ミツモア

タイヤを処分する8つの方法を紹介!処分の流れと費用をケース別で解説

ぴったりの不用品回収業者をさがす
最終更新日: 2024年06月28日

タイヤは自治体で原則処分できない

廃タイヤは「適正処理困難物」とされていて、ほとんどの自治体では「販売店に引き取りを依頼してください」と指定しています。

タイヤにはゴムだけでなく、ワイヤーなどの金属も含まれているため、自治体で処理することが難しいのです。そのためタイヤを回収している地域はわずか一部に限られています。

ちなみに回収されたタイヤの90%以上は、最終的にリサイクルされることに。細かく切断した「タイヤチップ」としてボイラーの燃料にしたり(熱利用)、再生ゴムとして再利用されています。

参考:廃タイヤのリサイクル | 日本自動車タイヤ協会

タイヤを処分する8つの方法とかかる費用【ケース別】

廃タイヤを処分するには、以下8つの処分方法があります。タイヤ1本につき約300~500円前後かかるので、自動車のタイヤを4本まとめて廃棄する場合の費用は1,200~2,000円程度が目安です。

それぞれの相場とあわせてまとめるので参考にしてみてください。

処分方法 1本あたりの処分費用
1.ガソリンスタンド 300~550円
2.カー用品店 250~550円
3.タイヤ専門店 250~550円
4.カーディーラー 500円~
5.修理工場・整備工場
300~500円
6.リサイクルショップ 買い取り
7.不用品回収業者 1,000~3,000円
8.粗大ごみ(一部地域) 500〜1,100円

タイヤ専門店やリサイクルショップではタイヤ買い取ってもらえる可能性もありますが、「購入から3年以内」や「走行距離100km以内」などの条件があるので注意しましょう。

それ以外のタイヤ処分方法は基本的に料金がかかります。タイヤのサイズが15インチ以下であれば300~500円、16インチ以上であれば500~800円ほどです。

またホイールも一緒に処分する場合は200~300円ほど上乗せになります。

不用品回収業者に依頼する場合は一見すると高額に見えますが、「タイヤ以外にも家具・家電などとまとめて不用品を引き取ってもらいたい」というケースでは、定額プランを利用することでお得になる可能性があります。

ガソリンスタンド:300~550円

ガソリンスタンド

タイヤ交換サービスが用意されているガソリンスタンドでは、タイヤ処分も依頼することができます。家の近くで気軽にタイヤを処分できるのがメリットです。

同系列でも店舗や地域によっても金額は違いますが、1本あたり300円~800円ほどが目安。

大手ガソリンスタンドのタイヤ処分料金をまとめます。

出光(いでみつ) 550~770円/1本
コスモ石油 440~550円/1本
ENEOS(エネオス) 330~550円/1本

基本的に従業員がいるガソリンスタンドであればタイヤ処分を引き受けてもらえる可能性があります。ただしすべての店舗でタイヤ処分を引き受けているとは限らないので注意しましょう。

カー用品店:250~550円

カー用品店

タイヤ交換や履き替えなどのサービスを提供しているカー用品店でも、廃タイヤを処分してもらうことができます。

普段から利用しているカー用品店があれば問い合わせやすく、別のメンテナンスや用品購入もしやすいのがメリットです。

大手カー用品店のタイヤ処分料金を以下にまとめます。

オートバックス 250円/1本
イエローハット 275円/1本
ジェームス 330円/1本

稀にタイヤ交換フェアなどによる、処分費用が無料・格安になるサービスを展開していることもあります。タイミングが良ければ、そのようなフェアを狙ってみるのもいいかもしれません。

サービス実施の有無や内容・金額は、店舗によって異なる場合があります。

タイヤ専門店:250~550円

カー用品店のなかにはタイヤを専門に扱う店もありますが、もちろんこちらでもタイヤの処分をお願いすることができます。

おもなタイヤ専門店の処分費用は以下が目安です。

タイヤ館 550円~/1本
ミスタータイヤマン  350~550円/本
タイヤガーデン  250~500円/本

こちらも地域や店舗によって値段は変わる可能性があるので注意してください。

カーディーラー:500円~

駐車場に並ぶ車

車を購入したお店やカーディーラーに廃タイヤを持ち込んで、処分してもらうことができます。

車を購入したお店であれば話も円滑に進みやすく、安心してタイヤ処分を任せることができるでしょう。

基本的には500円~/1本の費用がかかりますが、場合によっては無料になったり安価で引き受けてくれたりするディーラーもあります。

そのためとくに購入して1回目のタイヤ処分であれば、まずディーラーに問い合わせてみるのがおすすめです。

また中古車販売店で車を購入した場合でも、同様に廃タイヤを処分してくれることもあります。

一般的には中古車販売ディーラーのほうが車種・メーカーを問わず様々な車を扱っているので、安く引き取ってもらえる可能性が高いです。

修理工場・整備工場:300~500円

自動車整備士と話す客

自動車整備工場・修理工場が家の近くにあれば、そちらに持ち込むのもお手軽にタイヤを処分できる方法です。

費用は300~500円/1本のことが多く、相場の範囲内で処分してもらえるでしょう。

普段から車検や整備などで利用している工場があればコンタクトが取りやすいのもメリット。地域密着型の工場であれば、ほかの施工と一緒に依頼することで割引してもらえるかもしれません。

タイヤ交換や履き替えをまとめて依頼したい場合にオススメです。もし懇意にしている修理工場があれば、問い合わせてみましょう。

ただし整備工場のなかには、引き取りを受け持つのは委託先の別会社になっているケースもあります。その場合は価格が変わりやすかったり、相場より少し高かったりする可能性があるので注意しましょう。

リサイクルショップ:買い取り

タイヤ

リサイクルショップなど、タイヤの買い取りに対応している店に持ち込めば、不要なタイヤにも値段がつく可能性があります。

新品よりも中古でタイヤを買う方が安くなるので、意外と需要はあるようです。

買い取りしてもらいやすいタイヤの特徴はいくつかあります。

  1. タイヤの溝が七分以上(約6.1mm以上)
  2. タイヤ側面に傷がない、または裂けていない

タイヤ側面が裂けていたり傷があったりすると、そこから更に裂けて空気が漏れ始め、最悪パンクやバースト(タイヤが急に破裂してしまうこと)に繋がる可能性があるので大変危険です。いくら溝が残っていても、傷が深いと高額で買い取ってもらうことはできないので注意してください。

外国製か国産など、タイヤの種類やメーカーによっても金額が変動することも頭の中に入れておきましょう。

不用品回収業者:1,000~3,000円

不用品回収のトラック

不用品回収業者にタイヤ処分を依頼すると、1本1,000~3,000円が相場です。加えて出張料金が約3,000~5,000円ほどかかるケースもあり、費用面ではあまりオススメできません。

ただしメリットとして「即日引き取りに来てくれる」という点もあります。自分でタイヤを持ち込む必要がないので安心です。「古物商」の許可がある業者なら、買い取りに対応できるかもしれません。

不用品回収業者を利用する場合にオススメなのは、「トラック積み放題」などの定額プランを利用すること。

申請が面倒な粗大ごみや、リサイクルしなくてはいけない家電製品など、自分で捨てるのに手間がかかる不用品をまとめて引き取ってもらうことができます。

定額プランの場合は使用するトラックの種類によって相場が変わります。

軽トラック 15,000円〜25,000円
1tトラック 25,000円~30,000円
2tトラック 35,000円~60,000円

とくに不用品がたくさん出てくる引っ越し時には、粗大ごみの申し込みを1点ごとにしなくてはいけないなど、煩わしい作業がともないます。そんなときに不用品回収業者を利用するのがオススメです。

ミツモアで不用品回収の無料見積もり

粗大ごみ(一部地域):500〜1,100円

積み重なったタイヤ

一部の地域では、自治体がタイヤを回収してくれるケースもあります。以下はタイヤ回収に対応している地域の例です。

岩手県一関市 自分で粗大ごみセンターへ持ち込み。10㎏につき154円。
茨城県つくばみらい市 生活環境課へ電話または窓口で申し込み。1点につき500円。

※外径が76cm以内のタイヤのみ対応。

茨城県取手市 戸別収集を申し込み。1本につき500円。

※外径が76cm以内のタイヤのみ対応。

茨城県五霞町 粗大ごみセンターに持ち込み、もしくは戸別回収。1本につき500円〜800円。
埼玉県さいたま市 通常の粗大ごみと同じ手順で申し込み。1本につき1,100円。
愛知県岡崎市 通常の粗大ごみと同じ手順で申し込み。1本につき600円。

粗大ごみとしてタイヤを捨てるなら、普段と同じ捨て方でいいので安心です。ただし自分で粗大ごみセンターに持ち込むしかない場合は手間がかかります。

まだ使えるタイヤなら買い取り価格がつくことも

オークションやフリマアプリに出品

自分でオークションやフリマアプリに出して販売するのも良い方法です。

梱包の手続きや手間はありますが、リサイクルショップではいい値がつかなかった商品も、オークションでは高値で売れることがあるので、タイヤを高く売りたいという方におすすめです。

実際の販売例
・タイヤ1本 ホイールなし 17000円
・タイヤ4本 ホイール付き 54000円
・タイヤ4本 ホイール付き 25000円
・タイヤ4本 ホイール付き 40000円

デメリットとして売買後にトラブルが起きやすいことが挙げられます。そうならないためには、ネットオークションで出品する際は製造年週や、溝の状態、傷の有無などの詳細な情報を記入するようにしましょう。

参考:メルカリ 中古タイヤ

タイヤを高く買い取ってもらうためには保存方法が重要

よりタイヤを高く買い取ってもらうためには、タイヤの保存方法はとても重要です。少しでも劣化を食い止め、綺麗に保存することを心がけましょう。では、どのようにすれば良いのでしょうか。

タイヤを綺麗に保存する方法
  1. 泥や汚れはゴムを劣化させやすくなる原因になるため、入念にタイヤを洗う。
  2. 雨風や日光が劣化の原因となるのでタイヤをビニール袋か市販のタイヤ専用カバーで包む。倉庫や屋内などの収納できるところがあると良い。
  3. ホイールがついている場合:縦積みで保管しておく。
    ホイールがついていない場合:横積みで保管しておく。貸与の重さを減らすため、空気は 半分くらい抜いておくとよい。タイヤ専用のスタンドや保管用の棚でもOK。

綺麗に保存することが高額買取につながるので、ぜひ日々の保存をしっかりと行いましょう。

正しい知識を持ってタイヤを賢く処分しよう

多くの地域ではタイヤをごみとして回収できないので、「カー用品店」「タイヤ専門店」「自動車整備工場」などで廃棄してもらうことになります。もし状態のいいタイヤであれば、買い取り業者に依頼することで値段がつくケースもあります。

タイヤが売れる場合を除き、基本的には処分費用がかかります。タイヤ1本につき300~500円ほどが相場で、4本すべて処分するなら1,200~2,000円ほどです。

ただしホイール付きで処分したい場合や、タイヤのサイズが大きい場合は、もう少し割高になることが多いです。正しい知識を持ってタイヤを賢く処分しましょう。

不用品回収業者を探すなら相見積もりで比較がおすすめ

悪徳業者を避け、信頼できる不用品回収業者を見つけるためには、3~5社の事業者から見積もりをとって以下の3点を比較することが大切です。

  • 見積もり金額
  • 口コミ評価
  • 対応の丁寧さ

複数の事業者を比べることで、相場から大きく外れる金額を提示する事業者や、利用者からの評判がよくない事業者を見分けられます。

複数業者の比較をかんたんに行うには、見積もりプラットフォームミツモアがおすすめ。「ミツモア」を使う5つのメリットを紹介します。

ミツモアの不用品回収のメリット

①質問に答えるだけで最大5社からすぐに見積もりが届く

スマホやパソコンから簡単な質問に答えるだけで、求める条件にぴったりの事業者から最大5件の見積もりが届きます

チラシやインターネットで1件ずつ事業者の情報を探したり、個別に見積もり依頼をしたりする手間はありません。

忙しい方でもかんたんに相見積もりができます。

②審査を合格した事業者の見積もりが届くので安心

ミツモアを通して届くのは、「古物商許可」の取得が確認できた事業者の見積もりのみ。再利用目的で不用品を回収できる資格を持っています。

ルールを守ってサービスを提供していることがあらかじめわかるので安心です。

③見積もり料金と口コミを比較して選べる

各事業者の見積もり料金はもちろん、過去にその業者に仕事を依頼したユーザーからの口コミ評価も確認できます

「相場より金額が高すぎたり安すぎたりしないか」「悪い口コミが集まっていないか」など、複数の観点で事業者を比べられますよ。

④契約や相談はすべてオンラインで完結

訪問見積もりや電話をしなくても、オンラインで見積もり依頼から契約まで完了。サイト内のチャットで見積もり内容に関する相談もでき、忙しい方でもスキマ時間で対応しやすいです。

チャットのやり取りを通して、事業者の対応が丁寧かどうかも訪問前に見きわめることができますよ。

⑤万が一のトラブルにも最高1億円の補償あり

ミツモアを通して依頼した作業で事故やトラブルが発生した場合、修理や治療にかかる費用を最高1億円まで補償します。万が一事業者と連絡がとれなくなってしまった場合でも、最大10万円の保証を受けられます

不用品回収業者を比較する

不用品回収サービスとは? 

まだ使い道のある不用品を、リユース目的で回収してくれるサービスです。
「古物商許可」を取得した事業者のみが不用品回収を行えます。
壊れていても修理できるものや部品が再利用できるものは引き取ってもらえますが、廃棄物として捨てるための回収はできません。

FAQ:不用品回収で回収できないものについて