住宅用シャッターの修理費用の相場は、一般的に手動シャッターは9,000~36,000円、電動シャッターは15,000~54,000円です。
ただし修理費用はシャッターを修理する箇所や修理箇所の数によって変動します。
シャッターの修理費用が高くなる原因や安く抑えるコツを確認して、納得のいく業者にシャッター修理を依頼しましょう。
シャッターの修理費用相場

手動シャッターと電動シャッターの費用相場は次の通りです。
| 種類 | 費用相場 |
|---|---|
| 手動シャッター | 9,000~36,000円 |
| 電動シャッター | 15,000~54,000円 |
シャッターは修理をする箇所や内容によって大きく変動します。比較的安価に修理ができるのは、傾きの調整やサビ取りなどで、10,000円程度で修理が完了することもあります。
特に電動シャッターの主要部品であるモーターや開閉機の交換は、部品代が高額なため全体の費用が高くなりやすい部分です。
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| シャッターのカギ交換 | 7,000円~10,000円 |
| シャッターのラッチ交換 | 7,000円~10,000円 |
| シャッターのさび落とし・注油修理 | 9,000円~10,800円 |
| シャッターの傾き・高さ調整 | 9,000円~10,800円 |
| 中柱の交換 | 15,000円~20,000円 |
| スプリングシャフトの交換 | 20,000円~36,000円 |
| 水切り交換修理 | 25,000円~36,000円 |
| シャッターレールの交換 | 30,000円~36,000円 |
| 電動シャッターのモーター交換 | 45,000円~54,000円 |
※ミツモアにおけるシャッター修理・取り付けサービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)
シャッターの種類やメーカー、シャッターが設置されている現場の状況によって実際の費用は変動します。特に電動シャッターの主要部品であるモーターや開閉機の交換は、部品代が高額なため全体の費用が高くなりやすい部分です。
また出張費や作業費が別途料金として加算されることがほとんどです。正確な費用を知るには専門業者に見積もりを依頼することが必要です。
【事例別】シャッターの修理費用
シャッターの修理は部品単位で行うケースが多いです。部品は交換するだけでなく、調整を施すことで修理が完了することもあります。
シャッターの動力によって必要な修理や修理の内容が異なります。修理は自宅で使っているシャッターの動力が手動か電動かを確認してから依頼をしましょう。
① 手動シャッターの動きが重く、開閉時に異音がする
手動シャッターの動きが重い・異音がするとき、比較的簡単に修理ができるのは、ガイドレールのゴミ・サビ取り、スラットの位置調整です。しかしシャッターケース内の部品が劣化・破損している場合は修理の難易度が上がり、修理費用も高額になります。
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| さび落とし・注油修理 | 9,000円~10,800円 |
| 傾き・高さの調整 | 9,000円~10,800円 |
| スプリングシャフトの交換 | 20,000円~36,000円 |
| シャッターレールの交換 | 30,000円~36,000円 |
※ミツモアにおけるシャッター修理・取り付けサービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)
手動で動かすシャッターの動きが重く、開閉時に「キーキー」や「ギーギー」などの異音がする場合の原因は複数考えられます。代表的な原因は以下の通りです。
- ガイドレール内にゴミが溜まっている
- ガイドレールがサビている
- スラット(羽部分)が歪んでいる
- シャッターケース内の巻き取りシャフトの不調
- シャッターケース内のバネの不調
このうち、ガイドレール内にゴミが溜まったり、サビがついたりすることは日頃のメンテナンスで発生を防げます。
② 手動シャッターの開閉ができない
手動シャッターが動かず、開閉ができない場合の修理費用は高額になりやすいです。シャッターレールやシャッターそのものの交換が必要なケースもあります。
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| シャッターの傾き・高さ調整 | 9,000円~10,800円 |
| 中柱の交換 | 15,000円~20,000円 |
| スプリングシャフトの交換 | 20,000円~36,000円 |
| シャッターレールの交換 | 30,000円~36,000円 |
| シャッターの全交換 | 100,000円~500,000円 |
※ミツモアにおけるシャッター修理・取り付けサービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)
手動シャッターが動かなくなる原因は以下が考えられます。
- シャッターケース内のバネが切れている
- シャッターの吊元の破損
- 吊元が滑車(プーリー)で広がっている
- シャフトが摩擦で折れている
- ガイドレールが歪んでいる・サビている
シャッターが動かない場合は安全性にも問題があるケースも多いです。なるべくすぐに修理業者を呼んで対応をしてもらいましょう。
③ シャッターのカギが閉まらない
シャッターのカギが閉まらないときは防犯面にも不安が残ります。シャッターのカギが閉まらないときの修理内容と費用相場は以下の通りです。
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| シャッターのカギ交換 | 7,000円~10,000円 |
| シャッターのラッチ交換 | 7,000円~10,000円 |
| カギ・ラッチの交換 | 10,000円~12,000円 |
※ミツモアにおけるシャッター修理・取り付けサービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)
シャッターのラッチとは、シャッターを閉じた状態を保持するロック機構を指します。ラッチの調子が悪いと、シャッターを閉めたにも関わらず勝手に開くといったトラブルが発生します。
④ 電動シャッターが動かない
電動シャッターが反応しない場合の修理費用は幅が大きい傾向があります。ブレーカー落ちなどの軽微な故障であれば0円での修理も可能ですが、内部機構の故障などであれば交換対応が必要になり、修理費用が高額になるケースが多いです。
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 中柱の交換 | 15,000円~20,000円 |
| スプリングシャフトの交換 | 20,000円~36,000円 |
| シャッターレールの交換 | 30,000円~36,000円 |
| モーターの交換 | 45,000円~54,000円 |
※ミツモアにおけるシャッター修理・取り付けサービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)
電動シャッターが動かないときに考えられる原因は以下の通りです。
- ブレーカー落ち・コンセント抜けなどで電源が来ていない
- リモコンの電池切れや故障
- 受信機や制御盤の故障
- モーター本体の故障
意外と見落としやすいのがコンセントの抜けやブレーカーが落ちていることです。電動シャッターが動かないと焦ってしまいがちですが、まずは電源周りを確認して、異常がなければ故障と判断して修理業者を呼びましょう。
⑤ 電動シャッターが途中で止まる
電動シャッターが途中で止まってしまうときの修理費用も、費用の幅が大きい傾向にあります。完全に動かない場合と同じ対処法を行うケースも多いため、費用が高額になりやすいです。
| 修理内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 中柱の交換 | 15,000円~20,000円 |
| スプリングシャフトの交換 | 20,000円~36,000円 |
| シャッターレールの交換 | 30,000円~36,000円 |
| モーターの交換 | 45,000円~54,000円 |
※ミツモアにおけるシャッター修理・取り付けサービスの見積もり価格から算出。(2024年1月1日~12月31日)
電動シャッターが途中で止まってしまう原因として考えられるのは以下の通りです。
- スラットの引っかかり
- 異物が挟まっている
- ガイドレールの歪みなどの不具合
- モーターやセンサーの一時的な不具合・設定ミス
ちょっとした障害物が挟まっている程度であれば自力での修理が可能です。しかし無理に自分で修理しようとするとかえって被害を拡大してしまうこともあるので、なるべく専門の修理業者の力を借りることをおすすめします。
シャッターの交換が必要なケース
シャッターは修理で対応できる場合がほとんどですが、以下のようなケースではシャッター全体の交換が必要となる可能性が高くなります。
シャッターの損傷が激しい場合や、長期間使用して全体的に劣化が進んでいる場合は、部分的な修理を繰り返すよりも全体を交換した方が経済的であったり、安全性が確保できたりします。
- シャッター全体が大きく歪んでいるなど損傷が激しい場合
- スラットの広範囲にわたる破損や腐食が発生している場合
- モーター、開閉機などの主要部品の製造が終了しており修理に必要な部品を確保するのが困難な場合
- 複数箇所が同時に故障している、または立て続けに故障が発生する場合。
- 耐震性や防犯性を向上させたい場合
これらのケースでは、部分修理では根本的な解決にならないため、シャッター全体の交換が推奨されます。シャッター交換の費用は、シャッターの種類や大きさにより大きく異なりますが、シャッターの本体価格を合わせて10万円~50万円以上かかる場合が多いです。
シャッター修理費用が高くなる原因
シャッター修理費用はいくつかの要因で高額になります。修理費用が高くなりやすい代表的な原因を2つ紹介します。
① シャッターの全交換など大掛かりな修理をする
部分的な部品交換や調整ではなく、シャッター全体の交換が必要な場合は費用が高くなります。これは新しいシャッター本体の費用に加えて、古いシャッターの撤去・処分費用、新しいシャッターの設置工事費用などがかかるためです。
広範囲な損傷や経年劣化が激しい場合は、どうしても費用が高額になってしまう点に注意しましょう。
② 保証期間終了後にメーカーに修理を依頼する
シャッターにはメーカー保証がついていますが、保証期間終了後にメーカーへ修理を依頼すると、メーカー以外の修理専門業者に比べて費用が高くなる傾向があります。
メーカーは純正部品を使用するため品質は確かですが、その分部品代や出張費用が高めに設定されている場合があるためです。
修理を依頼する際は、メーカーだけでなく地域で活躍する中小規模の修理業者へも見積もりを取って、修理費用を比較することが大切です。
シャッター修理費用を安く抑える3つのコツ
高額になりがちなシャッターの修理費用ですが、3つのコツを活用することで費用を安く抑えることも可能です。
① シャッター修理業者を相見積もりで選ぶ
複数のシャッター修理業者から見積もりを取る「相見積もり」を行うことで、適正な費用を知ることができます。
同じ修理内容でも業者によって費用が異なるため、複数の見積もりを比較検討することで、より安価で信頼できる業者を選べます。最低でも2~3社、できれば3~5社から見積もりを取ることをおすすめします。
ミツモアなら最大で5つの事業者からの見積もりが届くので、簡単に5社の相見積もりが取れます。
② 火災保険を利用して修理をする
風災、雪災、ひょう災など、自然災害が原因でシャッターが破損した場合は、火災保険を使って修理ができる可能性があります。具体的な原因には、シャッターの破損が台風による飛来物、大雪の重み、雹による陥没・穴空きなどが挙げられます。
加入している火災保険の契約内容を確認し、保険会社に相談してみましょう。
③ 普段からこまめにメンテナンスをする
普段からこまめにシャッターの掃除をし、油を差すなどのメンテナンスを行っていると、シャッターの寿命を長持ちさせることができます。こまめなメンテナンスにより不具合が起こりづらく、また不具合が発生した場合もすぐに対処できます。
おすすめのメンテナンスは以下の3つです。
- シャッターレールの掃除
- ガイドレールやスラット・レールの接触部に潤滑油を差す
- カギ穴の掃除
このほかにも余裕があれば、電動シャッターのコンセント周りを掃除するなどのメンテナンスがおすすめです。
シャッター修理業者は相みつで安くなる

シャッター修理の費用相場は、一般的に手動シャッターは9,000~36,000円、電動シャッターは15,000~54,000円です。
シャッターの修理業者選びをするときは一括見積もりを活用しましょう。
ミツモアでは簡単な質問に答えるだけで、最短2分で最大5社から見積もりが届きます。あなたに合った業者を自動で選定するので、修理業者探しの手間が大幅に削減できます。
相見積もりを取ることで、価格だけでなく、提案内容や保証、担当者の対応などを総合的に比較検討できます。ほかにも口コミや保証の有無も比較できるため、納得して業者を選ぶことができます。過去1年間(2024年)で500件以上見積もり実績があり、相場通りの価格で修理をしてもらえます。
