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虫食いを予防するためのポイント!害虫の発生源と予防対策を解説

最終更新日: 2024年06月28日

衣類を着用しようとすると、小さな穴が空いていることがあります。これは保管中に虫がかじった跡かもしれません。

害虫への対策をしないと、お気に入りの洋服も処分しなければならないでしょう。衣類を虫が食べてしまう原因や対策を紹介します。

衣類の虫食いができる原因

防虫剤

衣類に穴が空く原因のひとつに、虫食いがあります。被害を与えるのは、主に決まった害虫です。虫食いができる原因を紹介します。

衣類害虫の幼虫に食べられる

セーターなどの衣類は、よく引っかけるなどして穴が空いてしまいがちです。しかし同じ衣類にいくつもの穴が空いていたら、それは虫食いを疑ったほうがよいでしょう。

衣類を食べる虫は、主に衣類害虫の幼虫です。1匹で複数箇所食べる場合もあれば、複数の害虫が同じ衣類を食べることもあります。

これらの害虫は、外に洗濯物を干している時に付いてしまうことがあります。窓を開けていた時に直接部屋に入ってくることもあるでしょう。

家に侵入した害虫は、クローゼットの中や衣類に卵を産みつけます。その卵がかえって幼虫になり、衣類を食べてしまうのです。

衣類害虫の種類

衣類害虫といえば、ほとんどの場合4種の虫があげられるでしょう。それはイガ・コイガ・ヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブシムシの幼虫です。

家の中でこれらをみかけたら、早めの対策をおすすめします。そのまま放置しておくと、大切な衣類が虫食い被害に遭うかもしれません。

衣類害虫は成虫になると衣類を食べませんが、私たちがみえないところで衣類などに卵を産みつけてしまい穴開きの原因になるのです。

1番数が多くなるのはヒメマルカツオブシムシといわれており、4〜5月の春ごろに大量発生します。ちょうど衣替えで冬物をしまう季節ですので、気を付けましょう。

衣類害虫が発生する理由

穴が開いたスーツ

衣類害虫が発生する理由は、日々の過ごし方に起因します。部屋を清潔に保ち、害虫の住みづらい環境にしましょう。

衣類害虫が発生する理由を紹介します。

どうやって侵入するのか?

衣類害虫のひとつであるカツオブシムシは、成虫になると花粉や花の蜜を求めて活動します。外出した際に、服に付いた花粉を目当てに飛び付いてしまう場合があるのです。

外で付いたカツオブシムシは、家に帰るとクローゼットなどの暗い場所で卵を産みます。

またカツオブシムシはマーガレットやヒメジョンの花の蜜が大好物です。これらをベランダや庭に植えていると、カツオブシムシが寄ってきやすいでしょう。

花の手入れなどをして、衣類に付いて持ち帰ってしまうこともあるのです。

害虫が好む環境になっている

部屋の中が害虫の好む環境になっているため、寄り付いてしまう場合があります。害虫は20℃以上の気温になると活発に行動し、秋や冬は活動がおとなしくなります。

一方で30℃以上の高温は動きが鈍るため、春が1番注意が必要です。

湿度が高い場所も好きなので、定期的に空気の入れ替えをしましょう。湿度60%以上だと害虫は喜びます。

ほこりもよく食べ、掃除していないクローゼットなどは天国のようなものです。フロアの掃除だけじゃなく、クローゼットなどの衣類周りもほこりをしっかり取り除きましょう。

衣類の虫食いを防ぐためには

衣類をチェックする人

虫食いを予防するために、日頃の手入れや気配りが大切です。部屋を乾燥させたり、防虫剤を使用したりするなど対策を施しましょう。害虫から衣類を守る方法を紹介します。

衣類の汚れはしっかり落とす

害虫は汚れている衣類が大好きです。食べこぼしや皮脂で汚れていると、その部分を狙って食べてしまうでしょう。

ちょっと着ただけだからと、そのまま放置するのはNGです。衣類は少し着ただけでも、首元などに見えない皮脂汚れが付いてしまいます。

衣類の汚れはしっかり洗って保管するのが鉄則です。

髪の毛やフケなども害虫は好んで食べます。衣類を洗濯して保管しても、ほこりが舞うとこれが付着する可能性があるのです。そのため部屋全体を清潔に保ちましょう。

クローゼットを換気する

衣類害虫は湿気があると行動が活発化します。春から夏にかけて雨季になり部屋の湿度も上昇しやすくなるので、定期的にクローゼットを開閉し湿気を逃してあげましょう。

タンスにしまった洋服も、日光と風に当てて乾燥させると防虫効果が期待できます。

ただし雨が降っている日は、換気すると逆に湿気を部屋に入れてしまいます。その際はエアコンの除湿や除湿機が活躍するでしょう。

時間がない人や手間をかけたくない人は、除湿剤を利用するのも効果的です。

防虫剤を使う

手軽で有効な手段が防虫剤の使用です。防虫剤には主に四つの種類があり、それぞれ効果が異なるなどの特徴があります。

「無臭タイプ」は衣類に薬品の臭いが付かないなど、安全性を考慮した防虫剤です。使用した後の衣類も出してすぐに着用できます。他の防虫剤と併用して使用可能です。

「有臭タイプ」で使用される「パラジクロルベンゼン」は、防虫効果に優れており即効性があります。しかし、発がん性が疑われていることから海外では使用が禁止されている地域も。他の防虫剤との併用はできません。

「ナフタリン」は効き目は薄いものの、持続性があります。こちらもほかの防虫剤との併用はNGです。冠婚葬祭用の衣類など、出し入れの少ないものに使用するとよいでしょう。

効果が高い天然由来の防虫剤が「しょうのう」です。ウールや和服などの衣類に適していますが、こちらも他の有臭タイプと併用はできません。

虫食いが起こらないよう予防対策を取ろう

穴が開いたボトムス

衣類を食べてしまう害虫は、主にイガやカツオブシムシなどの幼虫です。これらは外から侵入し、クローゼットや衣類に卵を産みつけます。

ほこりや湿気を好む性質があるため、換気または掃除を定期的に行いましょう。防虫剤を使用するのも効果的です。

防虫剤には主に四つの種類があるので、用途に合わせて使用するのが理想です。

春から夏にかけては、害虫が大量発生してしまう季節です。対策をしっかり施し、大切な衣類を守りましょう。

できますよ。

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