英語をスピーディーかつ正確に翻訳したいときは、サイトやアプリを使用してみましょう。
ただし対応言語やジャンルに注意して選ぶことや、参考程度に使うことも大切です。無料で使えるサイトやアプリに加え、有料の翻訳ツールも紹介します。
正確さに定評のある英語翻訳ツールは?
正確さに定評のある英語翻訳ツールは「DeepL翻訳」です。翻訳スピードも速く、慣用句や方言を含む文章で入力してもほぼ正確に翻訳できます。
英語翻訳をプロに依頼した場合の相場は?
日本語を英語に翻訳する場合、1文字あたり10~14円、英語を日本語に翻訳する場合、1ワードあたり11~20円が相場目安です。専門性、納品期日によっても値段が上下します。
翻訳ツールを使う際の注意点
翻訳ツールを使う場合はいくつか注意点があります。特に気を付けたい点を2点ご紹介します。
翻訳ツールはあくまで参考として使う
翻訳ツールで訳した文章は、必ずしも正確とは限りません。複数の意味を持つ単語が存在したり、文脈に応じた訳し方が必要だったりするからです。1文単位では正しい訳になっていても、文章全体で見ると不自然ということもあるでしょう。
長文になるほど翻訳ツールだけではうまく訳せない可能性が高まります。ときには真逆の意味で提示されるかもしれません。ツールはあくまでも大まかに意味を知るためのもの、という前提で使うことが大切です。
間違いがあるかもしれないという意識を持ちながら、最終的には自分の目で確認しましょう。
対応言語を確認して選ぶ
対応している言語を確認してから選ぶことも大切です。英語を翻訳したいなら英語に対応しているサイトやアプリを使います。
およそ100の言語に対応しているツールもありますが、精度の高さを重視するなら必要な言語に特化したアプリを選ぶのもよい方法です。専門性の高い文章を翻訳するときには、業界の専門用語への対応状況も確認しましょう。
またオンライン・オフラインどちらの対応かも重要な基準です。オンラインなら定期的なアップデートで翻訳精度が高まっていくと予想されます。しかし機能を使うのにネットワーク回線が必要です。
オフラインでは機能や情報の更新はないものの、航空機内や地下鉄などネットワーク回線のない環境でも使えるのが強みと言えます。
おすすめの無料翻訳サイト
ツールで翻訳をするならまずは無料翻訳サイトが手軽です。代表的な3種類のサイトを紹介します。
シンプルで使いやすい「Google翻訳」
1度に5,000文字まで翻訳できる「Google翻訳」は、長文の内容を把握したいときにも便利です。100以上の言語に対応していますし、テキスト入力の他音声入力やURL入力もできます。
ニュートラルネットワークという人間の脳に似たAI翻訳システムを採用しているため、より自然に翻訳できるのが特長です。ただし細かいニュアンスや文化・習慣の違いは理解できないため、翻訳が難しい文章もあります。
例えば専門用語が多い文章や、スラング・ジョークが多用されている文章は、本来の意味合いや雰囲気までは再現できません。また「改行により文章が途切れる」と認識される点にも要注意です。
元の文章に改行が入っているときには手直ししてから翻訳にかけましょう。
翻訳スピードが速い「DeepL翻訳」
言語AIシステムを開発する企業が展開している「DeepL翻訳」は、精度の高い翻訳サイトとして注目されています。自社開発のオンライン辞書ソフト「Linguee」により、より自然な文章での翻訳が可能です。
慣用句や方言を含む文章で入力してもほぼ正確に翻訳できます。ただし和製英語には対応していないため、日本語から英語へ翻訳するときには不自然な表現になるかもしれません。
翻訳スピードの早さも魅力です。1,000文字程度なら約5秒で翻訳できますし、テキストを打ち込む場合にはほぼリアルタイムで翻訳できます。
対応言語は11と少なめですが、英語や中国語など主要な言語に対応可能です。
専門分野で活躍する「エキサイト翻訳」
「エキサイト翻訳」は日本で作られた翻訳サイトです。32の言語に対応していますが、基本的な精度はそれほど高いわけではありません。ただし専門性の高い分野の翻訳には向いているサイトです。
「理学系」「農林水産系」「工学系」「社会学系」「人文学系」「芸術系」「スポーツ系」「生活系」の中から分野を選択することで、翻訳の精度がアップします。そのため難解な専門用語にも対応可能です。
論文を始め専門用語がよく出てくる文章に向いています。
おすすめの無料翻訳アプリ
スマートフォンにアプリを入れておけば、必要なときに手軽に翻訳できます。それぞれの特徴を知っていると、自分の使い方に合うアプリを選択可能です。使い勝手のよいアプリ3種類を紹介します。
3モードを使い分ける「Naver Papago翻訳」
英語・中国語・韓国語・日本語・スペイン語など13カ国語に対応している「Naver Papago翻訳」は、Naverグループが提供する翻訳アプリです。音声翻訳・テキスト翻訳・写真翻訳の3種類に対応しています。
翻訳方法をシーンに合わせて使い分け可能です。例えば紙の書類で渡された資料を翻訳するには、写真翻訳が役立ちます。短い文章であれば、音声翻訳を使うとさっと翻訳できるでしょう。
翻訳スタイルが自由「音声&翻訳 – 翻訳機」
「音声&翻訳 – 翻訳機」はテキストなら117カ国語・音声なら54カ国語に対応しています。テキストからテキストへ、音声から音声へ、音声からテキストへなど、複数の翻訳スタイルから自由に選べるのが特長です。
マイクを通して日本語を話せば、外国語への音声翻訳もできます。苦手な言語でコミュニケーションを取るときにも役立つアプリです。
またiPhoneやiPadなどAppleデバイスを併用しているなら、iCloudの統合によりデバイス間の翻訳履歴を同期できます。色々な端末で作業をする人に便利です。
単語や例文の収録が豊富「Weblio 英語翻訳」
辞書サイトのWeblioが展開する「Weblio 英語翻訳」は、その名の通り英語にのみ対応している翻訳アプリです。英語に特化しており単語や例文が豊富に収録されています。
そのため英語から日本語へ、または日本語から英語へ翻訳したいと考えている人にぴったりです。1度調べた言葉はフォルダに整理して保存しておけます。何度も調べる言葉がある場合に便利な機能です。
本格的な有料翻訳ツールも
無料で使えるサイトやアプリでも翻訳はできますが、より高い精度を求めるなら、有料ツールを利用するのも一つの方法です。AIが取り入れられている本格的なサービスをチェックしましょう。
翻訳結果を暗号化する「COTOHA Translator」
「COTOHA Translator」はMicrosoft Office形式のファイルや、PDFファイルを翻訳できるツールです。レイアウトを崩さずにそのまま翻訳できるため、資料をそのまま使いたいときに役立ちます。
人の脳神経細胞に似た仕組みのAIを用いているため、特有の表現や細かなニュアンスにも対応可能です。より自然な表現の翻訳ができることでしょう。
翻訳にかかる時間が非常に短いのも魅力です。多言語を扱える人が翻訳するのと比較しても、その差は圧倒的といえます。
また翻訳したテキストがサーバーに保存されることはありませんし、翻訳結果のファイルも一定期間経過後に削除されます。重要な情報でも安心して翻訳できるツールです。
ウェブサイト対象のツール「WOVN.io」
ウェブサイトを丸ごと翻訳するときに使えるのが「WOVN.io」です。特定のページに記載されている文章を入力し、翻訳するタイプではありません。
使用するときにはウェブサイトへコードを入力すると、指定の言語の翻訳ページが新たに作成される仕組みです。ウェブサイトを多言語へ対応させるときに役立ちます。
言語に応じた最適な画像への切り替えもでき、全体のレイアウトをキープしながら高精度な翻訳が可能です。英語・中国語・スペイン語などを始めとする43の言語に対応しています。
自分に合う翻訳ツールを使おう
翻訳ツールは無料で使えるサイトやアプリの他、AIを利用した精度の高い有料のものもあります。大切なのは自分の目的に合わせて必要な機能を満たすツールを選ぶことです。
簡単な文章の翻訳であれば無料のツールでも十分かもしれません。一方重要な情報を扱うなら、有料の本格的なツールの方が安心です。さまざまなツールを比較し、最適なものを選びましょう。
英語・英文の翻訳のプロを探すならミツモアがおすすめ
ミツモアでは豊富な経験と知識を持った英語・英文の翻訳のプロに見積もりの依頼ができます。まずはプロに相談をしてみてはいかがでしょうか?
ミツモアで簡単な質問に答えて見積依頼
ミツモアならサイト上で予算、スケジュールなどの簡単な質問に答えるだけで見積もりを依頼できます。複数の業者に電話を掛ける手間がなくなります。
最大5件の見積もりが届く
無料で最大5件の見積もりを比較することが可能です。レビューや実績も確認して、自分に合った業者を選ぶことができますよ。
チャットで見積内容の相談ができる
気になった業者とはチャットで相談することができます。チャットなら時間や場所を気にせずに相談ができるので忙しい人にもぴったりです。