「ドアノブが緩くなってガタガタしている」
「工賃や部品代の相場がわからなくて不安」
ドアノブを交換するときの費用は、料金相場は15,000~25,000円ほどです。そこでドアノブ交換の料金シミュレーションから、過去27,500件以上の見積もりをもとにした平均料金まで、一目で把握できるようにまとめました。
さらにドアノブ交換の費用が高くなるケースや、DIYでドアノブを交換する方法も掲載しています。
ドアノブ交換の料金シミュレーション
「ドアノブ交換か修理」と「都道府県」を選ぶだけで、ドアノブ交換とドアノブ修理の概算料金がわかります。
※ シミュレーションのドアノブ交換・修理の料金は、実際の見積もり料金とは異なる場合があります。
場所別のドアノブ交換の費用相場
ドアノブを交換する費用は全国平均で18,612円、料金相場は15,000~35,000円です。ドアノブ本体と工賃を合わせた料金になります。また、ドアノブを修理する費用は、交換よりも少し安くなり、全国平均で10,711円、料金相場は7,700~14,000円です。
| 場所別 | 料金相場 | 補足 |
|---|---|---|
| 玄関のドアノブ交換 | 20,000~35,000円 | 電気錠のような高機能な鍵は5万〜10万円超になる |
| 勝手口のドアノブ交換 | 20,000~35,000円 | 玄関と同水準の防犯性を選ぶため、簡易錠より高い |
| リビングのドアノブ交換 | 15,000〜25,000円 | レバーハンドルが主流で高くて25,000円程度 |
| 浴室のドアノブ交換 | 15,000~20,000円 | 防さびありのため若干高く、扉加工も必要なときは値上がる |
| トイレのドアノブ交換 | 15,000~20,000円 | 高くて20,000円程度 |
玄関のドアノブ交換
相場は20,000~35,000円。玄関は防犯性能が最優先のため、シリンダー付きレバーハンドルでも3万円近くになることが多いです。さらに高性能ディンプルキーや電子錠などのハイグレード品を選ぶと50,000~100,000円超に達します。費用を抑えたいなら既存穴に合う標準シリンダー(U9・V18 など)を選択すれば、25,000円前後で収まるケースが多いものの、「防犯グレードと価格は比例する」ことが特徴です。ドアノブの修理で済む場合は12,000円~が相場です。
勝手口のドアノブ交換
勝手口も外部とつながるため、防犯水準は玄関とほぼ同じです。相場は20,000~35,000円で、簡易錠にすると多少下がりますが、防犯性能を上げれば玄関と同価格帯になります。ガラス入りドアなど軟弱な扉の場合は、錠前だけでなく扉自体の補強も検討すると安心です。ドアノブの修理で済む場合は12,000円~が相場です。
リビングのドアノブ交換
室内ドアは防犯性より操作性やデザインが重視され、相場は15,000~25,000円。木製扉用のレバーハンドルが主流で、部品代は3,000~14,000円程度、工賃込みでも高くて25,000円ほどに収まります。防錆・防腐などの特殊機能を求めなければ、コストを抑えやすいのが特徴です。ドアノブの修理で済む場合は8,000円~が相場です。
浴室のドアノブ交換
高湿度下で錆びやすいため、防水・防錆仕様が必須。相場は15,000~20,000円ですが、握り玉からレバーハンドルへ変更する場合や扉に大きな開口加工が必要な場合は、加工代として約8,000円が上乗せされることがあります。耐蝕グレードを選ぶと部品代が上がりますが、長期的なメンテナンスコストを考えるとメリット大。ドアノブの修理で済む場合は8,000円~が相場です。
トイレのドアノブ交換
プライバシーロック付きレバーハンドルが一般的で、相場は15,000~20,000円。鍵付きでも部品代は3,000~10,000円程度と比較的安価で、工賃を含めても住居内で最も低コストで交換しやすいカテゴリーです。特別な防水機能などは不要ですが、手が濡れた状態で触れることを考慮して、滑りにくい仕上げを選ぶと使い勝手が向上します。ドアノブの修理で済む場合は8,000円~が相場です。
種類別のドアノブ交換の費用相場
プッシュプルハンドル

| 価格帯 | 20,000~100,000円 |
|---|---|
| 使用場所 | 玄関・防犯性重視 |
バーを押したり引いたりして開閉するタイプで、主に玄関に使われます。通常、施錠ポイントが複数あり、防犯性能が高いのが大きな特徴です。
ただし構造が複雑で価格帯も高めであるため、DIYでの修理や交換には向きません。安全性を維持するためにも、専門業者に依頼することをおすすめします。
サムラッチ錠

| 価格帯 | 20,000~100,000円 |
|---|---|
| 使用場所 | 玄関・デザイン重視 |
親指(サム)でつまみ(ラッチ)を押して開閉するタイプです。アンティーク調のデザインが多く、インテリアにこだわる方に人気があります。
一般的には玄関で使われ、複雑な構造ゆえにDIYでの修理・交換は難しいため、こちらも専門業者に依頼するのが無難です。
レバー式ハンドル

| 価格帯 | 2,000~10,000円 |
|---|---|
| 使用場所 | リビング・寝室・トイレなどの室内 |
持ち手がレバー状になったタイプのドアノブです。開閉に力が要らず、子どもやお年寄りなど握力の弱い方でも簡単に操作できるため、リビングや寝室など広い範囲で使用されています。
表示錠や鍵穴付きの製品は価格が上がる傾向がありますが、セキュリティやプライバシーの確保に役立ちます。
握り玉式のドアノブ

| 価格帯 | 2,000~10,000円 |
|---|---|
| 使用場所 | 浴室・トイレなど室内 |
丸い握り玉をひねって開閉するタイプのドアノブです。構造がシンプルで修理・交換がしやすいという特徴があります。
鍵穴や錆防止加工が施されたもの、施錠の状態がひと目で分かる表示錠タイプなど、用途に応じてさまざまなバリエーションが販売されています。トイレ向けは施開錠が表示されるタイプ、浴室向けは錆防止加工がされたタイプです。
シンプルな構造ゆえに比較的安価で、DIYでの交換も難しくありません。
ドアノブ交換の費用が高くなるケース
ドアノブ交換費用の相場はおおむね決まっていますが、相場よりも高くなるケースもあります。
ここでは、場所によって交換費用が変わることと、特殊なドアノブに交換することで費用が高くなることについて解説します。
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玄関のドアノブを交換したい
作業難易度が他の場所と比べて高いので、玄関のドアノブの交換や修理は費用がかさみます。
玄関や勝手口のドアノブが壊れたらできるだけ早く業者に相談しましょう。
空き巣被害等の危険性があるため、一刻も早い対処が必要です。
風呂場・浴室のドアノブを交換したい
風呂場や浴室のドアノブは「腐食防止」「緊急時に外から施錠を解除」機能を持つものも。
高機能ドアノブを交換する場合、20,000円以上の費用がかかることがあります。
新しいドアノブと取付穴のサイズが異なる
現在のドアノブの、取り付け穴のサイズによって費用が異なるケースもあります。
新しいドアノブと取り付け穴のサイズが一致していない場合、手間賃がかさむので注意しましょう。
ラッチの交換も行う
また、ラッチの交換も行う場合は、工賃が増える可能性があります。
特殊な施工となるため、施工費が増すことを念頭に置いておいてください。
防犯性の高い鍵がついたドアノブに交換する
ドアノブ本体だけではなく、使っている鍵のタイプによっても工賃は異なります。
安く、合鍵として多く持っている方が多い凹凸のないタイプの鍵は安価で済みますが、防犯性の高い、凹凸が付いている『ディンプルキー』と呼ばれる鍵を使う場合は、費用がかさむので注意が必要です。
タイプの異なるドアノブに交換する
室内のドアノブを交換する場合、異なる形のドアノブに交換する場合は相場が上がります。
最近では、握り玉(王座)式のドアノブからレバー式のドアノブに交換したいという方が多くいらっしゃいますが、追加料金がかかる可能性も考えておきましょう。
表示錠に交換するなど、ドアそのものを加工する必要がある工事をする場合には、基本的に追加料金がかかります。
ドアノブ交換をDIYする費用
DIYと業者に依頼した場合の費用の差は以下の通りです。
ドアノブは3,000円の握り玉式と仮定して計算しています。
| DIY | 業者 | |
|---|---|---|
| 費用相場 | 3,000~13,000円 | 15,000円~ |
| 内訳 | 道具+ドアノブ | 作業費用+出張料金+ドアノブ |
DIYでドアノブを交換する際に必要な道具はドライバーのみなので、たとえ電気ドリルドライバーを使ったとしても業者に依頼するより安く済む可能性が高いです。
ただし失敗すると修理に余分な費用がかかって、結果的に損してしまいます。
自力でできるか不安な方は業者に依頼した方が良いでしょう。
また、鍵付きのドアノブは構造が複雑なので、業者に依頼することをおすすめします。
自力でドアノブの修理・交換をする手順や注意点は、【DIY】ドアノブを自力で交換することもできるで紹介しています。
ドアノブ交換をDIYする手順
ドアノブの交換は防犯面からできるだけ業者に依頼した方が安心です。
しかしDIYで交換することもできます。
あまり使わない部屋のドアノブを交換したい場合や、費用を抑えたい方におすすめです。
ドアノブのメーカーとサイズを調べておこう
ここでは業者に依頼したり、自分でドアノブを選ぶ前に調べておくと便利な、メーカーやドアノブのサイズの調べ方を紹介します。
依頼する場合はあらかじめ業者に伝えておくことで、より正確な見積もり料金を知ることができますよ。
ドアノブを選ぶ前にメーカーと型番を調べておく
ドアノブを選ぶ前に、現在使っているドアノブのメーカーと型番を調べておきましょう。
ドアノブのメーカーや型番は、ドアの側面にあるプレートに表記されているのが一般的。
同じメーカーや型番のドアノブに交換すると追加工事が必要ないので余計な費用がかからないうえに、取り付け時の不具合の心配が少ないです。
なお古いドアノブだと型番が廃盤になることも多く、全く同じ物が見つからないケースも多く見られます。
5年以上前から使用しているドアノブ交換の場合、違う型番のものになる可能性も視野に入れておきましょう。
ドアのサイズを計測してから選ぶことが重要
ドアノブにもサイズがあります。
以下の4点を計測しておくことで、間違った大きさのドアノブを選ばずに、ピッタリのサイズを選ぶことができます。
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ドアの側面に付いている金属プレートをフロントといいます。
フロントの縦横の長さを測っておきましょう。
ビスピッチは、フロントの上下にあるビス間(ねじの間)の距離です。
ドアノブの中央からドアの側面までの距離をバックセットといいます。
これらの距離を測って記録することで、現在のドアでも取り付けやすいドアノブを選べます。
必要な道具
DIYでドアノブを交換する際に必要な道具はドアノブとドライバーのみです。
ドアノブが固くて回らない、力が足りない場合は電気ドリルドライバーを使うとよいでしょう。
握り玉式やレバーハンドルなど、構造が単純なドアノブは自力で交換できます。
ほとんどのドアノブ交換作業は1時間以内で完了します。
まずはドアノブを取り外します。以下の動画も参考にしてください。
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シリンダー錠の場合はドアノブの根元にある穴に爪楊枝などを差し込んで押すと、ドアノブが外れます。
その後カバーの溝にマイナスドライバーを差し込んでください。
カバーを外すとネジが出てくるので、それを外せば取り外し完了です。
ラッチボルトとは、扉が開かないように固定する三角形の出っ張りのこと。
ドアノブの脇(扉側面)にあり、ノブを回すことで出たり引っ込んだりします。
ラッチボルトに付いているネジを外せば取り外せます。
取り外し終わったら「ラッチボルト→外側のドアノブ→内側のドアノブ」の順で新しいドアノブを取り付けます。
ドアノブのDIYの詳しい方法は以下の関連記事で、種類別に詳しく説明しています。
DIYのやり方をさらに知りたい方は参考にしてください。
ドアノブを自力で修理・交換するときの注意点
ドアノブは、ドライバーや交換するドアノブを用意するだけで交換できるので、他の箇所のDIYに比べて費用がかかりません。
しかし素人では失敗してしまう損をしてしまう可能性があり、防犯上の問題もあるので、基本は業者に依頼することをおすすめします。
DIYで作業したい場合は、室内の使っていない部屋などの防犯上のリスクが少ない場所で、以下の点を把握したうえでチャレンジしてみましょう。
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ドアノブの交換はどこに依頼する?
ドアノブの交換は鍵業者、住宅設備業者、ホームセンターに依頼することができます。
鍵業者
防犯に関する知識が豊富。ドアノブだけでなく、鍵についての相談をすることもできます。
玄関をはじめ、防犯を強化したい箇所でドアノブ交換したい方におすすめです。
住宅設備業者
玄関やリビング、トイレ、浴室など様々な箇所のドアノブ交換に対応。
自宅にあったサイズや機能のついたドアノブを提案してもらうこともできます。
ドアノブのサイズ計測の仕方がわからない方、どんなドアノブにしようか決まっていない方はすべて任せることができますよ。
ホームセンター
ホームセンターではドアノブを購入した際に、交換を依頼することができます。
「交換するドアノブが決まっている」「自宅のドアノブのサイズ計測ができる」という方におすすめです。
主に交換できる業者はこの3つです。自分が交換したい箇所や、依頼したい内容に応じて業者を選びましょう。
ドアノブ交換業者の選び方

ドアノブはできるだけ早く、費用を抑えて交換したいですよね。
ここでは信頼できる業者を選ぶために見るポイントを紹介します。
アフターフォローがある業者を選ぶ
アフターフォローを設定しているのは、技術力に自信を持っている証です。
なので高い技術力で難しい箇所も取り付け、長く使うことができるでしょう。
万が一保証期間内に故障してしまった場合でも、修理・交換をしてくれるので安心です。
防犯設備の知識がある業者に依頼する
特に玄関ではセキュリティー性能の高いドアノブにした方が安心です。
防犯設備に関する知識や、ドアノブの取り揃えがある業者に依頼するようにしましょう。
「防犯設備士」の資格を持っていたり、防犯性能が高いドアノブを取り付けた実績が多い業者がおすすめです。
複数社の見積もりを比較する
ドアノブの修理・交換をするときは複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
1社だけで見積もりを取って依頼してしまうと相場価格よりも高いのか安いのか判断できません。
ドアノブをできるだけ安く、かつ満足のいく仕上がりにしてほしいなら、複数の修理業者から見積もりを取って比べてみましょう。
複数の業者を比較することで、適正な価格なのかが判断できます。
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