夾竹桃の毒性は強い?育てるときのポイントと注意点を解説

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最終更新日: 2021年09月06日

夾竹桃は丈夫で育てやすく、1年中緑を絶やさない常緑樹なので街路樹や公園に植えられています。夏から秋に可憐な花を付ける姿はとても美しいですが、樹木全体に毒があり素手で触ると危険です。夾竹桃の特徴と育て方のポイントを紹介します。

夾竹桃とは?

キョウチクトウの花

夾竹桃(キョウチクトウ)は街路樹でよくみかける植物のひとつです。どのような生態なのか、特徴を紹介します。

夾竹桃の特徴

夾竹桃は「キョウチクトウ科キョウチクトウ属」の1年中緑の葉を付ける常緑樹です。高過ぎず低過ぎない小高で、6〜9月頃には美しい花を咲かせます。花弁の色は白やピンク、黄色と可憐な印象です。

しかし見た目のきれいさとは裏腹に、夾竹桃は根から実まで、すべての部分に毒を持っています。栽培している土にも毒が含まれるほど、毒の威力は強力です。

一方で、大気汚染に強い植物としても知られています。公害の影響からほかの樹木が枯れてしまったなか、夾竹桃だけが耐えたことから街路樹によく利用されるようになりました。

夾竹桃の毒性に注意

キョウチクトウの花

夾竹桃は美しい見た目でありながら毒を持つため非常に危険な樹木です。夾竹桃が持つ毒性についてみてみましょう。

毒の成分や症状

夾竹桃の持つ毒の主な成分は「オレアンドリン」や「ストロファンチン」です。夾竹桃の毒を含んでしまうのは、誤って葉や花が口の中に入り込んでしまったときですが、その場合以下のような症状が現れる危険性があります。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • めまい
  • 倦怠感
  • 頻脈、不整脈
  • 腹痛
  • 下痢 など

場合によっては心臓停止といった重篤な症状を引き起こしかねません。とくに子どもやペットが触れそうな場所に夾竹桃があると危険です。

毒の強さはどれくらい?

夾竹桃の毒成分は非常に致死率が高いことで有名です。主に含まれる「オレアンドリン」の場合人間が死に至る量は「0.30mg/kg」で「成人で葉5枚~15枚」ほどの量で死亡するといわれています。

またあくまで致死量は目安であり、摂取量と被害の重さは比例しないのが怖いところです。少量しか含まなかったとしても、重い症状が引き起こる場合もあるといわれています。

青酸カリよりも強力な毒性物質は、夾竹桃の成長と共に量が変化するのが特徴です。なかでも美しい花を付ける開花期はとくに危険とされ、より一層夾竹桃の取り扱いに注意しなければなりません。

毒を持つ部分

夾竹桃の毒は樹木の一部分だけではなく全体にあります。つまり、花、葉、枝、根、果実…夾竹桃の全部に毒が含まれるのです。根っこにも毒が含まれるため、夾竹桃が植えられている土も毒が含まれます。土から毒が抜けきるには1年はかかるようです。

また、夾竹桃の生木が燃えてしまうと有毒な煙が出ます。うっかり焚き木に利用して燃やしてしまうと非常に危険です。夾竹桃は公園にもよく植えられているため、子どもやペットが口に入れてしまわないよう気を付けましょう。

夾竹桃を育てるときのポイント

キョウチクトウの花

危険でありながら可憐な姿の夾竹桃は自宅で育てることができるのでしょうか?夾竹桃を育てるときのポイントを紹介します。

夾竹桃の育て方

夾竹桃は毒があるものの管理がしやすく、比較的育てやすい樹木です。あまり日が当たらないと花が咲きにくいため、日当たりのよい場所に植えましょう。成長すると5~6mほどの高さになるため、地植えするのがおすすめです。

基本的には降水による雨水で十分なため、頻繁に水やりをする必要はありません。雨があまり降らないときに、土の表面が乾いたら水やりをするので十分です。枯れにくいという特性もありますが、有機肥料を与えるとより丈夫に育ちます。

毒性に気を付ければ、植えた後は自然の力に任せて育っていくため園芸初心者でも簡単に育成可能です。害虫もほとんどつきませんが、日照不足や湿気に気を付けましょう。

夾竹桃の剪定方法

自然に任せて育つ夾竹桃でも、樹形を整えたり不要な枝が生え通気性が悪くなったりしないよう「剪定」は必要です。主に9~11月の秋頃か、3~5月の春に行います。毒が全体に含まれる夾竹桃の剪定には以下の装備と道具を用意して臨みましょう。

  • ビニール手袋
  • 剪定ばさみ
  • ゴーグル
  • マスク
  • 露出の少ない服装

夾竹桃を切るとき不意に茎から汁が飛んでくる可能性もあります。肌に付着したり、目鼻口に入り込んだりすると中毒症状を引き起こすかもしれません。

古くなった枝や他の枝に絡んでいる枝、枯れた枝などを「根元から」切り落としましょう。切った枝は有毒な煙を出すため燃やせません。そのため草木ゴミでは回収してもらえないため、剪定枝の回収や処分方法は自治体への問い合わせが必要です。

夾竹桃を育てるときの注意点

夾竹桃は美しく育てやすいですが、自然の力に任せきっているとうまく育たないかもしれません。そのため剪定は必要ですが、強力な毒性を含むため夾竹桃の手入れは危険と隣り合わせといえます。

育てたいけれど手入れに悩む場合はプロの手を借りるとよいでしょう。たしかな知識と経験豊富な技術で安全な剪定が受けられます。素人では整えにくい樹形も美しく整えられるはずです。

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毒に気を付けながら育てよう

夾竹桃

丈夫で育てやすい夾竹桃は、1年中緑を付け夏から秋にかけて可憐な花を咲かせます。美しく目を引く樹木ですが、どの部分をとっても強力な毒があるため手入れをする際は万全な準備が必要です。

自然に任せても夾竹桃は育ちますが、不要な枝や不格好な枝を切るため剪定をしなければなりません。不安な場合は剪定のプロに任せれば安全です。毒に気を付けながら、自宅の庭で美しい樹木を育ててみてはいかがでしょうか。

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