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お風呂のドアガラス・アクリル板が割れた!応急処置と修理の方法は?

最終更新日: 2024年04月04日

うっかりお風呂のドアを割ってしまったら、まずは落ち着いて応急処置をしましょう。特に小さな子どもやペットのいる家は、素早く安全を確保することが大事です。アクリル・ガラスドアそれぞれの応急処置と、その後の修理方法を詳しく解説します。

お風呂のドアが割れたときの応急処置

応急処置はドアの素材によって異なります。お風呂のドアに使われている主な素材は、アクリル板とガラス板の2種類です。素材ごとの対処方法を知り、安全な環境を整えましょう。短い期間なら、応急処置によってお風呂を使えるようにもなります。

アクリル板ドアの応急処置

ガラスより割れにくいアクリル板でも、強い衝撃を与えれば割れる可能性があります。ヒビ割れてしまった際、応急処置に使う道具は以下の通りです。

  • 防水テープ
  • 軍手
  • スリッパ
  • ちりとり
  • ほうき
  • 掃除機
  • ガムテープ

まずはスリッパと軍手で手足を保護し、周囲に散ったドアの破片を片付けます。応急処置はヒビ全体を覆うように、防水テープを貼るのが効果的です。

本格的な補修ではないため、長くは持ちません。できるだけ早く新しいアクリル板と交換しましょう。

ガラスドアの応急処置

割れたガラスはけがにつながりやすいので、注意して作業を行います。作業用の軍手は厚手のものを選ぶか、二重にしましょう。

基本的な破片の片付け方法はアクリルドアの場合と同様に、ほうきとちりとり、掃除機などを使います。その上で、細かなかけらも残さないよう周囲の床を雑巾で水拭きし、お風呂の床も水で流します。

応急処置はヒビを防水テープで固定し、両側からプラスチック製の段ボールを貼りましょう。プラスチック製の段ボールは、ホームセンターなどへ行けば300円程度で買える製品です。ヒビ割れた部分を覆うことにより、二次被害を防げます。

お風呂のドアが割れたときの修理費用

賃貸住宅の場合、応急処置が済んだら大家か管理会社に連絡しましょう。ドアの経年劣化など、入居者が故意に割っていないなら、修理費用が大家または管理会社の負担になる場合もあります。

もし入居者の過失が原因なら自己負担になる可能性もあります。自己負担になってしまった場合は、住宅保険を適用できるかチェックしましょう。

割れたお風呂のドアの修理にかかる費用について、詳しく解説します。

割れたガラス・アクリル板だけを交換する費用

ドアの修理費用を抑えたいなら、割れたガラス・アクリル板だけを交換する方法がおすすめです。ガラス板の場合は、合計で約1万5,000~10万円が目安です。アクリル板の場合は、約1万7,000~5万円が目安になります

交換するガラス・アクリル板は、素材と面積で値段が変わるため、先に見積もりを取るとよいでしょう。

お風呂のドアごと交換する費用

割れ具合やドアの構造によっては、ドアごと交換する必要も出てきます。ドア交換は、カバー工法、ドアのみ交換するアタッチメント工法、ドアと外枠を交換する方法の3種類が代表的です。

既存のドアフレームに新しいフレームをかぶせるカバー工法は、約7万円以上が相場です。アタッチメント工法は約5万~7万円、ドアと外枠をまるごと交換するなら約10万円以上が目安になります。

プロに頼むときはドアの形状を詳しく伝え、相見積もりで費用を比較するのが安く済ませるコツです。

お風呂のドア交換・修理の見積もりを取る

割れたお風呂のドアを自力で修理するのはおすすめできない

大した割れ目でなければDIYで修理費用を抑えたいと思う人もいるかもしれませんが、割れたお風呂のドア修理を自力で行うのはおすすめできません

例えばアクリル板がサイズ通りにカットされていない、パッキンの取り付けが不十分といった原因で、隙間ができてしまう失敗が考えられます。隙間があると、シャワーの水や湯気が浴室の外にもれて家を傷める可能性があります。またDIY経験者でもガラスの扱いは手を切る可能性が高く、危険が伴うのでプロに頼んだ方が安心でしょう

難しさを理解した上でDIYに挑戦したい人向けに、使う道具と修理方法を説明します。

DIYでの修理に必要な道具

お風呂のドア修理に必要な道具は下の通りです。ガラス・アクリル板は、ドアから外して縦横の長さと厚さを測ります。

  • 交換用のアクリル板、またはガラス板
  • すべり止めの付いた軍手
  • プラスドライバー
  • シーリング材(防カビ剤入りシリコーン系)
  • シリコーン用ガンとヘラ

ガラス・アクリル板は、ホームセンターなどで購入する際に、適切なサイズにカットしてもらうと手間が省けます。ガラスはホームセンターで購入するよりも、メーカーに同じ製品の在庫があれば、取り寄せた方が簡単です。

自分で修理する手順

DIYの修理手順は以下の通りです

  1. お風呂のドアを外し、ネジや周辺パーツを分解する
  2. フレームから割れたガラス・アクリル板を取り除く
  3. 外したガラス・アクリル板のサイズを測る
  4. ホームセンターなどで同じ縦横サイズ・厚みの品を買う
  5. 新しいガラス・アクリル板をフレームにはめ込む
  6. 付属していたビートゴム、またはシーリング材で隙間を埋める
  7. 周辺パーツを元通りに組み立てて、ドアを付ける

防水用のビートゴムは再利用できますが、シーリング材の場合は新しく付け直します。ドアの開閉を確認したら完成です。

割れたお風呂のドア修理・交換は業者に頼もう

安全性と難易度の点から、割れたお風呂のドア修理・交換は、プロに頼んだ方が安心できます

賃貸住宅の場合、修理を頼む前に大家や管理会社に連絡しましょう。割れた原因や住宅保険が使えるかどうかで、自己負担額が変わってきます。

業者に頼むときには、自宅のドアタイプやデザインをしっかり伝え、相見積もりを取るのがおすすめです。複数の業者を比較することで、よりサービス内容がよく、費用の安い業者を選べます。

お風呂のドア交換・修理をプロに依頼する