していなかったり、電気代が余計にかかったりします。

照明器具を交換するタイミングで、同時にLEDランプにするのがよいでしょう。

それでも異音がするときは修理

蛍光灯を交換しても異音がする場合は、照明器具に付いている安定器の故障が考えられるため、照明器具の修理や交換が必要です。

劣化したままの安定器を使用し続けると、最悪の場合火災が発生します。

安全装置が付いていれば安定器が寿命を迎えると電流がストップしますが、古いものには付いていないこともあるため注意しましょう。

なるべく早く照明器具の交換や修理を専門の業者に依頼するのがおすすめです。

安定器の寿命と交換方法

安定器の故障は異音の原因のひとつです。安定器の寿命を知っておけば、交換の目安が分かるでしょう。交換方法と併せて紹介します。

安定器の寿命は10年程度

安定器の寿命は平均で8~10年です。ただし、使用環境によっても変化し、電気のつけっぱなしや頻繁なスイッチの切り替えを行うと寿命は短くなります。

安定器が劣化すると異音や点灯不良、発熱などを起こします。機器の内部で進む劣化は発見が遅くなる場合もあるため、少しでも異変を感じたら修理や交換を行いましょう。

照明器具本体の寿命は10~15年とされています。10年が経過した安定器や照明器具は、交換するのがおすすめです。

交換には資格が必要

安定器の交換には「電気工事士」と呼ばれる資格が必要なため、専門業者に依頼しましょう。費用は業者により異なりますが、特定のメーカーの安定器を指定する場合は、割高になる可能性があります。

照明器具ごと交換するのもおすすめです。安定器のみを交換するより費用を安く抑えられる場合があります。

このとき蛍光灯からLEDランプに交換すると、消費電力を抑えられるでしょう。LEDランプには専用のバイパス工事が必要なため、工事費や維持費を考えて検討してみてください。

ミツモアなら、専門の業者から見積もりをもらえます。いくつかの質問に答えるだけなので、ぜひお試しください。

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蛍光灯がうるさい原因を特定しよう

丸形蛍光灯

蛍光灯の異音は、音によって原因が異なります。問題のない異音もありますが、照明器具に付いている安定器や蛍光灯内部のグローランプが故障している場合もあります。

異音の原因を特定し、蛍光灯を交換したり、専門の業者に修理を依頼したりすれば解決できるはずです。快適に過ごすためにも、できるだけ早く直しましょう。

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