ミツモアロゴ
ミツモアメディア

おうちがいちばん!お年寄りや子供に優しい手すりの取り付け

最終更新日: 2018年09月27日

これで安心!手すりの取り付け

まだまだ元気だと思っていた家族や自分だけど、最近何気ない動作をするときに変化を感じつつある、ということはありませんか。

立ったり座ったりの動きに思わず「よいしょ!」と言ってしまったり、普通に歩いたり登ったりしているのに、つまずきやすくなったりしていませんか。

残念なことに、年齢とともに筋肉や関節、骨は衰えていくものです。もちろん、トレーニングやサプリメントなどで筋力アップを心がけるのは素晴らしいことです。ご自分の体力に自信がある高齢者の方も多いことでしょう。

でも、ちょっとしたことでバランスを崩し、転倒して怪我をされる方が多いのも事実です。

厚生労働省人口動態統計によると、ここ数年、階段から転倒、転落による年間の死亡数は700名を超えるそうです。階段からの転落は重大な事故へ結びつき、特に後頭部の打撲は、重度の後遺症や死亡事故に至る可能性が高くなります。

平成12年4月に改正された建築基準法施行令第25条では、階段に手すりを付けることが義務付けられているのも、納得です。

また、小さなお子様や、妊娠中の方、病気や怪我で治療中の方、お酒に酔った方などは、手すりがあると安心して階段を上り下りできることでしょう。

階段以外にも、玄関先やトイレなどに設置すれば、骨折や転倒などのけがを未然に防ぎ、安心して暮らすのに役に立つのが、手すりです。バリアフリーなど大掛かりなリフォームに至る前に、最初のステップとして取りかかれる良い手段ではないでしょうか。

今回は、手すりの種類や設置場所、介護保険制度などについても少し触れておきたいと思います。

 今度、親と同居します。どんな場所に手すりを設置したら良いの?

高齢者にとって手すりは、「動作」と「移動」を補助してくれます。手すりが1本あるだけで、日常生活が大きく改善されます。

「動作」での補助

  • 玄関での立ち座りの補助

靴を脱いだり履いたりするとき、身体の上位移動でバランスを崩します。転倒やふらつくのを防ぎます。

  • トイレでの立ち座りの補助

極小空間なのに複雑な動作が多いトイレ。身体の安定を保ち、立ったり座ったりするときの動作も楽になります。転倒やよろけたりするのを防ぎます。

  • 洗面所での補助

洗顔や歯磨きなど、中腰動作が多く、バランスを失いふらつきやすい洗面所。身体を支え、よろけたりするのを防止します。

  • 浴室での補助

浴槽から出るときや、水濡れで滑りやすく危険な浴室ですが、滑ったり転倒するのを防ぎます。ドアの開閉の際にもふらつきを防止します。

  • ドアを開閉する際のバランス補助

ドアに引っ張られることなく、体を安定させることができます。

  • 「移動」での補助
  • 階段の上り下りの補助
  • 廊下を歩くときの水平移動
  • 屋外

足元が滑って転倒しそうになったとき、しっかり体を支えたり、ふらつきを防止。暗いときにも伝い歩きを助けてくれます。このような場所に設置できると、安心ですね。

それで、日頃から、どんな生活動作が手すりを必要としているか、手すりを取り付けるスペースなどチェックしておくことをお勧めします。

まずは手すりの種類、教えてください。

手すりにもいろいろな種類があります。

「L型手すり」

水平手すりと縦手すりがひとつになったもので、立ち上がり動作をするときによく使われます。しっかり握って使うので、握りやすく、冷たくない材質がおすすめです。

「縦手すり」

床面に対して垂直に設置し、身体を安定させたいときに使われます。取り付け位置ですが、一般的に手すりの真ん中部分に「小さく前へならえ」をしたときの中指の高さがくるように取り付けるのがつかいやすいとされています。しっかりと握って使うので、握りやすい素材、形状でなければなりません。

「波型手すり」

くねくねと曲がった波型の手すりです。人間工学基づき、力を入れやすいように作られました。身体を引き寄せたり、踏ん張ったりするとき、握りやすい角度になっています。

「光る手すり」

暗くても手すりや階段の位置がわかるように、光る手すりです。赤外線センサーにより、人が近くにいるときにだけ点灯する、省エネ設計のLED内蔵のものもあるそうです。進化していますね。

また手すりの太さも重要です。使用者本人が使い勝手を確認できるように、見本の手すりやなどで太さをチェックしてもらうと良いでしょう。目安としては、直径28mm~35mmといわれています。

リウマチなどの症状で、手すりを握るのが難しい場合もあるでしょう。そうした場合は手すりに手や肘をのせて移動できる、楕円状の手すりを選ぶと良いでしょう。素材も、木製、プラスチック製、樹脂コーティングしたものなどが、冷たくなく、安心して使えるでしょう。

表面に凹凸をつけたディンプル加工した手すりは、でこぼこしているので、しっかり握れます。フッ素シリコン塗料のものは、汚れを拭き取りやすいという利点があります。

用途に応じて選んでみてください。

手すりの位置ってどうやって決めたら良いの?

ズバリ、使用者本人の身長や動作、病気の症状にあわせた手すりの位置がベストです。業者と細かく打ち合わせしてみてください。

とはいえ、だいたいの目安も知りたいですよね。

トイレ

「L型手すり」の場合

立ち上がったときに身体の前に手すりがあるように、便器の先端から200~300mmの位置に設置します。

「正面横手すり」の場合

高さ750~800mmの位置。あまり低いと頭をぶつけてしまいます。

浴室

浴槽の出入りには「L型手すり」を浴槽の上縁から100mmの位置に、出入り口ドア付近には「縦手すり」600~800mmほどの長さのものを設置します。

洗面所

洗面台の周りを囲むように「U型手すり」を高さ750mmの位置に設置します。

玄関

「縦手すり」の場合

手すりは600~800mmとながめのサイズが持ちやすくて良いでしょう。上がりかまちから、高さ750mmほどのところから上に設置します。

出入り口の手すりの場合

床面から高さ1200mmあたりを握ることができるように設置します。

階段

できれば両側設置がベストです。片側のみ設置の場合は、下るときの利き腕側に設置します。高さは段鼻(角部分)から750mmの位置に設置します。手すりの端部分は水平に200mm以上伸ばします。最後の一歩までしっかりと握っていられるからです。

※ 使用者の腰の大腿骨の付け根の大転子骨の高さがベストといわれています。

廊下

床から高さ750~850mmの位置に設置します。端部分には、服がひっかかって怪我しないようにブラケットを取り付けましょう。

以上が標準的な設置位置ですが、使用者本人の使い勝手の良さを1番に考えてあげましょう。もし、入院中の場合は、可能でしたら1日仮退院して確認していただいてから決める、などの配慮も必要でしょう。

 まだ元気だけど、将来に備えて早めに取り付けておこうかな?

実は、むやみに手すりを付けて、失敗した!という例もあるのです。

Tさん(60代)の口コミ

将来のことを考えて、トイレのリフォームついでに、手すりを付けました。ところがジャマでしょうがない!トイレ掃除をするたびに、頭をぶつけてしまうし、便座から立ち上がるときに、いつもてをぶつけてしまう。取り外しも考えているところです。

Kさん(50代)の口コミ

親の介護中です。よかれと思って廊下に手すりをつけたら、車椅子が通れなくなってしまった!ショックです。

Wさん(40代)の口コミ

勧められるままに、玄関に縦型の手すりをつけたのですが、今となっては、カバンや帽子掛けになってしまっています。あまり必要なかったみたい。

無計画な手すりの取り付けは、かえって生活しにくくなり、ストレスが溜まってしまうことになりそうです。

もちろん、将来に備えてよく計画し、今の段階から手すりをつけて、安全に暮らすというのは良いことです。階段や浴室など、危険と隣り合わせの場所では、今から設置して、安全性を高めましょう。

階段の手すり、自分で取り替えたらダメ?

手すりの取り付け工事ですが、どこでも取り付けられるというわけではありません。以下の点を確認しなければなりませんん。

  • 取り付ける壁は取り付け工事に耐えられるか
  • 下地補強の必要があるかどうか
  • 浴槽周りなど、高度な技術が必要

日曜大工に自信がある方なら、挑戦したくなるかもしれませんが、いざという時に、身体を支えきれずに手すりが抜けてしまったり、取れてしまうと、大事故につながりかねません。安全のために取り付けたのに、これでは本末転倒です。ここはプロへお任せしたほうが、頑丈で安心です。

階段に手すりを取り付けたいのですが、ざくっといくらかかるの?

階段の取り付け工事費用は、階段の段数や形状によって異なります。

手すり素材によっても、両側に取り付けるかによっても異なります。また、壁に取り付けられる下地があるか、などなど、状況によっては、費用がかさみます。

漠然とですが、手すり代・ジョイント金具代と、取り付け工事費を足して、40,000~100,000円が相場とお考えください。直線の階段で段数が少なければ、安く抑えられるでしょうし、カーブしていたり多めの段数の階段だと、それだけ費用がかかります。

これを目安に、だいだいの金額をイメージしてみてください。

介護保険適応できるって聞いたのですが。

介護リフォームを利用するには条件があります。

  • 介護保険の保険者であること
  • 介護保険の要介護認定を受けていること
  • 上限が1人20万円

介護リフォームの利用の際にも、業者に相談する前に、必ずケアマネージャーに相談しましょう。

着工前の写真、ケアマネージャーが作成した理由書、見積もりを自治体に提出し、許可がおりてから着工したものについて、介護保険適応できるのです。

自治体の許可が出て、はじめて工事に取りかかれるということを、覚えておいてください。

やっぱり業者選びは大切ですよね。

鉄則はやはり「複数社比較検討」。

同じ条件で複数の会社に依頼してみてください。そうするなら、手すり取り付け工事の適正価格が見えてきます。

塗装やその他のリフォームに比べると、手すり取り付け工事は、手すり代と取り付け工事費という分かりやすい設定ではあるので、それほど騙されることはないとは思いますが、それでも、悪徳業者に引っかからないよう、最善を尽くしてください。

後悔しない、安心した生活がおくれるリフォーム工事、業者選びは慎重に行いましょう。

ミツモアでは、手すり取り付け業者を選ぶお手伝いをしております。ぜひご利用ください。