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ネズミ駆除の費用相場は2万円から!安く抑えるポイントや業者の選び方など

最終更新日: 2025年06月02日

ネズミの駆除を業者に依頼するときの費用は、2万円からが相場です。ただし、駆除したい場所や被害状況によっては費用が跳ね上がり、中には30万円ほどが必要になるケースも存在します。

ネズミの被害は騒音や衛生面において生活を脅かすので「できる限りすぐにでも対処したい」もの。ある程度の費用を予測できれば、依頼時の不安は軽減されるでしょう。

本記事では、ネズミを駆除するための費用をあらゆるシチュエーションから解説していきます。シミュレーションや実際に業者へ依頼した人たちの口コミなども紹介しているので参考にしてみてください。

ネズミ駆除の費用相場はいくら?

ネズミ駆除にかかる費用は、様々な要因によって変動します。「一体いくらかかるのだろう?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。このセクションでは、ネズミ駆除の費用相場について、以下の2つの観点から詳しく解説します。

これらの情報を参考にして、ご自身の状況に近い費用感を把握しましょう。

建物の種類別の費用相場

ネズミ駆除の費用は、対象となる建物の種類によって大きく異なります。一般的に、建物の構造が複雑であったり、面積が広かったりすると、費用が高くなる傾向が見られます。

以下は、建物の種類と広さに基づいたネズミ駆除の費用相場(最安値の目安)です。

建物の種類 広さの目安 費用相場(最安値目安)
戸建て ~50㎡ 34,800円~
70~100㎡ 46,800円~
150㎡~ 64,800円~
集合住宅・ビル ~50㎡ 26,400円~
100~150㎡ 42,400円~
300㎡~ 68,500円~
店舗・レストラン ~50㎡ 37,600円~
100~150㎡ 59,200円~
300㎡~ 96,000円~

※上記の金額はあくまで最安値の目安であり、実際の費用は被害状況、駆除内容、業者の料金体系によって大きく変動します。より正確な費用を知るためには、必ず複数の業者に見積もりを依頼して確認してください。

戸建ての場合、ネズミが侵入しやすい箇所が多く、屋根裏や床下など駆除範囲が広範囲に及ぶ可能性があります。 一方、マンションなどの集合住宅では、ご自身の部屋だけでなく共用部分や隣の住戸への影響も考えなければならず、管理会社や大家さんとの連携が不可欠です。店舗やレストランでは、衛生管理の観点から、より徹底した駆除と再発防止策が求められるため、費用が高くなる傾向にあります。

被害規模別の費用相場

ネズミ駆除の費用は、被害の深刻さによっても大きく変動します。被害が初期の段階で限定的であれば費用は比較的安く済みますが、ネズミが繁殖し、広範囲に被害が及んでいる場合は、駆除作業も複雑になり、費用も高額になるのが一般的です。

被害規模による費用相場の違いは、以下の表をご覧ください。

被害規模 広さの目安(参考) 費用相場の目安 主な作業内容例
被害が小さい(一部駆除) 例:~30㎡程度 1万円~3万円 毒餌や粘着シートの設置、限定的な侵入経路の封鎖など
被害が大きい(完全駆除) 例:70㎡~、家全体など 20万円~30万円 徹底的なネズミの追い出し・捕獲、巣の撤去、広範囲な侵入経路の封鎖、殺菌・消毒、再発防止策

被害が大きい場合に費用が高額になる主な理由は、以下の通りです。

  • 駆除作業に複数回の訪問が必要になるため(広範囲の作業となるから)
  • 使用する薬剤や資材の量が増えるため
  • 巣の撤去や清掃、消毒作業に手間がかかるため
  • 徹底した再発防止策(防鼠工事)が必要になるため

被害が拡大する前に早期に対処することが、結果的に費用を抑えることにも繋がります。 上記の表にある広さの目安はあくまで参考であり、実際の費用はネズミの数や被害の度合い、建物の構造などによって大きく変動することを覚えておきましょう。

ネズミ駆除の見積もりを依頼する

ネズミを駆除する費用の内訳

ネズミ駆除を業者に依頼した際、提示される総費用は、いくつかの項目から成り立っています。どの項目にどれくらいの費用がかかっているのかを理解すると、見積もり内容の妥当性を判断しやすくなります。主に、以下の項目で構成されることが多いです。

  • 人件費・技術費
  • 材料費
  • その他諸経費

これらの内訳について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

人件費・技術費

人件費・技術費は、ネズミ駆除作業を行うスタッフの労務に対する費用や、専門的な知識・技術に対する対価を指します。 この項目は駆除費用の大部分を占めることもあり、一般的な目安としては、簡単な調査や短時間の作業で10,000円~30,000円程度、被害が広範囲で複雑な駆除作業や防鼠工事が伴う場合は50,000円以上となることもあります。ただし、これらはあくまで目安であり、実際の金額は大きく変わります。

人件費・技術費が変動する具体的な要因は、以下の通りです。

  • 作業員の人数:被害状況や建物の広さによって、必要な作業員の数が変わります。一般的に1~2名で対応することが多いですが、大規模な場合は増員されます。
  • 作業時間:駆除作業や侵入経路の特定・封鎖にかかる時間です。数時間で終わることもあれば、数日を要することもあります。
  • 専門技術の度合い:高度な技術や特殊な機材(例:ファイバースコープを用いた調査)が必要な場合、費用が上乗せされることがあります。
  • 業者の経験や実績:経験豊富な業者ほど、効率的で確実な作業が期待できますが、その分技術料が高めに設定されていることもあります。

基本的な料金設定は業者によって異なりますが、一般的には作業の難易度や所要時間に応じて算出されます。 例えば、高所での作業や狭い場所での作業、あるいは特殊な構造の建物などは、より高度な技術と多くの時間を要するため、人件費・技術費が高くなる傾向にあります。

材料費

材料費は、ネズミの駆除や侵入防止に使う薬剤、罠、防鼠材などの費用です。 効果的かつ安全に駆除を行うためには、適切な資材を選ぶことが不可欠です。材料費の目安としては、被害が軽微で限定的なら数千円~10,000円程度、広範囲な防鼠工事が必要な場合は数万円以上かかることもあります。

材料費が変動する主な要因は、以下の通りです。

  • 殺鼠剤の種類と使用量:ネズミの種類や状況に合わせて、効果の高い殺鼠剤を選びます。抵抗性ネズミに対応した特殊な薬剤は比較的高価(例:1kgあたり数千円~)な場合があります。
  • 罠の種類と数:粘着シート(1枚数百円~)、捕獲カゴ(1個数千円~)など、様々な種類の罠があり、設置数によって費用が変わります。
  • 防鼠材の種類と使用量:金網やパンチングメタル(1㎡あたり数千円~)、防鼠パテ(1本数百円~数千円)、忌避剤(1本数千円~)など、侵入経路を塞ぐための材料です。封鎖する場所や範囲によって必要な量が変わります。
  • 消毒・消臭剤の種類と使用量:糞尿による汚染を除去し、衛生状態を回復させるために使用します。専用の薬剤は1リットルあたり数千円程度からが目安です。

特に、安全性の高い薬剤や、耐久性のある高品質な防鼠材を使用する場合、材料費は高くなる傾向があります。 また、広範囲にわたって防鼠処理を行う場合や、ネズミの数が多く大量の薬剤や罠が必要な場合も、材料費は増加します。見積もり時に、どのような材料をどれくらい使用するのか確認しておくと良いでしょう。

その他諸経費

その他諸経費には、人件費・技術費や材料費以外で、ネズミ駆除作業に伴って発生する様々な費用が含まれます。 見積書にこれらの項目が含まれているか、また、内容が明確であるかを確認することが大切です。

具体的にどのような費用が発生する可能性があるのか、目安とともに例を挙げます。

  • 出張費:業者の拠点から現地までの交通費や移動時間に対する費用です。無料の業者もあれば、距離に応じて3,000円~10,000円程度かかる場合もあります。
  • 駐車場代:作業車両を駐車する際に発生する実費です。都心部などでは高額になることもあります。
  • 死骸処理費:捕獲したネズミの死骸を適切に処理するための費用です。1体あたり数百円~数千円程度、あるいは基本料金に含まれている場合もあります。
  • 清掃・消毒費(基本料金に含まれない場合):糞尿の清掃や消毒作業が、基本料金とは別に設定されている場合があります。範囲や汚れ具合により、数千円~数万円程度が目安です。
  • 保証・保証体制費(別途の場合):再発した場合の保証や、定期点検などの保証体制が有料オプションとなっている場合があります。

これらの諸経費は、業者やプランによって基本料金に含まれている場合と、別途請求される場合があります。 上記の金額はあくまで一般的な目安であり、実際の費用とは異なる可能性があることをご留意ください。見積もり時には、総額だけでなく、各項目の詳細や追加料金が発生する可能性についてもしっかりと確認しましょう。

ネズミ駆除の費用シミュレーション

ネズミ駆除にかかる費用は、建物の種類や広さ、被害状況、駆除方法、依頼する業者など、多くの要因によって大きく変動します。そのため、「我が家の場合はいくらくらいかかるのだろう?」と具体的な金額を知りたい方も多いでしょう。

正確な費用は専門業者による現地調査と見積もりが必要ですが、ここでは費用感を掴むための一助として、いくつかのケースを想定してみましょう。

ネズミ駆除 概算費用
ネズミ駆除サービス
中央値
最低価格
最高価格

※ 上記は2023年1月~2025年5月のデータを基にした費用の相場です。
※ 実際の費用は機種や施工条件によって変動します。
※ 正確な見積もりは専門業者にご相談ください。

ネズミ駆除を業者に依頼したユーザーの口コミ・費用事例

実際にネズミ駆除を業者に依頼した方々の声や、かかった費用の実例は、業者選びや費用感を把握する上で非常に参考になります。「どんな作業をしてくれたの?」「最終的にいくらかかった?」といったリアルな情報は、これから駆除を検討している方にとって貴重な判断材料となるでしょう。

ここでは、ユーザーの口コミや具体的な費用事例を紹介することで、より具体的なイメージを持っていただけるようにします。

お客様★★★★☆ 4.0
見積料金 41,600円
2025年06月01日
参考情報
【ネズミが出現した場所】居住スペース 【駆除を依頼した建物】戸建て
予定通りの内容で、作業が完了しました。ありがとうございました。アフターケアの方も宜しくお願い致します。
お客様★★★★★ 5.0
見積料金 40,500円
2025年05月13日
参考情報
【駆除を依頼した建物】戸建て 【ネズミが出現した場所】屋根裏
 夜中に天井から音が聞こえたのですぐにミツモアのサイトを検索しました。 見積もりでは、駆除工事について親切丁寧に説明してくださりました。 当日は今後不安が残らないように、わかりやすく丁寧な施工をして頂き大変感謝しております。
お客様★0
見積料金 25,600円
2025年05月08日
参考情報
【駆除を依頼した建物】戸建て 【ネズミが出現した場所】屋根裏
オプション料金はミツモア側が決めているそうで実際の料金とは異なっていました。相変わらず返信が超早で、作業時間にも柔軟に対応してくださり、感謝、感謝です。次回もこちらの業者さんにお願いしようと思います。

ネズミ駆除の費用が高くなる3つのケース

ネズミ駆除の費用は、状況によって予想以上に高額になることがあります。どのような場合に費用が嵩んでしまうのかを事前に把握しておくと、心づもりや対策ができます。ここでは、特に費用が高くなりやすい代表的な3つのケースについて解説します。

  • 対象の建物が大きい・広さがある場合
  • 被害による建物の汚損や損傷が激しい場合
  • 広範囲の防鼠工事が必要な場合

これらのケースに該当する場合に、なぜ費用が高くなるのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

対象の建物が大きい・広さがある場合

建物の規模が大きかったり、床面積が広かったりすると、ネズミ駆除の費用は高くなる傾向にあります。 なぜなら、作業範囲が広がることで、調査や駆除、清掃、防鼠工事など、あらゆる工程で時間と手間、そして資材が多く必要になるためです。

費用が増加する具体的な理由は、以下の通りです。

  • 調査範囲の拡大:ネズミの生息場所や侵入経路を特定するための調査範囲が広くなります。
  • 作業量の増加:薬剤の設置箇所や罠の数が増え、駆除作業に時間がかかります。
  • 必要な資材の増加:広範囲にわたって薬剤や防鼠材を使用するため、材料費がかさみます。
  • 構造の複雑さ:建物が複雑な構造をしている場合、隅々まで調査・駆除を行うのが難しくなり、作業の難易度が上がります。特に古い建物や増改築を繰り返した建物は、ネズミの隠れ家や侵入経路が多岐にわたる可能性があります。

特に、倉庫や工場、大規模な商業施設などは、一般的な住宅と比較して費用が高額になりやすいです。 戸建て住宅であっても、部屋数が多い、屋根裏や床下が広い、庭が広いといった場合も同様の理由で費用が上昇する可能性があります。

被害による建物の汚損や損傷が激しい場合

ネズミによる被害が深刻で、建物の汚損や損傷が激しい場合、駆除費用に加えて修繕や清掃のための別途料金が発生し、総額が高くなることがあります。 ネズミは物をかじる習性があるため、建材や配線、家具などが損傷を受けることがあります。また、糞尿による汚染や悪臭も深刻な問題です。

費用が高くなる具体的なケースとしては、以下のような状況が考えられます。

  • 糞尿による広範囲な汚染:天井裏、床下、壁の内部などが糞尿でひどく汚れている場合、特殊な清掃や消毒、消臭作業が必要になります。
  • 建材の損傷:柱や壁、断熱材などがネズミにかじられて損傷している場合、修繕や交換が必要になることがあります。
  • 電気配線やガス管の損傷:これらをかじられると、漏電や火災、ガス漏れといった重大な事故につながる危険性があり、専門業者による点検や修理が必須です。
  • 建物自体の老朽化:老朽化した建物は、元々隙間が多かったり、建材がもろくなっていたりするため、ネズミの侵入が容易で被害も広がりやすく、修繕箇所も多くなる傾向があります。

特に、ネズミの糞尿には病原菌が含まれている可能性があり、健康被害を防ぐためにも徹底的な清掃と消毒が不可欠です。 このような作業には専門的な知識と技術が必要となるため、費用も相応にかかります。

広範囲の防鼠工事が必要な場合

ネズミの再侵入を防ぐための防鼠工事(再発防止工事)が広範囲にわたる場合、駆除費用は高額になる傾向があります。 ネズミはわずかな隙間からでも侵入するため、徹底的に侵入経路を特定し、封鎖することが重要です。

防鼠工事の範囲が広くなり、費用が増加する主な理由は以下の通りです。

  • 侵入経路の多さ:建物の構造や老朽化の度合いによって、ネズミが侵入できる隙間が無数に存在する場合があります。
  • 封鎖作業の難易度:高所や狭い場所、特殊な素材でできた箇所など、封鎖作業が難しい場所が多いと、手間と時間がかかります。
  • 使用する防鼠材の種類と量:金網、パンチングメタル、防鼠パテ、忌避剤など、様々な防鼠材があり、封鎖する場所や範囲に応じて適切な材料を大量に使う必要があります。例えば、外壁のひび割れ、屋根のすき間、床下通気口など、多岐にわたる箇所の封鎖が求められることがあります。
  • 建物の構造:基礎部分や壁内部など、目に見えない部分の対策が必要な場合、大掛かりな工事になることもあります。

一度駆除しても、侵入経路が残っていればネズミは再び侵入してきます。 そのため、完全な駆除を目指すには、徹底した防鼠工事が不可欠であり、この工事が費用を押し上げる要因となることがあります。しかし、長期的に見れば、再発を繰り返して何度も駆除費用を支払うよりも、一度で確実に防鼠工事を行う方が経済的である場合も少なくありません。

ネズミ駆除の費用を安く抑える4つのポイント

ネズミ駆除にはある程度の費用がかかりますが、いくつかのポイントを押さえると、出費を抑えられます。完全に無料にすることは難しいものの、賢く工夫することで、負担を軽減できるかもしれません。ここでは、ネズミ駆除の費用を安く抑えるための4つの主要なポイントをご紹介します。

  • 複数業者から見積もりをとる
  • 日頃からネズミ対策を心がける
  • 自力で駆除を行う
  • 助成金を利用する

これらのポイントを理解し、実践できることから試してみましょう。

複数業者から見積もりをとる

ネズミ駆除を業者に依頼する際は、必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが費用を抑えるための最も基本的なポイントです。 1社だけの見積もりでは、提示された金額が適正なのか判断できません。

複数の業者から見積もりを取るメリットは以下の通りです。

  • 料金の比較:同じ作業内容でも業者によって料金設定が異なるため、より費用を抑えられる業者を見つけやすくなります。
  • サービス内容の比較:料金だけでなく、作業内容、保証の有無や期間、保証体制などを比較することで、費用対効果の高い業者を選べます。
  • 悪徳業者の回避:不当に高額な請求をする業者や、手抜き工事をする業者を見抜くためにも、複数社の見積もりは有効です。
  • 価格交渉の材料:他社の見積もりを提示すると、価格交渉がしやすくなる場合があります。

最低でも3社程度の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、実績や口コミ、担当者の対応なども含めて総合的に比較しましょう。 安さだけを追求するのではなく、信頼できる業者を選ぶことが、結果的に満足のいく駆除につながります。

日頃からネズミ対策を心がける

ネズミの被害が拡大する前に、日頃から対策を心がけることが、結果的に駆除費用を安く抑えることに繋がります。 ネズミが住み着きにくい環境を作ると、そもそも業者に依頼する必要がなくなるか、依頼するとしても軽微な被害で済む可能性があります。

具体的にどのような対策を心がけるべきか、見ていきましょう。

  • 食料の管理を徹底する:食品は密閉容器に入れるか冷蔵庫で保管し、ネズミの餌となるものを放置しないようにしましょう。生ゴミも蓋付きのゴミ箱に捨て、こまめに処理します。
  • 家を清潔に保つ:ネズミは巣の材料として紙類や布類を利用します。不要な段ボールや新聞紙は溜め込まずに処分し、整理整頓を心がけましょう。
  • 侵入経路を塞ぐ:ネズミはわずかな隙間からでも侵入します。壁のひび割れ、配管周りの隙間、換気扇などを点検し、パテや金網などで塞ぎましょう。
  • 家の周りの環境整備:庭の雑草を刈り、植木の手入れをするなど、ネズミが隠れやすい場所を減らすことも有効です。

これらの対策は、特別な費用をかけずに今日からでも始められるものばかりです。 日常的な少しの心がけが、将来的な大きな出費を防ぐことに繋がります。

自力で駆除を行う

被害が初期段階で、ネズミの数が少ないと思われる場合は、市販の駆除グッズを使って自力で駆除を試みると、業者に依頼するよりも費用を大幅に抑えられます。 ホームセンターやドラッグストアでは、様々な種類のネズミ駆除グッズが手に入ります。

自力駆除でよく使われるグッズとその費用目安は以下の通りです。

  • 殺鼠剤(毒餌):比較的安価(1枚50円~)で手に入りますが、効果が出るまでに時間がかかったり、ネズミが食べなかったりすることもあります。
  • 粘着シート:ネズミの通り道に設置して捕獲します(1枚100円~)。広範囲に敷き詰める必要があります。
  • くん煙剤:煙でネズミを追い出すタイプです(700円~)。一時的な効果に留まることが多く、侵入経路を塞ぐ必要があります。
  • 忌避剤:ネズミが嫌がる臭いや成分で寄せ付けにくくします(700円~3,000円)。
  • 捕獲器:生け捕りにするタイプや、バネ式で捕獲するタイプがあります(700円~3万円)。

ただし、自力での駆除には限界があり、ネズミが大量に繁殖している場合や、侵入経路が特定できない場合は、時間と手間がかかるだけで効果が得られないことも少なくありません。 また、死骸の処理なども自分で行う必要があります。確実に駆除したい場合や、被害が大きい場合は、無理せず専門業者に相談することをおすすめします。

助成金を利用する

個人でのネズミ駆除は対象外となることがほとんどですが、町内会や自治会、商店街などの団体が地域ぐるみでネズミ駆除を行う場合、自治体によっては助成金制度を利用できることがあります。 この制度を利用すると、駆除にかかる費用負担を軽減できる可能性があります。

助成金制度を利用する際に知っておくべき点は以下の通りです。

  • 対象団体:多くの場合は、個人ではなく、地域団体(町内会、自治会、商店街振興組合など)が対象です。
  • 助成内容:駆除費用の一部補助、薬剤購入費の補助など、自治体によって内容は異なります。
  • 申請条件:事前に計画書を提出する必要があるなど、一定の条件が設けられている場合があります。
  • 申請窓口:市区町村の環境衛生課や保健所などが窓口となることが多いです。

お住まいの自治体にそのような制度があるか、また、どのような条件で利用できるのかを確認してみましょう。 自治体のウェブサイトで情報公開されている場合もありますし、直接問い合わせてみるのも良いでしょう。団体としてネズミ駆除に取り組む場合は、活用を検討する価値があります。

失敗しないネズミ駆除業者の選び方

ネズミ駆除を業者に依頼する際、どの業者を選べば良いのか悩む方は少なくありません。適切な業者を選ばないと、高額な費用を支払ったにもかかわらず効果がなかったり、後々トラブルになったりする可能性もあります。ここでは、失敗しないネズミ駆除業者を選ぶために、特に重要な3つのポイントを解説します。

  • 見積もりは明確か
  • 会社の実績はあるか
  • 保証体制がついているか

これらのポイントを押さえて、信頼できる業者を見つけましょう。

見積もりは明確か

ネズミ駆除業者を選ぶ上で、見積書の内容が明確であることは非常に重要です。 作業内容や料金の内訳が曖昧な場合、後から追加料金を請求されたり、不要な作業が含まれていたりする可能性があります。

見積もりを確認する際に特に注意すべき点は以下の通りです。

  • 作業内容の詳細:どのような手順で駆除を行うのか、具体的な作業内容が記載されているか確認しましょう。「駆除一式」といった曖昧な表記ではなく、薬剤の種類や設置場所、侵入経路の封鎖方法などが明記されていると安心です。
  • 料金の内訳:基本料金、薬剤費、出張費、追加作業費など、何にいくらかかるのかが明確に記載されているか確認しましょう。
  • 追加料金の可能性:どのような場合に追加料金が発生するのか、事前に説明があるか確認しておくことが大切です。
  • 総額の記載:最終的に支払う金額が明確に提示されているか確認しましょう。

不明な点や疑問点があれば、契約前に必ず業者に質問し、納得できるまで説明を求めましょう。 説明が不十分だったり、強引に契約を迫るような業者は避けるのが賢明です。

会社の実績はあるか

ネズミ駆除は専門的な知識と経験が求められる作業ですので、できるだけ実績が豊富な会社に依頼することが、失敗しないための重要なポイントです。 実績の少ない業者では、効果的な駆除ができなかったり、再発を繰り返したりする可能性があります。

会社の実績を確認する方法としては、以下のようなものがあります。

  • 業者のウェブサイト:創業年数、年間の施工件数、具体的な駆除事例などが掲載されているか確認しましょう。写真付きで事例を紹介している業者は、より信頼性が高いです。
  • 口コミや評判:インターネット上の口コミサイトや、知人からの評判などを参考にしましょう。ただし、口コミは個人の主観も含まれるため、多角的に情報を集めることが大切です。
  • 保有資格:ペストコントロール技術者などの専門資格を保有しているスタッフが在籍しているかも、技術力を判断する一つの目安になります。
  • 業歴の長さ:長く営業している業者は、それだけ多くの経験とノウハウを蓄積している可能性が高いです。

ネズミの種類や建物の構造によって、最適な駆除方法は異なります。 実績豊富な業者であれば、様々な状況に対応できる知識と技術を持っているため、より確実な駆除が期待できます。

保証体制がついているか

ネズミ駆除を依頼する際には、作業後の保証体制が整っているかを確認することが非常に重要です。 一度の駆除作業で完全にネズミがいなくなるのが理想ですが、残念ながら再発してしまうケースも少なくありません。

保証体制に関して確認すべき主な内容は以下の通りです。

  • 保証期間:駆除作業後にネズミが再発した場合、無償または割引料金で再施工してくれる保証が付いているか、またその期間はどのくらいかを確認しましょう。
  • 保証内容:どのような場合に保証が適用されるのか、保証の範囲を具体的に確認しておくことが大切です。例えば、保証対象となるネズミの種類や場所、保証対象外となるケースなどです。
  • 定期点検の有無:駆除後、定期的に点検を実施してくれるかどうかも確認ポイントです。再発の兆候を早期に発見し、対策を講じられます。
  • 連絡の取りやすさ:万が一再発した場合に、迅速に対応してくれるか、連絡が取りやすいかどうかも重要です。

信頼できる業者であれば、保証体制の内容を契約書に明記しています。 契約前にしっかりと内容を確認し、安心して任せられる業者を選びましょう。

ネズミ駆除を依頼する前に確認すべき3つのポイント

ネズミ駆除を業者にスムーズかつ効果的に行ってもらうためには、事前にいくつかの情報を整理し、業者に正確に伝えることが重要です。事前に情報を伝えることで、より的確な見積もりや駆除計画を立てることが可能になります。ここでは、業者に依頼する前に確認しておくべき3つの主要なポイントについて解説します。

  • 建物の間取りや構造(築年数やリフォーム歴も含む)
  • ネズミによる被害状況
  • ペットや子どもなどの有無(植物なども)

これらの情報を事前に把握しておくと、業者とのコミュニケーションも円滑に進むでしょう。

建物の間取りや構造(築年数やリフォーム歴も含む)

ネズミ駆除を依頼する前に、建物の間取り、構造、築年数、そしてリフォーム歴などを把握し、業者に伝えることが重要です。 これらの情報は、ネズミの侵入経路や巣の場所を特定し、適切な駆除計画を立てる上で不可欠な手がかりとなります。

業者に伝えるべき建物の具体的な情報としては、以下のようなものがあります。

  • 建物の種類:戸建て、マンション、アパート、店舗など。
  • 間取りと広さ:部屋数、各部屋の配置、おおよその床面積など。
  • 建物の構造:木造、鉄骨造、RC造など。
  • 築年数:建物が建てられてからの経過年数。古い建物ほど隙間が多い傾向があります。
  • リフォーム歴:増改築や修繕を行った箇所、時期、内容など。リフォームによって新たな侵入経路が生まれることもあります。
  • 特記事項:屋根裏や床下の有無、通気口の形状、周囲の環境(隣接する建物、飲食店など)など。

これらの情報を正確に伝えることで、業者はより効率的に調査を進め、的確な駆除方法を選べます。 図面などがあれば、それを見せるのも良いでしょう。

ネズミによる被害状況

ネズミ駆除を依頼する際には、現在どのような被害が出ているのか、その状況をできるだけ具体的に業者に伝えることが非常に重要です。 被害状況を正確に把握することで、業者はネズミの種類や生息数、活動範囲などを推測し、効果的な駆除計画を立てられます。

業者に伝えるべき被害状況の具体例としては、以下のような点が挙げられます。

  • ネズミの目撃情報:いつ、どこで、何匹くらい見かけたか。ネズミの種類(ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミなど)が分かればそれも伝えましょう。
  • 糞尿の被害:どこに、どのくらいの量の糞があるか。糞の大きさや形状も種類を特定する手がかりになります。尿のシミや臭いも重要な情報です。
  • 物音:天井裏や壁の中から、いつ頃、どのような音が聞こえるか(走る音、何かをかじる音など)。
  • かじられた跡:柱、壁、家具、食品、電気コードなどがかじられていないか。
  • 巣の発見:巣らしきものを見つけた場合は、その場所や状況を伝えましょう。

些細なことでも、気づいたことは全て伝えるようにしましょう。 写真や動画を撮影しておくと、より正確に状況を伝えられます。

ペットや子どもなどの有無(植物なども)

ネズミ駆除を依頼する際には、ご家庭にペットや小さなお子さんがいるかどうか、また観葉植物などを置いているかどうかを必ず業者に伝えましょう。 この情報は、駆除作業で使う薬剤の選定や作業方法において、安全性への配慮が不可欠となるためです。

薬剤の影響を考慮すべき対象とその理由について、具体的に見てみましょう。

  • ペット(犬、猫、小動物、鳥、魚など):誤って薬剤を口にしたり、薬剤に触れたりすることで健康被害を受ける可能性があります。
  • 小さなお子さん:大人よりも薬剤の影響を受けやすい場合があります。また、好奇心から罠や薬剤に触れてしまう危険性も考えなければなりません。
  • アレルギー体質の方:薬剤の成分によっては、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
  • 観葉植物:一部の薬剤は植物に影響を与えることがあります。大切な植物がある場合は事前に伝えましょう。

これらの情報を事前に伝えることで、業者は安全性の高い薬剤を選んだり、薬剤を使わない駆除方法を提案したり、作業中の養生を徹底するなどの対策を講じられます。 家族やペット、大切な植物の安全を守るためにも、必ず伝えるようにしてください。

ネズミの駆除に関するQ&A

ネズミ駆除に関して、多くの方が抱える疑問や不安について、Q&A形式でお答えします。業者への依頼の流れから、自分で駆除する場合の方法、再発時の対応、そしてネズミを放置するリスクまで、気になるポイントを解説します。

ネズミ駆除業者へ依頼した後の流れや作業内容は?

ネズミ駆除を専門業者に依頼した場合、一般的には現地調査から始まり、駆除作業、そして保証体制という流れで進められます。 具体的な作業内容は、被害状況や建物の構造によって異なります。

一般的な依頼後の流れと作業内容は以下の通りです。

  1. 問い合わせ・相談:まずは電話やメールで業者に連絡し、被害状況などを伝えます。
  2. 現地調査・見積もり:業者が実際に訪問し、ネズミの侵入経路、巣の場所、被害状況などを詳細に調査します。調査結果に基づいて、駆除計画と見積もりが提示されます。この段階で、作業内容や料金、保証についてしっかり確認しましょう。
  3. 契約・駆除作業の開始:見積もり内容に納得できれば契約し、作業日程を調整します。駆除作業では、毒餌や粘着シート、捕獲カゴなどの設置、忌避剤の散布、くん煙処理などを行います。
  4. 侵入経路の封鎖(防鼠工事):ネズミの再侵入を防ぐために、特定された侵入経路を金網やパテなどで塞ぎます。
  5. 清掃・消毒:ネズミの糞尿があった場所などを清掃し、必要に応じて殺菌・消毒作業を行います。
  6. 効果確認・保証体制:一定期間後に効果を確認し、必要であれば追加の対策を行います。保証期間内であれば、再発時に無償または割引で対応してくれる場合もあります。

業者によって多少流れや作業内容が異なる場合があるので、契約前にしっかりと確認することが大切です。

業者へ依頼せず自分で駆除する場合の流れは?

業者に依頼せず自分でネズミ駆除を行う場合は、まず現状を把握し、適切な駆除グッズを選んで対策を講じ、効果を確認しながら継続することが基本的な流れです。 ただし、自力での完全駆除は難しい場合も多いことを理解しておきましょう。

自分で駆除する場合の一般的な手順は以下の通りです。

  1. 被害状況の確認:ネズミの糞や足跡、かじられた跡などから、ネズミの種類や活動範囲をある程度推測します。
  2. 駆除グッズの選定と購入:被害状況やネズミの種類に合わせて、殺鼠剤、粘着シート、捕獲器、忌避剤などをホームセンターやインターネットで購入します。各グッズの使用方法や注意点をよく読みましょう。
  3. 駆除グッズの設置・対策:ネズミの通り道や巣がありそうな場所に、説明書に従って駆除グッズを設置します。同時に、食品の管理を徹底し、ゴミをこまめに捨てるなど、ネズミが寄り付きにくい環境を作ることも重要です。
  4. 効果の確認と死骸処理:設置後、定期的に効果を確認します。ネズミが捕獲されたり、糞が減ったりするなどの変化を見ます。死骸を発見した場合は、直接触れないように手袋やマスクを着用し、ビニール袋に入れて密閉し、自治体の指示に従って処理します。
  5. 侵入経路の封鎖(可能な範囲で):ネズミが侵入しそうな隙間があれば、パテや金網などで塞ぎます。
  6. 継続的な対策:一度駆除できても油断せず、定期的に点検し、必要に応じて対策を継続します。

自力での駆除は費用を抑えられる反面、手間と時間がかかり、効果が出にくい場合や、危険が伴うこともあります。 難しいと感じたら、無理せず専門業者に相談しましょう。

ネズミ駆除後に再発した時の費用は? 保証や保証体制などはある?

ネズミ駆除後に万が一再発してしまった場合、多くの専門業者は保証制度や保証体制を設けています。 保証期間内であれば、無償または割引料金で再施工するのが一般的です。

再発時の費用や保証について、確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 保証期間の有無と長さ:契約前に、保証が付いているか、またその期間はどのくらいか(例:半年、1年間など)を必ず確認しましょう。
  • 保証の適用条件:どのような場合に保証が適用されるのか、具体的な条件を確認しておくことが重要です。例えば、「指定された期間内に再発した場合」「駆除作業を行った箇所からの再侵入の場合」など、条件は業者によって異なります。
  • 保証対象外となるケース:新たな侵入経路ができた場合や、顧客側の管理不備による再発など、保証の対象外となるケースについても確認しておきましょう。
  • 再施工時の費用負担:保証期間内であっても、一部費用負担が発生する場合や、出張費のみかかる場合など、対応は様々です。
  • 定期点検の有無:駆除後、定期的な点検サービスが含まれているかどうかも確認ポイントです。定期点検によって、再発の兆候を早期に発見しやすくなります。

信頼できる業者は、保証内容や保証体制について契約書に明記しています。 駆除費用だけでなく、こうした保証内容もしっかり比較検討し、安心して任せられる業者を選びましょう。

ネズミを放っておくとどんな被害が起きる?

ネズミを放置しておくと、私たちの生活や健康に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。 被害は経済的なものから衛生的なもの、さらには精神的なものまで多岐にわたります。

ネズミを放置することで起こりうる主な被害は以下の通りです。

  • 衛生的被害:ネズミの体や糞尿には、サルモネラ菌やE型肝炎ウイルスなどの病原菌が付着している可能性があり、食中毒や感染症の原因となります。また、ネズミに寄生するダニやノミによって、アレルギーや皮膚炎を引き起こすこともあります。
  • 経済的被害:ネズミは非常に硬い歯を持ち、建物の柱や壁、電気配線、ガスホースなどをかじることがあります。これらのかじり行為は、建物の損傷だけでなく、漏電による火災やガス漏れといった重大な事故につながる危険性があります。食品や家財道具が汚されたり、食べられたりする被害も発生します。
  • 精神的被害:家の中でネズミの気配を感じるだけで不快感を覚えたり、夜中に天井裏を走り回る音で睡眠不足になったりと、精神的なストレスも大きくなります。特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、不安も一層大きくなるでしょう。
  • 繁殖による被害拡大:ネズミは繁殖力が非常に高いため、放置しておくとあっという間に数が増え、被害が深刻化します。

これらの被害を最小限に抑えるためには、ネズミの気配を感じたらできるだけ早く対処することが重要です。 早めの対策が、結果的に駆除費用や修繕費用を抑えることにも繋がります。

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