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一軒家・戸建てのシロアリ駆除費用相場!坪単価や広さでどれくらい値段が変わる?

ぴったりのシロアリ駆除業者をさがす
最終更新日: 2023年10月02日

30坪の一軒家でシロアリ駆除をするのにかかる費用の目安は9万~30万円です。依頼する業者や駆除の方法によって、金額に大きな差が出ます。

【ポイント】

  • 個人事業主は駆除費用が安く、大手事業者は高い傾向にある
  • 薬剤を散布するバリア工法は安く、地面に毒餌を設置するベイト工法は高い

工法のメリット・デメリットや駆除業者を選ぶときに見るべきポイントを解説します。

一軒家のシロアリ駆除にかかる値段は?30坪の戸建ての費用を見てみよう

およそ30坪の一軒家の場合、シロアリ駆除には9万円から30万円ほどの費用がかかります。

個人経営などの小規模業者の料金は9万円から20万円、全国展開の大規模業者は20万円から30万円が相場。

シロアリ駆除料金の内訳は「シロアリ駆除(予防)費用」+「追加工事費用」+「追加料金」で構成されます。作業範囲の広さや工法・依頼先によって価格は上下し、作業難易度が上がると追加料金が発生することもあります。

なお「調査費用」は基本的に無料。ただし床下点検口がなく、点検口設置工事が必要な場合は工事料金が発生します。

依頼する事業者の規模や工法、被害の状況によって費用が大きく変わるので、事前の見積もりは欠かせません。

ミツモアなら、一度質問に答えるだけで複数の業者から見積もりをもらうことができます。見積もりだけなら詳細な個人情報の入力も必要ないので、ぜひ利用してみてください。

シロアリ駆除の見積もりを取る

工法ごとの一軒家シロアリ駆除費用の単価とメリット・デメリット

シロアリ駆除には2つの工法があり、どちらの工法を選ぶかによって単価が変わります。より正確な料金を知るため、以下の違いを踏まえてどちらの工法にしたいか考えましょう。

バリア工法 ベイト工法
特徴とメリット
  • 薬剤を散布して予防、駆除する方法
  • 即効性が高い
  • 予防効果が高い
  • 予防効果は5年程度持続する
  • 毒餌を設置して駆除する方法
  • 巣ごと全滅させることが可能
  • 薬品を散布しないので、環境や人体(ペットの体)に優しい
デメリット
  • 薬剤散布のため、壁や床に穴を開ける場合がある
  • 効果が出るまでに半年以上かかる
  • バリア工法より高額
  • 1年に1回ほどの定期点検が必要
  • 基礎に穴を開けることがある
こんなときにおすすめ
  • シロアリ被害がすでに出ている
  • 駆除と予防を同時に行いたい
  • 化学物質にアレルギーがある
  • 建物に穴を開けたくない
  • まだ家でシロアリを見ていない

それでは次から「どのくらいの広さでいくらかかるのか」を確認していきます。

バリア工法による駆除費用単価

1坪当たりの料金相場
個人経営の業者 3,000~6,000円
全国展開している業者 6,000~1万円

バリア工法は、薬剤を散布する面積によって料金が変わります。坪ではなく㎡で単価を設定している業者もあるため、見積もりを見る際は単位に注意しましょう。前述した通り一軒家の広さ30坪で換算すると、料金総額の相場は9万円から30万円です。バリア工法ではシロアリを駆除・忌避する薬剤を使用するため、駆除作業を行うことで5年程度の予防効果も期待できます

予防のみを依頼する場合の料金は、駆除の料金とほぼ同額と考えてOK。ただし予防のみの方が念入りな調査等が必要ない分、業者によってはやや安く料金を設定している場合もあります。

ベイト工法による駆除費用単価

1m当たりの料金相場
個人経営の業者 3,000~5,000円
全国展開している業者 5,000~8,000円

ベイト工法では家の外周に毒餌を設置していくため、料金単価が長さ(m)で設定されています。戸建ての外周を40mとすると、料金総額の相場は12万円から32万円ほど。さらに定期点検時には餌の補充などを行なうため管理料金がかかります。管理料金は餌の減り具合によっても変わるので、業者に直接確認してみましょう。

シロアリ駆除業者を探す

戸建てのシロアリ駆除で追加料金が発生するケースをチェック

シロアリ駆除業者

シロアリ駆除では、基本的な駆除作業以外の「追加工事料金」「追加料金」がかかるケースがあります。基本的には難易度の高い工事になればなるほど、追加で費用が加算されることになります。追加工事や追加料金がかかるケースの具体例は以下の通り。

  • シロアリの種類がアメリカカンザイシロアリだった場合
  • 建物の構造上、点検が困難な場合(床下点検口がないなど)
  • 追加工事が必要な被害状況だった場合
  • 湿度調整工事が必要な場合
  • 休日や夜間に作業を依頼する場合

それぞれどういった内容で、どのくらいの追加料金になるのかを順に見ていきましょう。

高くなるケース①シロアリの種類がアメリカカンザイシロアリ

主に関東以南の温暖な地域に生息する「アメリカカンザイシロアリ」の駆除の場合、追加料金が発生する可能性があります。アメリカカンザイシロアリの駆除料金が高くなってしまう理由は、被害が大きい・見つけにくい・駆除が難しいから。複数回の処置が必要になるケースも多く、相場以上の料金になる可能性が非常に高いでしょう。

なお日本で一般的なシロアリは「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」の2種類。しかし近年、外来種であるアメリカカンザイシロアリの被害が増加しています。素人が種類を見分けるのは困難なため、室内でハムシの発生が見られた場合は速やかに業者に相談するようにしましょう。

高くなるケース②建物の構造上点検が困難(床下点検口がない)

シロアリ駆除や調査は、床下や天井など建物の内部に入って行われます。そのため点検口の場所や大きさによって作業難易度が変わる可能性があるのです。

確実に追加料金がかかってしまうのが、床下点検口を新設・拡張しなくてはいけない場合。点検口の設置工事には、1カ所あたり2万円から3万円程度の費用がかかります。

建物の構造によっても作業のしやすさは変わるため、明らかに作業時間がかかりそうな構造の場合は追加料金が発生するケースも。また被害場所が床下の存在しない浴室や玄関などの場合も、作業難易度が上がるので追加料金が発生することが多いでしょう。

高くなるケース③木材交換が必要な被害状況だった場合

シロアリ被害が甚大で木材の交換大工工事が必要な場合、材料費や廃材処分費・作業費が別途必要になります。工事料金は被害の規模によって大きく異なるため、料金は業者に見積もりをもらってチェックする必要があります。

高くなるケース④湿度調整工事が必要な場合

床下に湿度がたまって木材の腐食が起こっている場合は、湿度調整工事を提案されることもあります。理由はシロアリが腐食した木材を特に好むから。床下の環境を改善することによって、シロアリ被害が起こりにくい家にするためです。

工事内容によって料金相場が異なり、以下が料金の一例です。

設置料金相場
床下換気扇設置 2万5,000~5万円(1カ所あたり)
調湿シート設置 2万5,000~3万5,000円(1坪あたり)

高くなるケース⑤休日や早朝夜間に作業を依頼する場合

土休日や早朝夜間、連休などの繁忙期に作業を依頼すると「割増料金」がかかる業者もいます。割増料金の有無は業者によっても異なるため、割増料金の発生要件を事前に質問しておきましょう。

なおシロアリ駆除にかかる時間は、最低でも3時間程度。平日に駆除作業を依頼する場合は、作業時間も考慮して依頼しましょう。調査に時間をかける業者もいるため、余裕を持ってスケジュールを立てておけると安心です。

シロアリ駆除業者を探す

一戸建てのシロアリ駆除料金の具体例を見てみよう

一軒家の床下

シロアリ駆除を依頼すると、実際どのくらいの金額でどんな駆除作業ができるのかを見てみます。自分の家で依頼するときの参考にしてみてくださいね。

15万円以内で行えるシロアリ駆除事例

例① ・バリア工法による床下のシロアリ駆除(20坪)

・床下のコンクリートを削る工事(1~2カ所)

例② ・バリア工法による床下のシロアリ駆除(15坪)

・壁内のシロアリ駆除薬剤注入工事(3坪)

30万円以内で行えるシロアリ駆除事例

例① ・ベイト工法によるシロアリ駆除(建物外周35m)

・3年間の定期点検、薬剤交換

例② ・バリア工法による床下のシロアリ駆除(10坪)

・防湿シート設置(10坪)

・調湿材設置(10坪)

一軒家のシロアリ駆除を少しでも安く依頼する方法とは?業者選びで工夫しよう

作業服と電卓

シロアリ駆除費用を少しでも安くするために必要なのは、業者の選び方を工夫すること。シロアリによる被害は危険性が高く、工事箇所や内容を減らして節約するという選択肢はないからです。

前述の通り、シロアリ駆除を依頼できる業者は規模によって価格が大きく異なります。それぞれの特徴を知って、安く依頼するポイントを押さえましょう。

シロアリ駆除を安く依頼するコツ①地域で活躍する個人事業主や小規模業者を選ぶ

シロアリ駆除業者は、以下2種類の規模の業者に分けることができます。

大規模業者(ダスキン、JAなど) 小規模業者(地域の個人事業主や中小企業など)
メリット ・大手ならではの信頼感がある

・比較的品質が統一されている

・地域ならではの被害状況や駆除ポイントに精通している

・駆除費用が安い

・状況に応じて金額を設定してくれる

デメリット ・価格が高い

・作業者を選べない

・サービスの融通が利きにくい

・業者によって技術力にばらつきがある

・自分で業者選びをするのが難しい

安く依頼したい場合は、圧倒的に小規模業者がおすすめ。30坪の一軒家だと、小規模業者に依頼した場合は大規模業者と比較して10万円近く安くなる可能性があるからです。

ただし小規模業者には、業者によって技術力にばらつきがあるという注意点も。そのため以下のポイントをチェックして、技術力と経験のある業者を選ぶようにしましょう。

  • 資格「しろあり防除施工士」を保有した作業者がいること
  • 事前調査が丁寧であること
  • 創業経験が5年以上あること
  • 5年以上の保証があること

シロアリ駆除を安く依頼するコツ②必ず複数社の見積もりを比較する

シロアリ駆除業者を決めるときには、複数社の見積もり比較が必須。見積もりは悪徳業者を見分けるための大きな判断基準になります。数は少なくなっているものの、未だ悪徳業者の事例は報告されているのです。

見積もり比較の際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 内訳内容が詳細に記載されているか
  • 工事内容や材料の単位に「一式」の文言が多用されていないか
  • 不明点の質問に詳細に答えてもらえるか
  • 相場と比較して大きな金額のズレがないか
  • 安い見積もりを提示し、契約を急かしてこないか

特に見積もりの金額が他社と比較して異様に安いケースは要注意。「無料点検」や「安さ」を強調して契約させ、最終的に高額請求する事例が報告されているからです。飛び入りで来た業者に即決することは避け、複数社の比較をしてから決めましょう。

とはいえ「どこに問い合わせれば良いのか分からない」「1件1件見積もりを取るのは面倒」という方も多いでしょう。そんなときはぜひミツモアを利用してみてください

ミツモアはあなたの地域や求めるサービス内容を入力するだけで、複数のシロアリ駆除業者からおおまかな見積もりを提案してもらえるサービスです。

  • お金も時間もかけず複数社の金額を比較できる(適正価格が分かる、なるべく安く頼める)
  • 見積もりを取るだけなら詳細な個人情報は不要
  • 審査を通過した小規模事業者が多く登録しており、低価格で信頼できる業者が見つかる
  • 過去の利用者からの口コミや資格の有無を確認できる
  • チャットができるので、被害状態を伝えてなるべく正確な提案をしてもらえる

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