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洗濯機の縦型とドラム式はどっちにするべき?特徴と選び方をチェック

最終更新日: 2021年12月13日

洗濯機には主に縦型とドラム式とがあります。ライフスタイルや部屋にあうタイプを選べるよう、それぞれのメリット・デメリットをチェックしましょう。洗濯機を選ぶときのポイントや、おすすめの洗濯機4種類も紹介します。

縦型洗濯機のメリットとデメリット

洗濯機 蓋 開けっ放し

洗浄力を重視したい人や、狭いスペースに設置したい人に向いているのが「縦型洗濯機」です。比較的低めの予算でも、十分な機能を備えた洗濯機を選べます。

縦型のメリット

縦型は洗濯物を「もみ洗い」できるのが特徴です。洗濯槽を回転させ、衣類をこすり合わせる様子は、ごしごし手洗いするのと似ています。

大量の水の中でもみ洗いを行うため、繊維に入り込んだ汚れも落ちやすいでしょう。例えば食事中に食べこぼしで汚した衣類や、運動後の衣類の汗も、しっかり落とします。

リーズナブルな料金で購入しやすい点も、うれしいポイントです。予算に限りがある場合でも、さまざまな機能を備えた洗濯機を選べます。

縦型のデメリット

縦型の洗濯機はたっぷりの水を使うため、節水性はあまりよくありません。できるだけ使う水の量を抑えるには、節水モードが搭載されているタイプを選ぶのがポイントです。

また汚れ落ちのよさは、衣類の傷みやすさにつながる点でもあります。もみ洗いによって衣類同士がぶつかり、絡み合うことで、生地にダメージを与えるからです。素材によっては型崩れすることもあるでしょう。

ふたが上についているのは、衣類であれば取り出しやすいですが、毛布やシーツなど大きなものは取り出しにくくデメリットです。

ドラム式洗濯機のメリットとデメリット

洗濯機

「水道代を抑えたい」「乾燥機をひんぱんに使いたい」という人には、「ドラム式洗濯機」が向いています。少ない水で洗える点や、素早く乾燥でき電気代も抑えやすい点も、ポイントです。

ドラム式のメリット

洗濯槽が斜め上向きや横向きのため、ドラム式では使う水の量が少なくて済みます。エコにつながりやすいですし、節約にも役立つ点がメリットです。

乾燥機の機能が縦型より優れているのも、ポイントといえます。電気代を抑えつつ、早くふんわり乾燥させられます。洗濯物を乾燥機で仕上げたいなら、ドラム式のほうが使い勝手がよいはずです。

洗濯槽の回転により、洗濯物が上に持ち上げられてから、落ちる動きを繰り返すのも特徴といえます。縦型と比べて衣類同士がこすれないため、デリケートな素材でも傷みにくいでしょう。

ドラム式のデメリット

大型で設置場所を選ぶ点は、ドラム式のデメリットです。洗濯機置場が狭いと設置できないかもしれません。設置するスペースに加え、前面の扉を開閉させるためのスペースも必要です。

スペース不足の場所に置くと、行き来しにくくなりますし、使い勝手が悪く洗濯が面倒に感じるでしょう。また大きくて搬入ができないケースもあります。

洗濯機置場のサイズが十分でも、そこへ入れるまでには、エントランス・廊下・エレベーター・階段・玄関などを通らなければいけません。部屋に入れられないために、購入を諦めるケースもあります。

また洗濯をはじめると、途中で扉を開けられません。洗濯物を追加できない点を、面倒に感じる人もいるでしょう。縦型と比べ高額である点も、デメリットのひとつです。

洗濯機の選び方

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毎日のように使う洗濯機は、ライフスタイルに合っているタイプを選ぶと、使いやすさが高まります。洗濯容量・乾燥方式・便利機能を基準に選ぶのがおすすめです。

洗濯容量を確認する

洗濯物を詰め込み過ぎると、洗濯機のモーターに負荷がかかります。洗濯槽の中で衣類が十分動かないため、汚れ落ちも悪くなります。

ポイントは洗濯物の量に合わせた、適切な容量の洗濯機選びです。1日に出る洗濯物の量は、1人につき「1.5kg」が目安といわれています。例えば一人暮らしで、3日に1度のペースで洗濯をするなら、1回に4.5kgの洗濯物を洗う計算です。

余裕を持たせて、容量5~7kgの洗濯機を選ぶとよいでしょう。乾燥機を使うなら、「乾燥容量」もチェックしておきます。手持ちの毛布やシーツに合う容量で選べば、大きなものも自宅で洗濯可能です。

乾燥方式で選ぶ

乾燥機は大きく分けて「ヒートポンプ式」「ヒーター乾燥式」「送風乾燥」の3種類があります。乾燥方式ごとに使い勝手が異なるため、適切なタイプを選びましょう。

種類 特徴
ヒートポンプ式
  • 低温で乾燥させられるため衣類に優しい
  • 水を排出するときの温風を利用するため、節電も可能
ヒーター乾燥式
  • 高温の熱風で衣類を乾燥させる
  • 中には90℃近い温度で乾かすものもあり、衣類が傷みやすい
  • ヒートポンプ式と比べ、電気代がかかりやすい
送風乾燥
  • 薄手の衣類の乾燥や、脱水後の水分を飛ばし、乾かしやすくする

完全に乾燥させるなら、ヒートポンプ式かヒーター乾燥式から選びます。

便利機能で選ぶ

洗濯機にはさまざまな便利機能も搭載されています。代表的な便利機能をチェックしましょう。自分に必要な機能を備えている洗濯機なら、より便利に利用できます。

スマホ連携 スマホで帰宅時間に合わせた操作や、洗濯終わりの通知が可能
AI搭載 よく使う洗濯メニューの記憶、汚れや水温を自動検知しコース設定、セットされている洗剤の在庫状況に応じて自動注文などが可能
自動お掃除機能 洗濯槽の自動洗浄が可能、お手入れの頻度を3~4カ月に1回に減らせる
洗剤自動投入 洗剤を自動で計量し投入してくれる

暮らしに合わせて機能を選べば、より効率的に洗濯できます。

おすすめの洗濯機4選

たくさんの洗濯機の中からどれにするか迷ったら、紹介する4種類から選ぶのがおすすめです。充実の機能で使い勝手抜群の洗濯機を、チェックしましょう。

シャープ「タテ型洗濯乾燥機 ES-PW11F」

シャープ SHARP 洗濯機 洗濯乾燥機 ES-PW11F-N ガラストップ 穴なし槽 インバーター 11kg ゴールド プラズマクラスター搭載 gold

清潔な状態をキープしやすい、シャープ「タテ型洗濯乾燥機 ES-PW11F」は、洗濯槽に穴がないのが特徴です。洗濯槽に黒かびが発生するのは、穴から黒かびが入り込むからです。

穴のない洗濯槽なら、黒かびが入り込みにくく、きれいな水で衣類を洗えます。脱水の水を使い、洗濯槽の外側を洗い流す仕組みになっているのも特徴です。

加えて節水もできます。穴がないため余計な水を使いません。もみ洗いとこすり洗いにより、汚れ落ちが良いのもうれしい点です。えり汚れやシミ・デリケートな衣類にぴったりの超音波ウォッシャーも付いています。

日立「タテ型洗濯乾燥機 ビートウォッシュ 」

日立 タテ型洗濯乾燥機 ビートウォッシュ 洗濯10kg/洗濯~乾燥5.5kg ホワイト BW-DX100F W

効率的に洗濯をするなら、日立「タテ型洗濯乾燥機 ビートウォッシュ 」がぴったりです。AIが搭載されており、複数のセンサーで検知した洋服の特徴から、最適な洗濯工程を自動で判断し効率よくきれいに洗濯します。

また、あらかじめ洗剤や柔軟剤をタンクに入れておけば、選択のたびに自動投入される仕組みです。洗い方や時間はAIが自動で判断するため、忙しい時間帯でも衣類を入れるだけで、洗濯をスタートできます。

「温水ミスト」機能がついており、高濃度の洗剤が浸透した衣類に温風と水道水のミストを吹きかけることで衣類についた黄ばみやにおいを除去します。

東芝「ザブーン TW-127XH9L」

東芝 ZABOON TW-127X9L(W) [グランホワイト]
繊維の隙間に入り込める「ウルトラファインバブル」を使い、衣類をすっきり洗い上げられるのが、東芝「ザブーン TW-127XH9L」の特長です。目に見えない汚れまで落とし、大切な衣類の黄ばみを防ぎます。

乾燥容量が7kgあるため、数日分ためてもしっかり乾燥までできます。乾燥にかかる時間も、標準コースで108分とスピーディーです。乾燥はヒートポンプ式で、衣類へのダメージを抑えます。

また低振動・低騒音のため、上下左右の部屋へ騒音が伝わりにくいでしょう。

パナソニック「キューブル NA-VG2500L」

パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機 Cuble(キューブル) 10kg 左開き 液体洗剤・柔軟剤 自動投入 ナノイーX プレミアムステンレス NA-VG2500L-X

パナソニック「キューブル NA-VG2500L」は、洗練されたデザインが特長の、ドラム式洗濯機です。洗濯機置場の雰囲気が、スタイリッシュにまとまります。

水洗いできないアイテムのお手入れに便利な、「ナノイーX」が搭載されているのも魅力です。白や薄い色の衣類には、「温水泡洗浄W」を使うと、皮脂による黄ばみを抑えられます。

スマホ連携や洗剤・柔軟剤の自動投入など、役立つ便利機能も豊富です。

洗濯機を設置する方法

洗濯機のクリーニング業者

購入した洗濯機は設置しなければいけません。自力でも十分設置できるため、手順を紹介します。難しそうと感じたなら、業者への依頼も検討しましょう。

自分で取り付ける方法

洗濯機の取り付けは、それほど難しくありません。

まずは「排水ホース」と「給水ホース」を取り付けます。以下の手順で進めてください。

  1. 「排水ホース」と「排水エルボ」というL字型のパーツをつなげる
  2. 排水口へ差し込む
  3. 「給水ホース」を水道と洗濯機へ取り付ける
  4. 試運転で水漏れの確認をして問題がなければ完了

次に「電源プラグ」と「アース線」の取り付けです。電源プラグは差し込めばOKですが、アース線はドライバーを使います。

  1. コンセントプラグの下のアース線取り付けカバーを開ける
  2. アース線を取り付けるねじを緩める
  3. 洗濯機のアース線のカバーを向いて銅線をむき出しにして金属板の隙間に差し込む
  4. アース線を差し込んだらねじを締め、コンセントを電気プラグに差す

アース線の作業を行うときは必ずコンセントを抜いた状態で行うようにしてください。

また、ねじを締めすぎてアース線がちぎれないよう注意しましょう。

業者へ依頼する

自力での取り付けが難しそうなら、業者へ依頼すると安心です。プロに依頼すれば、水漏れの心配がありませんし、スピーディーに作業が終わります。

依頼先は最初の1社で決めるのではなく、数社から相見積もりを取りましょう。料金やサービス内容を比較すれば、予算に合う業者へ依頼できます。

相場は8,000円のため、この価格を基準に判断するのがおすすめです。ミツモアなら最大5件の見積もりを、すぐに出してもらえます。依頼する業者には、チャット機能で依頼しましょう。

使いやすい洗濯機を選ぼう

洗濯機の前でOKサインをする女性

洗濯機には縦型とドラム式があります。それぞれの特徴を比較し、どちらにするか決めたら、洗濯容量や乾燥方式がライフスタイルに合うタイプを選びましょう。

使い勝手の良い洗濯機を選べば、日々の洗濯の効率アップにつながります。どの洗濯機にするか迷ったときには、紹介した機種を参考にするのがおすすめです。

購入した洗濯機の設置は、自力でもできます。ただし不安があるなら、複数の業者で相見積もりを取り、業者へ依頼すると安心です。

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洗濯機は自分で取り付けることも可能ですが、少しでも不安がある人はプロに頼んで安全に作業を行ってもらうことも得策です。

業者選びに困ったら、洗濯機の設置専門業者が多数登録するプラットフォーム「ミツモア」をおすすめします。ネット上で必要事項を簡単入力していくだけで、最大5件から一括で見積もり取得が可能です。

チャット機能を使えば、見積もりの細かい項目のチェックもできます。時間を選ばずに利用でき、忙しい家庭にもぴったりなサービスです。

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