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庭木の剪定・手入れ方法!最適な時期や頻度、目的に応じた切り方のコツを解説!

最終更新日: 2021年04月28日

庭に草木を植えるのであれば、剪定は大切なお手入れ作業の1つ。しかし何でもいいから枝を切ればいいわけではありません。適当なタイミングで適当に切ると、最悪の場合木が枯れてしまいます。

  • 剪定はいつ、どのくらいの頻度ですれば良い?
  • 何が必要でいくらかかるのかな?
  • どの枝をどのように切ればいいの?

そんな疑問を持つ方のため、ここでは庭木の剪定について適切な時期や頻度、切り方のコツなどを紹介していきます。庭木を自分で手入れできるようになると、さらに愛着がわきますよ。

庭木を剪定する目的は?絶対やらなきゃダメ?

庭木に登って剪定する男性

まずは、どうして庭木を剪定する必要があるのかについて解説していきましょう。以下の3つが剪定を行う目的です。

  • 高さやボリュームを抑える/低くする
  • 病害虫の予防
  • 株を元気にする

目的①:高さやボリュームを抑える/低くする

庭木は放置しておくと、好き勝手にどんどん枝を伸ばし始めます。植物の種類によってはひと夏で数メートル伸びるものもあり、気が付いたらかなり大きくなっていたということも。

庭木であればお隣の敷地内への侵入がないように気を付ける必要がありますので、樹木の高さや全体の大きさはある程度管理しなければなりません。

目的②:病害虫の予防

植物は葉が混み合っていると風や日光が当たらず、湿度が高くなって病害虫が発生することもあります

剪定をすれば葉の混み合いをなくすことができますし、枯れた葉など病気の原因となるものにも早期に気づいて取り除けます。

目的③:株を元気にする

植物が成長するにしたがって、木の株もどんどん疲れがたまってきます。株が疲れると花が咲かなくなったり枯れ始めたりするのですね。

そのため剪定で不要な枝を切り、栄養を樹木全体に回りやすくする必要があります。適切な剪定をすれば株は元気を取り戻し、花数が増えたり葉が美しい発色をしたりするようになりますよ。

庭木の剪定に最適な時期は?種類ごとに季節や頻度を解説

庭木を剪定している様子

庭木の剪定は時期や季節を見極めることが大切。ただ剪定の適切な時期は植物によって違います。

種類によって大別できますので、針葉樹・落葉樹・常緑樹の3つを一覧にしてみました。

針葉樹
(松、杉、ヒノキなど)
落葉樹
(モミジ、ハナミズキなど)
常緑樹
(椿、キンモクセイなど)
基本剪定 (強剪定) 3~5月 11~2月 3~6月
軽剪定 (弱剪定) 10~11月 7~8月 9~10月

基本剪定 (強剪定)とは

「基本剪定 (強剪定)」とは樹木の全体のボリュームを抑えたり、高さをコントロールしたりするために行う剪定で、太い枝を切り落とす作業です。寒い時期に行うことが多く、冬季剪定と呼ばれることもあります。

針葉樹と常緑樹の基本剪定は、冬の終わりから春に適期がきます。春に新芽が出る前ですね。植物によって花芽が作られる時期が違いますので、確認してから剪定してください。間違って花芽を切ってしまうとその年は花数が減ってしまいます。

落葉樹の基本剪定の適期は、晩秋になって葉が落ちたあと。冬の休眠期に行いましょう。春に剪定を行うと樹液が垂れて樹木を大きく傷めるため、遅くとも2月中には終わらせます

軽剪定 (弱剪定)とは

「軽剪定 (弱剪定)」とは混み合っている葉を少なくしたり、不格好に伸びている新枝を切り落としたりする作業です。育成期である温かい時期に行うため、夏季剪定と呼ばれることもあります。

軽剪定は一般的に、成長期である夏から秋に向かって行います。真夏は樹木の体力が落ちやすいので基本剪定は行わず、風通しを良くする軽剪定のみを実施すると覚えておいてくださいね。

庭木剪定の頻度

剪定の頻度も植物によって違います。

一般的には基本剪定の頻度は1年に1回がおすすめ。基本剪定は強い刺激を樹木へ与えるので、樹木が弱る場合があります。そのため特に樹形の乱れなどがなければ、2年に1回でも構いません。

軽剪定は葉の混み具合などを見て、必要だと思えば行ってください。軽剪定では植物に大きな影響が出ないため、病害虫を予防する目的で複数回行っても大丈夫です

庭木剪定に必要なものと費用の目安

庭木の剪定

庭木を剪定する時に必要な物や、費用の目安を紹介します。

自分で剪定をしようとする時に必要な道具は以下の通りです。

  • 剪定ばさみ
  • 植木ばさみ
  • 脚立(きゃたつ)

剪定ばさみ

Gonicc SK-5スチール刃 剪定鋏 GPPS-1003
Gonicc SK-5スチール刃 チタンコーティング バイパスタイプ 剪定鋏 GPPS-1003

剪定ばさみは1.5㎝くらいまでの枝を切るはさみで、どんな植物でも使えます。自分の手になじみ、軽めのものを選ぶことがおすすめです。

費用の目安は1,500円前後。プロが使うようなものであれば少々高くなりますが、家庭用であればお手頃な価格のはさみで十分です。

植木ばさみ

アルスコーポレーション 業務用花はさみ フルール(ブラック) FP-17-BK
アルスコーポレーション 業務用花はさみ フルール(ブラック) FP-17-BK

植木ばさみは剪定ばさみよりも細かい作業に適した道具。刃先がとがっていて刃部分も細くなっているので、込み入った枝の剪定にはぴったりです。

しかし直径1㎝程度までしか切れないため、無理に太い枝を切ろうとしないでくださいね。費用の目安は3,000円前後です。

脚立

ALINCO(アルインコ) 3段踏み台【高さ79 天板27×16cm】 CCA-80K 脚立
ALINCO(アルインコ) 3段踏み台【高さ79 天板27×16cm】 CCA-80K 脚立 幅広 軽量 アルミ 製品安全協会認証

背が高くなる庭木の剪定をする場合、脚立があると便利ですよ。費用の目安は4,000円程度ですが、ホームセンターなどではもう少し安く買えるかもしれません。

ただしめまいが多い方や貧血気味の方などは脚立では危ないので、高枝切りばさみなどを使う方が良いでしょう

剪定業者に依頼する際の費用相場

植木屋

自分で庭木の剪定を行えば、費用は剪定ばさみなどの道具代だけです。しかし時間が取れない方や「正しい剪定ができるか不安」という方はプロにお願いするのも良いでしょう。

業者に剪定依頼した場合にかかる費用は「日当制」「単価制」かによって違います。

ここでは「単価制」の費用の目安を紹介していきますね。単価制とは庭木1本あたりの単価で料金を決める方法です。

庭木の種類 費用の目安
低木(高さ0~3m未満) 約3,000円
中木(高さ3~5m未満) 約7,000円
高木(高さ5~7m未満) 約16,000円

剪定業者によっても費用は変わるので、一度見積もりを取ってみてください。この時複数社から見積もりを取ると、最適価格で納得のいく剪定をしてもらいやすくなります。

複数業者から見積もりを取る際は、ぜひミツモアを利用してみてください。簡単な質問に答えるだけで、それを見た複数業者から見積もりが無料で届きます。

費用だけでなく口コミや自宅からの距離なども見比べられるので、ぜひ一度利用してみてください。

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庭木の剪定にはどんな種類がある?

剪定された庭木

庭木の剪定方法は、目的に合わせた複数の種類があります。ここでは5つの代表的な剪定方法をご紹介しますね。

剪定方法 目的
枝抜き(透かし)剪定
  • 樹形を整える
切り戻し剪定
  • 樹木を小さくする
  • 栄養を回しやすくする
切り詰め剪定
  • 葉が茂った時の形を整える
枝おろし剪定
  • 根に栄養を回りやすくする
刈り込み剪定
  • 枝葉の表面を整える

1.枝抜き(透かし)剪定

枝抜き(透かし)剪定は、混みすぎた枝や長く伸びすぎた枝だけを1本ずつ切り落す方法。

樹形を整え、日光が幹へ均等に当たるようにします。普段のお手入れとしてやる方が多い剪定方法です。

2.切り戻し剪定

切り戻し剪定は枝分れしているところで若い方の枝を残し、古い枝を途中から切り落とす方法です。

大きくなりすぎた樹木を全体的に小さくしたい時や、傷んだ枝を更新したい時などに行います。また花や果実に栄養が流れるため、花や実を大きくしたい時に行われることも多いでしょう。

3.切り詰め剪定

切り詰め剪定は伸びすぎた若枝や、古枝の先を切る方法。葉が茂った時の全体の形を整えられます。

4.枝おろし剪定

枝おろし剪定は主に樹木の植え替え時に行われる、のこぎりを使って太い枝を切り落す方法です。

根に栄養を回りやすくして、根付きを促す目的で行われます。太い枝の下から先に切り込みを入れて上からのこぎりを使うため、きれいな切り口に仕上がって傷みが少なくなります。

5.刈り込み剪定

刈り込み剪定は枝葉の表面を整える剪定方法です。

使うのは刈り込みばさみや電動バリカンで、1度に広範囲をカットして形を整えます。公園などにある動物の形をした生け垣などは、この刈り込み剪定を行ったものです。

庭木剪定を自分で行うコツと剪定すべき枝

剪定で整えられた庭木

自分で庭木の剪定を行う場合、コツは2つあります。

  • 切れ味の良い刃でスパッと切る
  • 外向きの芽の上で切る

切れ味の良い刃でスパッと切る

庭木の剪定を自分で行う際には、切れ味の良いハサミを使いましょう。

剪定は枝を切り終わったあとの見た目が美しくなければいけません。たとえば刃の入れ方が浅くて枝が裂けてしまった場合、見た目が美しくない上に植物への負担も大きくなります。

そこから病気になってしまうこともあるため、しっかりと切り落としましょう。

外向きの芽の上で切る

剪定は外向きに生えている芽のすぐ上で切ることが大切です。

枝についている芽が、内向き(木の中心側に生えている)か外向き(外側に生えている)かに注目しましょう。

こちらの画像の場合は木の中心が左側にあるので、枝の左側にあるのが内向き、右側にあるのが外向きです。

剪定で切るべき枝の部分
外向きの芽の上、赤い線の部分で切りましょう

内向きの芽の上で切ると、枝がそのまま上向きに伸びて徒長枝(とちょうし)になってしまいます。次の章で説明しますが、徒長枝は忌枝(いみえだ)と呼ばれて剪定の対象となります。

外側を向いている芽の上で切ると枝も外側へ伸び、樹形が美しくなりますよ。

剪定すべき枝の見分け方!この枝を切ればOK

コツは分かったけれど、結局どこを切ったら良いか分からない!という方もいるでしょう。続いては「こんな枝を切っておけば間違いない」という枝の種類を紹介します。

枝の種類 特徴
立枝や徒長枝(とちょうし) 枝から真上へ伸びた枝
からみ枝 近くの枝と絡まり合ってしまっている枝
逆さ枝 幹に向かって生えている枝
ヤゴ(ひこばえ) 樹木の根元から生えている枝
下がり枝 横に伸びた枝から出て下へと向かって伸びる枝
かんぬき枝 左右対称に伸びた枝

これらの枝を剪定するのは、養分が木全体にいきわたるようにするためです。

立枝と徒長枝はどちらも枝から真上へと伸びたもの。単に上を向いて伸びた枝を立枝と呼び、中でも勢いよく1本だけ上へと伸びているものを徒長枝と判断します。樹形を崩す要因になるため、しっかり剪定しましょう。

関連記事:徒長枝はどう剪定する?発生の原因や樹木別に剪定のコツを解説|ミツモア

かんぬき枝は左右対称に生えた枝で、樹形を考えてどちらかを短く切りつめると見栄えが良くなりますよ。

あからさまにおかしな生え方向である逆さ枝や絡み枝などは簡単ですね。見つけたら枝元から切り落としましょう。他の枝も慣れると見分けがついてくるので、簡単に剪定すべき枝がわかるようになりますよ。

庭木剪定に失敗するとどうなる?

NGサイン

庭木の剪定に失敗すると、起こるのは次の3つです。

  • 花が咲かない
  • 樹木が枯れる
  • 木が暴れる

花が咲かない

植物によって剪定の適期は違うと前述しましたが、剪定時期を間違えると花芽を切り落す場合があります。

すると翌年の花数が極端に減ってしまうのですね。花が咲かないのは剪定を失敗したからかもしれません。剪定前にはそれぞれの植物の剪定適期を調べてから行いましょう。

樹木が枯れる

基本剪定をしすぎた結果、木にとって負担が強すぎて耐えきれずに枯れてしまうこともあります。枯れてしまうと復活は難しいので、残念ですが諦めるしかありません。

基本剪定のしすぎには注意しましょう。

木が暴れる

「木が暴れる」とはプロの植木屋さんなどがいう言葉。剪定に失敗して余計に樹形が乱れた状態を指して言います。

剪定すべき枝で紹介した「徒長枝」は、剪定に失敗した時ほどたくさん出現します。基本(強)剪定によって強い刺激を与えられた植物は生命危機を感じ、元の大きさに戻ろうと徒長枝をたくさん出すのですね。

そのため短期間で見た目が非常に悪くなり、収拾がつかなくなって暴れている状態になります。こうなると元に戻すには数年かかることもあるので、業者などプロに依頼することがおすすめです。

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個人での剪定が難しいと感じる場合や、剪定の時間が取れない場合はプロの業者に作業を依頼してみてはいかがでしょうか。プロの技術で大切な庭木をきれいな樹形に整えてくれますよ。

地域のプロを探す際はミツモアの一括無料見積もりをご利用いただくと、手間なくご自身の希望通りの業者を見つけることが可能です。

ぜひミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。

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