「ウッドデッキの色褪せや剥がれが気になる」
「見た目をきれいにリフレッシュしたい」


ウッドデッキの塗装にかかる費用は、塗料の種類や面積、デッキの劣化具合によって変動します。そこで、ウッドデッキ塗装の料金の内訳や、過去の見積もりデータに基づいた費用相場などを、わかりやすく解説します。
さらに、塗装費用が高くなる要因や安く抑えるためのコツ、デッキ塗装利用者の口コミもご紹介します。
ウッドデッキ塗装の料金表
ウッドデッキの塗装にかかわる費用について費用相場を表にまとめました。
作業内容ごとの費用相場をチェックして、実際に依頼する際の予算目安としましょう。
項目 | 1㎡あたりの費用相場 | 5㎡あたりの費用相場 | 10㎡あたりの費用相場 |
---|---|---|---|
高圧洗浄 | 200円~500円 | 1,000円~2,500円 | 2,000円~5,000円 |
ケレン(下地調整) | 300円~1,000円 | 1,500円~5,000円 | 3,000円~10,000円 |
木部補修 | 別途見積もり | 別途見積もり | 別途見積もり |
養生 | 300円~500円 | 1,500円~2,500円 | 3,000円~5,000円 |
木材保護塗料塗装 | 1,500円~4,000円 | 7,500円~20,000円 | 15,000円~40,000円 |
諸経費 | 工事費用の5~10%程度 | 工事費用の5~10%程度 | 工事費用の5~10%程度 |
合計 | 2,300円~6,000円 | 11,500円~30,000円 | 23,000円~60,000円 |
ウッドデッキ塗装をDIYする費用
ウッドデッキの塗装をDIYでするときと業者に依頼するときの価格差を紹介します。
ウッドデッキ塗装に必要な道具と価格の目安は以下の通りです。
道具の名称 | 購入時の価格例 |
---|---|
高圧洗浄機 | 20,000円~30,000円 |
サンドペーパー (10枚) | 2,000円~3,000円 |
サンダー | 25,000円~50,000円 |
養生シート | 2,000円~5,500円 |
養生テープ (1巻) | 150円~300円 |
塗料 (1缶) | 3,000円~15,000円 |
ハケセット | 600円~1,000円 |
すべて購入した場合の金額 | 52,750円~104,800円 |
実際に5㎡のウッドデッキ塗装をDIYする場合の費用について、業者に塗装を依頼した場合との価格差を紹介します。
塗料のみを購入しウッドデッキ塗装をする費用
ハケやサンドペーパーなど、ウッドデッキ塗装に必要な道具をすべて持っている場合は、塗料の購入費用のみでウッドデッキ塗装が可能です。ウッドデッキ用の塗料の購入費用の目安は3,000円~15,000円です。
5㎡のウッドデッキを塗り替えた場合の費用の違いは以下の通りです。
ウッドデッキ塗装の手段 | DIY | 業者に依頼 |
---|---|---|
費用相場 | 3,000円~15,000円 | 11,500円~30,000円 |
費用の差額は8,500円~15,000円です。必要な道具が揃っているのであれば、DIYでの塗装にチャレンジしても良いでしょう。
塗料とサンドペーパーを購入しウッドデッキ塗装をする費用
塗料と消耗品であるサンドペーパーを購入した場合も、比較的安価にウッドデッキ塗装が可能です。
ウッドデッキ塗装の手段 | DIY | 業者に依頼 |
---|---|---|
費用相場 | 5,000円~18,000円 | 11,500円~30,000円 |
費用の差額は6,500円~12,000円です。塗料とサンドペーパーのみの購入であれば、DIYの手間よりも費用の方が節約できると考える人もいます。
必要な道具を購入しウッドデッキ塗装をする費用
ハケや養生シート、養生テープなどの必要な道具を購入しウッドデッキ塗装のDIYをする場合は、費用の差額が小さくなってきます。
ウッドデッキ塗装の手段 | DIY | 業者に依頼 |
---|---|---|
費用相場 | 7,750円~24,800円 | 11,500円~30,000円 |
費用の差額は3,750円~5,200円です。ウッドデッキのDIYに挑戦したいなどの理由がなければ、業者に依頼した方が手間が少ない可能性が高いです。
DIYに必要なものをすべて購入しウッドデッキ塗装をする費用
道具をすべて揃える場合はDIYでも費用節約につながりません。特に高圧洗浄機やサンダーなどの工具を購入しなければならない場合は、DIYではなく業者に依頼することをおすすめします。
ウッドデッキ塗装の手段 | DIY | 業者に依頼 |
---|---|---|
費用相場 | 52,750円~104,800円 | 11,500円~30,000円 |
DIYでウッドデッキ塗装をするには、技術力も必要です。特にウッドデッキが広い場合は2缶以上塗料が必要になる可能性があります。その場合は塗料代がかさむので、業者に頼んだ方が安上がりになるケースもあります。
DIYがおすすめなのは「定期的なメンテナンス時」
ウッドデッキ塗装をDIYでしたいのであれば、定期的なメンテナンス時にすることをおすすめします。天然木のウッドデッキを長持ちさせるには、定期的な塗装の塗りなおしが効果的です。
理想的な塗装サイクルは以下の通りです。
- 購入時に業者に依頼してウッドデッキ塗装する
- 年に1回のペースで塗装の塗りなおしをDIYでする
- 購入後5年が経過したら業者にウッドデッキ塗装を依頼する
このサイクルで塗装を行うことによって、塗膜が薄くなる期間を最小限にし、ウッドデッキの寿命を長持ちさせることにつながります。また定期的にプロの塗装を受けることで美観も保てます。
ウッドデッキ塗装が高くなる3つの理由
ウッドデッキ塗装の見積もりを取った際に、「思ったより高いな」と感じることがあるかもしれません。
ウッドデッキの塗装が高くなりやすくなる3つの理由を確認してみましょう。
① 塗装する範囲が広い
塗装する面積が広ければ広いほど、材料費と人件費が増えるため、費用は高くなります。
たとえば一般的な10平方メートルのウッドデッキと、リビングから続くような30平方メートルの大型ウッドデッキでは、単純計算でも費用は3倍になります。
さらにウッドデッキだけでなく、付随するフェンス、階段、手すり、パーゴラ(日陰棚)なども塗装してもらうとその分費用は加算されます。
見積もりを取る際は、どこまでの範囲を塗装に含めるのかを明確に業者に伝え、範囲ごとの費用内訳を確認することが大切です。不要な箇所まで塗装範囲に含まれていないかチェックしましょう。
② ウッドデッキの傷みが激しい
ウッドデッキの状態も費用を左右する大きな要因です。長年メンテナンスを怠っていたり、日当たりや湿度など設置した環境が悪かったりすると、ウッドデッキの傷みが進行しやすくなります。
念入りな高圧洗浄
カビや苔が広範囲に発生している場合、通常より時間をかけて洗浄する必要がある。
丁寧なケレン作業
古い塗膜が厚く残っていたり、ささくれが酷かったりする場合、研磨作業に時間がかかるため下地処理全体も長時間になる。
木部の補修
木材にひび割れ、反り、腐食、欠損などが見られる場合、パテ埋めや部分的な木材交換などの補修作業が必要となり、別途費用が発生する。特に腐食が進んでいる場合は、人が上に乗ることで木材を踏み抜くなどのトラブルが発生する可能性があるため、丁寧な補修が必要。
これらの下地処理や補修作業は、塗装の仕上がりと耐久性を左右する重要な工程です。費用が高くなったとしても、必要な作業を省略しないようにしましょう。
見積もり時に、どのような下地処理や補修が必要なのか、具体的な作業内容とその費用を確認することが重要です。
③ 塗装の種類
使用する塗料の種類によっても、費用は大きく変わります。ウッドデッキ用の塗料は、塗料の性質と塗膜の作り方によって分類できます。
一般的に油性塗料の方が水性塗料よりも価格が高い傾向にあります。また、耐久性や防腐・防虫など機能性が高い塗料ほど高価になります。
以下に、塗料の種類と特徴、1㎡あたりの価格の目安をまとめました。
種類 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
水性 | 臭いが少なく、扱いやすい。環境負荷が低い。 | 1,500円~3,000円 |
油性 | 耐久性、耐候性、木材保護効果が高い。木材への浸透性が良い。 | 2,000円~4,000円 |
浸透型 | 木材内部に浸透して保護する。木目を活かした自然な仕上がり。塗膜を作らないため、はがれにくいが、摩耗しやすい。 | 1,500円~3,500円 |
造膜型 | 木材表面に塗膜を形成して保護する。光沢のある仕上がり。耐摩耗性が高いが、塗膜が劣化すると割れたりはがれたりする。 | 2,000円~4,000円 |
どの塗料を用いて塗装をするかは、予算のほかにもウッドデッキの使用状況や求める仕上がり、メンテナンスの手間などを考慮して決定します。
業者に相談し、それぞれの塗料のメリット・デメリットを理解した上で選ぶことが重要です。高価な塗料を選べば、その分初期費用は上がりますが、耐久性が高い塗料を選べば塗り替え頻度を減らせる可能性もあります。
ウッドデッキ塗装を安くする3つのコツ
ウッドデッキ塗装の費用を安く済ませるには3つのコツがあります。業者に依頼する前にチェックして、ウッドデッキ塗装の費用を節約しましょう。
① DIYでウッドデッキ塗装を行う
道具を揃えられるのであれば、ウッドデッキの塗装をDIYで行っても良いでしょう。必要な道具の例をご紹介します。
- 高圧洗浄機
- サンドペーパーまたはサンダー
- 養生用の道具
- 塗料
- ハケ
DIYでウッドデッキ塗装を行う際には以下の点に注意をしましょう。
- 晴れて乾燥している日に塗装を行う
- 十分な乾燥時間を設ける
- 手袋やマスク等防護具を必ず着用する
ウッドデッキの塗装は、2~3回ほど重ね塗りすることを前提に作られています。薄いように見えても重ね塗りをすれば十分な保護能力を得られるため、厚塗りになりすぎないように注意しましょう。
② 一括見積もりサイトで塗装業者を選ぶ
ウッドデッキの塗装を依頼する業者を探すときは一括見積もりサイトを使いましょう。一括見積もりサイトであれば1度の情報入力で複数社からの見積もりを簡単に取得できます。
見積もりを比較する業者の数は3~5社がおすすめです。費用感とサービス内容、施工保証の有無など総合的に判断して、依頼する業者を絞り込んで選びましょう。
ミツモアでは最大5事業者からの見積もりが届きます。見積もりだけでなく、利用者からの口コミも簡単にチェックできるので、「この2つの業者、どちらにしようか決め手に欠ける」というときは口コミを参照してみると良いかもしれません。
③ こまめなメンテナンスを行う
ウッドデッキ塗装は適切なメンテナンスを行うことで寿命が伸びます。定期的に塗装を塗りなおしたり、がたつきや浮きがないかを確認したりして、ウッドデッキの変化に敏感に気を配りましょう。
日常的に行うべきウッドデッキのメンテナンスは以下の通りです。
- 汚れやコケのこすり洗い
- 洗浄後の防虫・防腐塗装
ウッドデッキは素材によってメンテナンスの頻度が異なります。ウッドデッキの素材は大きく分けると3つです。
素材の種類 | 代表的な木 | メンテンナンスの頻度 |
---|---|---|
ソフトウッド |
|
高頻度 |
ハードウッド |
|
ソフトウッドより低頻度 |
人工木 |
|
低頻度、日頃の掃除程度で長持ちする |
天然木のウッドデッキは、年に1回塗装の塗り替えをすることをおすすめします。定期的に塗装を塗り替えることで、被膜が薄い状態を短期間にし、ウッドデッキにかかる負担を軽減できます。
ウッドデッキ塗装業者を選ぶコツ
ウッドデッキ塗装を依頼する業者を探すときは以下の3点に注意しましょう。
ウッドデッキ塗装を業者を依頼するときの懸念点に「コストパフォーマンスの高い優良業者を見つけられるか」というものがあります。3つのコツを踏まえて選ぶことで、ウッドデッキ塗装の優良業者を見つけやすくなります。
① 見積もりの内容が明確になっているか
ウッドデッキ塗装業者を探すときは、一括見積もりサイトで相見積もりを取ることをおすすめします。複数業者から見積もりを取ったら見積書の内容を詳細に確認しましょう。
総工費だけチェックして比較するのではなく、見積書の各項目が詳細に計上されているかも確認してください。
たとえば「○○作業一式」と記載されている場合、その内訳が不透明なので施工当日に追加料金が発生することや不当に高額な費用が計上されているリスクがあります。
トラブルを避けるには、なるべく「一式」と表記している業者は避けて、「ウッドデッキ塗装作業」「人件費」などそれぞれの項目を明確にして計上している業者を選ぶことをおすすめします。
② 担当者の対応が良いか
見積書の内容だけでなく、業者に連絡したときの対応も判断材料になります。
総工費が安く、保証等が充実している業者であっても、連絡のレスポンスが遅い業者に依頼してしまうと、急な予定変更の打診をしようとしても連絡がつかないなどのトラブルが発生し、「こんな業者に頼まなければよかった」と後悔する原因になります。
また連絡時の態度がそっけないなど、接客面で気になる点がある業者はなるべく避けることをおすすめします。
③ 他の業者と比較して費用が異なりすぎないか
総工費が高すぎる業者はもちろんのこと、安すぎる業者にも注意が必要です。中には適切なコストカットを行って総工費を安くしている業者もあるため一概には言えないものの、総工費が安すぎる塗装業者は養生費用や下地処理が別途請求になるなど、事前の見積もりと総支払額が異なるケースがあります。
相見積もりを取ることで相場観がわかるので、極端に見積金額が高い・安い業者は候補から外すことをおすすめします。5,000円~10,000円ほどの価格差であればコストカットや企業努力による価格差であることが多いですが、それ以上の価格差の場合は「なぜその価格でできるのか」を聞いてから依頼することで、トラブルを避けられます。
ウッドデッキの塗装をする時期の目安
ウッドデッキを長く使うためには、メンテナンスの一環として塗装が重要です。
ウッドデッキの塗装をする時期の目安は3つあります。順に確認しましょう。
① ウッドデッキを設置したとき
ウッドデッキが新品の状態で塗装をしておくと、紫外線や風雨の影響を軽減できるためウッドデッキを長持ちさせることにつながります。
多くのウッドデッキ材は、工場出荷時には最低限の保護処理しかされていないか、全く無塗装の状態で流通しています。
無塗装のまま紫外線や雨風にさらされると、木材は急速に劣化し始めます。特に設置後半年から1年以内に、木材保護塗料を塗ることで初期の劣化を防ぎ、ウッドデッキの耐久性を高めることができます。
最初にしっかり塗装しておくことで、その後のメンテナンスも楽になります。設置時に業者に塗装を依頼するか、DIYで早めに塗装を行いましょう。
② 前回の塗装から3年経過したとき
ウッドデッキ塗装の塗り替え周期は、使用している塗料の種類や日当たりなどウッドデッキの設置環境によって異なりますが、一般的には3年前後が目安とされています。
日当たりが強い場所や雨ざらしになる場所にあるウッドデッキは、劣化が早く進むため、目安よりも短い周期での塗り替えが必要になる場合があります。逆に、屋根の下にあるなど環境が良い場合は、もう少し長く持つこともあります。
定期的にウッドデッキの状態をチェックし、劣化のサインが見られたら早めに塗り替えることが大切です。
浸透性塗料の特徴
ウッドデッキ材の内部に浸透して保護するタイプ。木材が湿度に応じて収縮・膨張する動きに対応できるため、塗料のはがれや割れが起こりにくいのが特徴です。
耐水性が低いためメンテナンスをこまめに行う必要があります。1~3年ごとの塗り替えがおすすめです。
造膜性塗料の特徴
ウッドデッキ材の表面に塗膜を形成して保護するタイプ。耐久性は高いものの、塗膜が劣化するとひび割れや剥がれがおきます。3~5年ごとの塗り替えがおすすめです。
③ 塗装のはがれやめくれが気になるとき
年数に関わらず、ウッドデッキに以下のような劣化のサインが見られたら、塗り替えを検討すべき時期です。
- 色あせ・変色
- 塗膜のはがれ・めくれ
- ひび割れ(クラック)
- ささくれ
- カビ・苔の発生
- 水を弾かなくなる
特に注意が必要なのはカビや苔が発生しているときです。木材の内部にまで水分が浸透しているため、腐食のリスクもあります。この場合は塗装だけではカバーできないことも多いので、塗装業者によく相談の上、塗装や補修などを行いましょう。
塗装の劣化を放置すると木材自体の劣化が急速に進み、腐食やシロアリ被害につながる恐れがあります。そうなると、塗装だけでは済まなくなり、高額な補修費用や、最悪の場合はウッドデッキの交換が必要になることもあります。
劣化のサインを見つけたら、なるべく早めに専門業者に相談するか、DIYでの塗り替えを計画しましょう。 早めのメンテナンスが、結果的に費用を抑え、ウッドデッキを長持ちさせることに繋がります。
ウッドデッキ塗装の口コミ
この度は大変お世話になりました。 ウッドデッキの補修を請け負ってくれるところがなかったので困っていたところアルファリペア様が手を挙げていただき助かりました。 実際はウッドデッキがかなり傷んでいたのにも関わらず少ない予算で対応していただきありがとうございました。 仕上がりにも満足しています。 ウッドデッキが使えるようになったので、これからが楽しみです。
ウッドデッキ塗装は相みつで料金が安くなる!
ウッドデッキ塗装を業者に依頼する場合の費用相場は、1㎡あたり2,300~6,000円です。一般的なウッドデッキの広さは10㎡程度なので、おおよそ23,000~60,000円を予算とするとよいでしょう。
ウッドデッキ塗装業者を一括見積もりサイトを使って探すと、施工費用をもっと抑えられる可能性があります。
ミツモアでは地域で活躍するウッドデッキ塗装業者を簡単に見つけられます。質問に答えるだけで最大5つの業者から見積書が届くので、届いた見積もりを比較検討して依頼する業者を絞り込みましょう。
またミツモアでは利用者の口コミもチェックできます。どのような強みを持つ業者なのか、口コミからもチェックしてみましょう。