ミツモア

パッションフルーツの剪定方法。剪定のタイミングとポイントも紹介

ぴったりの庭木剪定業者をさがす
最終更新日: 2023年03月31日

パッションフルーツを初めて栽培する人に向けて、パッションフルーツの剪定方法を紹介します。

パッションフルーツの剪定は実施する時期に気を配る必要があります。剪定のタイミングを誤らなければ、翌年多くの実を収穫できるでしょう。

パッションフルーツの特徴を知ろう

パッションフルーツ

適正な剪定は対象となる植物への理解から始まります。ここではパッションフルーツの剪定に必要な基礎知識を紹介します。

甘酸っぱい実を付ける多年草

パッションフルーツは南米が原産の果樹で、長いつるを伸ばすのが特徴の多年草です。日本には明治時代初期に輸入されました。時計の文字盤に似た花の形から、「クダモノトケイソウ」とも呼ばれています。

果実の中でも食すのは、仮種皮(かしゅひ)といって種を包むゼリー状の部分と種子です。華やかな香りと甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。

地球環境やエコを重視する志向が高まる昨今では、パッションフルーツのつるをグリーンカーテン作りに活用する人もいます。

栽培の基本と年間スケジュール

パッションフルーツは日当たりがよく、気温が高め(20~30℃)の環境で育てるのが基本です。日当たりの悪い場所で育てると実付きが悪くなるため、植える場所に注意しましょう。

パッションフルーツの植え付けは4~6月の間に行います。収穫が楽しめるのは植え付けから2~3カ月後の6~9月です。

剪定を行うのは果実の収穫後に木が休眠期間に入る11~3月です。肥料を与える作業は植え付けから収穫までの全期間で行います。

庭木の剪定サービスの料金を見る

パッションフルーツの剪定方法

木になるパッションフルーツ

翌年の実付きを左右するのはその年の剪定がうまくいくかどうかです。パッションフルーツの剪定に適した時期と、目的別の剪定方法を紹介します。

剪定時期は果実の収穫後

果樹の剪定に適した時期は植物の種類によって異なります。果樹の剪定では育てる植物に合った剪定時期を把握しておくのが基本です。

パッションフルーツでは果実の収穫を終えた後が剪定に適しています。収穫前に剪定をしてしまうとこれから花が咲き、実を付けるはずの枝を切ってしまう恐れがあるからです。

実の収穫が終わる9月を過ぎ、木が活動を休止する11〜3月の間に剪定しましょう。パッションフルーツは日当たりと風通しのよい環境を好む植物です。剪定で不要な枝を切り落とすとつるや枝の混み合う部分がなくなり、日当たりや風通しがよくなります。

実に栄養を送る「主幹と側枝の剪定」

「主幹」とは木の幹を、「側枝」とは主幹から横に伸びる枝を指します。主幹の剪定では伸びすぎたつるを切り落としていきましょう。

樹高が30cmほどに達していればつるの先端を切り落とします。すると新しい枝が左右に生えて広がるような形に木が整い、他のつるに養分が行き届きやすくなるのです。

側枝の剪定も収穫を終えた後に行いましょう。側枝の剪定ではその年に実を付けたつるを切り落とすようにします。パッションフルーツはその性質上、一度実がなったつるに再び実を付けることはありません。

翌年実を付けないつるを剪定すると余計な栄養を取るつるがなくなり、必要な場所に養分を届けられます。

長いつるをコンパクトに「冬越しの剪定」

植物は原産地によって耐寒性が異なります。南米が原産のパッションフルーツは寒さに弱い果樹です。南米よりはるかに寒い日本では冬越しのための剪定を施します。

冬越しの剪定をする主な目的は、部屋に鉢に植え替えて部屋に入れられるようにすることです。パッションフルーツ全体の高さを1.5mほどに整えましょう。

切りすぎに注意しながら葉から二つ下の節で切っていくと、伸びて混み合ったつるがコンパクトになります。大きさを整えた後は室内に取り込み、できるだけ日当たりのよい場所に置いておきましょう。

庭木の剪定業者の口コミを見る

栽培と剪定のポイント

パッションフルーツの断面

パッションフルーツを元気に育てるため、押さえておきたいポイントを紹介します。これから紹介するポイントを頭に入れておけば、パッションフルーツの栽培に自信が持てるようになるでしょう。

剪定後はつるを誘引

「誘引」とは支柱に植物の茎やつるを固定する園芸手法です。植物への負担を減らしたり苗を倒れにくくしたりする効果があります。パッションフルーツはつるを伸ばしながら成長するため、誘引が欠かせません。

主幹の剪定を終えたら誘引の作業に入りましょう。剪定した後に主幹のそばへ支柱を立て、主幹が地面と水平になるように整えます。つるを四方に広げたら麻縄やワイヤーなどの道具を使い、支柱に主幹を固定させましょう。

グリーンカーテンにする場合は摘心も

「グリーンカーテン」とはつる性の植物を建物の外側に生育させて作る、植物のカーテンです。グリーンカーテンを作ると直射日光の遮断や気化熱の効果で、夏も涼しく過ごせます。

パッションフルーツでグリーンカーテンを作るには、建物をある程度覆い隠すほどボリュームあるつるが必要です。パッションフルーツのつるを増やすには「摘心(てきしん)」を行いましょう。

摘心とはつるの先端を切る園芸手法です。摘心を行うと切った部分からつるが分かれて新しいつるが2本伸びます。何度も摘心するとつるがそのたびに増えていくため、グリーンカーテンとして十分な茂みを形成できるでしょう。

剪定に自信がないときは業者に頼もう

パッションフルーツは定期的に剪定をしないと、つるが際限なく伸びていきます。勝手気ままに伸びたつるは外観を損ねるだけでなく、栽培する場所によっては隣家に侵入してしまうこともあります。

しかし剪定はそれなりに時間がかかる作業です。作業後はごみ処理にも気を配らなくてはなりません。

パッションフルーツの剪定を短時間かつ手軽に済ませたいなら、剪定業者を頼りましょう。効率よく業者探しをしたい人には、複数の業者から見積もりを取れる一括見積もりサービスがおすすめです。

作業を依頼したい人と業者をつなぐミツモアでは、依頼者が安心して仕事を頼める環境作りに尽力しています。本人確認や法人確認はもちろん事業者の指導体制が整っている点も信頼できるポイントです。

庭木の剪定はいくらでプロに依頼できる?

パッションフルーツには適切な剪定を

籠に盛られたパッションフルーツ

パッションフルーツの剪定で重要なのは剪定を行う時期です。収穫を控えたタイミングで剪定すると、実を付けるはずだったつるが切り落とされて実付きが悪くなってしまいます。

パッションフルーツを剪定したいと思ったら、剪定すべき時期かどうかをよく見定めてから作業をするか決めましょう。自力での剪定に自信がないようなら、剪定作業を業者に一任するのも一つの手段です。

庭木の剪定業者に見積もりを依頼しよう

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

健やかに庭木を育てるために、剪定は欠かせない手入れです。プロに依頼すれば、美しく剪定してくれるだけでなく、雨や雑菌の被害からも守ってくれますよ。

ミツモアで庭木の剪定のプロに見積もり依頼をしてみましょう。

ミツモアで庭木の剪定を依頼する