貼ってはがせるタイプの壁紙は、賃貸物件でも使いやすいアイテムです。メリットは大きいですが、デメリットはあるのでしょうか?デメリットやメリット、はがせる壁紙の種類を紹介します。相性の良い壁材・悪い壁材もチェックしておきましょう。
貼ってはがせる壁紙のデメリット
部屋の模様替えを考えているなら、手軽に使える「貼ってはがせる壁紙」が便利です。しかし使用にあたって、いくつかのデメリットがあります。主なデメリットと、理由を見ていきましょう。
きれいに貼るにはコツがいる
壁紙は一般的に、部屋の壁全体に貼り付けるものです。貼ってはがせる壁紙はシール状になっているものが多く、広い面積を一度に貼るとシワや気泡の原因になります。サイズによっては途中で柄が切れ、つなぎ合わせると継ぎ目が分かってしまうのも問題です。
自分で壁紙を貼ろうと考えているならシワや気泡に注意し、十分なサイズの壁紙を確保しなければなりません。すでに貼ってある壁紙や壁の材質にも影響されるため、部屋全体に貼り付けるにはコツがいります。
最初は全体の壁紙としての使用ではなく、狭い範囲で使ってみるのもおすすめです。貼り方のコツをつかんでから、挑戦する方がうまくいくでしょう。
時間がたつとはがれることがある
貼ってはがせる壁紙は、跡が残らないよう簡単にはがせるのが特徴です。はがしやすさが魅力である一方、時間がたつと粘着力が弱まる可能性もあります。
時間の経過だけでなく、周囲の温度や環境によっては、すぐにはがれるケースも想定しておきましょう。何度か貼り直すと、はがれやすくなるものもあります。
壁紙がはがれてくると、新しいものを買って貼り直さなければなりません。短期間で貼り直しが必要になると、コスト面でもデメリットがあります。
きれいにはがせるとは限らない
貼ってはがせるタイプの壁紙は「跡が残りにくい」「簡単にはがせる」とうたっているものが大半です。しかしあくまでも「はがしやすい」程度です。貼り付けた場所や貼っていた期間によっては、きれいにはがせないケースもあります。
特に賃貸物件では、跡が残ったり元の壁紙が破れてしまったりすると、原状回復義務が発生するリスクがあるでしょう。トラブルが起きることも、考えなければなりません。
壁紙の種類によっては、専用の薬剤を使ってはがさなければならないものもあります。元の壁紙や周囲の素材に問題が起きないか、チェックしておきましょう。
貼ってはがせる壁紙のメリット
貼ってはがせる壁紙には多くのメリットがあります。賃貸物件では特に活用しやすいでしょう。貼ってはがせる壁紙を使うメリットと、魅力を紹介します。
手軽に好みの壁にできる
貼ってはがせる壁紙は、はがしやすいのが特徴です。今貼っている壁紙の上から貼り付けられるだけでなく、気分によってすぐにはがして、別の壁紙に貼り替えられます。
一般的な壁紙であれば、元の壁紙をはがしてから貼り付けていく作業が必要になり、手間がかかります。しかしシールタイプの壁紙なら、裏のフィルムをはがすだけですぐに使えるのも魅力です。
季節ごとに壁紙を変えたいと考えるようなタイプの人にとっては、手軽に貼り替えができるのは大きなメリットとなるでしょう。
柄の種類が豊富
貼ってはがせる壁紙には種類がたくさんあり、好きな色・柄が選べます。
両面テープや貼ってはがせるのりを使った壁紙は販売されている数が多く、好みの色柄を探しやすいでしょう。全面シールタイプだけでなく、種類を広げて探すと自分好みのデザインが見つかりやすくなります。
好きなデザインを見つけたら、壁紙のアクセントとして使うのもおすすめです。アクセントクロスとして使用すれば、全体に貼る手間をかけなくても模様替えができます。1面のカラーを変えるだけでも、部屋の雰囲気はガラッと変わるでしょう。
はがせる壁紙の種類もチェック
はがせるタイプの壁紙にはいくつか種類があります。それぞれの特徴と基本的な使い方を確認しましょう。種類ごとの特徴を知っておけば、自分の部屋に合う商品が見つかりやすくなります。
気軽に活用できる「シールタイプ」
はがれやすいシールなので、貼り付ける場所の材質にもよりますが、跡が残りにくいのも特徴です。できるだけ簡単に壁紙の貼り替えを楽しみたい人に向いています。
シールタイプは時間の経過によって、トラブルが起こりやすくなるのがデメリットです。粘着部分が弱まりすぐにはがれてしまうケースもありますが、強く貼り付いてしまい、きれいにはがれなくなるリスクもあります。
粘着が残ってしまったときは、シールはがしで取り除く手間も出てくるでしょう。壁の材質によっては使えないことも考えられるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
はがれにくい「のりタイプ」
「壁紙に使える」とされているのりを選ぶのが基本です。専用の粉のりも販売されており、壁紙を貼り替えたいときに好きな分を使えます。しっかりした材質のフリース壁紙はシワになりにくく、のりタイプにおすすめです。
壁紙全体にのりを貼らなければならないため、コツはいります。シールやテープと比べるとはがれにくく、粘着部分が残りにくいのが特徴です。
比較的安価な「再湿壁紙タイプ」
安価な商品が多く、手軽に試せるのが特徴です。壁紙全体を水でぬらす必要があるため、貼り付ける場所によっては湿気が高くなります。壁面に水に弱い材質が使われている場合は、水でぬらした壁紙を貼り付けてよいかどうか、検討した上で購入しましょう。
はがせる壁紙と相性の良い壁の材質は?
壁の材質によっては、はがせる壁紙が使いにくいケースがあります。相性の良い材質、悪い材質を把握しておき、自宅の壁をチェックしましょう。一般的な材質と、特徴を解説します。
相性が良い壁材
ビニールクロスはやや凹凸がある壁紙が多いですが、よほど極端な凹凸でなければはがせる壁紙が使用できます。
なお壁材がビニールクロスであっても、必ずきれいにはがれるとは限りません。相性が良い素材ですが、壁紙の商品説明を確認し、トラブルが起きたケースも想定した上で使用しましょう。
相性が悪い壁材
はがせる壁紙は一般的にビニールクロス・木材・石膏など、凹凸が少なく貼り付けやすい材質に向いています。凹凸が大きすぎる壁材には不向きです。
砂壁・土壁・繊維壁のように、のりやシールが貼り付きにくい材質にも使用できません。湿気が高い浴室や、水がかかる場所も使えないでしょう。
のりやシールの種類によっては、幅広い壁材に対応しているケースもありますが、使える材質は限られています。ビニールクロス以外の壁材が使われているときは、貼れたとしても手間がかかる可能性も高いでしょう。
はがせる壁紙をプロに貼ってもらう手もある
はがせる壁紙は手軽に使えるのが魅力です。しかし自分で作業をすると、きれいに貼れないことも考えられます。
貼り付けができる材質も限られており、はがすときに問題がないか自分で判断するのは難しいでしょう。賃貸物件で簡単に部屋の模様替えをしたいと考えるなら、プロに相談・貼り付け作業を依頼するのもおすすめです。
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