個性的なシルエットが特徴のガジュマルは、とても生命力が強い植物です。
生育期にはどんどん枝葉を伸ばすので、樹形や大きさを保つには定期的に剪定をすることをおすすめします。
ガジュマルの特徴
植物名 | ガジュマル |
学名 | Ficus microcarpa |
科名 / 属名 | クワ科 / イチジク(フィカス)属 |
原産地 | 沖縄、台湾、東南アジア |
開花期 | 4~5月 |
花の色 | 薄黄色 |
花言葉 | 健康 |
太くからみ合った根のシルエットが個性的なガジュマルは、日本では主に観葉植物として人気があります。日光を好むため日当たりと水やりに注意が必要なものの、生命力が強く初心者でも育てやすいのです。
一方、亜熱帯から熱帯の生育に適した地域で地植えをすると、かなりの大きさに成長します。日本では沖縄に自生しており、樹齢100年以上で樹高20mを超える巨木も。
特徴的な太い根っこは強い生命力を持っており、ほかの植物に巻きついて侵食する様に育つことから『締め殺しの木』と呼ばれるほどです。
一方で沖縄ではキジムナーという火の精霊が住んでいる『幸福をもたらす木』とも言われており、風水アイテムとしても人気があります。
ガジュマルに剪定は必要?
すくすく育つガジュマルを眺めるのは、樹木を育てているときの大きな楽しみです。それなのに剪定は必要なのでしょうか?ガジュマルを剪定するメリットや適切な時期について紹介します。
ガジュマルを剪定するメリット
生命力が強いガジュマルは、庭はもちろん室内で育てていてもどんどん育ちます。1年で20〜30cmは成長するといわれており、あっという間に樹形が変わるほど大きく育つでしょう。
野生のガジュマルであれば問題ありませんが、室内の鉢で育てている場合には、栄養が行き渡らず枯れてしまうかもしれません。庭木であっても、樹形のバランスが崩れるなどの問題がおきやすいでしょう。
そこで必要になるのが剪定です。剪定で余分な枝葉を取り除けば、樹形を適度な大きさと美しいシルエットに保つことができ、ガジュマルの生育の手助けもすることができます。
また風通しがよくなるので、病気や害虫からもガジュマルを守れるのです。
ガジュマルの剪定は4〜7月ごろがおすすめ
ガジュマルの剪定は4〜7月ごろに行いましょう。
この時期のガジュマルは生育が盛んで、よく育ちます。剪定は植物に一時的な負担をかけるため、成長が盛んな時期に行うのが基本です。
逆に10〜3月ごろのガジュマルは休眠期に入ります。成長がほぼ止まる時期なので、この時期の剪定は避けましょう。
ガジュマルの剪定方法
剪定の理由や時期が分かったら、実際にガジュマルを剪定してみましょう。ガジュマルの様子や剪定の目的に合わせて、2通りの剪定方法を紹介します。
育ちすぎたガジュマルは「切り戻し剪定」で整える
切り戻し剪定は、余分な枝葉を切り落とす剪定方法です。ガジュマルが育ちすぎた場合は、見た目を整えるために『切り戻し剪定』を行います。
切り戻し剪定の手順は以下の通りです。
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最初は戸惑うかもしれませんが、イメージより一回り小さく大胆に切っても問題ありません。
弱ってしまったガジュマルは「丸坊主」がおすすめ
鉢植えのガジュマルに元気がない場合は、『丸坊主』に剪定するのがおすすめです。丸坊主はその言葉通り、幹の部分を残して全て刈り取ってしまう方法です。
「大丈夫なの?」と心配になるかもしれませんが、丸坊主にすることにより、枝葉にとられていた栄養分が幹に集中するので、ガジュマルは回復しやすくなります。
丸坊主に剪定する場合は、とにかく大胆に太い幹以外の部分を切り落としてしまいましょう。切り落とした後は日当たりのよい温かい環境で管理します。
剪定業者に依頼する方法も
自分で剪定する自信がない場合には、剪定業者に依頼するのもよい方法です。ガジュマルに元気がない場合や、忙しくて時間が取れない場合には、ぜひ検討してみましょう。
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剪定の際のコツと注意点
ガジュマルの剪定に特別な決まりはありませんが、ちょっとしたコツと注意点を知っていれば、安心して剪定を行うことができます。剪定方法の次は剪定のコツと注意点を確認しておきましょう。
切り口から出る白い樹液に注意
ガジュマルを剪定する時には、切り口から出てくる白い樹液に注意が必要です。この樹液には、ラテックスというゴムの原材料になる成分が含まれています。樹液に直接触れるとかぶれやアレルギーの原因となる恐れがあります。
安全のため、剪定の際には手袋をつけ、直接触らないように注意することが大切です。ペットや小さな子どもがいる場合には、特に注意しましょう。
剪定後は直射日光を避けて
生命力が強いガジュマルは、剪定後もそれほど神経質になる必要はありません。ただし、直射日光は避けておいた方が無難です。
剪定後のガジュマルは回復に集中しているため、強い日差しは負担になってしまいます。
観葉植物を剪定した後は、直射日光が当たらないようカーテンを利用し、温かい環境に1週間ほど置いておくとよいでしょう。
また水を蒸発させる葉っぱが減っているため、水やりも控えめにし、少し乾燥するくらいで管理すると安心です。早く回復させたいのであれば、剪定後に通常の2倍に希釈した液体肥料を与えるのもおすすめです。
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