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サイディングの一部張替え費用相場!工事内容や内訳・部分交換を安くするコツを解説

最終更新日: 2021年07月15日

サイディングを一部のみ張替え・交換する場合、全体工事に比べて大幅に安く済ませることができます。ただしその費用は少なくても10万円以上かかることがほとんど。「自分の場合はどれくらいかかるのか」をある程度把握しておいた方がいいでしょう

そこでこの記事では、サイディングの一部張替えでかかる費用の内訳や、工事内容について解説していきます。作業ごとの単価も載せており、張替えをしたい面積からある程度の金額を見積もることができますよ。

また全体張替えとの比較や、そもそも部分張替えをおすすめしないケースに関しても説明しているので、参考にしてください。

サイディングの部分張替えをする場合の費用相場と施工内容

外壁点検

サイディングの部分張替えをしたい場合、上記に挙げた材料代だけでなく、もちろん施工費がかかってきます。どのような施工にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。下記の表にまとめましたので確認してみてください。

内訳 費用
サイディング本体 約4,500円~
足場代 800円/㎡~
シーリング工事 700円/m~
張替え工事 ※要見積
廃材処分費 1万円~

※各作業費用は施工業者によっても異なるため、あくまで目安として捉えてください。正確な金額を知るには実際に見積もりを取ってみることが大切です。

パネル1枚のみの部分交換かつ足場を必要としない、という場合の費用は最低でも「10万円~」を見ておいた方が良いでしょう

サイディング本体

サイディング張替えは各作業の他に本体代がかかります。施工費の目安は下記表の通りです。

㎡単価 メリット デメリット
窯業系サイディング 約4,500円~ ・耐火性が高い

・デザインが豊富

・比較的低コスト

・メンテナンスサイクルが短い
金属系サイディング 約5,500円~ ・軽量

・耐火性が高い

・強度が高く、断熱性もある

・デザインに乏しい

・表面が傷ついた場合、さびが発生する可能性がある

木質系サイディング 約6,500円~ ・木ならではの温かみあるデザイン ・耐火性に乏しく耐久力も低い

・メンテナンスをこまめに行う必要がある

樹脂系サイディング 約7,100円~ ・耐久性、耐候性共に高い ・耐火性は窯業、金属と比べると低い

・日本であまり普及していないため、取り扱う業者が限られる

※サイディングのグレードによっても費用が変わります。上記はスタンダードな商品の表示単価を記載しています。

ちなみに各サイディングの見た目はこのような感じです。

【窯業系サイディング】

窯業系サイディング

【金属系サイディング】

金属系サイディング

【木質系サイディング】

木質系サイディング

【樹脂系サイディング】

樹脂系サイディング

足場代

部分張替えといえど手の届かない所で作業をする場合は、足場の組み立てが必要になります。作業範囲が手の届く箇所であれば不要です。

費用は800円/㎡~。足場を掛ける範囲が部分的になる場合は、一式価格で提示される事もあります。

シーリング工事

シーリング工事とはサイディング同士の隙間を埋める工事のことです。

サイディングはパネルとパネルを組み合わせて施工します。そのため組み合わせた時に生じるパネル同士の隙間をそのままにしておくと、雨水が建物の中に入ってきてしまうことがあるんですね。そこでボンド状のシーリング材を隙間に充填(じゅうてん)し、防水するシーリング工事が必要です。

部分張替えの場合、新しいサイディングと古いサイディングのつなぎ目のシーリング工事には2つの方法があります。既存シーリングを撤去して新しく打替えるか、既存シーリングの上から打増しするかのどちらかです。打替えと打増し(既存シーリングの上から)では、打増しの方が費用が下がります。

シーリング工事が必要になる長さ(m)によって費用は異なり、単価の相場は700円/m。部分張替えのように施工範囲が大きくない場合は、張替え工事とまとめて一式価格で提示される事もあります。

張替え工事

サイディングを張替える作業にかかる施工費用です。既存のサイディングを剥がし、新しいサイディングを張ります。

部分張替えでは「一式」表記での見積もり提示が多いでしょう。使用する材料や既存の建物の状況でも変わるので、実際の金額は調査をしてもらい見積もりを取るまで分からないケースがほとんどです

ちなみに「張替え費用の見積もりをしてもらいたい!」という場合は、ぜひミツモアを利用してみてください。ミツモアは郵便番号や求める条件を入力するだけで、複数の施工業者から見積もりが取れるサービスです。それぞれを比較して、より安く信頼できそうなところに本格的な調査をしてもらえます。見積もり比較は無料なので、ぜひ使ってみてくださいね。

廃材処分費

撤去したサイディングや除去したシーリング等の廃材は産業廃棄物となるので、処分費がかかります。

諸経費や張替え施工費と混ぜて提示される場合もあります。相場としては1万円~としましたが、状況によって大きく異なるので正確な金額を知るには見積もりが必要です

サイディングの部分張替えと全体張替えを比較!費用・施工内容の違いは?

外壁取付工事

サイディング全体を張替える場合、部分張替えとは金額や施工内容も変わります。以下は部分張替え・全体張替え・全体カバー工法(既存のサイディングの上から張り付ける工法)を比較したものです。

※30坪、2階建ての一戸建てを施工すると仮定した際の目安です。

費用相場(一式) メリット デメリット
部分張替え 約10万円~ ・部分だけなので安価に行える ・デザインがツギハギになってしまう可能性がある

・不具合の根本的解決にはならない

全体張替え 約150万円~ ・全てのサイディングを一度外すので、壁内側に問題があった場合も対応可能

・デザインや素材を新たに選び直せる

・発生費用が大きい

・工期が長く、1カ月程かかる

全体カバー工法 約130万円~ ・全体張替えより安価に施工でき、かつ工期も短い ・既存サイディングの状態によっては施工できない場合がある

・選べる商品が限られている

※各作業費用は施工業者によっても異なるため、あくまで目安として捉えてください。正確な金額を知るには実際に見積もりを取ってみることが大切です。

サイディングの一部張替えを避けた方が良い場合

一部張替えは確かに安上がりの良い方法ですが、場合によっては部分張替えでの修繕をおすすめできないこともあります。

①サイディングが「直張り工法」で施工されている場合は一部張替えをおすすめしない

2000年頃までサイディングは直張りが主流でした。直張りは防水紙を張った建物の柱、もしくは構造用合板の上に、直接釘でサイディングを張り付けていくという工法です。

木造住宅 外壁

この場合サイディングは建物と密着しているので、空気が循環せず壁内で結露を起こす、侵入した雨水が内部に留まる、といったことが起こります。これを放置していると最終的にサイディング自体が水を含んでふくれ上がったり、壁内の木材を腐らせたりする場合があります

現在はサイディングと建物の間に通気できる空間を作る「通気工法」が一般的です。これは防水紙を張った建物の柱、もしくは構造用合板の上に胴縁という柱を追加で設置し、その胴縁にサイディングを張り付ける方法です。

外壁の工事 サイディング

サイディングが膨潤している、表面の塗膜がボロボロになっている、等の理由で部分張替えを検討する方も多いでしょう。けれども直張り工法の場合、既に壁内結露や雨水侵入で防水紙や間柱がボロボロになっているかもしれません。

その場合はいくら部分張替えをしても同様の症状が再発する恐れがあるので、通気工法での全体的な張替えをおすすめします。

②サイディングの厚みが12mmの場合は一部張替えをおすすめしない

JIS規格変更に伴い、現在では厚さ12mmのサイディングの製造は行われていません。現在販売されている最薄の物でも14mmになるので、既存のサイディングの厚さが12mmの場合、張替え時に多少の段差が出ます。

一応在庫を抱えている業者もあるため、12mmのサイディングを探し出すことも不可能ではありません。けれども製品の在庫が運良く見つけられるとは限りませんよね。また厚みにより段差ができると雨水侵入の隙間ができてしまうため、隙間はシーリングなどでの処理が必要です。

こういった理由から、できれば全体的な張替えを行った方が良いでしょう。

サイディングの部分張替えの費用をできる限り安く抑えるコツ

電卓

サイディングの部分張替えができるといっても、発生費用は高額です。そこでサイディングの部分張替えを行う際に、少しでも値段を抑える方法を解説します。

コツ①:複数社から施工提案を受ける、見積もりを比較する

外壁塗装の見積もりをする営業マン

部分張替えを依頼する業者によって、施工内容や施工金額には大きな幅があります。例えばハウスメーカーや規模の大きな工務店に頼む場合と、町のサイディング屋さんに依頼するのとでは見積もり額と内容に大きな差があります。

たとえば大きな会社ほど対応はしっかりしてくれますが、作業のほとんどを外注にして自社の利益を載せるので、相場より高い見積もりになる可能性が高いでしょう

また大きな会社ほどリスクを嫌うため、部分張替えといった応急処置に近い施工ではなく、全体張替えを強くすすめてくるといった事もあります。

とはいえ「中小規模の会社だと(大手以外だと)品質が心配」という方も多いですよね。そこでおすすめしたいのがミツモアを使った見積もり比較です。それぞれの費用や作業内容・口コミなどを比較して、より安く信頼できるところに正式な調査をお願いできます。見積もり比較は無料のうえ、気になることや疑問点はチャットで事前に相談もできるのでぜひ一度使ってみてください。

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コツ②:張替え要因が「経年劣化」以外の場合、火災保険の適用

ご自身で建物に掛けられている火災保険を使用する方法です。名前で誤解されている方も多いのですが、火災保険は火災にのみ使える保険ではありません。

火災保険は損害保険の一種で、外的要因によって発生した建物の損害に対しても保証を適用してくれます(経年劣化による被害は対象外です)。

台風や雹(ひょう)による被害でサイディングが破損したのであれば、「風災」「雹災」の範囲での保証です。また車の車庫入れ時の不注意等で誤って破損したといった場合は、「破損、汚損等」の範囲で保険金がおりる可能性があります。

ただし免責金額が設定されていたり、加入している保険商品ではカバーされていなかったりする場合も。一度自身の加入している保険商品の内容をしっかり確認してから、申請するようにしましょう。

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