耐火金庫は一般ごみや粗大ごみとして処分することができません。
手提げ型の小型金庫に限り回収している自治体もありますが、家に置かれているような耐火金庫は粗大ごみとして処分できないことがほとんどです。
記事内では、金庫を処分するにはどういう方法があるのか紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
金庫の処分方法7つ|費用相場も紹介
処分方法 | 費用相場 |
購入店で引き取り | 無料~3万円 |
金庫専門業者に依頼 | 1万~1万3,000円 |
不用品回収業者に依頼 | 5,000円~3万円 |
フリマ・ネットオークションで買い取り | 買い取り:2,000~1万円 |
リサイクルショップで買い取り | 1,000~2,000円 |
遺品整理業者に依頼 | 1LDK:15万~20万円 |
ホームセンターで処分 | 要確認 |
金庫を安く処分したい方は、「金庫専門業者に依頼する」のがおすすめです。他の業者では引き取りを拒否されるような壊れた金庫でも引き取ってもらえます。
できるだけ手間をかけずに処分したい方は「不用品回収業者に依頼する」のがおすすめです。費用は割高ですが、電話一本で金庫の収集から処分まで全て任せることができます。
状況別おすすめ処分方法
状況 | 処分方法 |
信頼して任せられる業者に依頼したい | |
安く処分したい | |
手間をかけずに処分したい | |
親の遺品整理も同時に行いたい | |
壊れた金庫を処分したい |
①購入店で引き取ってもらう|無料~3万円
金庫を購入した店を覚えている場合には、金庫を購入した店舗に引き取ってもらうのがおすすめです。金庫を適切な方法で処分してくれるため、安心して任せることができます。
同じ店で買い替える場合は、無料で古い金庫を処分できる可能性が高いです。しかし、引越し等によって購入店舗から遠方となってしまった場合は、引き取りの際に追加費用を請求される場合があるので注意しましょう。
購入店で引き取ってもらう際のメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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購入店で買い替えを検討している場合には、無料で処分してもらえることが多いです。しかし、既に購入店がつぶれていることもあるため、事前に問い合わせなどで依頼が可能かどうか確認しておきましょう。
購入店で引き取ってもらうまでの手順
購入店に依頼する手順 |
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金庫が壊れていて中身があけられない場合は、引き取りと同時に中身の取り出しの依頼もしておきましょう。
②金庫専門業者に依頼する|1万~1万3,000円
重量 | 費用相場 |
1㎏あたり | 160円 |
50㎏あたり | 6,000~8,000円 |
100㎏あたり | 1万5,000~1万7,000円 |
金庫の重量によって、処分費用も大きく異なるため、専門業者に依頼する前に自分の家の金庫がどれくらいの重量があるか確認しておくと安心です。
金庫専門業者のメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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金庫専門業者は他の処分方法よりも安く処分することができるため、「処分費用を抑えたい」という方におすすめの方法です。また、どんな状態の金庫でも引き取ってくれるため壊れていても依頼できます。
ただ、業者選びを慎重に行わないと、後から高額な追加料金を要求してくる悪徳業者に依頼してしまうことも。
最低でも3社から見積もりを取ることで、適切な費用相場やサービス内容の良い業者を選ぶようにしましょう。
おすすめの金庫専門業者
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上記の業者は金庫の処分だけでなく、鍵開けも行うことができます。サービス内容は以下で詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
金庫のトラブル110番
「金庫のトラブル解決に特化」した様々なサービス提供を行っている会社です。鍵開けはもちろん、金庫の処分まで行っています。
電話で、明確な作業料金の提示をしてくれます。また柔軟でスピード感のある対応が高く評価されています。主な対応エリアは東京、神奈川、千葉、埼玉です。
金庫の救急隊
金庫の鍵開けや処分、新しい金庫の販売も行っています。高い技術を持った業者が対応するため、依頼から処分までスピーディーに進みます。また無料で相談も行っています。正式な見積もり後から追加料金が一切かからないので、事前に料金が分かって安心です。
③不用品回収業者に依頼する|5,000~3万円
重量 | 費用相場 |
50㎏あたり | 5,000~1万円 |
100~150㎏ | 1万~3万 |
「多少割高でも手間をかけずに処分したい」という方は不用品回収業者に処分を依頼するのがおすすめです。自宅まで引き取りに来てくれるので重い金庫を持つ手間がかかりません。
200kgの耐火金庫となると5万円、300kgを超える場合は7万円ほどかかることが多いです。
不用品回収業者のメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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不用品回収業者に依頼すると、電話1本で回収から処分まで行ってくれる反面、費用が割高になってしまう点がデメリットです。
処分したい不用品が他にもある場合は同時に処分すると、コストパフォーマンス良く処分できます。トラック積み放題プランを利用することにより、一定量までの不用品ならお得に処分することができるからです。
不用品回収業者の選び方
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不用品を回収するには「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。不用品業者に依頼する際は資格を持っているか確認するようにしましょう。
また、最低でも3社以上の業者から見積もりを取って、料金・サービス内容を比較するようにしましょう。見積もりを取った業者の中から自分に合った業者を選ぶことが大切です。
無料回収をうたっている業者には依頼しない
基本的に、無料回収をうたっている業者は悪徳業者である可能性が高いため避けるようにしましょう。
目先の金額だけを見て依頼してしまうと高額請求トラブルに巻き込まれたり、不法投棄などの犯罪に加担してしまうことがあります。
④フリマやネットオークションを利用する|無料
フリマやネットオークションで買い取ってもらえれば、処分費用がかからないだけでなく、数千円ほどの金額が手元に入ることがあります。金庫の買い取り相場は2,000~1万円程です。
フリマやネットオークションのメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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フリマやネットオークションは買い手が見つかれば無料で処分することができますが、見つからない場合は長い期間、家に置いておくことになります。
また、取引相手とトラブルが生じることがあるため、「トラブルに巻き込まれるのが嫌」「処分に手間をかけたくない」という方にはおすすめできません。
フリマやネットオークションに出品する手順
出品手順 |
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ネットオークションは売却金額を決められませんが、メルカリなどのフリマであれば自分で売却金額を設定することができます。
商品を出品する際は特に「傷の有無」について詳しく書くようにしましょう。傷の有無をめぐって取引後にトラブルが起きることが多いため、あらかじめ「どの箇所にどの部分の傷があるか」を詳細に説明しておくことが大切です。
⑤リサイクルショップで買い取ってもらう|無料
状態の良い金庫であれば、リサイクルショップでも1,000~2,000円程度で買い取ってもらうことができます。買い取り金額がつかない場合でも、無料で処分してくれる業者が多いでしょう。
リサイクルショップのメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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リサイクルショップでは無料で出張買い取りをしている業者も多くいるため、手軽に金庫を処分することができます。
デメリットは、フリマやネットオークションより買い取り金額が安い点です。また、金庫の状態によっては処分の依頼を受け入れてくれないケースもあります。
おすすめのリサイクル業者
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高価買取タカガイ
タカガイは全国対応で買い取りを行っている業者です。土日祝日を含め受付を行っており、最短当日で査定金額を提示してくれるので、金庫買い取りをお急ぎの方におすすめです。
高く売れるドットコム
高く売れるドットコムは全国対応の買い取り業者で、他の業者よりも高価買い取りを実現しています。お客様満足度も99.7%と高く、査定金額をそのまま現金支払いしてくれます
リサイクルプロショップ
リサイクルプロショップは東京都23区内で金庫の買い取りを行っています。他の買い取り業者では回収できないような状態の悪い金庫でも回収を行ってくれる点がポイントです。
他社で買い取ってもらえなかった金庫がある方は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
⑥遺品整理業者に処分してもらう|1LDK:15万~20万円
間取り | 費用相場 |
1R・1K | 4万~8万円 |
1LDK | 15万~20万円 |
2LDK | 20万~30万円 |
3LDK | 30万~50万円 |
遺品の中に金庫があって処分に困っている場合、不用品の処分もまとめて行ってくれる遺品整理業者がおすすめです。金庫だけの引き取りはできないため、供養や不用品品収集・運搬などのサービスも含めた金額で提示されることが多いです。
遺品整理業者のメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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遺品整理業者に依頼すると遺品の供養も同時に行ってくれるため、時間も手間もかからずに処分することができます。
基本的に金庫だけの処分を依頼することは不可能です。もしできたとしても処分費用が割高になってしまうのでおすすめできません。
⑦大手ホームセンターで処分する
引き取り条件 | |
コーナン | 購入する金庫と同等サイズの金庫 |
ビバホーム | 処分できない |
コーナンでは新しく金庫を買い替えるときのみ、処分を依頼することができます。有料での引き取りで、見積もり時に処分費用が決められます。
また、ビバホームでは金庫の処分を依頼することができません。家電・家具などの引き取りサービスについては行っていますが、金庫は対象外であるため注意しましょう。
ホームセンターによって金庫の処分ができるかどうかは異なってくるため、事前に確認しておくことが大切です。
金庫を処分・買い取りに出す際の注意点
処分前にするべき3つの作業
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処分を業者に依頼する前に必ず上記の作業をしておきましょう。何もしないまま業者に依頼すると、依頼から処分までに時間がかかってしまいます。
サイズ・メーカー・重さを確認しておく
金庫を処分する際に、サイズ・メーカー・重さは業者に確認されることが多い項目です。サイズや重さ・メーカーによって作業人数・費用相場も変わってくるからです。
金庫の中身を取り出しておく
金庫を処分するには、中身を空にした状態で処分する必要があります。金庫の中身が入ったままだと、処分することができません。
壊れて開かないという場合には、引き取りと同時に金庫の開錠を行ってくれる金庫専門業者に依頼するのがおすすめです。。
買い取り前にするべき3つの作業
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フリマやネットオークションで高く買い取ってもらうには金庫の状態が正確に分かる写真を用いることが重要です。
また、金庫の状態を詳細に載せておけば売却後のトラブルを防止することにもつながります。
商品欄にメーカーや型番を記入する
商品の詳細を入力する欄にはメーカーや型番を細かく入力する必要があります。どのような商品かわからないと、買い手から信頼を得れず売れにくいからです。
メーカーや型番がかかれたラベルは、金庫の周辺に貼られているので必ず確認しておきましょう。
保証書や付属品の写真を載せる
新品で購入した時に付属していたものが揃っているほど高い金額がつきやすくなります。
保証書や付属品がある場合は撮影し、忘れずに公開しておきましょう。
耐火金庫の寿命は20年
耐火金庫の寿命は20年です。これは耐火機能に必要な気泡コンクリート内の水分が、月日が経つにつれて自然に気化してしまうからです。
耐火金庫は耐火機能を永久に持っているわけではありません。基本的に購入から20年が経った場合には買い替えを検討しましょう。
不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ
悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。
- 見積もり金額
- 口コミ評価
- 対応の丁寧さ
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まだ使い道のある不用品を、リユース目的で回収してくれるサービスです。 |