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クッションフロアの張替え費用・リフォーム例!部屋別のリフォーム方法や料金も

最終更新日: 2022年08月26日

フローリングの張替えを検討している方は、クッションフロアを採用することで費用がグッと抑えられる可能性があります。

この記事では費用面を中心に、クッションフロアへの張替えについて詳しく解説します。

予算ごとのリフォーム例や安く抑える方法も紹介しているので、あなたの家の状況に当てはめながら確認してみてください。

クッションフロア張替えの費用相場

クッションフロアシート張り替え

クッションフロアは数ある床材の中でも安価な素材で、1㎡約2,000~5,000円で施工でき、6畳(約10㎡)の張替えが5万円以内でリフォームできる可能性があります。

フローリングは6畳(約10㎡)の張替えで10万円以上かかるケースが多いので、比較的安く張替えができると言えるでしょう。

クッションフロアの張替えにかかる費用の内訳は以下の通りです。

  • クッションフロアの本体価格
  • 張替え費用
  • 既存の床材を撤去する費用(重ね張り工法の場合は発生しない)
  • 追加工事費用(大型家具や家財の移動費用、巾木の交換費用など)
  • 諸経費(養生費用、交通費など)

クッションフロアの施工費用は主に以下の3つで決まります。

  1. クッションフロアの厚み
  2. 施工する場所
  3. 工法

この3つのポイントを押さえることで、施工にかかるだいたいの費用が把握できます。

関連記事:フローリングの張り替え費用!床材・部屋・工事方法別の単価や総額はいくら?|ミツモア

クッションフロアの厚み別費用

クッションフロアは厚みがあるものほど、クッション性があり、耐久性や遮音性が高くなるため、費用もかかると考えましょう。

厚み 1㎡あたりの費用相場 1畳あたりの費用相場
1.8㎜ 2,000~4,000円 3,200~6,400円
2~3.3㎜ 3,000~5,000円 4,800~8,000円

※費用相場は本体価格+設置費用です。廃材処分費や諸経費は含みません。

 あくまで費用の目安として参考にしてください。

一般的な家庭で使用されるクッションフロアは、1.8㎜のものを使うことが多いです。

マンションなどで遮音性能を必要とする場合は、3.3㎜の厚めのクッションフロアがおすすめです。

また抗菌・抗ウイルスなどの性能があるものも本体価格が高くなりやすいことを頭に入れておいてください。

場所別の費用

張替える場所によって、施工難易度が高くなったり、追加工事が必要になったりするため、費用総額が変化します。

場所 費用相場
洋室(寝室・子供部屋など)6畳 3万5,000~5万5,000円
トイレ 1畳 1万7,000~5万円
洗面所 3畳 2万~6万円
台所 4畳 4万5,000~8万円
和室 6畳 7万~11万円

※和室を畳からクッションフロアへ張替える場合、下地の部分から張替えを行う必要があるため、10万円前後かかることが多いです。

トイレ・洗面所・台所などの水回りは

  • カビなどで下地に痛みが見られる
  • 洗濯機、冷蔵庫、便器などの移動が必要
  • 床下収納がある場合

上記の内容が当てはまる場合、追加工事が発生し通常より高額になる可能性があります。

施工法別の費用

クッションフロアの張替えには2種類あります。

工法 内容 価格への影響
張替え工法
  • 既存の床材を剥がして新しいクッションフロアを張替える工法
  • 下地の状態が確認できる
  • 水回りは下地が傷んでいる可能性も高いため、張替え工法で施工されることが多い
  • 廃材処分費や場合によっては、下地調整費用がかかるため、重ね塗り工法より高額になる
  • 施工範囲にもよるが、10㎡あたり5,000円程度工事費が上乗せされることが多い
重ね張り工法
  • 既存の床材の上にクッションフロアを張っていく工法
  • 場所や床材の状態によっては使用できないこともある
  • 床が高くなるため、多少の段差が生まれてしまう
工事が簡単で時間もかからないため、安価に工事ができる

下地の状態を確認できることから、床のメンテナンスもできるため張替え工法がおすすめです。重ね塗りよりも費用は高額になってしまうため、できるだけ費用を抑えて施工したい場合は重ね張り工法を検討してみてください。

【予算別】クッションフロアの施工事例を3つご紹介

クッションフロア

費用について書いてきましたが、ではこれらの費用でどのような施工が可能なのでしょうか。

予算 工事内容 工期目安
5万円以内
  • 洋室6畳以内の張替え
  • 重ね張り工法での施工
  • トイレのクッションフロア張替え
3~5時間程度
5万~10万円
  • 10畳以内の広さを張替え
  • 水回りのクッションフロア張替え
1日程度
10万円以上
  • 10畳以上の範囲を張替え
  • ハイグレードなクッションフロアを使った床リフォーム
3日程度

ではこれらの内容を費用別で具体的に見ていきましょう。

【5万円以内】

予算5万円以内であれば、6畳程度の洋室の張替えが可能です。

トイレのクッションフロア張替え工事も、下地の痛みがなければこの価格で施工できるでしょう。

【工事内容の具体例】

  • 下地調整がいらない洋室のクッションフロア張替え(重ね張り工法)
  • 便器の移動や下地調整が必要ないトイレの床張り替え(張替え工法)
  • 複雑な工事が必要ない場合、厚さ3.3㎜のクッションフロアへの張替え

【5~10万円】

5万〜10万円の予算であれば、水回りの施工が可能になります。

重ね張り工法が使える洋室であれば、10畳程度の広さまで施工できるでしょう。

マンションの床リフォームの場合、遮音性の高いクッションフロアを使用するため高くなりがちですが、重ね張り工法であれば5万〜10万円に収まるかもしれません。

【工事内容の具体例】

  • トイレや台所のクッションフロアの張替え(張替え工法)
  • 遮音等級の高いクッションフロアを使用した、洋室床のリフォーム(重ね張り工法)

【10万円以上】

10万円以上の予算を必要とするケースは、10畳以上あるリビング全体の床をクッションフロアにするといった大規模なリフォームです。

高機能なクッションフロアを選んで、広い範囲を施工することもできます。

【工事内容の具体例】

  • ペットがいる家に最適な「消臭・高耐久性・衝撃吸収機能付きクッションフロア」を使用した、リビング全体の張替え
  • マンションのリビングから廊下までを、遮音性ありのクッションフロアに張替え
  • 畳張りの和室を、下地調整も含めてクッションフロアに張替え

クッションフロアの張替えをなるべく安くするには

費用

費用相場や施工方法などを見てきましたが、できるだけ費用を安くしたいという人も多いと思います。

なるべく安く、きれいに張替えをするために押さえておきたいポイントをご紹介します。

施工店に直接依頼する

ハウスメーカーを通したリフォームは、施工店への依頼をハウスメーカーが行うため、費用が高額になる可能性が高いです。

なるべく費用を抑えるためにも、施工店に直接依頼するのがおすすめです。

施工店に直接依頼する場合、費用が安くなる半面、信用できる業者を選ぶのが難しいかもしれません。

そのときは複数の施工店から見積もりをもらい、施工内容や費用を比較することで、信頼できる施工店への依頼がしやすくなるでしょう。

ミツモアを使えば簡単な質問に回答していくだけで、最大5つ施工店から見積もりをもらうことができるので、ぜひ活用してみてください。

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DIYでの施工は難しい

DIYでの施工は安く床を張替える1つの方法です。

しかし道具を集めるのに費用や時間がかかり、作業工程が難しい場合もあるため、DIY経験があまりない人にはおすすめできません。

DIYでの施工に挑戦したい場合は、トイレなどの狭い範囲の張替えから挑戦してみるのはいかがでしょうか。いきなり広いリビングに挑戦するよりも少ない時間でできるためおすすめです。

またクッションフロアを重ね張りする場合は、基本的に糊で接着することが多いですが、床に敷くだけで簡単にできる方法もあります。DIYに挑戦したいけど、不安というかたはぜひ試してみてください。

DIYの施工は仕上がりが満足のいくものではなくなる可能性が高いです。きれいに張替えたいという方は施工店に依頼することをおすすめします。

関連記事:フローリング重ね張りで失敗しないために知っておくべきことを紹介!カビへの対処法は?|ミツモア

クッションフロアはどんな人におすすめ?

クッションフロア 子供部屋

クッションフロアの張替えについて解説してきましたが、どんな家にクッションフロアはおすすめなのでしょうか。

クッションフロアがおすすめな家と、メリット・デメリットについて見ていきます。

一般的にクッションフロアをおすすめしたいのは以下の場合です。

  • 小さい子どもがいる家(下の階に足音を響かせたくない場合)
  • 室内でペットを飼っている家
  • トイレや洗面所などの水回り部分の床を張替えたい場合
  • 頻繁に模様替えしたい場合
  • 木目・石目以外の柄がついた床にしたい場合

クッションフロアのメリット

クッションフロアのメリットとしてあげられるのは、以下の4点です。

  1. クッションフロア本体の価格が安い上、工事が簡単なので費用総額が抑えられる
  2. ビニール素材でできているため水や汚れをはじく
  3. 衝撃吸収性が高いため足音などを伝えにくく、遮音性能も高い
  4. 他の床材に比べてデザインや色展開が豊富

クッションフロアは水や汚れをはじく上に、汚れても洗剤を使って拭き取ればすぐに元通りになります。きれいな状態をキープしやすいというのが大きなメリットと言えるでしょう。

デザインも木目系・石目系・パターン系・無地など種類が豊富なので、インテリアを気にする方にもおすすめです。

クッションフロアのデメリット

費用も抑えることができ、性能も兼ね備えたクッションフロアですがデメリットもあります。

  1. 重いものを乗せると沈み跡が付いてしまう
  2. 傷が目立ちやすい
  3. 他の床材よりも痛みが早い傾向にある
  4. 通気性が悪く、下地が蒸れやすい

クッションフロア最大のデメリットは、他の床材に比べて耐久性が低い点です。

寿命は10年弱と言われており、フローリングや畳などと比較しても耐用年数はやや短めです。

そのためペットや子どもがよくいる部屋に張るクッションフロアは耐久性の高いタイプにしましょう。

またビニール素材は通気性が悪いため、下地が傷みやすくなってしまいます。リフォーム業者と相談し、床下の状態を考慮して施工してもらいましょう。

【場所別】クッションフロアのおすすめのデザイン

リビング 家 住居 インテリア

クッションフロアならオシャレなカフェ風から高級感のある大理石調まで、デザインの幅は無限大です!部屋のイメージに合わせた模様選びで、ぐっとあか抜けたお部屋を目指すことができますよ。

各部屋に合うイメージのクッションフロアデザイン例を紹介していくので、参考にしてみてください。

【リビング】

リビングのクッションフロアは、暖かな質感の木目調がおすすめです。特に「ヘリンボーン柄」はオシャレな雰囲気かつ普通のフローリングではあまりないデザインなので、一気にあか抜けた印象を作ることができます。

ヘリンボーンの床
ヘリンボーンの床

【子供部屋】

クッションフロアは張替えが比較的安価なため、子どもが大きくなってから床を張替えることも可能です。

小さい頃はイラスト調のデザインを取り入れ、ある程度大きくなったら無地やファブリック柄へ張替えてみるのはいかがでしょうか。

ファブリック柄の床
ファブリック柄の床

【台所】

台所のクッションフロアを選ぶならタイル柄がおすすめです。

フローリングとはひと味違う、洋風の印象を簡単に取り入れることができます。本物のタイルのような「色ムラ感」も表現されているため、デザインが浮いてしまう心配もありません。

オシャレな床で毎日の料理も楽しくなりそうですね。

クッションフロア タイル
タイル柄の床

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