- 洗濯槽クリーナーで洗濯機の汚れをきれいに落としたい
- 「塩素系」と「酸素系」のどちらを選べばよいのかわからない
- おすすめの商品を使いたい
そんなあなたのために、洗濯槽クリーナーの選び方から使い方、おすすめ商品まで徹底解説します。
洗濯槽クリーナーを上手に活用して、たまったカビや汚れをピカピカに落としましょう!
洗濯槽クリーナーでの掃除を何回やっても黒いカスがなくならない時は?
汚れやカビが蓄積している可能性が高いので、洗濯機クリーニングのプロに分解洗浄を依頼することを検討するとよいでしょう。洗濯機クリーニングは料金12,000円~、所要時間1時間~で依頼することが可能です。
洗濯槽クリーナーがドラム式で使えないのはなぜ?
ドラム式洗濯機は泡が立つと排水する仕組みになっているので、洗濯槽全体をクリーナーで浸すことができないためです。
洗濯槽クリーナーの選び方!掃除の頻度がポイント
まずは、洗濯槽クリーナーの選び方を解説します。
洗濯槽クリーナーには大きく分けて2種類あり「塩素系」と「酸素系」に分かれています。
種類 | 特徴 |
塩素系クリーナー |
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酸素系クリーナー |
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それぞれのタイプによって得意な汚れの種類や使い方が異なりますね。
使用には汚れのたまり具合を考慮する必要があるため、洗濯槽クリーナーを選ぶうえで大事になるのは「掃除の頻度」です。
次の3つのパターンにあわせて、ぴったりな洗濯槽クリーナーの種類を紹介します。
- 1年以上掃除していない場合
- 半年に1回掃除する場合
- 2か月に1回掃除する場合
【1年以上掃除していない場合】「塩素系」と「酸素系」の両方がおすすめ
洗濯槽を1年以上掃除していない場合は「塩素系」と「酸素系」を両方使用するのがおすすめです。
これまでに全く洗濯槽クリーナーを全く使用したことがない場合も、両方のタイプを使うのがよいでしょう。
酸素系を使ってたまった汚れを取り除いた後に、塩素系で細かな汚れ落としと殺菌処理を行うと、効率よく洗濯槽をきれいにすることができます。
2種類の洗濯槽クリーナーを駆使して、洗濯槽を一度徹底的にきれいに掃除してみてはいかがでしょうか。
【半年に1回掃除する場合】「酸素系」の使用がおすすめ
半年に1回の頻度で掃除する場合は「酸素系」を使うのがおすすめです。
酸素の泡の力が汚れを強力にはがし落とすので、洗濯槽にたまった汚れをごっそりと落とすことができますよ。
その代わり、はがれ落ちた汚れをすくい取る必要性があり、掃除に少し手間がかかる点には注意が必要です。
「酸素系」は安全性を重視したい場合にもおすすめ
酸素系クリーナーは過炭酸ナトリウムを主成分としているため、安全性を重視したい場合にもおすすめです。
肌や衣類にもやさしいので、お子様がいる場合でも安心して使うことができますよ。
【2か月に1回掃除する場合】「塩素系」の使用がおすすめ
洗濯槽を2か月に1回の頻度で頻繁に掃除する場合は「塩素系」を使いましょう。
塩素の力で汚れを溶かし落として、洗濯槽の裏側などの細かな部分まで洗浄します。
また殺菌力が強いため、カビ汚れを除去して生乾きの臭いを改善する効果も見込めますよ。
掃除の手間もかからず簡単に使える点も魅力的ですが、肌や衣類にダメージを与える可能性もあります。
使用前には各商品に記載された注意点を確認し、正しい使用方法を取ってくださいね。
【注意】ドラム式洗濯機では使用できない場合も
洗濯槽クリーナーの中には、ドラム式洗濯機で使用できないものも存在します。
特に「酸素系」で粉末タイプのものをドラム式洗濯機で使用すると、吹きこぼれや故障の原因になってしまうことも。
ドラム式洗濯機に使用する洗濯槽クリーナーを選ぶ際には、商品ウラ面の注意事項を読むなどして、使用可能かどうかを事前に確認することが大切です。
おすすめの洗濯槽クリーナー8選【塩素系&酸素系】
おすすめの洗濯槽クリーナーを厳選して8種類紹介します。
【塩素系クリーナー】
- パナソニック「洗濯槽クリーナー N-W1A」
- 日立「洗濯槽クリーナー SK-1」
- エステー「洗浄力 洗たく槽クリーナー」
- ジョンソン「洗濯槽カビキラー」
【酸素系クリーナー】
- アリエール「洗たく槽クリーナー サイエンスプラス」
- シャボン玉「洗たく槽クリーナー」
- arau.「洗たく槽クリーナー」
- レック「洗濯槽の激落ちくん」
【塩素系】パナソニック「洗濯槽クリーナー N-W1A」
商品名 | パナソニック「洗濯槽クリーナー N-W1A」 |
種類 | 塩素系 |
特徴 |
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こんな方におすすめ |
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価格 | 1,982円 (税込) |
【塩素系】日立「洗濯槽クリーナー SK-1」
商品名 | 日立「洗濯槽クリーナー SK-1」 |
種類 | 塩素系 |
特徴 |
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こんな方におすすめ |
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価格 | 2,700円 (税込) |
【塩素系】エステー「洗浄力 洗たく槽クリーナー」
商品名エステー「洗浄力 洗たく槽クリーナー」
種類塩素系特徴
- 洗い時間がたったの3分
- カビ胞子除去率99.9%で臭いもしっかり消臭
- 「再付着防止剤」配合で、はがしたカビが洗濯槽につきにくい
- プラスチック槽、ステンレス槽どちらも使用可能
- 縦型、ドラム式、ななめドラム式、二槽式(脱水槽にもOK)いずれも使用可能
こんな方におすすめ
- 洗濯槽の掃除を素早く済ませたい方
- カビの臭いが気になる方
価格450円 (税込)
【塩素系】ジョンソン「洗濯槽カビキラー」
商品名 | ジョンソン「洗濯槽カビキラー」 |
種類 | 塩素系 |
特徴 |
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こんな方におすすめ |
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価格 | 285円 (税込) |
【酸素系】アリエール「洗たく槽クリーナー サイエンスプラス」
商品名 | アリエール「洗たく槽クリーナー サイエンスプラス」 |
種類 | 酸素系 |
特徴 |
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こんな方におすすめ |
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価格 | 183円 (税込) |
【酸素系】シャボン玉「洗たく槽クリーナー」
商品名 | シャボン玉「洗たく槽クリーナー」 |
種類 | 酸素系 |
特徴 |
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こんな方におすすめ |
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価格 | 366円 (税込) |
【酸素系】arau.「洗たく槽クリーナー」
商品名 | arau.「洗たく槽クリーナー」 |
種類 | 酸素系 |
特徴 |
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こんな方におすすめ |
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価格 | 550円 (税込) |
【酸素系】レック「洗濯槽の激落ちくん」
商品名 | レック「洗濯槽の激落ちくん」 |
種類 | 酸素系 |
特徴 |
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こんな方におすすめ |
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価格 | 927円 (税込) |
塩素系クリーナーの使い方
塩素系クリーナーを使った洗濯槽の掃除方法を紹介します。
【掃除の手順】
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クリーナーを投入して洗濯機を回すだけなので、少ない手間で簡単に使用することができますよ。
肌への刺激が強いため、使用時には直接触れないように注意してくださいね。
用意する道具
- 塩素系洗濯槽クリーナー
- ゴム手袋
塩素系の洗濯槽クリーナーは使用する道具も酸素系に比べて少なめです。用意するものが少ないというのは、忙しい方にとってはかなり嬉しいことですよね。
ただし「ゴム手袋」だけは必ず用意するようにしましょう。肌に塩素系のクリーナーがついてしまうと肌荒れの原因になってしまいます。
【手順1】電源を入れたまま洗濯槽クリーナーを投入する
まずは、洗濯槽にクリーナーを投入します。投入後すぐに洗濯機を運転するため、電源は入れたままで問題ありません。
1回で1本すべて使い切ってしまうタイプが多いですが、事前に洗濯機やクリーナーの使用方法をよく確認して、正しく使用するようにしましょう。
【手順2】洗濯槽にお湯を供給する
クリーナー投入後、洗濯槽の高水位までお湯を供給します。お湯の温度は、40〜50度が最も効果的。
シャワーや沸かしたお湯などを用いて水温を調節しましょう。
【手順3】洗濯槽を洗浄する
クリーナーを投入してお湯も供給できたら、いよいよ洗濯機を回して洗浄開始です。
洗濯機のモードに「洗浄コース」があればそちらを使用しましょう。
1度スタートボタンを押せば洗浄・つけ置き・脱水まで自動で一気に行ってくれます。
洗浄コースがない場合は「標準コース」で1度回せば完了です。
【手順4】汚れをすすぐ&乾燥させる
洗浄が完了したら、念のため標準コースで一度洗濯機を回して槽内をすすぎましょう。
塩素系の成分は肌へ負担をかけてしまうため、その後に安心して洗濯するには欠かせない工程です。
また、塩素系クリーナーの使用後は独特のツンとしたにおいが気になることも。そのにおいをなくす意味でも、洗浄後のすすぎは大事な行程ですよ。
すすぎが完了したら、フタをしばらく開けたままの状態にして洗濯槽を乾燥させましょう。
カビがすぐに繁殖するのを防ぐためにも、水気がなくなるまで十分な時間をかけるのがポイントです。
取り扱いの注意点
塩素系クリーナーの使用時はいくつかの注意点があります。
- 洗濯機に対応しているかどうかを確認する
- 塩素系と酸素系を混ぜて使わない
まず、使用するクリーナーが洗濯機にきちんと対応しているかを確認しましょう。クリーナーの中にはドラム式に対応していないものや、プラスチック槽かステンレス槽かによっても使用の可否が異なるものもあります。
また一番注意しなければいけないのは、塩素系と酸素系を絶対に混ぜて使用しないことです。どちらも併用すると有毒ガスが発生し、失明などの重篤な症状を引き起こす恐れがあります。
酸素系と塩素系両方の力で汚れを落としたいなら、日を開けて使用するなどの対処が必要です。
酸素系クリーナーの使い方
酸素系クリーナーを使った洗濯槽掃除の手順を紹介します。
【掃除の手順】
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酸素系クリーナーは汚れをはがして落とす性質があるため、途中でゴミを手動ですくい取る必要があります。
塩素系と比べて掃除の手間は少しかかってしまいますが、目に見えて効果を実感できるのもうれしいポイントですよ。
用意する道具
- 酸素系クリーナー
- ごみすくいネット
酸素系クリーナーは、目で見て効果を実感できるというメリットがあります。しかし、その浮いてきた汚れは洗浄中に「ごみすくいネット」を用いて綺麗にすくうようにしましょう。
汚れを取り除かないまま洗浄を終えてしまうと、底に汚れが溜まったままになったり、洗濯時に衣服に汚れがついてしまったりします。洗浄の意味がなくなってしまうため、面倒でもこの作業は欠かさないよう注意しましょう。
「ごみすくいネット」は自作可能
市販のごみすくいネットがない場合は、ハンガーに使い古しのストッキングを被せて代用品を作ることもできます。
簡単に作れる上、洗濯槽の掃除以外にも様々な場所で使用できるので、ぜひ自作してみてはいかがでしょうか?
【手順1】ごみとりネットを取り外す
酸素系クリーナーを使用する時は、まず最初にゴミ取りネットを取り外すようにしましょう。ネットがついたまま洗浄してしまうと、浮いてきた汚れがネットの中に溜まってしまったり、ネット内に残っていた汚れが洗浄の邪魔をしたりしてしまいます。
効率よく洗浄するためにも、ネットは忘れずに取り外してください。
【手順2】洗濯槽にお湯を供給する
洗濯槽の高水位までお湯を投入していきましょう。
洗濯槽クリーナーにかかわらず、酸素系漂白剤は水よりもお湯の方が洗浄効果がアップする特徴があります。
水温は40〜50度のやや熱めのお湯がベストです。シャワーや沸かしたお湯などを用いて、水温を調節するようにしましょう。
【手順3】クリーナーを投入して「標準モード」で運転する
既定量のクリーナーを洗濯機に投入し、洗濯機を回して洗浄開始します。
洗濯機の中には「洗浄モード」がある機種もありますが、酸素系クリーナーを使用する場合は「標準モード」を使用するのがおすすめです。
酸素系クリーナーは途中で汚れをすくう作業があるため、自由に止めたり運転開始したりを行える「標準モード」で洗浄すると楽ですよ。
【手順4】6時間ほど放置する
標準モードを選択して10分ほど回したら、ここで一度洗濯機を止めましょう。
クリーナーの効果を最大限に発揮するため、水が溜まった状態で6時間ほどつけ置きします。その間に浮いてきた汚れは綺麗に取り除いてくださいね。
【手順5】「洗濯機を回してゴミを取り除く」を繰り返す
半日間放置できたら、これで終了・・・ではありません。もう一度洗濯機を5分ほど回し、また洗濯機を止めてみてください。
沈んでいたゴミや新たな汚れが再度浮いてくるので、またネットで取り除く作業を行いましょう。
ゴミが出てこなくなるまでこの工程を繰り返せば、洗濯機の掃除は完璧です。
【手順6】洗濯槽を乾燥させる
すすぎ・脱水まで完了したら、最後に槽内をしっかり乾燥させましょう。
カビは湿気を好むため、槽内が濡れたまま蓋を閉めてしまうと、またすぐにカビが繁殖する恐れがあります。
洗浄後はすぐに蓋を閉めず、水分がなくなるまで開けたままにしておくことが新たな汚れを寄せ付けないコツですよ。
重曹を代用した掃除も同じ手順でできる
酸素系クリーナーよりもさらに安心・安全を求めるなら、「重曹」を使って洗浄するのがおすすめです。
重曹を使った洗浄は、酸素系クリーナーを使う場合と同じ方法でOKです。しかし、殺菌効果は酸素系タイプに比べて弱め。カビなどは取りきれない場合もあると覚えておきましょう。
また、重曹は水に溶けにくいという性質もあるため、洗濯機を詰まらせてしまう可能性もあります。洗濯槽の掃除に重曹を使用する場合は、しっかり水に溶かしたり、頻繁に洗浄したりしながら掃除をするようにしましょう。
重曹を使った洗濯槽の掃除方法は次の記事で詳しく紹介しています。合わせてチェックしてみてください。
洗濯槽汚れを予防する3つの心得
洗濯槽に汚れをためないための3つの心得を紹介します。
- 湿気のこもりにくい環境を作る
- 洗剤・柔軟剤の使用量を守る
- 洗濯槽の掃除を定期的に行う
日頃のちょっとしたひと手間で、洗濯槽の汚れは十分に予防可能です。
汚れを予防しておけば、洗濯槽の掃除も楽に済ませることができますよ。
湿気のこもりにくい環境を作る
洗濯槽の汚れや臭いは、洗濯槽裏に繁殖したカビや雑菌が主な原因です。これらの汚れは湿度が高い場所を好んで繁殖するので、槽内に汚れを寄せ付けないためには内部に湿気を残さないことが何よりも大切です。
洗濯終了後はふたを開けておいたり、乾燥機能がついていれば積極的に利用したりと、湿気を逃すことを心がけましょう。
また、衣類を洗濯機に入れっぱなしにしておくこともNG。衣類に付着した皮脂汚れなどをエサにカビが繁殖してしまうため、面倒でも洗濯前の衣類を入れておくカゴなどを用意するのがおすすめです。
洗剤・柔軟剤等の使用量を守る
洗濯槽内の汚れには、水に流れずに残った洗剤や柔軟剤などが固まってできたものもあります。これらの汚れは洗剤投入口などの細かい場所にできやすいため、落とす時も歯ブラシでこするなどの一手間が必要です。
洗剤残りを予防するためにも、規定の使用量を守るようにしましょう。
洗剤を多く使うと、その分洗浄力も上がりそうなイメージがありますが、逆効果になりかねません。洗剤や柔軟剤はきちんと量を守って投入することが大切です。
洗濯槽の掃除を定期的に行う
様々な予防策を試していても、洗濯槽にはどうしても汚れがついてしまいます。そのため、やはり定期的な洗濯槽の掃除は欠かせません。
できれば2~3か月に1度、少なくとも半年に1度は掃除をするように心がけましょう。
カビは根付いてしまうとなかなか落とすことができませんが、その前に対応すれば比較的簡単に洗浄することができます。すでに根付いてしまったカビでも、槽洗浄を繰り返していればしっかり落とすことも可能ですよ。
洗濯槽の掃除は時間も手間もかかってしまいますが、衣服を綺麗に保つには必要不可欠。ぜひ、定期的な掃除を忘れずに行いましょう。
洗濯槽の頑固な汚れはクリーニング業者に依頼しよう
「洗濯槽クリーナーを使っても、いまいち効果を実感できない・・・」そんな時はプロのクリーニング業者に洗濯槽掃除を依頼しましょう!
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