お風呂の掃除は、汚れを貯めない・汚れが付いたら早めに取り除くというのがポイントです。でもできるだけ時間をかけず、簡単に掃除したいですよね。
そこでお風呂は「短時間の簡単掃除を毎日、ちょっと時間のかかる掃除は定期的に」行うのがおすすめです。掃除する場所と掃除方法・掃除頻度をわかりやすく解説するので、お風呂掃除の参考にしてください。
お風呂掃除の理想の頻度はどのくらい?
お風呂の汚れは、できるだけ軽いうちに落とすと掃除が楽です。そのため、場所によって頻度を変えて行うのがおすすめです。
入浴時に汚れやすい場所は、お風呂を使うたびに簡単な掃除を、普段掃除しない場所や掃除に手間がかかる場所は、定期的に時間を取って掃除をしましょう。
簡単でいいので毎日掃除するのが理想
お風呂に入ると、そのたびに皮脂や石けん・シャンプーの流し残り、水アカで、浴槽や床・壁などが汚れます。この汚れを放置したままお風呂を使い続けると、汚れがどんどん積み重なり、落ちにくいガンコな汚れになってしまいます。
またこの汚れが原因で、ヌメリやカビが発生してしまうのです。そうなってしまうと、掃除に時間と手間がかかってしまい、大変です。そのためお風呂の汚れは、楽に落とせるうちに落としてしまいましょう。
お風呂掃除の理想は、簡単な掃除だけでもいいので、お風呂に入るたびに行うことです。毎日入浴する場合は、毎日簡単に掃除しましょう。そうすることで汚れの蓄積を防ぎ、時間のかかる掃除の頻度を減らせます。
普段掃除しない排水口や天井は週一・月一で掃除をする
入浴のたびに行う簡単な掃除では、キレイにできない場所もあります。普段掃除をしない排水溝や手の届かない壁・天井部分は、別に時間を取り、定期的に掃除しましょう。
週一や月一と頻度を決めて掃除を行うことで、毎回の簡単な掃除と合わせて、お風呂をキレイに保てます。
【簡単5分】入浴後にできるお風呂掃除のやり方
お風呂は皮脂や石けんカス・水アカなどの汚れが溜まりやすく、積み重なるとガンコな汚れになって、取り除くのに時間がかかってしまいます。汚れを蓄積させないよう、入浴のたびに掃除するのが理想です。
特に汚れが浮いて落ちやすい状態になっている入浴後は、簡単な掃除をするだけで、大まかな汚れを落とせます。5~10分ほどで終わるので、ぜひ入浴後の習慣にしてください。
タイミングは入浴直後がおすすめ
毎回の簡単な掃除は、入浴後のタイミングがおすすめです。入浴後のお風呂は温かく、蒸気で満たされているため、汚れが浮いて落ちやすい状態になっています。そのため、軽くシャワーで流したりスポンジでこすったりするだけで、楽に汚れが落ちるのです。
毎回の簡単な掃除なら5~10分ほどで終わるため、慣れてしまえば面倒でもありません。入浴のついでにサッと掃除する習慣を付けて、汚れの溜まりにくい環境を保ちましょう。
浴室の壁・床・小物をシャワーで流す
入浴後のお風呂には、皮脂や石けん・シャンプーカス汚れが付いています。次のような場所に熱いシャワーをかけて、汚れを流しましょう。
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付いたばかりの汚れは、シャワーで流すだけでだいたい落ちてしまいます。これを行うだけで、蓄積した落ちにくい汚れになることを防ぎ、お風呂の掃除頻度をぐんと下げられます。
スポンジと洗剤で浴槽を軽く掃除
皮脂やアカで汚れやすい浴槽の中は、汚れがゆるんで簡単に落とせる入浴後に、洗剤を使って掃除してしまいましょう。ここで使う洗剤は、お風呂のひどくない汚れ落としに適していて、素手で触れても大丈夫なことから、お風呂用の中性洗剤が適しています。
お湯を抜いたら浴槽の中をシャワーで流し、お風呂用の中性洗剤とスポンジで軽くこすったら、洗剤を洗い流しましょう。浴槽の底の角やフチは汚れが残りやすいので、こすり忘れないようにしましょう。
また汚れが残りやすい床の角やフチも、ついでにサッとこするのがおすすめです。
最後に浴室全体を冷水で流して乾拭き
壁や床・小物・浴槽の中にシャワーで冷水をかけたら、タオルで水分を拭き取りましょう。壁や床・鏡にはスクイージーを使うと、手早く水気を切れるため、タオルで拭くのが楽になります。
水分を拭き取った後は換気を行い、お風呂をしっかり乾燥させます。乾燥機能が付いている場合は乾燥運転を行い、そうでない場合は換気扇を一晩まわしておいたり、窓を開けておいたりしましょう。
お風呂の温度を下げて水分を取り除くことで、簡単な掃除でもカビが生えにくくなります。
週一でやるべきお風呂掃除
洗剤を使ったお風呂掃除や排水溝の受け皿掃除は、毎回行うには時間がかかってしまい面倒です。しかしあまり放っておくと、汚れを落としにくくなってしまいます。
そこでこれらの掃除は週一の頻度で、いつもの入浴後の掃除にプラスして行うのがおすすめです。いつもの掃除よりは時間がかかってしまいますが、ヌメリやカビのできやすい場所をキレイにリセットしましょう。
床、壁、小物などを中性洗剤とブラシ・スポンジで掃除
普段はシャワーを流すだけで済ませている床・壁・小物は、週一の頻度を目安に、キレイに汚れを落としましょう。お風呂用の中性洗剤を使って、ブラシやスポンジでこすり洗いをします。
次のような部分は汚れが溜まりやすく、ヌメリやカビが発生しやすいです。忘れずに掃除しましょう。
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シャワーで洗剤を洗い流したら、冷水でもう一度洗い流して、水気を拭き取りましょう。温度を下げて水分を極力除去することで、水アカやカビが発生しにくくなります。
排水溝の受け皿は週一で掃除
お風呂の排水溝の受け皿には、入浴時に出た髪の毛などのゴミが溜まります。週一くらいの頻度を目安にして、捨てましょう。ゴミの日の前日や、ゴミを捨てる前に行うのがおすすめです。
ゴミを捨てた後は、排水溝のフタや受け皿を簡単に掃除しておきましょう。
月一でやるべきお風呂掃除
お風呂の排水溝パーツや天井のような手の届かない場所は、普段なかなか掃除できません。しかしそのまま放置しておくと、やはり汚れが蓄積して、ヌメリやカビの原因になってしまいます。
そこで月一で掃除するのがおすすめです。手順を覚えてしまえば、比較的簡単に掃除できます。
排水溝を分解して掃除する
普段は目に触れにくい排水溝のフタや受け皿などのパーツは、定期的に掃除してほしい場所の一つです。お風呂の汚れである水アカや皮脂・石けんカスなどが集中的に溜まる場所のため、掃除せずに放置しておくと、お風呂の悪臭の原因になってしまいます。
排水溝の分解は簡単なので、月1回の頻度を目安にして、キレイに掃除しましょう。
【掃除の仕方】
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【ポイント】
カビ取り剤を使うため、換気扇を回すなどでしっかり換気を行い、ゴム手袋を着用して掃除する。 |
天井を清掃する
お風呂の天井は汚れの目立ちにくい場所ですが、だからといってキレイとは限りません。汚れていたり、細かいカビが発生していたりする可能性があります。
いくら壁や床などをキレイにしても、天井にカビが発生していたら、お風呂全体にカビが生えやすくなってしまいます。月1回を目安にして掃除しましょう。普段手の届かない場所だからこそ、定期的な掃除が大切です。
【掃除の仕方】
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【ポイント】
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浴槽エプロンの掃除頻度は年2回
お風呂掃除の盲点なのが、浴槽エプロンの内部です。エプロンを外した内部は湿気や温度がこもりやすく、カビが発生しやすい格好の場所なのです。
しかし掃除するためにはエプロンを外さなければいけないため、なかなか大掛かりになってしまいます。そのためカビが最も発生しやすい時期に合わせて掃除するのがおすすめです。
浴槽エプロンは放っておくとカビの温床に
浴槽エプロンとは、浴槽本体の側面を覆っている、フタのような大きなパーツのことです。浴槽エプロンで隠されている内部は湿気がこもりやすく、カビが生えやすいです。
簡単に掃除できる場所でもないため、汚れが溜まりやすく、気付いたときにはカビが生えてしまっていることも多くあります。そのため、定期的に掃除するのがおすすめです。
ただし、すべての浴槽にエプロンが付いているわけではなく、エプロンのない一体型の場合もあります。まずはエプロンがあるかないか、エプロンを取り外せるかどうかを確認しましょう。
取り外し方が記載されたシールが貼ってあるものは、エプロンを取り外せます。またエプロン下部に手をかける場所やネジが付いている場合、一部のケースを除いて取り外し可能です。わからない場合や不安な場合は、メーカーに直接問い合わせましょう。
浴槽エプロンの掃除は湿度の高くなる時期が目安
浴槽エプロンの掃除頻度の目安は年2回で、1回は夏前の梅雨の時期、もう1回は秋の台風が発生する時期です。
湿度の高くなるこの時期はカビが発生しやすく、一度カビが生えるとあっという間に増殖してしまいます。それを防ぐため、この時期がエプロン掃除に適しているのです。
自分でエプロンを外して掃除する場合は、ゴム手袋を着用したり、お風呂の換気を十分行ったりするなど、カビ取り剤の扱いに注意して行いましょう。
自分でエプロンを取り外せない場合や、取り外してみたらカビがひどくて掃除が難しい場合は、ハウスクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
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