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お風呂のドアの掃除方法は?パーツ別の汚れに効果的な掃除方法を解説

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最終更新日: 2024年02月09日

お風呂のドアは、水垢やほこりなどで思った以上に汚れています。放っておくと頑固な汚れとなって落としにくくなるので、定期的に掃除するのがおすすめです。お風呂のドアの掃除方法を、パーツごとに解説します。

お風呂のドアの汚れの種類と掃除方法

お風呂のドアは、パーツによって汚れの種類が異なります。そのため、汚れに応じた方法で掃除することが大切です。パーツ別の汚れの種類と、効果的な掃除グッズを紹介します。

パーツ 汚れの種類 効果的なグッズ
ドア板 水垢や石けんカス 酸性洗剤
通気口(ガラリ) ほこり クエン酸
パッキン 黒カビ 塩素系漂白剤、カビ取り剤
レール 白いカリカリや黒カビ 酸性洗剤、塩素系漂白剤
取っ手 水垢やカビ 中性洗剤、クエン酸

ドア板の汚れは「水垢や石けんカス」

掃除に使うスプレーとスポンジ

お風呂のドアのガラスやアクリル板の汚れは、水垢・石けんカス・皮脂汚れなどです。これらの汚れはアルカリ性なので、クエン酸や過炭酸ナトリウムなど、酸性の洗剤を使いましょう。

クエン酸や過炭酸ナトリウムをスプレーした後、数分放置したらスポンジでこすり、シャワーで洗い流します。表面がざらついた材質の場合は、ブラシを使って凹凸部分の汚れを落としましょう。

水垢が落ちにくい場合は、研磨剤入りの洗剤を使うのが効果的です。ただし傷が付きやすい素材には使えません。カビが付いていたら塩素系漂白剤を使うのが効果的ですが、酸性の洗剤と同時には使えないため、必ず別の日に使用しましょう。

通気口(ガラリ)の汚れは「ほこり」

浴室ドアの通気口を掃除する様子

お風呂のドアの通気口やガラリに付着する汚れの大半はほこりです。乾いたほこりだけがたまっている場合は、掃除機で吸い取り、ぞうきんなどで拭いておけばよいでしょう。

湿気を含んだほこりや、細かい隙間を掃除する場合は、割り箸に布を巻き付けたものや古い歯ブラシなどを使うのがおすすめです。頑固にこびりついた汚れには、クエン酸を使いましょう。

水に溶かしたクエン酸を汚れにスプレーして数分置き、歯ブラシでこすって洗い流します。こする際は、脱衣所と浴室の両側から行うのがポイントです。ただし水をかける際に脱衣所が濡れないように、脱衣所側からのみ洗い流します。

パッキンの汚れは「黒カビ」

浴室ドアのパッキンを掃除する様子

パッキンに付いている黒い汚れの正体は黒カビです。塩素系の漂白剤やカビ取り用の洗剤を使うのが効果的でしょう。塩素系の漂白剤を使う場合は、以下の手順で掃除します

  • カビに直接塗布した後にキッチンペーパーをかぶせ、さらに上から塗布する
  • ラップをかけて30分ほど放置する
  • 水でよく洗い流す

手荒れが気になる人は過炭酸ナトリウムを用いて、以下の手順でナチュラルクリーニングするのもおすすめです

  • 過炭酸ナトリウムを水に溶かしてパッキンに塗布する
  • ラップで覆って1~2時間放置し、ブラシやスポンジでこする
  • 水でよく洗い流す

パッキンのカビは樹脂の奥にまで根を生やして繁殖しているケースが多く、長時間洗剤を密着させる必要があります。そのため粘着力の強いジェル状のカビ取り剤を使うのもよいでしょう。

レールの汚れは「白いカリカリや黒カビ」

掃除に使うスプレーとスポンジ

お風呂のドアのレールが汚れる原因は、白いカリカリや黒カビです。白い汚れの正体は、カルシウムに石けんカスや皮脂に含まれる脂肪酸が混ざってこびりついた、炭酸カルシウムです。この汚れはアルカリ性なので、クエン酸などの酸性洗剤を使うと落としやすくなります。

カリカリ汚れにはキッチンペーパーを当ててクエン酸をスプレーし、ラップをかけて30分~1時間ほど放置してから、歯ブラシなどでこすり落とします。頑固な汚れには、トイレ用の酸性洗剤を使うのもおすすめです。

また黒カビが付着している場合は、塩素系のカビ取り専用洗剤やアルカリ性の洗剤を使って落とします。カリカリ汚れと黒カビが発生している場合は、塩素系の洗剤と酸性の洗剤が混ざらないように、必ず別の日に掃除しましょう。

取っ手の汚れは「水垢やカビ」

浴室ドアの取っ手を掃除する様子

取っ手に付いた主な汚れは水垢です。ドアノブの隙間などにカビが残る場合もあります。軽い汚れは風呂用の中性洗剤を吹きかけて、スポンジやブラシなどでこすることで落とせます。隙間の汚れは爪楊枝を使ってかき出しましょう。

頑固にこびりついた水垢には、クエン酸を使うのがおすすめです。クエン酸水をスプレーで吹きかけて30分~1時間ほど放置した後、スポンジやブラシでこすり洗いします。

隙間に蓄積した汚れを落とす場合は、ペースト状にしたクエン酸を塗って、歯ブラシでこすり洗いしてもよいでしょう。

お風呂のドアの掃除に使えるアイテム

お風呂のドアを掃除するときは、汚れの種類に合ったアイテムを使うことが大切です。ここでは主な4つのアイテムについて、特徴や使い方などを紹介します。

クエン酸

クエン酸は酸性なので、水垢や石けんカスなど、アルカリ性の汚れに対する洗浄効果が期待できます。掃除に使用する際は粉末を水に溶かし、クエン酸水として使うのが一般的です。

クエン酸水は、水200mLに対してクエン酸小さじ1杯をよく溶かして作ります。スプレーボトルに入れておくと便利です。掃除する箇所に応じて使う分だけ作り、残ってしまったら2~3週間以内に使い切りましょう。

粉末のクエン酸は湿気に触れると固まってしまうので、密閉容器に入れて保管します。なお天然大理石や金属など、クエン酸を使えない素材もあるので注意が必要です

重曹

 重曹は水に溶かすと弱アルカリ性になるため、弱酸性の皮脂汚れや石けんカスなどのほか、油汚れの掃除に使われるのが一般的です。人体への影響も少ないので、環境に優しいエコ洗剤としても知られています。粒子が細かく、研磨効果も期待できるのが特徴です。

重曹を使った代表的な掃除方法には、以下の3つがあります。

  • 小さじ1杯を40℃前後のお湯100mLに溶かした重曹水を作り、汚れに直接スプレーする
  • 40℃のお湯大さじ1杯に大さじ2杯の重曹を混ぜてペーストを作り、頑固な汚れに塗布する
  • 粉末のまま研磨剤として使う

クエン酸水と重曹ペーストを混ぜ合わせるとカビ掃除にも使えます。小さい子どもやペットがいて、漂白剤を使いたくない人にもおすすめです。

過炭酸ナトリウム

 過炭酸ナトリウムも重曹と同様にアルカリ性の洗剤ですが、重曹より洗浄力は強力です。水に溶けると過酸化水素と炭酸ソーダに分解されて漂白効果を発揮するため、酸素系漂白剤の原料にもなっています。

お風呂掃除では、皮脂汚れや石けんカスなどの酸性の汚れやカビ掃除に使えます。お湯に溶かしてスプレーにするほか、カビ掃除の際は重曹と混ぜてジェル状にするのもおすすめです。

使用後は炭酸ソーダ・酸素・水に分解されるので、環境や人体への影響が比較的低いです。そのため、ナチュラルクリーニングの洗剤として使われるケースもあります。塩素系漂白剤とは異なり、刺激臭がないのも特徴です。

塩素系漂白剤

 お風呂のドアの頑固な黒カビの掃除には、カビ取り専用洗剤などの塩素系漂白剤がおすすめです。カビ取り専用の洗剤がない場合は、台所用のハイターで代用してもよいでしょう。直接カビに塗布し、一定時間放置して水で洗い流すのが一般的な使い方です。

ただし刺激が強く洗浄力も強力なため、直接手に触れると肌荒れを起こす可能性もあります。そのため使用に際しては、マスク・ゴーグル・手袋を着用する、換気しながら使うなど安全面への配慮しましょう。

壁など液剤が流れやすい場所に付いたカビを除去する場合には、塗布した上からキッチンペーパーで覆ったり、片栗粉を混ぜてペースト状にして使ったりする方法もあります。

お風呂のドアを掃除するときの注意点

お風呂のドア掃除に使うアイテムには、強い薬剤もあります。安全に使用するための注意点を2つ紹介します。

混ぜるな危険を守って掃除する

お風呂のドアを掃除する際は、塩素系の洗剤や漂白剤と、クエン酸などの酸性の洗剤を混ぜて使わないように注意しましょう。塩素系の洗剤や漂白剤と酸性の洗剤を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生するためです。混ぜて使ってはいけない洗剤には「まぜるな危険」と表示されているので、必ず守って掃除しましょう。

塩素ガスを吸い込むと、呼吸困難を引き起こす可能性もあります。塩素系の漂白剤を使ってカビ取りをしたら、同じ日に酸性の洗剤を使って掃除しないのが無難です。

換気を徹底して手袋やゴーグルを着用する

お風呂場の掃除は十分に換気しながら作業しましょう。特に塩素系漂白剤を使ってカビ取りをする場合は、換気を徹底することが重要です。塩素系漂白剤は刺激臭が強いので、換気が十分でないと、気分が悪くなる可能性もあります。

浴室に窓があれば、窓を開けて換気扇も回しましょう。また塩素系漂白剤やクエン酸などを使う際には、肌に付着して肌荒れを起こさないよう、ゴム手袋の着用をおすすめします。

塩素系漂白剤の液が目に入ると、失明の恐れもあり危険です。スプレーするときはゴーグルや眼鏡を着用して保護しましょう。

お風呂のドアの頑固な汚れはプロに掃除を依頼しよう

自分で落としきれないドアの汚れは、プロにクリーニングを依頼するのがおすすめです。プロのお風呂クリーニングを利用するメリットや、費用相場などについて解説します。

プロのお風呂クリーニングのメリット

プロにお風呂クリーニングを依頼すると、業務用の洗剤や道具を使って徹底的に掃除してくれます。自分では落としきれない頑固な汚れもきれいになります

お風呂のドアだけでなく、普段掃除しないような天井や換気扇などの汚れも落とすと、浴室全体が明るくなります。

排水口のドロドロ汚れや、なかなか取れない黒カビなどもきれいにしてくれるので、長年たまった汚れを掃除したい人にもおすすめです。一度プロの手で汚れをリセットしておくと、その後の手入れがラクになります。

プロのお風呂クリーニングの作業内容と費用相場

お風呂のドアクリーニングは、浴室クリーニングに含まれていたり、オプションサービスになっていたりすることが多いです。

浴室クリーニングをプロに頼むと、ドアだけでなく浴槽や天井、蛇口などを含む浴室全体を掃除してもらえます

費用は業者によって異なりますが、1万1,000~2万円が相場です。業者によって清掃する箇所や作業内容がオプション扱いになる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

割安でクリーニングを依頼したい場合は、トイレやキッチンなどの掃除とまとめたセットプランの利用がおすすめです。

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お風呂のドアは、パーツごとに適切な方法で掃除することが効率的に汚れを落とすポイントです。自分で掃除しきれない場合にはプロにクリーニングを依頼し、お風呂全体をきれいに掃除してもらいましょう。

業者選びの際は、見積もりを複数取得して金額やサービス内容を見比べることが重要です。ぴったりなプロを見つけるために、無料一括見積もりサービスであるミツモアを利用してみませんか?

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