トイレのドアノブの不具合に気づいたら、修理や交換は早めに行いましょう。自分で簡単にできるケースもありますが、複雑な場合は業者に依頼するのが無難です。
トイレに採用されるドアノブの種類や不具合への対処法、簡単にできる交換手順を紹介します。
トイレに使われるドアノブの種類
トイレのドアによく使われるドアノブには、レバータイプと握り玉タイプがあります。昔からよく使われてきたのは握り玉タイプですが、最近の家に多く使われているのはレバータイプです。
開け閉めが簡単な「レバー」
レバーを上下に動かすことで簡単に開け閉めできるドアノブです。握り玉タイプに比べて小さな力で開けられるため、特にお年寄りや子どもなど握力の弱い人がいる家庭に向いています。
トイレのドアだけでなく玄関や室内扉など、さまざまな場所で活躍します。使用される素材も金属や陶器・ガラスと幅広く、デザインが豊富にそろっているのも魅力です。
握りやすい「握り玉」
昔からトイレのドアに最も多く採用されているのが、握り玉タイプです。丸く握りやすい形状をしていて、ノブを回すとドアが開閉します。
鍵が付いているものは中央部分に付いているボタンを押し込むと施錠され、内側からドアノブを回すと開錠します。プライバシーが重視されるトイレのドアノブに使用されるものは、ほとんどが鍵付きのタイプです。
トイレのドアノブに不具合があるときは
トイレのドアノブに不具合を見つけたら、自力での修理も可能ではありますが業者への依頼が無難です。プロに頼むメリットと費用相場を紹介しましょう。
不安があるなら業者へ依頼を
ドアノブの不具合はドライバーを使って簡単に直せる場合もあります。上手く行けば費用を抑えられますが、失敗すると余計に高くつくリスクもあります。
業者に頼めば費用はかかるものの、確実に修理してもらえるのがメリットです。特にDIYが苦手な人はプロへの依頼を検討しましょう。
トラブルが複雑な場合も経験や知識がある業者なら、的確に原因を特定して対処できます。もしドアノブだけが原因ではない可能性があるなら、一度相談してみるのがおすすめです。
修理、交換の費用相場
トイレに使われるドアノブの修理・交換費用は、各業者の料金体系によって異なります。作業料金の相場は修理で7,000~10,000円、鍵付きのドアノブ交換は10,000~40,000円です。
作業料金の他に部品代や出張料金がかかる場合があります。ホームページを見るだけでは実際にかかる金額を把握しきれないため、正確な見積もりを取ってから依頼する方が安心です。
費用を抑える方法
ドアノブの修理費を抑えるにはいくつかの方法があります。
見積もりを依頼する際に、費用重視で業者を探していることを伝えるのも一つの手です。業者によってはリーズナブルな部品を探してくれるケースもあります。
ホームセンターであらかじめ安い部品を買っておいて、作業だけ依頼するのもおすすめの方法です。業者が決めるのは作業費のみになり、無駄な出費を抑えやすくなります。
複数の業者から見積もりを取って比較検討してから、依頼先を決めるのもコスト減に有効です。
ただし見積もりに料金がかかる業者もありますので、予想外の出費を防ぐためにも無料見積もりサービスを活用しましょう。ミツモアでは登録しているプロ最大5名(5社)から、無料で見積もりを取れます。
トイレのドアノブを修理する方法
トイレのドアノブはぐらつきなどの単純な不具合であれば、自力でも修理できます。ドアノブを交換する場合は事前にしっかりとサイズを測り、取り付けられないトラブルを防ぎましょう。握り玉の交換手順も解説します。
ぐらつきはネジの締め直しで解消
ドアノブがぐらつく場合はドライバーを使って、ノブや台座のネジを締め直せば簡単に解消できます。あらかじめネジのある場所を確認しておくと、作業がよりスムーズに進むでしょう。
ネジを締めるときは一度ゆるめてから、ドライバーを持っていない方の手でドアノブをドアに押し付けつつ締めていくのがポイントです。レバーハンドルの場合は、ドアノブが水平になる位置に調整しながら取り付けると、角度のずれを防げます。
交換が必要な場合の手順
新しいドアノブが既存のドアにフィットするよう、購入前にサイズをしっかり測りましょう。計測したい寸法は次の三つです。
- ドアの厚み
- バックセット(ノブのセンターからドアのヘリまで)の長さ
- フロント(ドアの側面にある金属部分)の高さと幅
他にメーカー名や型番も把握しておくと、店頭でスタッフに尋ねたときに対応がスムーズになります。準備ができたら古いドアノブを取り外し、新しいものに付け替えます。
握り玉タイプの交換手順は次の通りです。
- ドライバーで台座のネジを回して内側のドアノブを外し、外側も外す
- ドライバーでラッチ部分のネジを外す
- ドア側面のラッチボルトを取り出す
- 新しいラッチボルトの傾斜面がドアの閉まる方向に向くように取り付ける
- ラッチ部分を取り付ける
- 外側、内側の順に新しいドアノブを取り付ける
付け終わったらドアノブを回して正しく動くか確かめましょう。問題なくドアが開閉するようなら作業完了です。
壊れたトイレのドアノブは早めに修理を
トイレのドアノブに不具合が出ているのを見つけたら、早めに手を打ちましょう。放っておくとトイレに閉じ込められるなど、想定外の事態を招きかねません。
簡単な修理なら自力でもできますが、不安があったり問題が複雑そうだったりする場合は業者に頼んだ方が安心です。複数の見積もりを取って比較すれば、リーズナブルに修理をしてくれる業者が見つかりやすいでしょう。
自力でドアノブを交換するときは事前に寸法を測り、失敗のないように準備しておくのがポイントです。
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