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自宅の防犯カメラ設置にかかる費用相場は?ランニングコストや安く抑える方法も解説

最終更新日: 2024年03月14日

自宅の防犯力を上げたいと考えたとき、有力な選択肢となるのが防犯カメラの設置です。ただ防犯カメラの設置には、多くの費用がかかるイメージがあるため、設置をためらっている人もいるでしょう。防犯カメラの設置にかかる費用を解説します。

防犯カメラの設置にかかる費用の目安

防犯カメラの設置にかかる費用の相場は、1台当たり15万~40万円です。屋内用のカメラよりも屋外用のカメラの方が、総合的に設置費用が高くなるので注意しましょう。

防犯カメラを設置するときには、主として『本体購入費用』『周辺機器費用』『工事費用』の3つの費用がかかります

本体購入費用

本体購入費用は、設置するカメラ本体を購入するためにかかるお金です。相場は2万~8万円程度で、カメラの機能や性能によって価格が変わってきます

限られた機能のみを備えた製品なら、5,000円程度で購入できますが、完全防水や赤外線機能などを備えている製品は高額になりがちです。屋外用の防犯カメラは高度な防塵(ぼうじん)防水性能が求められるので、必然的に本体価格が高くなります。

周辺機器費用

周辺機器費用は、撮影した映像を録画する録画機や被写体を観察するモニターを購入するためにかかるお金です。費用の相場は5万~15万円程度とされていますが、クラウド録画型の防犯カメラのように、録画した映像をパソコンやスマホから見られる製品の場合、費用はかかりません

工事費用

工事費用は防犯カメラを設置する工事にかかるお金で、相場はカメラ1台当たり10万円前後です。人件費・材料費・出張費などを合わせた価格が工事費用となります。かかる費用はカメラの設置場所や配線の難易度で変わってきます。

防犯カメラ設置後のランニングコストの目安

防犯カメラを導入するとランニングコストもかかります。代表的な維持費として挙げられるのが、『電気代』『クラウドの契約料』『ハードディスク代』です。すべて合わせて年間19,000円~30,000円程度を目安にしてください

電気代は防犯カメラを動かすために必要な費用です。カメラ本体とレコーダーを稼働させると、年間4,000~6,000円程度の電気代がかかるとされています。

録画した映像をクラウド上に保存するタイプのカメラの場合、クラウドストレージサービスとの契約料もかかります。費用相場は年間15,000円~24,000円程度です。

ハードディスク代はハードディスクの交換にかかる費用です。ハードディスクに録画した映像を保存するタイプの防犯カメラの場合、数年に1度はハードディスクを交換する必要があります。費用相場は3万円程度です。

防犯カメラの設置費用を安く抑えるポイント

防犯カメラの設置にかかる費用は15万~40万円と幅があります。ポイントを押さえた上で製品選びを進めれば、最低限の費用で自宅の防犯力を高めることが可能です。防犯カメラの設置費用を抑える方法を解説します。

配線工事不要の防犯カメラを選ぶ

配線工事をしなくていいワイヤレスタイプの防犯カメラを選んで自分で設置すれば、工事費用が丸々かからなくなるので大きな節約となります。防犯カメラの設置は難解な作業と思われがちですが、普段からDIYをやっているならそれほど難しい作業ではありません。

自分で防犯カメラを設置するときは、カメラの画角に注意を払いましょう。画角を見誤ると、録り逃してはいけないところに死角ができ、防犯力が半減してしまいます。うまく設置できるか不安であれば、素直に専門業者に設置を依頼するのが賢明です。

防犯カメラ本体のスペックを必要なものに絞る

設置場所の状況に合ったスペックを搭載したカメラを選べば、コストパフォーマンスを最大限に高められます

例えば離れた部屋にいる子どもを見守る目的でカメラを設置する場合は、安価なカメラでも事足りるでしょう。映像を犯罪の証拠として残す場面ではないため、高画質なカメラは必要ありません。

雨風にさらされる軒下に設置して不審者を警戒したい場合には、防塵防水性能に優れた防犯カメラが必要です。購入費用を惜しんで防塵防水性能が高くないカメラを購入すると、いざというときに故障して録画できない危険性があります。

補助金を利用する

自治体によっては、防犯カメラの設置に補助金を支給しているところがあります。補助金を上手に活用すれば、費用を抑えながら自宅の防犯力を高めることが可能です。

例えば愛知県みよし市は、みよし市内に居住用物件を所有し居住している個人と、防犯カメラの設置について住宅所有者の同意を得ている個人を対象に補助金を支給している自治体です。

屋外に設置する防犯カメラであることや、撮影範囲のうち1/2程度が公共空間であることなどの条件をクリアすれば、補助対象経費の4/5まで(上限10万円)を補助してもらえます。

相見積もりを取って工事費用を抑えよう

防犯カメラの設置費用はさまざまな要素に左右されます。防犯カメラの設置費用において、本体価格と並んで大きなウェイトを占めているのが工事費用です。工事費用は、カメラの設置場所や配線の難易度によって変動しますが、工事をどこに頼むかでも大きく変わってきます。

工事費用を抑えたいなら、複数の設置業者に見積もりを依頼するのが大切です。相見積もりを取ることで、具体的な工事費用をもって設置業者を選べるようになります。積極的に相見積もりを利用して、満足の行く工事を実現させましょう。

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