この記事ではユニットバスへ手すりを取り付ける方法や、施工費用の相場を解説します。
お風呂のどの位置に・どんな形の手すりを取り付けるべきかも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ユニットバスに手すりを後付けする費用相場は?
ユニットバスに手すりを後付けする場合の費用相場は、2万8千~7万円です。取り付けにかかる時間も1時間程度で、手間がかかりません。壁材が人工大理石やホーローの場合は費用が高くなる可能性があるので注意が必要です。
ユニットバスに手すりを後付けするのはDIYでできる?
DIYでユニットバスに手すりを後付けすることは可能ですが、リスクが大きいのでおすすめしません。壁材を破損してしまったり、手すりをちゃんと固定できなかったりします。基本的には業者に依頼してください。
そもそもお風呂やユニットバスに手すりは後付けできる?
結論からいうと、お風呂やユニットバスに後から手すりを付けることは可能です。しかしどんなユニットバスにでも取り付けられるわけではありません。
後付け手すりの多くはビスや固定金具を挿入して取り付けるため、壁の加工が必要になります。竹割りタイルの壁材やすでにヒビが入っている壁だった場合、ヒビの発生・悪化につながる可能性があるので取り付けられないことも。
ただ主流メーカーの壁材は主に鋼板でできているため、多くの場合は問題なく取り付けられるでしょう。(工事不要でマグネットを利用して取り付ける商品も存在しています)
仮に鋼板以外の素材を使用していたとしても、施工時に工夫したり、鋼板以外の壁材でも取り付けられる商品を選択したりすれば対応できるケースがほとんどです。取り付けられるかどうか心配な時は、事前に専門業者に相談してみましょう。
お風呂やユニットバスに手すりをリフォームなどで後付けする場合の費用相場
お風呂やユニットバスに手すりを後付けする際の、費用相場は下記の通りです。
費用相場
本体代 | 8,000~2万円 |
施工費 | 2万~5万円 |
総計 | 2万8,000~7万円 |
手すりの取り付け自体は、そこまで時間のかかる作業ではありません。1時間程度あれば完了するでしょう。
壁材が一般的な厚みのある鋼板であれば、作業をするにあたって問題はありません。しかし壁材が下記のような場合は、依頼する業者によっては施工を断られるかもしれません。もしくは施工はできても費用が高くなる可能性があります。
- ホーロー
- 人工大理石
- FRP板
業者に依頼する場合は、可能であれば壁材なども知らせた上で見積もりをしてもらいましょう。
そもそもどのような業者に手すりの後付け工事を依頼すればいい?
ユニットバスなどへの手すりの設置は、経験と知識の豊富なリフォーム業者に依頼するようにしましょう。
上述した通りユニットバスへの加工作業は、ミスをしてしまうと取り返しが付かなくなる場合があります。そのためユニットバスのリフォーム作業に関しては、下記のような対応をしている業者もいるほどです。
- 商品メーカーの推奨している条件以外では引き受けない
- そもそもユニットバスへの造作工事は断っている
つまりユニットバスでの工事経験が豊富で、手すりの取り付けに対応可能な業者に依頼する必要があります。
とはいえ「経験豊富な業者の探し方が分からない」という方も多いでしょう。またできるだけ費用を抑えつつ、信頼できる業者に依頼したいですよね。
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ユニットバスのどこに手すりを取り付ける?よくある設置場所や手すりの形を紹介
浴槽用の手すりは、主に下記2つの形状があります。
- 水平型のもの
- L字型のもの
これらの浴室用の手すりは、下記のような場所に取り付けるのが一般的です。
①浴槽の側面へ床と平行に設置する
②洗い場壁面へ平行に設置する
③浴槽と洗い場をまたぐ部分に床と垂直に設置する
それぞれ解説します。
設置場所① 浴槽の側面へ床と平行に設置する
浴槽の側面に水平型の手すり、またはL型の手すりを設置することで入浴時の立ち座りを安全に行えます。
設置場所② 洗い場壁面へ平行に設置する
洗い場壁面の腰くらいの高さに、床と平行に手すりを設置します。そうすることで滑りやすい洗い場を安全に歩行できます。
設置場所③ 浴槽と洗い場をまたぐ部分に床と垂直に設置する
浴槽に入る瞬間は浴槽をまたぐ形になり、姿勢が不安定になりがち。垂直に設置した手すりに体重をかけることで安定して入浴できます。
ユニットバスへの手すり取り付け工事の方法や手順を解説!手すりの種類別に紹介
お風呂に手すりを取り付ける工事を業者に依頼する場合、まず事前準備として下記の手順で現場確認などを行います。
- 現地調査を行い、浴室の壁の材質などを確認する
- 商品の選定を行う
現地確認や商品の選定が終わったら取り付け作業を行いますが、製品によって少し手順は変わります。本記事では下記の手すりを選択した場合の手順について紹介します。
- ビス留めする製品の場合
- 固定金具を使用する場合
ビス留めする製品の場合の取り付け手順
1.ビスを打つであろう大まかな位置に養生テープを貼り、保護する
2.製品を実際に仮合わせし、ビスを打つ場所に印を付ける
3.電動工具で下穴を開ける(壁材を破損しないように、小さいドリルを使って徐々に開けていく)
4.穴が広がらないようにゆっくりとビスを打ち込んでいく
(ビスが効きづらい壁材の場合は、アンカーなどを設置する)
5.設置箇所を隠すためにカバーを付ける
固定金具を使用する場合の取り付け手順
1.固定金具を挿入するであろう位置に養生テープを貼り、保護する
2.電動工具で丸い穴を開ける
3.固定金具を穴の中に入れ、壁の内外から挟み込んで固定する
4.固定金具と手すりを接続する
5.設置箇所を隠すためにカバーを付ける
上記のような手順で工事を行うのが一般的です。
DIYでユニットバスに手すりを後付けするのはやめたほうがいい!
DIYでユニットバスに手すりを後付けすることは可能です。作業自体もそこまで難しくありません。
しかしユニットバスへの手すりの後付けをDIYで行うことは、下記のような注意点があるためあまりおすすめできません。
- 壁材を破損してしまう場合がある
- 穴を開ける作業を失敗すると、手すりを設置できず取り返しがつかない
- 手すりをきちんと固定できていないと危険
それぞれ詳しく解説します。
理由① 壁材を破損してしまう場合がある
手すりを設置する場合、多くは下記のような施工が必要となります。
- ビスで固定する
- 壁面に穴を開けて固定金具を挿入し、固定する
これらの作業は電動工具を使用すれば素人でも十分行えます。
しかし知識のない方や、工具が不足している方が作業を行うと下記のような事態を招く可能性も。
- 壁面に亀裂が入る
- 穴の周辺が割れてしまう
壁材が破損してしまった場合、ほんの少しであればコーキング材などで補修できます。しかし範囲が広いと修復できないため注意してください。
理由②:穴を開ける作業を失敗すると設置することができず、取り返しがつかない
DIYに慣れていない方が作業を行った場合、穴を開ける作業を失敗してしまうかもしれません。よくある失敗例とともに、失敗してしまうとどうなるか解説します。
失敗例① ビスや固定金具を使用するための下穴を大きく開けすぎてしまった
上記のような場合、ビスや固定金具が効かなくなり手すりを固定できなくなってしまいます。開けた下穴も元に戻すことはできないので、コーキング材などを詰めてふさぐしかありません。
ただしビス穴のような小さな穴であればふさげる可能性もあります。大きな穴を間違って空けてしまった場合補修することは難しいので、注意して作業を行いましょう。
失敗例② 穴を空ける位置を間違え枠と干渉してしまった
ユニットバスの壁の裏側には多くの場合、補強用に鉄の補強材が設置されています。そのため補強材を避けて穴を開けなければいけません。
それを知らずに補強材のある位置に穴を開けてしまった場合、ビスを打ち込むことや固定金具を挿入することができなくなります。
理由③ 手すりをきちんと固定できていないと危険
ビスや固定金具がきちんと効いていないと、手すりに体重をかけた際にずれたり外れたりする可能性があります。
基本的に手すりは体重をかけて使用することが多いため、固定が甘いと重大な事故につながる可能性があるのです。
DIYで手すりの取り付けを行うと上記のようなリスクが発生しやすいので、あまりおすすめはできません。確実に取り付けるためにも専門の業者に依頼しましょう。
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