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室内ドアノブの交換は自分でできる?DIYの手順と業者に頼むときの費用相場を解説

ぴったりのドアノブ交換・修理業者をさがす
最終更新日: 2023年09月22日

室内ドアノブを交換したいとき、まずご自身でDIYをしたいという方もいらっしゃいますよね。室内ドアノブの交換は、方法さえ間違わなければDIYでも問題なくできます。

ですが、ケースによっては交換できない場合もありますし、より確実に交換したいという方には、業者への依頼をおすすめします。

この記事では、室内ドアノブの交換方法と、業者に依頼するときの費用相場についてご紹介するので、ぜひご参考にしてくださいね。

ドアノブの交換はDIYでもできる?

道具を用意し、手順を知れば自分で交換できます。ただし、取り替えられないタイプもあるので、その場合は業者に頼むことになります。

ドアノブはDIYで交換するべき?業者に依頼するべき?

DIYに不安があるなら、一度業者に見積もりを依頼しましょう。防犯性を高めたいのであれば、確実に施工してくれる業者と話し合うのもおすすめです。

室内ドアノブをDIYで交換する事前準備

室内ドアノブをDIYで交換するために、必要な道具とドアノブの選び方を知っておきましょう。
また、現在のドアノブのサイズも測っておかなければなりません。
ここでは、準備方法についてそれぞれ詳しくご説明していきます。

ドアノブ交換に必要な道具

ドライバー

ドアノブ交換に必須なのは、プラスドライバーとマイナスドライバーです。

ドアノブの種類によっては、ドライバーよりも細い工具が必要になる場合もあります。
代表的な例として、キリやクギなどが挙げられます。
どちらもホームセンターで購入できるので、もし心配であれば準備しておくといいでしょう。

また、隙間の調整にはパテや木工用ボンドが役立ちます。
これらもホームセンターで買えるものなので、隙間が生まれてしまったときのために用意しておくことが望ましいです。

交換するドアノブの種類を選ぶ

ドアノブは主に3種類に分けられます。

①握り玉
ドアハンドル
丸型のドアハンドルで、握りこんでひねるタイプのドアノブです。
近年では減ってきていますが、今も使い続けている住宅も多いタイプなので、見覚えがあるかもしれません。

②レバーハンドル
ドアハンドル
レバーを下げてドアの開閉を行うタイプのドアノブです。
最近の住宅では基本的にレバーハンドルが採用されています。
なお、握り玉式よりレバーハンドルの方が価格は高くなる傾向があります。

③プッシュプル
ドアハンドル
上下に鍵が付いていて、押す・引くのどちらかでドアを開け閉めするタイプのドアノブです。
オートロックのマンションなどにも使われており、セキュリティー面が強固なものだと言えるでしょう。

チューブラ錠と円筒錠

錠前の特徴も把握しておきましょう。

チューブラ錠と円筒錠はラッチだけで鍵を閉めるタイプの錠前です。
どちらも室内錠として使われます。
チューブラ錠は表面にビスがあり、円筒錠には表面に見えないのが特徴です。
トイレやお風呂でよく見る、鍵がかかっていると表示が変わる「表示錠」もこのタイプに含まれます。

インテグラル錠

インテグラル錠の場合、ドアノブの中心に鍵穴が付いています。
錠前の内側にあるつまみを回すことで施錠・解錠を行うタイプの錠前で、こちらもチューブラ錠や円筒錠と同様に、室内向けとして使われることが多いです。
こちらのタイプも「表示錠」に使われていることがあります。

現在のドアノブの各サイズを測る

ドアノブを交換する前に、必ずサイズを測ってください。
測っておくのは以下の4点です。

①ドアの厚み
ドアの厚みを間違えると、ドアノブを奥まで挿し込めなかったり、はみ出したりしてしまいます。
ドアノブにはドアの厚さに対する幅に余裕があるので、ご自身が自宅で測った厚さが幅に入りきるものを選んでください。

②ビスピッチ
ビスピッチとは、フロントプレートに付いているビスの長さを指します。
ビスピッチを測るときは、必ずビスの中心から測定を始めましょう。
ビスの上部や下部から測り始めてしまうと、ドアノブを付けるときにかみ合わなくなってしまいます。

③バックセット
バックセットとは、ドアの一番端からドアノブの中心までの長さを指します。
測定の際に誤差が生じないように、先端に引っかけるタイプの金具がついているメジャーなどを使うといいでしょう。
数mm違うだけでドアノブを交換できなくなってしまうので、必ず正確な長さを測るようにしてください。

タイプ別の室内ドアノブの交換方法

室内ドアノブには、主に3つのタイプがあります。
単語としてはなじみがないかもしれませんが、お使いの室内ドアノブはこの3種類のうちのどれかに当てはまっているでしょう。
ここでは、タイプ別に交換方法をご説明していきます。

チューブラ錠

チューブラ錠
まずはチューブラ錠のドアノブの交換方法をご説明します。

取り外し方

1.ハンドルを固定している台座のビスを外す

2.片方のハンドルをつかんで固定し、もう一方のハンドルを引っ張るとハンドルが抜ける

3.ドア側面のフロントプレートを固定しているビスを2カ所外す

4.ロックケースの穴にドライバー等を引っ掛け、ドア側部方向に押してロックケースをドアから取り外す

取り付け方

1.ラッチボルトをはめる
※ラッチが斜めになっている方向がドアの閉まる方向と一致するように注意

2.フロントプレートをはめて、上下をビスでとめる

3.外側のドアノブをはめて、上下をビスでとめる

4.内側のドアノブをはめて、上下をビスでとめる

インテグラル錠

インテグラル錠
続いて、インテグラル錠の交換方法です。

取り外し方

1.ドアと密着している台座を反時計回りに回してドアノブを取り外す
※この方法で外れない場合は、ドアノブに開いている穴にマイナスドライバーを差し込んで外す

2.座金があるのでビスを外して、反対側のハンドルを引き抜く

3.ドア側面のフロントプレートを固定しているビスを2カ所外し、ラッチを引き抜く

取り付け方

1.ラッチボルトをはめる
※ラッチが斜めになっている方向がドアの閉まる方向と一致するように注意

2.外側のドアノブをはめる

3.外側のドアノブの芯に、内側のドアノブの裏にある穴をはめる

4.回らなくなるまで丸座を締める

円筒錠

円筒錠
最後に、円筒錠の交換方法です。

取り外し方

1.ハンドルの付け根部分にある穴に小さなマイナスドライバー等を差し込み、ハンドルを引 き抜く

2.ドアと密着している台座にも小さな穴があるので、そちらにもドライバーなどを差し込み、てこの原理で台座を持ち上げて外す

3.円筒錠を固定している座金があるためビスを外して、円筒錠を引き抜く

4.ドア側面のフロントプレートを固定しているビスを2カ所外し、ラッチを引き抜く

取り付け方

1.ラッチボルトをはめる

2.外側のドアノブをはめる
※ラッチボルトとうまく結合できるかどうか注意する

3.丸座裏金をはめ、丸座をはめる
※丸座と裏金がかみ合うように注意する

4.内側のドアノブをはめる

室内ドアノブを取り付ける際に知っておくべきこと

ドアノブの取り付け

室内ドアノブの種類や、どのように取り付ければいいかご説明してきました。
ここでは、実際に交換する際に知っておくべきことを2点ご紹介します。

ラッチの向き

まず絶対に知っておかなければいけないのはラッチの向きです。

ラッチは必ず、斜めになっている面がドアの閉まる方向を向くようにしましょう。

ラッチを逆向きにしてしまうと、ドアノブを全て取り付け終えても開閉することができません。
ラッチの向きを間違えないようにするためには、作業の工程を踏むたびに逐一動作を確認する必要があります。

また、ドアは必ず開けたまま作業をするようにしましょう。

ネジ滑り止め液を用意しておくと便利

錆びてしまったり、ネジ穴がつぶれてしまったりしている場合は、ネジ滑り止め液が役立ちます。

ネジ滑り止め液を使うと、ネジとドライバーの先端がかみ合い、回しやすくなるのでおすすめです。

ホームセンターで購入できますから、ドアノブを交換する前に準備しておくといいでしょう。

室内ドアノブの交換を依頼する場合の費用相場

ドアノブの錠前
DIYで室内ドアノブを交換するより、業者に依頼したいという方もいらっしゃいますよね。
そこで気になるのが費用の相場です。
ここでは、室内ドアノブを交換する際の費用相場をお伝えします。

ドアノブの交換にかかる費用の目安は約2万5,000円前後です。 その内訳はどういったものになるのでしょうか。

下記表にまとめたので確認してみてください。

室内ドアノブ交換作業内訳

ドアノブ本体 約4,000~約1万円程度
交換作業代 約8,000~約1万5,000円程度
合計金額 約1万2,000~約2万5,000円程度

通常のドアノブ交換の場合、1万5,000円程度に収まることが多いでしょう。

ただし上記の項目以外にも出張料・ドアの加工代などが追加される場合もあります。

基本的に室内ドアノブの交換作業自体は特段難しいものではないので、どのような業者に頼んでも大きな費用差は発生しません。

費用差が発生する場合は、交換するドアノブの種類や取り付けるドアの種類に起因することが多いでしょう。

施錠方式によって費用が異なる

前述の通り、室内ドアノブの施錠方式は大きく分けて3つの種類があります。

施錠方式が複雑なほど価格が高くなる傾向があります。

例えばラッチが固定されるだけの簡易的なチューブラ錠よりも、かんぬきが飛び出るインテグラル錠の方が高額になる可能性が高いでしょう。

その他状況によって費用が異なる

例えば子鍵の防犯性が高いほど価格が高くなる傾向があります。

ギザギザの形をしており複製が容易なU9キーより、丸い穴が複数開いていて防犯性の高いディンプルキータイプの方が高価になるでしょう。

また金属性のドアの場合は加工が難しいため、加工作業が必要になると施工費が高くなる可能性があります。

一方木製のドアであればビス穴の位置などが変わっても、その場で開け直す程度で済みます。

ドアノブ交換には介護保険の適用もある

加齢により筋力が低下すると、握り玉式のドアノブを開けることが難しいこともあります。

そのため小さな力で開閉ができるレバーハンドルへの交換工事は、介護保険の適用が認められるケースがあります。

介護保険の適用が認められれば自己負担額を抑えられるので、業者に施行を依頼しても良いかもしれませんね。

ドアノブ交換の作業内容と工期

室内ドアノブ交換は基本的には既存のドアノブを取り外し、新しいドアノブを設置するだけです。

作業時間は約1時間前後を見ておきましょう。

室内ドアノブの交換を依頼する具体例

シリンダー錠の交換

ドアノブ交換の例を紹介します。

例①:勝手口のドアノブを交換

交換内容 勝手口の握り玉ドアノブ→握り玉ドアノブ
ドアノブ本体 約8,000円前後 メーカー:SHOWA 子鍵3本付き
交換代金 約1万円前後
合計 約1万8,000円前後

基本的にはこのように同タイプのドアノブへの交換をします。

同タイプの場合はそこまで費用はかかりませんが、別タイプのドアノブに交換する際は注意が必要です。

例②:サビがひどい浴室のドアノブを交換

交換内容 ・浴室の握り玉ドアノブ→握り玉ドアノブ

・ハンドル切除(サビによってハンドルがくっ付いてしまっているため、それを切除する作業)

ドアノブ本体 約6,000円前後
交換代金 約2万5,000円前後
合計 約3万1,000円前後

この例の「ハンドル切除」のように、特殊な作業を挟む場合は費用が高くなります。

室内ドアノブ交換はどこに頼むのか

室内ドアノブの交換は上述した通り、そこまで難しい作業ではありません。

逆に言うと誰でもできる作業である分ネット上には怪しい業者も数多く存在します。

室内ドアノブ交換を業者に依頼する場合の、想定される問い合わせ先をまとめてみました。下記表を確認してみてください。

問い合わせ先 詳細
ハウスメーカー ・内装工事等の一環として、室内ドアノブの交換も対応してもらえる

・ 実対応する職人は外注となることも多いため、費用が高くなる可能性がある

鍵屋 ・玄関のシリンダーだけでなく、ドアノブや建具に関しても知識を持った業者が多い

・ 工務店などと違いドアノブの在庫も持っているため、迅速な交換作業が期待できる

ドアノブ交換に対応した工務店 ・ドアノブを含むさまざまな施工を行ってくれる業者

・費用を安く抑えたい、色々な選択肢の中から最適なプランを選びたいという場合に最もおすすめ

・ただし業者によって品質がバラバラなので、業者選びに注意が必要

室内ドアノブ交換業者選びは相見積もりで比較を

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