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お風呂のタイルの掃除方法と頻度・有効な洗剤・楽にするコツ

最終更新日: 2024年06月28日

毎日のように使用するお風呂のタイルですが、「どのくらいの頻度でどのように掃除すると良いのだろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

お風呂のタイルは一見放置しても清潔に保てるように感じるかもしれませんが、適切に掃除を行わないと、石けんカスや水アカ、皮脂汚れ、カビが蓄積してしまいます。

これらの汚れが溜まらないようにするためには、以下のように掃除することがポイントです。

  • 毎日:スポンジや雑巾で拭く
  • 週に1回:中性洗剤をかけて磨く
  • 汚れが酷くなったら:汚れに合った洗剤を用いて磨く

この記事では、お風呂の床タイルや壁タイルを、それぞれどのくらいの頻度でどのように掃除すれば良いか、どのような洗剤を使うのが適切かを解説します。

お風呂のタイル掃除は自分で行うことも可能ですが、汚れが蓄積してしまうとなかなか落ちないかもしれません。

そのようなときはプロに依頼することがおすすめです。「ミツモア」を使えば自分の希望に合う業者から見積もりをもらえるので、適切なコストでプロに依頼したい方はぜひご利用ください。

お風呂のタイルの掃除方法と頻度

泡

一見、清潔に保ちやすく思えるお風呂ですが、壁や床のタイルは、石けんカスや水アカ、皮脂汚れ、カビなどの汚れが蓄積しやすい箇所となります。

お風呂のタイルを衛生的に保つためには、以下の頻度で掃除を行うことがポイントです。

毎日:スポンジや雑巾で拭く

お風呂のタイルを清潔に保つためには、毎日の軽い掃除が重要です。入浴後にスポンジや雑巾でタイルを拭くことで、石けんカスや水滴が乾燥して固まることを防げます。

特に、石けんカスや皮脂汚れは放置すると硬くなり、後々の掃除が大変です。毎日の簡単な拭き取りを習慣にすることで汚れの蓄積を防ぎ、タイルを綺麗に保つことができます。タイルの隙間や目地にも注意し、しっかりと水分を取り除くことでカビの発生も防止できます。

拭き取りに使うスポンジや雑巾は、柔らかいものを選ぶとタイルの表面を傷つける心配がありません。

毎日のひと手間が、お風呂を清潔で快適に維持するためのポイントです。

週に1回:中性洗剤をかけて磨く

毎日のお手入れに加えて、1週間に1回はより細やかな掃除を行うことが大切です。週に1回の掃除では、中性洗剤を使ってタイルを磨きましょう。中性洗剤はタイルに優しいため、素材を傷める心配が少なく、日常の汚れを効果的に取り除きます。

まず、タイル全体に中性洗剤をスプレーし、数分間放置して汚れを浮かせます。その後、柔らかいブラシやスポンジでタイルを擦り、隅々まで丁寧に掃除します。特にタイルの目地やコーナー部分には汚れが溜まりやすいので、しっかりと磨きましょう。

洗剤を使った後は水でしっかりと洗い流し、洗剤残りがないように注意してください。最後に乾いたタオルでタイルの水分を拭き取り、カビの発生を防ぎます。

週に1度、中性洗剤を用いて掃除することで、お風呂のタイルを綺麗に維持できます。

汚れが酷くなったら:汚れに合った洗剤を用いて磨く

毎日や週に1回の掃除を実施していても、どうしても汚れが全くない状態を保つのは難しいです。タイルに頑固な汚れが付着してしまった場合は、汚れの種類に応じた専用の洗剤を使用することが重要です。

まずは汚れの種類を確認しましょう。次に洗剤を汚れた箇所に直接スプレーし、数分間放置して汚れを浮かせます。その後、ブラシやスポンジでしっかりと擦り、頑固な汚れを取り除きます。洗剤を使用した後は必ず十分に水で洗い流し、洗剤が残らないように注意してください。

タイルを一度で完璧に綺麗にするのは難しいですが、汚れに応じた洗剤を使って定期的に掃除することで、常に清潔な状態を保つことができます。

お風呂のタイルにつく汚れ

タイル汚れ

お風呂のタイルの掃除が必要な理由は、次のような汚れが蓄積するからです。

汚れを落とすには、それぞれの汚れに適切な洗剤を選ぶことが重要なので、まずはタイルの汚れの原因が何かを判別しましょう。

石けんカス

石けんカスは、お風呂のタイルによく付着する汚れの一つです。石けんが水と混ざり乾燥すると硬くなり、白っぽい残留物としてタイルに残ります。

石けんカスは表面がザラザラしており、触ると滑りやすい感じがします。タイル表面がくすんで見える部分や、水がかかりやすい場所に白っぽい汚れが付着している場合、石けんカスが原因である可能性が高いです。

石けんカスは見た目が悪いだけでなく、放置すると掃除が大変になります。

水アカ

水アカは、水に含まれるミネラル成分が蒸発して残る白っぽい汚れです。白色または灰白色の固い膜や斑点状に見えることが特徴です。触るとザラザラしており、くすみやくもりが目立ちます。

水アカは、水がよく溜まる場所、シャワーヘッドや蛇口周り、バスタブの縁、鏡などによく見られます。特に硬水地域では水アカの蓄積が早く、厄介な汚れとなります。

皮脂汚れ

お風呂では、体を洗う際に落ちた皮脂がタイルに付着し汚れとなります。皮脂汚れは、石けんカスや水アカとは異なり、やや黄色っぽく見えることが多いです。ぬるぬるとした手触りで、放置すると次第に黒ずんできます。

特にバスタブの縁や、体が直接触れることの多いタイル部分に付着します。皮脂汚れは放置すると固まり取り除きにくくなるため、早めの対応が必要です。

カビ

湿気の多い環境であるお風呂は、カビの発生を促進します。特にタイルの目地や隅にカビが発生しやすいです。

カビの特徴は、黒色や緑色、時にはピンク色や白色の斑点や、糸状の汚れとして現れることです。見た目がはっきりしているため、他の汚れと区別しやすいです。触るとぬるぬるしており、繁殖が進むと異臭を放つこともあります。

放置すると健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意しましょう。

お風呂のタイルの汚れが酷い場合は、プロに掃除してもらうことがおすすめです。掃除業者を見つけたい方は、無料で見積もりを取得できる「ミツモア」を利用してみてください。

お風呂クリーニングをプロに依頼する

お風呂のタイル掃除に使う洗剤

お風呂道具

お風呂のタイルに溜まった汚れを綺麗に落とすためには、それぞれに最適な洗剤を使うことがポイントです。

中性洗剤:日常の掃除に使う

中性洗剤は、日常的なタイル掃除に適しています。皮脂汚れや軽い石けんカス、水滴の跡など、日常の使用で付着する汚れを効果的に除去します。タイルに優しく、素材を傷めることなく清掃できるため、毎日の掃除に使用するのに最適です。

使用方法は簡単で、タイルに中性洗剤をスプレーし、数分間放置して汚れを浮かせます。その後、スポンジや柔らかい布で擦り、汚れを拭き取ります。特に目地や隅の部分は念入りに掃除しましょう。

最後に水で洗い流し、乾いたタオルで拭いて水分を取り除きます。中性洗剤を定期的に使用することでタイルに汚れが蓄積するのを防ぎ、綺麗に保つことができます。

アルカリ性洗剤:石けんカスに有効

アルカリ性洗剤は、石けんカスを落とす際に効果的です。石けんカスはアルカリ性の洗剤によって分解されやすいため、頑固な汚れもスムーズに落とすことができます。

まず、タイルにアルカリ性洗剤をスプレーし、数分間放置して汚れを浮かせます。その後、ブラシやスポンジでタイルを擦り、石けんカスをしっかりと取り除きます。特に、硬くなった石けんカスは念入りに掃除しましょう。

洗剤を使った後は水で十分に洗い流し、タイルを乾かします。定期的にアルカリ性洗剤を使用することで、石けんカスの蓄積を防ぎ、タイルを清潔に保つことができます。

アルカリ性洗剤の洗浄力は強力なため、使用時には手袋を着用し、よく換気しましょう。

酸性洗剤:水アカに有効

酸性洗剤は水アカの除去に有効です。水アカは水に含まれるミネラル成分が固まってできるため、酸性洗剤を使うことで分解できます。

まず、タイルに酸性洗剤をスプレーし、しばらく放置して汚れを浮かせます。その後、ブラシやスポンジで擦り、水アカをしっかりと取り除きます。頑固な水アカの場合は、何度か繰り返し洗剤を塗布して擦ると良いです。

酸性洗剤の使用後は、タイルをよく水で洗い流し、乾かします。酸性洗剤は強力なため、使用時にはゴム手袋を着用し、換気を良くして作業することが重要です。

定期的な酸性洗剤の使用により水アカの蓄積を防ぎ、タイルを綺麗に維持できます。

塩素系洗剤:カビを取るのに最適

カビの除去には塩素系洗剤が最適です。塩素系洗剤は強力な殺菌効果を持つため、カビ菌を徹底的に除去することができます。

まず、カビの部分に塩素系洗剤をスプレーし、しばらく放置してからブラシで擦ります。タイルの目地や隅は、カビが取れづらいので特に丁寧に擦ってください。洗剤を使った後はしっかりと水で洗い流し、タイルを乾かしましょう。

塩素系洗剤を使用する際は、換気を十分に行い、ゴム手袋を着用して肌を保護することが重要です。

塩素系洗剤を定期的に使用することで、カビの発生を抑え、タイルを清潔に保つことができます。お風呂は湿気が多いため、塩素系洗剤を活用してカビ対策を徹底することが大切です。

お風呂のタイル掃除を楽にするコツ

スポンジとタイル

お風呂のタイル掃除は面倒だと感じる方もいらっしゃると思います。そこで、お風呂のタイル掃除を楽にする3つのコツをご紹介します。

どれも少しの手間で日々の掃除を楽にできるので、ぜひ参考にしてみてください。

浴室を換気・乾燥させて、防カビ剤を活用する

お風呂のタイル掃除を楽にするためには、日常的な予防が鍵となります。

まず、入浴後は必ず浴室を換気し、湿気を取り除きましょう。換気扇を回すだけでなく、窓を開けることも効果的です。

また、防カビ剤を定期的に使用することもおすすめです。市販の防カビ剤は、タイルの表面に保護膜を作り、カビの発生を抑える効果があります。防カビ剤をタイルや目地にスプレーし、しっかり乾燥させることで、カビの繁殖を防ぐことができます。

スプレータイプのほかに、燻煙タイプや排水口タイプなどもあるので使いやすいものを選んでください。

毎日浴室を換気・乾燥し、必要に応じて防カビ剤も使用することで、日々の掃除が格段に楽になり、タイルの綺麗な状態を保つことができます。

小物は床タイルに置かず、浮かせて収納する

お風呂のタイル掃除を楽にするもう一つのコツは、小物を床タイルに置かないことです。シャンプーやリンス、石けん、風呂桶などの小物は、床に置くとその周りにヌメリや汚れが溜まりやすく、掃除の手間が増えます。

お風呂の小物は、壁に取り付ける棚やフックを活用し浮かせて収納しましょう。浮かせることで床タイルの水はけが良くなり、掃除が簡単になります。掃除の際に小物を移動させる手間も省けるため、掃除がスムーズになります。

さらに、浮かせる収納は見た目もすっきりとし、お風呂の空間を広く感じさせる効果もあります。簡単に取り入れられる工夫で、日常の掃除を楽にし、清潔なタイルを維持しましょう。

壁タイルのコーキングやゴムパッキンはマスキングする

壁タイルのコーキングやゴムパッキンをマスキングすることで、掃除を楽にする方法もあります

コーキングやゴムパッキンは汚れやカビが溜まりやすい部分ですが、マスキングテープを使って保護することで、汚れの付着を防ぐことができます。マスキングテープは簡単に貼り替えられるため、定期的に新しいものに交換するだけで済み、掃除が簡単です。

特にカビが発生しやすいコーキング部分には、防カビ効果のあるマスキングテープを使用すると良いでしょう。

マスキングすることで掃除の際にコーキングやパッキンを傷つけることも防げます。

掃除のプロに依頼してお風呂のタイルを綺麗にしよう

足と石鹸

お風呂の壁や床のタイルは毎日お手入れし、週に1回は中性洗剤を用いて磨くことで綺麗な状態を保てます。また、汚れが目立ってきたら石けんカス、水アカ、カビなど、それぞれの汚れに合った洗剤で掃除することが必要です。

お風呂のタイルには汚れが蓄積しやすく、一度溜まってしまうと落としづらくて厄介です。こまめに掃除することで清潔に保てますが、「忙しくて頻繁に掃除できない」、「掃除は面倒だ…」、「既に頑固な汚れが付いてしまっている」という方は、プロに掃除を依頼してはいかがでしょうか。

ミツモア」を使えば、掃除業者から無料で見積もりをもらえるのでおすすめです。適切なコストで掃除を依頼したい場合はぜひご利用ください。

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