洗面ボウルを交換する前に、費用相場や、交換する際のポイントをチェックしておくと安心です。
最終更新日: 2024年06月28日
また洗面ボウルの形状や素材について詳しく知っておくことで、条件にあった素材・デザインを見極めやすくなります。
洗面ボウル交換の費用相場や注意点、ボウルの種類ごとの特徴などを解説します。
洗面ボウルの交換に掛かる費用
洗面ボウルの交換はDIYでもできますが、水漏れやケガのリスクが高いためおすすめできません。よほど手慣れた人でない限りは業者に依頼するのが賢い選択でしょう。
洗面ボウルの交換を業者に依頼するときのポイントや費用相場を紹介します。
洗面ボウル交換の費用相場
洗面ボウルの交換費用は、洗面ボウル本体の費用と工事費を合わせたものです。洗面ボウルのグレードや工事内容によって掛かるコストは異なります。
| 洗面ボウル本体価格：約3万～25万円
工事費用：約3万～5万円 交換費用の合計：約6万～30万円 |
洗面ボウルの交換費用には大きな幅があり、グレードにこだわると特に費用がかかりますが、実際の施工は10万円以下で済む場合が多いです。
具体的な金額が知りたい場合はまず業者に見てもらい、それから詳細な内訳を出してもらうことをおすすめします。
洗面ボウルの修理・交換には火災保険が使える場合も
日常生活の中で、思いがけず洗顔ボウルを傷つけてしまった場合、洗面ボウルの修理・交換費用を火災保険で補償できるかもしれません。
火災保険の補償条件には「不測かつ突発的な事故」という項目があり、洗面ボウルの損傷もこれに当たる可能性があるからです。
賃貸物件であっても火災保険は適用可能です。洗面ボウルを交換する前に保険の申請を検討してみましょう。
なお火災保険の申請は、事故が発生してから3年間が期限なので注意してください。
補償条件や補償内容は保険会社によって変わるので、まずは加入先の保険会社に問い合わせてみることをおすすめします。
交換業者選びは相見積もりを取ろう
洗面ボウルの交換を業者に依頼する際には、相見積もりを取ることで適正な費用を把握できます。
時間をかけずに相見積もりをしたい場合は、一括見積もりサービスを利用しましょう。一括見積もりサービスとは、業者と消費者のマッチングプラットフォームです。
消費者は審査に通った優良な業者から、わずかな手間で相見積もりを取ることができます。
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洗面ボウルの形状・素材の選び方
洗顔ボウルの形状や素材はさまざまで、ボウルの機能やデザインによって洗面台の印象が変わります。洗面ボウルの交換を検討している場合は、まず種類について確認しておきましょう。
洗面ボウルの形状の種類
埋め込み型
洗面カウンターの天板部分に、洗面ボウルを埋め込んだ形状です。カウンターと一体感が出るため、スタイリッシュですっきりとした印象になります。
洗面カウンターを広く使えるのが大きなメリットです。特に洗面ボウルを左右どちらかに寄せた場合は、反対側のスペースを広く確保できます。
石けんやハンドソープ、歯ブラシといった小物類を多く置きたい場合に適した形状です。
半埋め込み型
洗面ボウルの上半分が出ているため、埋め込み型よりは存在感があります。選ぶ素材によって洗面台の印象を変えることができます。
埋め込まれている部分が比較的少ないため、台の下の収納スペースを広くできる点がメリットです。
しかし洗面台に段差ができる分、汚れがたまりやすくなるというデメリットがあります。
置き型
洗面カウンターの上にそのまま設置して使用するタイプの洗面ボウルで、ボウルがカウンターの下に隠れません。
デザイン性の高い洗面ボウルで、洗面台をおしゃれに見せたい人に最適です。
ただし洗面台の天板は低めにする必要があります。
壁掛け
壁に直接取り付けて使用する洗面ボウルです。洗面カウンターが不要なため、トイレのような設置スペースが限られる場所でも取り付けやすいのがメリットです。
一般的に小型の製品が普及しています。
洗面ボウルの素材の種類
陶器製
陶器製の洗面ボウルは、高級感のある見た目でポピュラーな素材です。硬度が高いので小さな傷もつきにくく、比較的扱いやすい素材といえます。
一方デメリットとしては、強い衝撃を与えると割れてしまうという点があります。
陶器製ボウルを選択した場合は、洗面ボウルに重いものを落として傷つけてしまわないよう洗面用品の配置には特に注意しましょう。
また陶器は成形性がさほどなく、埋め込み型には不向きです。置き型や半埋め込み型などにして、洗面ボウルのデザインそのものを楽しみましょう。陶器の風合いが生かされておしゃれな印象の洗面所になります。
ホーロー製
食品の保存容器などに使われるホーローは、臭いや汚れが付着しにくい素材です。水や汚れ・化粧品の成分などにも強く、洗面ボウルの素材に適しています。
金属性の素地にガラスコーティングをしているため、強い衝撃を与えても完全に割れない点もメリットです。
ただしホーローは、表面のコーティングの劣化に注意しなければなりません。強い衝撃や経年劣化などでコーティングが剥がれると、素地の金属が腐食しやすくなります。長く放置すると穴が空くため、コーティングのお手入れは必須です。
樹脂製
人工大理石に代表される、樹脂を主原料とした素材です。強い衝撃でへこむことはあっても割れる心配はありません。お手入れしやすく比較的安価なため、実用面・コスト面を重視したい人には最適といえるでしょう。
注意点としては研磨剤やブラシを使うとコーティングが剥がれる点です。そのまま放置するとシミや傷ができやすく、洗面ボウルの色がくすんでしまいます。
また樹脂製は、薬品や有機溶剤への耐性があまりありません。染毛剤でも簡単にシミになってしまうため、洗面台でヘアカラーをする人は特に注意が必要です。
洗面ボウルを交換するに確認すべきこと
洗面ボウルのみを交換するときはボウルの型に注意
洗面ボウルが接着剤などで洗面化粧台に固定されており、ボウルと台が一体になっている場合は、洗面ボウルだけを交換することが難しいです。
また洗面ボウルのみを取り外すことができる場合であっても、下の洗面台と形が合う洗面ボウルを探す必要があります。
古い洗面ボウルだった場合、同じ製品が今も手に入る可能性は低いです。代替品になるような製品も見つからなかった場合、洗面台ごとリフォームする必要があることを知っておきましょう。
洗面台ごとリフォームしたほうが良い場合も多い
洗面台をリフォームする費用相場はおよそ20万円程度といわれており、グレードにこだわらなければそれ以上安くすることも可能です。洗面ボウルを交換する費用とあまり変わらないケースもあります。
そのため洗面ボウルの交換だけではなく、洗面台をまるごと新しくしてしまうのも一案です。
洗面ボウルのみを交換する場合、なるべく前のボウルに近い製品を探す必要がありますが、洗面台ごと変える場合はボウルの種類を大きく変えることができるでしょう。
これを機に、割れにくい素材に変えたり、よりデザイン性の高いボウルにすることも可能です。
賃貸の場合はまず家主に相談
もし洗面ボウルを傷付けてしてしまった場合には、交換する前にまず家主や管理人に報告してください。家財を損傷したときは直ちに報告するよう契約書に記載されているケースが多くあります。
入居者が洗面ボウルを傷つけたときの修理・交換費用は、基本的に入居者自身の負担です。しかし交渉することで一部の費用を家主に負担してもらえる場合もあります。
特に洗面ボウルを設置してから長い年月が経っている場合は負担を減らせる可能性が高まります。
賃貸に住んでから洗面ボウルの修理・交換の費用ついては自己判断せず、家主に1度相談してみましょう。
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