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上意下達とは?メリットデメリットを把握して組織の在り方を考えよう

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最終更新日: 2024年03月05日

日本の発展を支えてきた企業の主な意思決定手段は上意下達です。しかし近年は、成長局面に入っている企業から下意上達が注目されています。それぞれの意味やメリット・デメリットを理解し、組織の在り方を考えてみましょう。

上意下達とは?

上意下達とはどのようなことを指すのでしょうか。言葉の意味や正しい読み方、上意下達を用いた例文を紹介します。

上層部が意思決定し下部に指示すること

上意下達とは、組織の管理体制を表す言葉で、上の者が意思決定を行い、下の者に指示・命令することを意味します。正しい読み方は「じょういかたつ」です。同義語には「トップダウン」があります

下層部の意見が組織運営に反映されにくくなるイメージが強いため、上意下達はネガティブな意味合いで使われることが多い言葉です。しかし意思決定に沿って、組織が迅速に動けるといったメリットもあります。

言葉としての使い方

上意下達を用いた例文を紹介します。ネガティブな意味とポジティブな意味の両方で使えることを確認しましょう。

  • 自由な社風が特徴だと聞いて今の会社に転職したが、実際は上意下達型で社員の意見がまったく通らない。企業文化になじめないため新たな転職先を探している。
  • 組織が同じ方向を目指す上意下達のメンタリティーは、戦後の高度経済成長期には効果的なものだったといえるだろう。
  • 自社は上意下達が徹底しており、競合他社に比べ経営にスピード感がある。一方で軍隊的な雰囲気に嫌気が差している社員も多いため、現場の声をもっと拾ってほしいとも感じる。
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上意下達のメリット・デメリット

上意下達は企業や従業員にどのような影響を与えるのか見ていきましょう。

メリットは組織の一体化

上意下達型の企業は上層部の一存で従業員が行動します。上層と下層の意思疎通がうまくいっている場合は、組織に一体感を出せることがメリットです。

意思決定に下層部が議論することはないので、意思決定から実行までの時間を大幅に短縮でき、スピード感を持って経営を進められます。

組織全体の雰囲気が良好な企業や、従業員のエンゲージメントが高く、全員が経営者についていこうという意識を持っている企業は、短期間で大きな成長を見込めるでしょう。

関連記事:エンゲージメントとは?従業員のモチベーションを高める施策を解説

デメリットは指示待ちの発生

上意下達によるデメリットとしては、指示待ちが発生するリスクが挙げられます。上層からの指示がなければ従業員は動けないため、指示待ちの無駄な時間が生じかねません。

上層は下層や現場に不満がたまりやすいこともデメリットです。上層と下層の信頼関係が揺らいでいる場合、すべての指示に納得感を持って従えるとは限らないでしょう。

現場の声が上層に届きにくい上意下達型の企業では、現場でしか分からない課題や改善点も上層に伝わりにくくなります。生産性やモチベーションの低下につながりかねません。

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上意下達以外の在り方は?

上意下達と逆の意味を持つ言葉が下意上達です。言葉の意味やメリット・デメリットを、上意下達と併せて覚えておきましょう。

下意上達

上意下達の対義語である下意上達は、「下の者の意見が上の者に通りやすい」ことを意味する言葉です。上意下達をトップダウンとも呼ぶのに対し、下意上達はボトムアップとも呼ばれます。

下意上達型の組織において意思決定を行うのは下層です。現場で決められた事項に対し、上長が承認するスタイルをとります。

消費者ニーズの多様化や社会のグローバル化に対応するため、近年は現場の声を反映しやすい、下意上達型のスタイルを取り入れる企業が増えています。

下意上達のメリット

下意上達のメリットとしては、現場のリアルな状況が伝わりやすいことが挙げられます。現場の問題点を迅速に共有できるため、柔軟な事業運営が可能です。

従業員が裁量権を持つ下意上達型の企業では、従業員自らが主体的に考えて行動します。能力やモチベーションのさらなる向上を期待できるでしょう。

イノベーションが起こりやすくなる点も、下意上達の強みです。現場のさまざまな意見が意思決定に反映されるため、斬新なアイデアが生み出されやすくなります。

下意上達のデメリット

下意上達型の組織では、現場の提案に対して承認作業が必要になります。そのため上意下達に比べ、どうしてもスピード感が落ちてしまうことがデメリットです。

下意上達では結果が現場レベルに左右されます。最適な意思決定を行うためには優秀な人材が不可欠であり、従業員の提案能力が低いと経営はうまくいかないでしょう。

現場に大きな裁量権が与えられるため、部署間の意見が対立して組織がまとまらなくなる恐れがあることも、下意上達型の企業が抱えやすいリスクの一つです。

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一方に偏りすぎないことが重要

上層が意思決定し下層に指示する上意下達では、組織に一体感を出せることやスピード感のある経営を進められることがメリットです。一方で指示待ちや不満が発生しやすいデメリットもあります。

一方で、下意上達にも強みと弱みがあり、決してどちらかが優れているわけではありません。どちらかに偏るのではなく、双方の良い部分を柔軟に取り入れることが重要です。

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