女の子の七五三。
一番可愛く着飾れる行事なので、特に重視したいのが、着物、そして髪型ですね。
七五三での失敗談で意外に多いのが、着物と髪型。
写真スタジオに行って「当日決める」「おまかせ」にしてしまい、「なんかいまいち?」としっくりこなかったり、後になってから「やっぱりあのスタイルにしとけばよかった」と後悔するママもいるようです。
娘さん・お孫さんのとっておきの七五三の思い出を残したいなら、まずは女の子がより可愛くするための予備知識を入れましょう!
せっかくの記念の七五三、「はんなり、かわいい」路線の日本髪はいかがでしょうか?
普段は絶対にできない髪型だけに、親も女の子も大変身を楽しめますよ!
七五三は古風で素敵な日本髪どうでしょう?
日本の伝統を象徴する日本髪。
しかし、人生で日本髪にチャレンジできる機会はなかなかありません。
七五三を逃すと、次のチャンスはずっと先。結婚式しかありません。
七五三の晴れ着をまとった小さな身体に、コロンとした丸い日本髪。
あどけない印象ながらも、背伸びをした女の子という印象で、とってもキュートですよね。
七五三でも、日本髪ではないアップにして、ふわふわのカールや盛り髪スタイルも増えてきましたが、やはり伝統に勝るものはありません。
七五三の、今この時にしかできない伝統のスタイルは、非常に上品な印象に仕上がります。
ぜひ写真に残して、おじいちゃんおばあちゃんに見せびらかしたくなりますよ。
日本髪と新日本髪の違いって??
日本髪を結える美容師は実はほとんど存在しません。
相撲取りの髷と同じく、ピンを使わず、日本古来から残された伝統的な方法で、結い上げるのが日本髪です。
新日本髪は、梳き毛を入れてボリュームを出したのち、ゴムやピン、ワックスなどを使い、日本髪に近い形に整えてくれます。
今はほとんどがこちらのやり方です。
お店によっては、地毛で本物の「日本髪」を結える美容師・理容師がいます。
日本髪は人生で何度も経験することではないので、せっかく日本髪にするならと、このような本職のいる店を探す人もいるようです。
日本髪を結うなら「胸上ロング」まで伸ばすこと!
せっかくなら七五三は伝統的な日本髪で思い出に残してあげたい!
そう思うパパ・ママも少なくないはず。
地毛で日本髪を結える店とできない店もあるので、写真スタジオや美容院に事前に問い合わせと予約が必要です。
ではどれくらいの長さがあれば日本髪が結えるのかが心配ですよね。
だいたい「胸上ロング」が目安のようです。
ただ店によってやり方が違うので、つけ毛を使って「これだけの長さがあれば大丈夫」といってくれる店もあります。まずは相談してみましょう!
日本髪は7歳がおすすめ!
女の子の七五三は7歳か3歳。
3歳といえばまだ髪の毛が細かったり、繊細で切れやすいこともあります。
3歳で日本髪が結えるかどうかは、その女の子の髪の毛の量と長さにもよるので、一度問い合わせてみてくださいね。
また、日本髪を結うのには技術だけでなく時間も必要。
3歳の女の子が、着付け・メイク・ヘアセットと、ずっと座り続けるのは至難の業です。
日本髪チャレンジは、少し落ち着いた7歳がおすすめです。
七五三のかわいい日本髪スタイリング集!!
七五三の日本髪といっても、実はいろんな種類があるんです。
七五三衣装を映えさせるのも髪型次第。
伝統を感じさせる王道スタイルから、お姫様風、現代的なモダンアレンジ風まで、女の子の楽しみ方はたくさん!
前髪だけでイメージはガラッと変わる!
日本髪は、後ろから見ればころりとした可愛くて丸いシルエット。
でも、振り返ったときは、同じ日本髪でも、前髪のスタイルだけで印象をがらっと変えることができるんですよ。
おでこ全開にしたスタイルはクラシックで風情があるし、前髪ぱっつんで下ろしたら、チャキチャキした可愛らしさがUPします。
ななめに流せば、ちょっとお姉さん風のモダンな雰囲気になるんです。
事前のイメージと打ち合わせが大事
大切なのは着物+ヘアセットした全体像。
どんなスタイルにしたいのか、なんとなくイメージしておくことです。
着物を購入する場合や、代々受け継いでいる着物がある場合は問題ないのですが、レンタルする人は要注意。
レンタルの場合、七五三当日に衣装とヘアスタイルを決めることがほとんどです。
もし可能なら衣装の事前の下見や、ヘアセットの打合せをおすすめします。
七五三の衣装も、王道からガーリー風のデザイン、昔ながらの赤や、現代風のピンクなど様々です。
また、髪飾りによっても雰囲気が大きく変わるので、なんとなくなイメージのまま当日を迎えてしまうと、とんでもないことになってしまいます!
着物やヘアスタイルでママが迷っているうちに、7歳3歳の女の子本人の好みが反映されて、中途半端に現代風なものになってしまうことも…。
「着物と合わせてみないとわからないから」と、全体像をあまり想像しないで行って、当日に「あれ?なんか思ったのと違う」「全然合ってない!」という失敗談は意外にあるんですよ。
着物をレンタルする場合も、ヘアセットをお願いする場合も、あらかじめ「こういうスタイルで!」とある程度決めておくのが、女の子の七五三を後悔しない秘訣です。
希望の着物・色・柄があるのか、地毛で希望のヘアスタイルができるのか、髪飾りが着物やヘアスタイルに合っているのかなど。
美容師さんや着付けを担当してくれる方との事前の打ち合わせをおすすめします。
王道な前髪アップの日本髪!
七五三の日本髪は、前髪次第で印象は激変。特に前髪を上げた古風なスタイルほど、普段の印象からの大変身を楽しめます。
前髪の長さは、鼻の先くらいまで伸びていれば日本髪用のアップにできます。
七五三のために前髪を伸ばす女の子も少なくありません。事前に担当の美容師さんに、全体の長さをチェックしてもらいましょう。
ぱっつん前髪で昔のお姫様みたいに!
アップにできるほど前髪が長くない場合や、おでこを出すのに抵抗がある女の子は、ぱっつん前髪での日本髪がおすすめ。
ぱっつん前髪の日本髪は、まるで時代劇に登場する小さなお姫様のようで、もうたまらない愛らしさです。
髪飾りもたくさんつけてあげましょうね!
ななめ前髪で大人っぽく
前髪ぱっつんも抵抗がある場合は、前髪をななめに流し、モダンアレンジ風に。
現代風のテイストが入るので、王道からは外れます。
しかし、着物の柄がバラなどの現代的な柄だったり、レースがついているようなドレス風の着物の場合には、テッパンの前髪アレンジです。
サイドの髪をくるんと巻いてたらすと、可愛いのに色っぽさが出て、女の子本人も写真撮影がとっても楽しくなりそうですね。七五三というより、変身気分を楽しめそうです。
七五三の日本髪 差をつけるのは髪飾り!
女の子にとっては本格的に大変身できるのが七五三。
同じ日本髪でも、髪飾りによって印象も華やかさも段違いです。
日本髪は髪飾りと着物の色・柄によって、一気に華やかになります。
七五三の日本髪にするときは、髪飾りの色や種類、着物の色を引き立てているかなど、トータルでコーディネートを楽しみましょう!
着物の色と柄に合わせることが大事!
髪飾りはたくさんつけるほど華やかになります。
ただ、着物の色と柄に合わせないとちぐはぐとした印象になってしまうので要注意です。
髪飾りは、赤・ピンク系など、七五三の着物と同じ系統の色に合わせるとふわっと可愛くまとまります。
逆に紫の着物に黄色の花飾りなど、反対色を狙うのも一層華やかになります。
緑=葉っぱの色なので、どんな色にも合わせやすいのがメリット。
ちょっとしたアクセントにおすすめです。
おすすめの王道でかわいい髪飾り!
つまみ細工のお花や、藤がぶら下がった花飾りは、七五三の女の子の王道。
そして、日本髪風ヘアアレンジにはやっぱり「かのこ」が定番です。
かのこは、染めや絞り加工を施した布飾りで、後ろ頭を彩るアイテムです。
かんざしや勝山セットと合わせると、ぐっと華やかさが増しますよ。
セットになってるものを使うのも◎
七五三の髪飾りセットを組み合わせると豪華絢爛。
王道中の王道、「勝山セット」です。
これから娘さんが七五三を迎える方は、これをつけた姿を想像してみてください。
七五三を逃しては、もう二度とこれをつけた姿は見られないかもしれません。
娘さんがいつか大きくなって、自分でアルバムを見た時に、「こんな格好もしたんだ!」と恥ずかしがりながらも喜んでくれる姿が目に浮かびそうですよね。
そう考えると、「勝山セット」は絶対に外せないアイテムになりそうではないでしょうか?
銀の細かな短冊のようなビラ飾りは、キラキラと。
揺れる藤飾りは軽やかさ。
つまみ細工のお花は、すっきりとまとめた日本髪を風情たっぷりに彩ってくれます。
勝山セットを使えば、時代劇に出てくる小さなお姫様の誕生です。
とびっきり華やかな着物、小物たちと合わせて、たくさん写真を残してあげてくださいね!