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オーブントースターの掃除方法|重曹ペーストで焦げを落とそう

最終更新日: 2021年05月31日

オーブントースターはとても便利な調理器具ですが、形状が入り組んでいることから掃除の方法が分かりにくく、きちんとした掃除をしたことがないという方も少なくないようです。

この記事では、オーブントースターの掃除の仕方が分からずに困っている方向けに、その掃除方法を分かりやすくまとめました。

オーブントースターの正しい清掃方法を覚えて、ピカピカにしてしまいましょう!

オーブントースターの汚れの原因

トースターの画像
トースターの掃除方法

使用しているうちに、いつの間にか汚れているトースター。あの汚れの原因は何なのでしょうか?

汚れを知らなくては掃除方法も対処法も分かりませんので、まずはトースターの汚れの原因を理解することから始めましょう!

原因①:パンくずなどの焦げ付き

トースターの汚れの大半はパンくずやチーズなどの食べ物のカスが原因です。使用後にすぐ掃除すれば簡単にきれいになるのですが、掃除せずに使用を続けるとトースター自体にくずなどが付着して焦げてしまい、落としにくい汚れになります。

原因②:油汚れ

パンを焼く時だけでなく魚や肉の調理でトースターを使用している際にも、食材から飛び散った油がトースターの内部に付着します。

こちらも焦げ付きと同様、時間が経つほど落ちにくい汚れになっていくでしょう。油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤を使用して掃除をすると効果的です。掃除方法については次の見出しで解説していきます。

放っておくと火災の恐れもある!

「オーブントースターは汚れるものだから」と掃除自体を諦めてしまう人もいるようですが、実は飛び散った油汚れや食品のかすに火がついてしまうと火災の恐れがあるのです。パンくず・油汚れのせいで火災が発生する危険性はトースターを生産しているメーカーも周知しています。

安全にトースターを使用するためには掃除は不可欠だと言えますね。

オーブントースターの掃除方法

オーブントースター掃除の画像
オーブントースターの掃除方法

トースターの汚れの原因を理解したところで早速掃除の仕方を紹介していきましょう。ここでは手に入りやすい清掃用具を用いた掃除方法を4つご紹介します。

  1. 重曹ペーストで掃除する方法
  2. セスキ炭酸ソーダで掃除する方法
  3. オキシクリーンで掃除する方法
  4. アルミ製トースターを中性洗剤で掃除する方法

1. 重曹ペーストで掃除する方法

トースターの油汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹が非常に効果的です。また重曹には研磨作用もあるので、焦げ付きもピカピカにすることができます。方法は以下の通りです。

重曹で掃除する時に必要な道具】

  • 重曹(調理にも使えるものが良い)
  • キッチンペーパー
  • ラップ
  • 柔らかいスポンジ
  • 手を保護する手袋など
掃除の手順

重曹ペーストで掃除する
重曹ペーストでの掃除方法

①オーブントースターをパーツで分ける

まずはトースターの網・受け皿など取り外しが可能なものは全て取り外しておいてください。

扉が外れるタイプのトースターなら扉も外しておくと良いですが、破損の心配もありますので可能な限り取り扱い説明書を確認してくださいね。

焦げ付きがひどい汚れはヘラなどで削り落とす

トースターに焦げ付きがひどい汚れがあるなら先にヘラなどを使用して掃除しておきます。フッ素樹脂加工が施されている場合は加工が剥がれてしまう場合もあるので、沸騰したお湯で焦げ付きを浮かせる方法で汚れを除去してください。

③重曹ペーストを作る

重曹と水を約2:1の割合で混ぜて重曹ペーストを作ります。割合にこだわらず、糊のような硬さになるようにしてください。

④分解した網・受け皿などのパーツに重曹ペーストを塗る

先ほど分解したトースターの受け皿と網などのパーツにたっぷりと重曹ペーストを塗ります。量が少ないと効果がなくなってしまうので、十分に塗ってください。

⑤重曹ペーストが乾かないようにラップをして待つ

そのまま時間を置くと重曹ペーストが乾燥してしまうので、重曹ペーストを塗ったパーツにはラップをして置いておきます。

油汚れが浮き上がって来るのを60分程度待ちましょう。

⑥本体の扉ガラス部分に重曹ペーストを塗る

トースターのその他の部品に重曹ペーストを塗った時と同じように本体のガラス部分にも重曹ペーストを塗り、ラップをしておいてください。

⑦オーブントースター内部は重曹湿布を使う

トースター内部に重曹ペーストを塗るときれいに重曹を取り除く作業に手間がかかってしまうので、トースター内部には重曹湿布を使用して掃除します。

100mlの水に重曹小さじ1杯を混ぜ合わせて作った重曹水に厚めのキッチンペーパーを浸し、トースターの内部に隙間なく貼り付けます。乾燥を防ぐためにキッチンペーパーを二重にしておくと良いでしょう。

その他の部品と同じように、そのまま1時間ほど放置します。

⑧重曹を落としていく

1時間ほどすれば油汚れが浮き上がり、重曹の色が茶色に変わります。重曹ペーストを塗ったものは水と食器洗剤を使って重曹を洗い流し、トースターの扉ガラス部分はキッチンペーパーで拭き取ってください。

トースターの中に貼った重曹湿布もはがし、落としきれなかった汚れはポンジなどを使用して掃除しましょう。

2. セスキ炭酸ソーダで掃除する方法

ph値が高いセスキ炭酸ソーダは重曹よりも強いアルカリ性を持っているため、汚れを落とす能力がさらに高いと言われています。トースターの掃除にセスキ炭酸ソーダを使う場合の流れをお伝えします。

セスキで掃除する際に必要な道具

  • セスキ炭酸ソーダ粉末
  • 空のスプレーボトル
  • 柔らかいスポンジ
  • キッチンペーパー
  • 手を保護する手袋
掃除の手順

セスキ炭酸ソーダで掃除する
セスキ炭酸ソーダでの掃除方法

①オーブントースターをパーツで分ける

重曹ペーストを使用した時と同じようにトースターを分解できるパーツで分けておき、落ちにくい焦げ付き汚れがある場合は事前に取り除いておきましょう。

②セスキ炭酸水・スプレーを作る

500mlの水にセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を入れてよく混ぜ、スプレーボトルに入れればセスキ炭酸スプレーとして使用できます。

同じようにセスキ炭酸水を作り、トースターから取り外した受け皿や網などのパーツは作っておいたセスキ炭酸水に浸しておいておきます。

③セスキ炭酸スプレーを本体に吹きかける

先ほど作ったセスキ炭酸スプレーをトースターの内側全体にスプレーしていき、20分ほどおいておきます。

④キッチンペーパーで拭き取り

セスキ炭酸水に浸して置いたパーツを水で洗って、トースター内部はキッチンペーパーで丁寧に拭き取ります。

汚れが落ちなかった場合は②〜⑤の作業を繰り返してください。

3. オキシクリーンで掃除する方法

重曹とセスキ炭酸ソーダと同じく弱アルカリ性の洗剤であるオキシクリーンは、トースターの掃除にも使用できます。ここからはオキシクリーンを使った掃除の方法を紹介します。

オキシクリーンで掃除する時に必要な道具

  • 粉末オキシクリーン
  • キッチンペーパー
  • 柔らかいスポンジ
  • 手を保護する手袋
掃除の手順】

オキシクリーンで掃除する
オキシクリーンでの掃除方法

①オーブントースターをパーツで分ける

先ほどと同様、トースターの受け皿や網などを分解してパーツ分けしておき、焦げ汚れも取り除いておきます。

②オキシクリーンを水に溶かす

オキシクリーンを500mlの40°〜60°のお湯に3.5g程度溶かし、トースターを分解したパーツを浸します。

オキシクリーンは水には溶けにくいので必ずお湯を使用してください。

③オーブント―スター内部はオキシクリーン湿布が有効

重曹湿布と同じく先ほど作ったオキシクリーンをよく混ぜて溶かした水をキッチンペーパーに含ませ、トースター内部にぴったりと貼り付けます。

④オキシクリーンを落としていく

1時間ほど放置してから受け皿と網などのつけ置きして置いたパーツを水で洗い流し、トースターの内側に貼ったキッチンペーパー湿布も取り除きます。

落としきれなかった汚れはスポンジを使用して掃除しましょう。

4. アルミ製トースターを中性洗剤で掃除する方法

重曹・セスキ炭酸ソーダ・オキシクリーンは全て弱アルカリ性の洗剤です。アルミはアルカリ性に弱いため、弱アルカリ性の洗剤が付着するとトースターに変色や腐食が発生してしまう心配があります。

清掃するトースターがアルミ製なら中性洗剤を使用して掃除をするようにしましょう。

アルミ製トースターを掃除するために必要な道具

  • 中性洗剤
  • 布や雑巾
  • 手を保護する手袋など
掃除の手順

①オーブントースターをパーツで分ける

トースターを可能な限りパーツで分解しておき、本体以外は中性洗剤を入れた水につけおきしておきます。

②乾いた布で本体を拭き上げる

中性洗剤を3滴程度含んだ乾いた布でトースターの本体を優しく拭き、水拭きと乾拭きで仕上げます。

オーブントースターのヒーター部分の掃除方法

オーブントースター外側の掃除
オーブントースターヒーター部分の掃除方法

次に、トースターの掃除方法の中でもヒーター部分についての説明をしましょう。

ヒーター部分はトースターの他の部分よりも丁寧な扱いが必要なので、気をつけてくださいね。

ヒーター部分は割れやすいので注意!

ヒーター部分はどのトースターでもガラス製なので、あまり力を入れてしまうと破損する危険があります。他の部分よりも特に注意して掃除をするようにしてください。

トースターのヒーター部分の掃除方法

トースターのヒーター部分は軽い汚れであれば中性洗剤をつけた布などを使用して優しく拭き上げます。

ヒーターが真っ黒く焦げてしまっているようなひどく汚れた状態の場合の掃除方法を紹介しましょう。

【オーブントースターのヒーター部分の掃除に必要な道具】

  • セスキ炭酸ソーダ粉末
  • キッチンペーパー
  • 手を保護する手袋など
【掃除の手順】

トースターヒーターの掃除
トースターヒーター部分の掃除方法

①セスキ炭酸水の湿布を作る

500mlの水にセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を入れてよく混ぜ、キッチンペーパーをそのセスキ炭酸水によく浸します。

②ヒーター部分にキッチンペーパーを貼り付ける

水がたれない程度に絞ったセスキ炭酸水に浸したキッチンペーパーをトースターのヒーターに貼り付け20分程度待ちましょう。

③水拭きで仕上げる

キッチンペーパーを外したら濡れた布で優しく拭いておきます。

オーブントースターの外側の掃除方法

オーブントースター
オーブントースター外側の掃除の方法

トースターの外側にはホコリが付きやすく、長期間放置すると油分が付着して汚れが落ちにくくなってしまいます。トースターの外側の掃除方法も確認しましょう。

外側はセスキ炭酸ソーダで掃除しよう

トースターの外側の汚れは主に酸性の油汚れなので、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダが効果的です。

【トースターの外側掃除に必要な道具】

  • セスキ炭酸ソーダ:小さじ1杯
  • 水:500ml
  • スプレーボトル
  • キッチンペーパーや乾いた布
【掃除手順】

  1. スプレーボトルに水500mlとセスキ小さじ1杯を混ぜ合わせ、セスキスプレーを作る。
  2. セスキスプレーをトースターの外側全体に満遍なく噴霧する。
  3. キッチンペーパーや乾いた布で外側を磨く。
  4. 水拭きして浮いたやセスキ炭酸ソーダを拭き取る。
  5. 乾拭きして水気をしっかり拭き取る。

汚れが落ちなければスポンジを使う

拭き上げても落ちない汚れがあればセスキ炭酸スプレーとスポンジを使って細かな部分まで掃除をしましょう。

凹凸部分には歯ブラシや綿棒を使うのもおすすめです。

トースターの汚れの予防方法

トースター汚れ
トースター汚れの予防の方法

トースターの汚れを掃除する方法をお伝えしましたが、どの汚れも少しの工夫で汚れをためにくくできます。

汚れを事前に防げれば掃除の手間も省け、トースターをずっときれいな状態で使用できますね!

こまめに掃除をする

トースターの汚れは基本的にこまめに掃除をすれば簡単に落とせるものばかりです。たとえばパンくずは軽く叩くだけでもきれいになりますし、油汚れも汚れる度に拭けば良いでしょう。

毎日が難しい場合は、数日に一度でも掃除ができるよう習慣づけられると良いですね。

アルミホイルを敷く

トースターは、ただパンを焼くだけだとしても受け皿にカスが落ちてしまいます。毎回掃除ができれば良いですが、なかなか難しいこともありますよね。

そんな時にお勧めなのはアルミホイル。アルミホイルを受け皿に敷いておけば、すぐに掃除ができなくてもアルミホイルを取り除いてしまえば大丈夫ですね!

見た目にも響かない方法なので、すぐに取り入れてみましょう!

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