ドアクローザーの開閉音がうるさい！原因と修理方法を解説

最終更新日: 2024年04月12日

ドアを開閉するときにドアクローザーがうるさい場合は、ドアクローザー本体の各部位のネジが緩んでいたり、アーム部分のグリスが切れていたりするなどの原因が考えられます。それぞれの修理方法や、業者に依頼する場合の費用相場を解説します。

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ドア開閉時にドアクローザーがうるさくなる原因

ドアクローザーの音が気になる人も少なくありません。適切に対処するためには、ドアを開閉し、どの部分から異音がしているのかを調べる必要があります。まずはドアクローザーの異音が発生しやすい部位と、原因について把握しておきましょう。

ドア開閉時にドアクローザーがうるさくなる原因の1つとして、各部位のネジの緩みが考えられます。

ドアクローザーは、本体・ブラケット・アームとリンクの連結部など、さまざまな場所をネジやナットで締めてドアに取り付けられています。そのため、どこかのネジやナットが緩んでいると、きしむような異音が発生し、うるさく感じるのです。

ネジやナットを締め直せば異音がおさまる場合は、自分で対処できます。詳しい調整場所や、修理方法・注意点については後述します。

ドアクローザーのアーム部分がきしんでうるさい場合は、アーム部分のグリス切れ・劣化が考えられます。ドアクローザー付近以外で異音がする場合は、蝶番の油切れもしくは劣化している可能性も考えられます。

アームや蝶番がスムーズに動くようにグリスや油が塗布してありますが、切れたり劣化したりしてくると動きが悪くなり、異音が発生するのです。

グリスや油が原因でドアクローザーや蝶番がうるさい場合は、自分で補充すれば解決する場合もあります。

ドアクローザーから異音がするときに、自分でできる対処法があります。ドアクローザーのネジ調整、アームや蝶番へのグリス・潤滑剤補充についての方法と注意点を紹介します。

ドアクローザーのネジやナットが、うるさい原因だと推測される場合は、ドライバーやレンチで締め直して調整すると、解決する可能性があります。

ブラケットやアームとリンクの連結部、ストップジョイントのロックナットなど、ネジやナットを使用している部分に緩みがないか確認して、締め直しましょう。

本体のネジを確認して締め直す場合は、『速度調整ネジ』に注意が必要です。速度調整ネジには、ドアの開閉スピードを調節する役割があり、ネジのそばに『1・2・3』などの数字が記されています。

速度調整ネジを回すと、ドアの開閉速度が変わって危険な上、緩めすぎたり外したりしてしまうとはめ直しができず、油漏れを起こしてしまいます。油漏れは交換するしか対処法がないため、うっかり回さないように注意しましょう。

アーム部分から異音がしている場合は、アームの可動部分である連結部にグリスを塗ると、動きがスムーズになり異音が止まる場合があります。このとき潤滑スプレーを使うと、アーム部分にもともと付いているグリスが落ちてしまうので、必ずグリスを補充しましょう。

異音の原因が蝶番にある場合は、シリコンスプレーや専用の潤滑スプレーを使用します。蝶番の注油方法は、蝶番のすき間から心棒に向かってスプレーするだけです。垂れたオイルを放置するとシミになりやすいため、すぐに拭き取りましょう。

ドアの開閉時にうるさくなる原因が、アームか蝶番なのかでグリス・潤滑スプレーのどちらを使うのかが異なる点に注意が必要です。

自分で対処できそうにない場合や、原因がよくわからない場合は、業者に依頼すれば、ドアクローザーがうるさい原因を突き止めて調整してもらえます。

ドアクローザーの調整にかかる作業費用は、ネジやナットの締め直しによる調整、グリス塗布や注油なら、5,000～1万円程度が一般的です。

業者によっては作業費用以外に、出張料金がかかるケースもあります。出張料金は業者の所在地から作業する場所までの距離で変動するため、依頼前に必ず見積もりを取りましょう。

ネジやナットの締め直し、グリスや油の補充で異音が直らない場合は、ドアクローザーの交換が必要です。ドアクローザー内部の油切れ・油漏れが原因でうるさい場合も、交換対応になります。

交換対応の場合の費用相場は、1万6,000円～3万5,000円程度です。内訳としては、ドアクローザー本体が6,000～2万円程度、作業費用が1万～1万5,000円程度となっています。

依頼する業者によってはさらに出張料金がかかることに注意しましょう。

交換するドアクローザーの種類によって、かかる費用が変動します。業者に見積もりを依頼するときに、現在設置されているドアクローザーの種類を伝え、同じものに交換するか、他の種類に変えるかを相談するとよいでしょう。

ドアの開閉時にドアクローザーから異音がする原因として、ドアクローザー各部位のネジの緩みや、アームのグリスが切れている、劣化しているなどが考えられます。

ネジの調整やグリス補充などは、自分でも対処可能です。それでも直らない場合や、作業に自信がなかったり、異音の原因がわからなかったりする場合は、業者に調整や修理の依頼が必要です。

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