ミツモアで人気のカテゴリーのひとつは、手すりの取り付け。
本日は、ミツモアでの手すりの取り付け依頼に同行して、リフォームのプロに、お家の階段に手すりを取り付ける手順を教えてもらいます。
手すりがない階段では、壁に手を添えて昇り降りをする方も多いと思いますが、体を支える力が手すりより弱いため、怪我につながる恐れもあります。
高齢の方や、妊婦さんなどがいる世帯では、手すりつきの階段が安全です。バリアフリー対策に、ご家族のために、ぜひ手すりの取り付けを考えてみてはいかがでしょうか。
階段の手すり取り付けに必要な材料・道具を用意しましょう
材料を用意する
- 木製の棒(階段の長さに合わせて用意)
- 中間ブラケット(手すりの長さに応じて数を用意)
- エンドキャップ(手すりの前後に装着)
- 自在ジョイント(必要な場合)
※廻り階段の場合、曲がり角部分は、自在ジョイントを用意すれば手すりと手すりをつなげることもができます。
道具を用意する
- インパクトドライバー(下地にビスを打ち込むので14V以上のパワー)
- 下地探し
- のこぎり
注意!手すりは、柱がある場所にしか取り付けられません
手すりを付ける場合、必ず、壁の内部に柱がある場所に取り付けます。そのため、壁の内部の柱を下地探しという道具で探します。間柱にはビスが打ってあるため、下地探しに付いているマグネットがビスにくっつくため間柱が探せるというわけです。壁の種類によっては、強度が弱く取り付けが難しい場合もあります。参考までに壁の種類を説明します。
石こうボード壁:石こうボードの裏にある柱や間柱を探します。下地探しで探せます。
化粧ベニヤ壁:築年数の長い家では良くある壁で、補強のため横胴縁という細長い横板を303mm間隔で門柱に取り付けてあります。補強板を門柱や横胴縁にしっかり固定してから手すりを付けます。
マンションの壁:鉄筋コンクリートのため、一番難しい壁です。補強板をしっかり固定した上で手すりを取り付けます。最近のマンションは将来手すりをつけやすいように廊下の壁に補強してある所もあります。その場合は、電動ドライバーがあれば簡単に取り付けられます。
柱が見つかったら、早速手すりを取り付けましょう
1.中間ブラケットを用意
間柱が通っている場所が分かったら、間柱の数だけ中間ブラケットを用意します。住宅用手すりセットなどには9個ぐらい入っていますから大抵の階段は間に合うでしょう。
2.手すりにする棒をカット
階段の長さに合わせて、木製の棒をのこぎりでカットします。廻り階段の場合は、曲がり角ごとに、必要な本数をカットします。あらかじめ長さを測り、適切な長さの棒をホームセンターに買いに行っても構いません。
3.切り口をエンドキャップで覆い固定
棒の前後をエンドキャップで覆い、棒に穴を開けた後キャップをネジで固定します。エンドキャップをつけると、衣類がひっかかりにくくなり安全です。手すりエンドブラケットという器具でも代用できます。
4.床からの高さを測り、固定箇所にマークをつける
地面からだいたい60〜75cmくらいの高さを目安に、高さを決めてマークをつけます。マスキングテープなどをつかっても良いです。壁の内部の柱がある箇所を確認し、必ずそこにつけるようにしましょう。
5.角度を確認しながら、中間ブラケットを取り付ける
手すりの角度を確認しながら、手すりを支える中間ブラケットをインパクトドライバーでネジどめしていきます。最初は仮止め程度にし、手すりを乗せて角度を確認してください。問題ないことを確認したら、中間ジョイントを再度しっかり留めます。
中間ブラケットの数は、階段に合わせて適宜増やしてください。大体90cmに1つくらいが目安です。また、踊り場などで階段が曲がる場合は、自在ジョイントをとりつけて、手すりをつなぐこともできます。
6. 手すりと中間ブラケットを固定して完成
中間ブラケット(場合によっては自在ジョイント)が固定できたら、手すりを乗せて固定し、完成です。力をかけたり、昇り降りをしてみてバランスや強度に問題ないか確認してください。
今回は、自宅の階段に手すりをつける方法をご紹介しました。中間ジョイントと手すりの角度調整や取り付けなど、場合によっては2人がかりで行ったほうがスムーズな箇所もありますが、DIYが得意な方などはぜひ取り付けてみてください。
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