ミツモアメディア

引き戸のメリットとデメリットとは?開き戸とはどこが違う?

最終更新日: 2024年06月28日

引き戸は気密性や防炎性では開き戸に劣りますが、部屋を効率よく使える魅力があります。しかもさまざまな種類があり、部屋のタイプによって選べるのも特徴です。ここでは引き戸と開き戸の違いや、引き戸の種類などについて解説します。

引き戸ってどんなドア?

引き戸

家の中には引き戸や開き戸など、さまざま形態のドアがありますが、そもそも引き戸とは、どのようなドアのことを指すのでしょうか。

スライドで開閉するドアのこと

引き戸とはその名のとおり、溝やレールに沿って、横方向へスライドさせて開閉するタイプのドアです。和風の建築にはおなじみの種類として知られ、ふすまをイメージすると分かりやすいでしょう。

開き戸とは?

押すもしくは引いて、開けるタイプの一般的なドアが開き戸と呼ばれています。開き戸

引き戸のメリット

引き戸

では引き戸にはどのようなメリットがあるのか、開き戸にはない魅力を紹介します。

ドアの開閉にスペースをとらない

引き戸は開き戸のように、前後に開け閉めをするのではなく、左右にスライドさせるタイプのドアです。そのため開き戸に比べて、周りのスペースを広く使うことができるでしょう。

開き戸が付いている場合、ドアの開け閉めのためにスペースを残しておく必要がありますが、引き戸なら余分にスペースをとらないので、開き戸を設置する場合と比べて、部屋を広く使えるメリットがあります。

開放的な使い方ができる

引き戸は前後に開閉することがないので、部屋を広く見せることができ、部屋の環境を広く保つのに適しています

また開き戸のように勝手に閉まってしまうこともありませんし、ドアノブをひねって開け閉めする必要もありません。開閉の動作がとても容易なのもメリットです。

引き戸のデメリット

引き戸

引き戸ならではのメリットとは逆に、開き戸などに比べて劣ってしまうデメリットもあります。

気密性が低いため遮音・防音機能が低い

開き戸とは違い、引き戸は気密性が低いため、遮音や遮光、防音といった機能はあまり期待できません。引き戸の特性上、壁との間にわずかな隙間ができてしまうためです。

そのため引き戸は外部から空気や光が入りやすく、仕事や勉強で集中したいときや、冷暖房効果を高めたい場合などには、不向きなタイプといえるでしょう。

引き込みのスペースが必要

開き戸のように、前後に開け閉めをしなくて済む引き戸は、その部分のスペースを生かせるのがメリットでしたが、一方で引き込みスペースを確保できなければ、設置できない点がデメリットです。

つまり前後のスペースこそ有効活用できますが、左右どちらかの壁は、引き戸を引き込むためのスペースとして、用意する必要があります。

ドアの開け閉めには、どうしてもドアを引き込むスペースの確保が必要なため、その部分にはコンセントなどを設置することもできません。

ただし壁の中に引き込みスペースを設けることができれば、このデメリットは解消できます。

引き戸を取り付ける方法

引き戸ふすま

DIYで開き戸から引き戸への交換は非常に難易度が高く、上級者向けになっています。

また引き戸を取り付けたいけれど、なかなか時間を確保できない場合や、DIYで取り付けるのに自信がないという場合は、専門知識の豊富な、取り付け業者へ依頼してみるのも選択肢です。

引き戸の種類

引き戸と聞くと、レールの上をスライドさせるタイプを連想しますが、上からつり下げるタイプもあります。

レールを床に敷かない吊り下げるタイプや、気密性や遮音性を高めたスタンダードタイプなど、様々な引き戸があります。要望や設置箇所に合わせて最適な引き戸を選びましょう。

スタイルによって呼び名が異なる

一口に引き戸と言っても、種類によってさまざまな呼び名があります。

片引き戸 1枚のドアを壁に沿って、スライドさせて開け閉めするタイプ。引き戸としてはオーソドックスなタイプ
引き分け戸 2枚のドアを使用し、真ん中から両側にスライドさせることで開閉するタイプ。左右の壁に引き込みスペースが必要
引き違い戸 2枚のドアを使用しそれぞれの左右から開け閉めするタイプで、引き込みスペースを確保しなくて済むのがメリット。日本家屋の押し入れに使用される、ふすまがこれに該当する
引き込み戸 片引き戸に似ているが、スライドさせたドアが、壁と壁の間の隙間(戸袋)に収納される点が異なる
折れ戸 クローゼットのように、ドアの一部が折れ曲がる構造をしたタイプの引き戸。片引き戸で必要な引き込みスペースの確保、もしくは引き込み戸のように、壁の中に収納させることが難しいときの選択肢となる

引き戸を取り付けたい場所にはどのタイプが合うのか、事前に確認をした上で、取り付けるドアを選ぶようにしましょう。

取り付けはDIYでもできる?

引き戸はDIYで取り付けることもできます。

しかしながら、レールの設置やドアをはめ込む作業など、初心者には難しいものも多く、困難な場合は、ミツモアを利用して、リフォーム業者やドア交換のプロフェッショナルを見つけるのも、おすすめです。

関連記事:ドアの交換にかかる費用とは?室内ドアから玄関ドアまでチェック|ミツモア

専門業者ならドア交換の経験も豊富です。しかもミツモアなら、最大5業者から見積もりを受けることもできます。チャットを使って業者を選ぶこともできるため、簡単かつ便利にプロを見つけられます。

ミツモアでドア交換を依頼する

引き戸は種類ごとの特徴を把握して取り付けよう

引き戸を開ける女性

引き戸の特徴を、メリットやデメリットを交えて紹介しました。設置には引き戸のメリットやデメリットを十分に把握した上で、計画するのがおすすめです。

引き戸にもさまざまな種類があるので、まずは取り付けたい場所に合う引き戸を選択してから、DIYで取り付けるのか、専門業者に依頼するのかを検討してみましょう。

ミツモアでドア交換の見積もりを依頼しよう!

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

ミツモアでは、ドアの交換・修理業者への一括見積もりが可能です。どの業者さんも実績があるので、一度見積もりを取ってみることをおすすめします。

ミツモアで簡単な質問に答えて見積依頼

ミツモアならサイト上で予算、スケジュールなどの簡単な質問に答えるだけで見積もりを依頼できます。複数の業者に電話を掛ける手間は必要ありません。

最大5件の見積もりが届く

無料で最大5件の見積もりを比較することが可能です。レビューや実績も確認して、自分に合った業者を選ぶことができますよ。

チャットで見積内容の相談ができる

気になった業者とはチャットで相談することができます。チャットなら時間や場所を気にせずに相談ができるので忙しい人にもぴったりです。

ミツモアでドア交換を依頼する