ミツモアメディア

七五三は仏滅にやっちゃダメ?七五三と六曜の関係

最終更新日: 2024年06月28日

七五三のお参りの日が仏滅だと「別に日に変えた方がいいのかな?」と迷ってしまいますよね。

両家のご両親も「仏滅は避けた方がいい」とアドバイスしてくるかもしれませんね。

実際に七五三やお宮参りといったお祝い事は仏滅を避ける方が多いですが、本当にダメなのでしょうか?

実は、仏滅であっても七五三のお祝いをしても問題ないんです。

ここでは、仏滅、大安といった「六曜」と七五三との関係について紹介していきます。

そもそも仏滅って何?六曜を種類ごとに解説

そもそも仏滅って何?六曜を種類ごとに解説
そもそも仏滅って何?

六曜と七五三の関係をご紹介する前に、まず「六曜ってなに?」ということからご説明します。

六曜とは、日時や方位の吉凶を表した暦注のひとつで、「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」の6つで成り立っています。

暦注には干支や雑節などもありますが、六曜は最もメジャーで、現在もカレンダーなどに記載されています。

よく冠婚葬祭の日取りを決める際に利用されています。

大安

六曜の中で最も縁起が良いとされている日で、七五三のお祝いに選ばれることが多い日です。

全方位で吉とされていて何を行っても吉となっているので、新しいことを始めるにもふさわしい日です。

友引

「友」を「引く」ということから、お祝い事が行われることが多い日ですが、お葬式などの弔時は避けられる日です。

大安の次に吉とされる日なので、七五三のお祝いにも選ばれる日です。

先勝

字からもわかるように「先んずればすなわち勝つ」という意味で、早いこと、先回りすることが吉となる日です。

一日のうちで午前中は「吉」ですが、午後からは「凶」とされているため、七五三のお祝いは午前中にすると良いでしょう。

先負

先勝とは逆に、「先んずればすなわち負け」となる日です。

急ぐのはよくない日なので、この日に急にお祝い事を入れるのは控えた方がいいでしょう。

七五三のお祝いをするなら午後からが吉です。

赤口

陰陽道の「百舌日(しゃくぜつにち)」という不吉な日の影響を受けているため、何もしないことが良しとされる日です。

ただし、牛の刻(現在の11時~13時)だけは吉なので、正午付近にお祝いをするのもいいでしょう。

仏滅

六曜の中で一番縁起が悪いとされている日で、七五三などのお祝い事は避けられることが多いです。

「仏」という字が入っていることから仏教関係のことと思われがちですが、仏教とは関係ありません。

六曜の成り立ちとは?

六曜の成り立ちとは?
六曜の成り立ちとは?

日本の行事の日取りを決める際に大きな役割を果たしている六曜ですが、どのような由来があるのかをひも解いてみましょう。

七五三のような古来からのお祝い事に関することですので、その由来についても理解しておくことは大事ですよね。

では、六曜にはどのような成り立ちがあり、また、いつ頃日本に伝来したのかについてご紹介していきます。

六曜は中国生まれ?

六曜は中国発祥と言われていますが、由来や確立された時期など詳しいことについてはわかっていません。

一説によると、諸葛亮が軍の策略を練るために「孔明六輝」として考え出したと言われています。しかし、三国時代から六曜があったことには疑問があるとされています。

また、唐の李淳風の「六壬承訣(りくじんしょうけつ)」の中の、大安、留連、速喜、赤口、将吉、空亡が起源となっているという説もあります。

日本に伝わったのは鎌倉時代

六曜が日本に伝わったのは鎌倉時代(14世紀)とされています。

その後、江戸時代に暦注として流行しましたが、各名称や意味については少しづつ変化していきました。

現在の大安、友引、先勝、先負、赤口、仏滅が確定したのは江戸時代後期になってからです。

現在も生活の中に息づいている

明治時代になると、政府が「暦注は迷信である」として記載することを禁止しましたが、六曜だけは迷信ではないとして、記載することを許されました。

第二次世界大変後に再び流行し、現在もカレンダーや手帳には六曜の暦注が記載されたものが広く販売されています。

七五三の日取りは仏滅を気にしなくても良い?

七五三の日取りは仏滅を気にしなくても良い?
七五三の日取りは仏滅を気にしなくても良い?

ここまでの話からすると、「七五三のお祝いは、やっぱり大安か友引がいいのかな?」と考えてしまいますよね。

六曜は、古い歴史とともに現在も行事の日取りに影響を与えるものなので、仏滅は避けるべきなのか悩みます。

本当のところはどうなのでしょうか?

七五三のお祝いは仏滅でも大丈夫

七五三のお祝いは仏滅でも問題ありません。

というのも、七五三と六曜には大きな関係性がないからです。

七五三は本来、その土地の神様(産土様)に、「これまで子供が無事に成長してこれたことへの感謝の気持ちと、これからの健やかな成長をお祈りする」というものです。

神社に参拝に行くという形で行うため、「日本神道」と深いつながりがあります(現在はお寺に行く方も多いですね)。

一方で六曜は一種の民間信仰のようなものですので、日本神道とも仏教とも大きな関係性がありません。

そのため、本来の意味で仏滅に七五三のお参りをしても何ら問題はないのです。

それでも気になる人は、六曜の中のココを選ぼう

それでも気になる人は、六曜の中のココを選ぼう
それでも気になる人は、六曜の中のココを選ぼう

それでもやはり、仏滅に七五三のお祝いをすることに抵抗がある方もいるでしょう。

お祝い事をするのに適した日は、大安、友引、先勝になりますが、どうしても都合がつかないことがありますよね。

しかし、先負や赤口でも、実は「吉となる時間帯」があるんです。

ちなみに、友引や先勝でも「凶となる時間帯」があるので、こちらも併せて気をつけなくてはなりませんね。

七五三のお祝いにおすすめのタイミング

六曜のそれぞれで、七五三のお祝いに適した時間帯をまとめてみました。

お祝いに「吉」 お祝いが「凶」
大安 終日
友引 朝、夕 正午
先勝 午前 午後
先負 午後 午前
赤口 正午 正午以外
仏滅 終日

七五三写真の前撮りは仏滅でもいいの?

七五三写真の前撮りは仏滅でもいいの?
七五三写真の前撮りは仏滅でもいいの?

七五三の写真を前撮りする方は多いですが、撮影の日も六曜に気を付け仏滅を避ける必要があるのでしょうか?

こちらもお参りと同様、特に気にする必要はないのですが、身内の方にどうしても気になるという方がいるのであれば、変更するのもひとつの方法です。

できるだけみなさんに納得のいくほうがいいと思いますので、ご家族やとよく話し合って決めることをおすすめします。

ミツモアで七五三撮影のカメラマンを探そう!

女の子にとって、人生の一つの節目となる7歳の七五三。家族みんなの思い出に残る写真撮影は、信頼できるカメラマンに依頼したいですね。

そんなカメラマンを探すのにぴったりなのがマッチングサイトのミツモアです。見積もり金額を確認した上で、要望に応えてくれるカメラマンが見つけられます。

七五三の写真撮影のカメラマンを探す