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キッチンの天板素材は何がおすすめ?数ある種類と選び方をチェック

最終更新日: 2024年06月28日

キッチン天板の素材はキッチンの使い勝手を左右する大切な要素です。そこで今回はキッチン天板の素材の特徴や種類、選び方などを詳しく解説します。

またキッチン天板のDIYのリスクや、業者選びの方法もお伝えします。

キッチン天板(ワークトップ)とは

ナチュラルなキッチン

まずはキッチン天板の特徴についてお伝えします。どのキッチン天板を選ぶかを決める前に概要を確認しておきましょう。

以下の関連記事ではキッチンのリフォームにかかる費用相場を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:キッチンリフォームの費用相場は?予算別事例や費用をおさえるポイントを紹介|ミツモア

コンロ台・調理台の天板を指す

キッチンの天板とはキッチン作業を行う台のことです。天板はワークトップやカウンタートップと呼ばれることもあります。システムキッチンのコンロや調理台の上に取り付けられています。

システムキッチンにおいてはつなぎ目が目立たないように配慮されたデザインが主流です。I型やL型、U型など、シンクやコンロ、ワークトップの配列違いで複数の型が作られています。

キッチンの天板にはどんな種類がある?

大理石のキッチン

近年多く採用されている四つの素材を紹介します。キッチンの天板は素材によってまったく異なる雰囲気を演出できます。またデザイン性に加えて実用性も考慮し、生活にマッチする素材を選んでいきましょう。

人工大理石

人工大理石はデザインにこだわりたい方におすすめです。透明感があり、色やデザインのバリエーションが豊富というメリットがあります。また耐久性が高く、割れにくくでできています。

原料はアクリルまたはポリエステル系の樹脂が主です。価格の安さを求めるならポリエステル系ですが、汚れの落ちやすさは劣ります。またポリエステル系は紫外線で黄色に変色する経年劣化が起こりやすいことも踏まえ、予算や好みに応じて選びましょう。

人工大理石の使用上の注意は二つあります。まず油やしょうゆなどをこぼした場合は、跡が残りやすいのですぐに拭くことです。次に耐熱性が低いため、鍋などの熱いものを直接置かないようにしましょう。

クォーツストーン

クォーツストーンは人工大理石の一種です。砕いた天然石英(クォーツ)に色をつけたものをポリマー樹脂で生成しており、天然石英を93%以上含んだものをクォーツストーンと呼びます。

天然石英を使用しているため、高級感が演出でき質感にこだわりたい方におすすめです。100%天然のものよりも加工しやすい上に軽量です。また硬度が高いため耐久性に優れており、お手入れしやすいので衛生的に保ちやすいというメリットもあります。

ただし成型の幅には制限がかかりやすく、かつ値段が高めというデメリットがある点に要注意です。

ステンレス

ステンレスはコストが安く根強い人気のある素材です。また耐久性が高いというメリットもあります。水にも強く耐熱性も高いため、熱いものを置いても痛む心配がありません。

とても扱いやすいステンレスですが、デメリットとして傷のつきやすさがあげられます。ただし少しでも傷が目立ちにくいよう、表面に凸凹を付けたり、バイブレーション加工を施したりした商品も開発されています。

セラミック

セラミックのキッチン天板は近年人気が高まっています。耐久性、耐水性、耐熱性に優れており、扱いやすいというメリットがあります。

また焼き物ならではの色あいや質感が特徴的です。上質な素材を好む方にぴったりで、部屋のインテリアとあわせることで一層その魅力が引き立ちます。色のバリエーションが豊富なのも嬉しいメリットです。

セラミックのデメリットとしては価格の高さが挙げられます。長く使い続けられるためコストパフォーマンスに優れていますが、初期費用がかかる点に注意が必要です。

天板の選び方について

キッチンの天板

キッチン天板にはさまざまな種類があるため、選び方に悩む方も多いかと思います。そこで優先順位を決めてより希望に沿った商品と出会えるように、選び方のコツを三つお伝えします。

傷や衝撃に強いか

傷が付きにくく、かつ衝撃に強い素材を選びましょう。フライパンを落としてしまったり食器を引きずったりと、さまざまな場面で衝撃が加わります。

もし天板に傷が入ると、隙間から雑菌が入り込むことがあります。料理を作る場所として不安な環境になり得るのです。

とくに人工大理石は傷が付きやすいため、見た目が気になる場合は黒以外がよいです。クォーツストーンやセラミックは傷に強いですが欠けやすい点に注意しましょう。ステンレスはステンレスバイブレーションなど加工が施されているものがおすすめです。

衛生・メンテナンス性

衛生状態を保てる素材を選ぶことが大切です。肉や魚などの生物を扱ったり、食べかすを放置したりしがちなキッチンは、雑菌が繁殖しやすいです。雑菌が繁殖する要因としては、高温多湿な環境になりやすい点もあげられます。

またキッチン天板を選ぶ上ではメンテナンスのしやすさも大切です。油や調味料などの付着は放置するほど取れにくくなります。

たとえば人工大理石は表面に凸凹があり、汚れ入り込みやすい素材です。ただし微粒子のクレンザーを使えば汚れが落としやすくなる場合があります。

日々のお手入れも考慮しながら、なるべく家事の負担を減らせるキッチン天板を選んでいきましょう。

耐熱性も重要

キッチンでは熱くなったフライパンや鍋などを扱うため、熱に強い素材を選ぶことも重要です。熱により変形や変色しやすい素材を選ぶと、料理中に気遣いすることが増えて不便さを感じてしまうこともあるでしょう。

耐熱性の高さの面ではセラミックがおすすめです。万が一熱いものを、鍋敷きなどを使わず直接置いてしまったり、沸騰したお湯がかかってしまったりしても安心です。

DIYで天板だけ修復することはできる?

なるべく費用を浮かせるためにはDIYするという方法もありますが、安全性を確保するためには向かない場合があります。その理由と業者選びのコツを詳しく解説するので、キッチン天板の交換を検討している方は要チェックです。

基本的にはおすすめできない

キッチン天板だけをDIYで交換するのは、難易度の高い作業になります。ただ機械的に取り付けるだけではなく、水漏れ対策のコーキングなども必要です。またキッチン天板そのものは20kg近く重量があるため危険も伴います。

さらにキッチン天板の取り付け作業は、一度はじめると完了するまでキッチンそのものが使えなくなる点に注意しましょう。日常生活に支障をきたす可能性もあるため、確実に終えられる自信がない場合は無理に取り組まないほうが賢明です。

複数業者から検討しよう

専門業社を選ぶ際は経験や実績の豊富なところを選びましょう。ホームページなどで過去の実績を分かりやすく開示している業社が望ましいです。

また見積もりは2〜3社に依頼し、費用や対応などを比較しながら選定することも大切です。自宅のキッチンに対応している天板を扱っているかも確認したうえで、安心して任せられる優良業者を選びます。

もしなるべく手間をかけずに見積もりを取りたい場合には、複数の業者の比較見積もりを無料で依頼できるサービスを利用するのもよいでしょう。

毎日触れる天板だからこそお気に入りを

ナチュラルなキッチン

天板の素材は主に4種類あります。具体的には、色やデザインが豊富な人工大理石、高級感のある質感を演出できるクォーツストーン、耐久性が高く根強い人気のあるステンレス、近年人気の高まっているセラミックがあります。

天板の選び方としては、まず傷や衝撃に強いかどうかが重要です。さらに、衛生的に使い続けられる上に、日々お手入れがしやすい物を選べば長い目で見てメンテナンスの費用が抑えられます。

お料理を頻繁にする方は、耐熱性も考慮すると変色や変形を防ぎながら安心して使い続けられますよ。

キッチン天板の取り付け作業は、経験と実績のある業者へ依頼するのがおすすめです。複数の業者へ一括見積もりできるサービスを利用し、費用や対応を比較検討してみてください。

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