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個人事業主はじめての請求書!記載事項を解説【見本・チェックリスト付】

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最終更新日: 2019年02月17日

ライターやデザイナーなど、会社から独立してフリーランス(個人事業主)になったばかりの方にとって、請求書はとても大事な書類です。給与が毎月決まった日に振り込まれていた会社員時代と違い、請求書をクライアントに送付しなければ報酬を得ることが出来ないのです。

本記事では、フリーランス(個人事業主)として独立されたばかりの方に向けて請求書の書き方や記載すべき事項について解説していきます。

フリーランス(個人事業主)が請求書に記載する事項

「宛名は『御中』と『様』どちらだっけ?」「金額の記入方法がわからない…」独立されたばかりのフリーランスの方で、請求書に何を記載するのか、書式はどうすれば良いのかわからないという方もいらっしゃるのでは。

本項では、国税庁のHPに記載されている請求書に記載する必須事項から、載せると良い事項まで余すことなくご紹介します。

個人事業主(フリーランス) 請求書
フリーランス(個人事業主)が請求書に記載すべき事項とは

フリーランス(個人事業主)が請求書に記載する必須事項

国税庁のHPによると、請求書に以下の事項を記載することを推奨しています。

  • 書類作成者の氏名又は名称
    請求書を発行する方の氏名です。屋号がある場合は併せて記載しましょう。なお、請求者名の上に捺印する場合も多いですが、必須ではありません。
  • 取引年月日
    請求書の発行日や、実際に納品した日などを記入します。
  • 取引内容
    納品した商品や、請け負った業務の内容(デザインやライティングなど)を記載します。
  • 取引金額(税込み)
    請求する金額です。外税か内税か分かるように記載してください。
  • 書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称
    宛先のことです。請求先の事業者名や担当者名を記載します。なお、請求書および封筒に宛先を記入する際には「御中」や「様」などの敬称をつけます。請求する相手が会社や団体であれば「御中」、個人であれば「様」を使用するのが一般的です。

「誰が」「いつ」「何を」「いくらで」「誰に」請求するのかさえ明らかになっていれば、請求書として形式を満たしているということですね。

フリーランス(個人事業主)が請求書に記載すると良い事項

では次に、絶対に必須ではないものの、記載しておいた方が取引内容が分かりやすくなる事項を、請求書の見本を交えてご説明します。

請求書の見本

以下の請求書の見本例を見て頂き、対応する番号について1つずつ説明していきます。なお、この見本例はフリーライターで屋号がある場合を想定しています。

請求書 見本
請求書 見本

フリーランスの方が請求書に記載した方が良い事項

上記の請求書の見本を元に、フリーランスの方が請求書に記載することで分かりやすくなる各項目について説明していきます。

  1. 請求書の通し番号
    同じクライアントに発行した請求書の枚数を通し番号で紐づけておけば、双方とも管理がしやすくなります。
  2. 支払い期限
    クライアントが請求者に入金する期日になります。
  3. 項目番号
  4. 請求内容
    この見本例では2か月分を1度に請求していますが、それが可能かどうかは事前にクライアントと打ち合わせしておくべきです。
  5. 単価
    商品の1個当たりの価格などを記入します。見本例はライターですので、1文字あたりの単価を入力しています。
  6. 数量
    発注した個数を記入します。見本例では、記事の文字数を入力しています。
  7. 備考(請求内容)
    品名だけでは書ききれない事項があれば記入する欄です。後日見返したときに、どんな取引内容だったかを思い出すのに役立ちます。
  8. 消費税
    消費税に関しては、請求書によっては内税にしても構いません。その際は消費税額も分かるように注意書きをする必要があります。
  9. 源泉徴収税
    次の項で詳しく説明します。
  10. 備考(請求書全体)
    請求書全体で注記すべきことがあれば記載する欄を設けておくと親切です。

源泉徴収税と入金手数料に注意

請求書に記載する事項の他に、「源泉徴収されるかどうか」「入金手数料の負担」の2点についても確認しておきましょう。いずれも、クライアントから入金される金額に関わってくる、重要な項目です。

源泉徴収されるか確認する

業種によっては、源泉徴収税として請求金額の10.21%(所得税10%、復興特別所得税0.21%)を事前に引かれて入金される場合があります。該当する業種や業務内容は、以下の通りです。

※復興特別所得税の徴収は2037年まで

  • 原稿料(ライターや小説家など)
  • デザイン料(デザイナーなど)
  • 資格報酬(弁護士・税理士・司法書士など)
  • 出演料・講演料(タレント・セミナー講師・大学教授など)
  • スポーツ選手の年俸(プロ野球選手・プロサッカー選手など)

個人事業主の方は、自らの業種が上記に該当するか事前に確認しておきましょう。なお、上記の業種であっても、必ず源泉徴収をされて入金されるとは限りません。
源泉徴収して支払うかの判断はクライアントによって違いますので、事前に確認しておきましょう。

入金(振込)手数料の負担も事前に決める

先ほどの請求書の見本例では、備考欄に「振込手数料はクライアント負担」である旨を記載してありましたが、振込手数料をどちらが負担するかは取り決め次第。必ず事前に確認しておきましょう。

【永久保存版】請求書 作成時チェックリスト

ここまで請求書の記載事項や事前に確認すべきポイントを解説してきました。実際の請求書作成時に抜け落ちがないように、チェックリストを用意しました。

請求書を作成する際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

分類項目チェック
必須項目請求者氏名
取引年月日
取引(請求)内容
取引金額(税込)
請求先氏名(会社名)
記載した方が良い項目請求書の通し番号
支払い(入金)期限
単価
数量
備考(特記事項)
消費税
事前確認が必要な項目源泉徴収税
入金(振込)手数料

まとめ

いかがでしょうか。フリーランスになられたばかりの方にとって、はじめての請求書作成は戸惑うことも多いでしょう。本記事が円滑な請求の手助けになれば幸いです。なお、見本の請求書はGoogleスプレッドシートでも簡単に作成できますので、参考にしてみてくださいね。

また、こちらの記事ではミツモアに登録している税理士の紹介と、依頼に必要な費用や選び方を解説していますので合わせてご確認ください。>>個人事業主にお勧めの税理士55選と税理士の選び方