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汚れにくい塗料とは?外壁塗装をキレイ維持する塗料の種類・特徴を紹介

最終更新日: 2021年05月07日

家を建ててから年数がたつと、外壁にさまざまな汚れがついてしまい、外観を損ねる原因になります。

また汚れが溜まると、壁表面の防水性などの機能を失う原因になってしまうことも。

れいな外壁を維持するためには、汚れに強い塗料を選ぶのが大切です。

この記事では「汚れにくい塗料」の種類と、外壁が汚れてしまったときの洗浄方法を紹介します。

外壁をきれいに保つには、「汚れにくい塗料」を選ぼう!

青い一軒家

外壁の汚れを防いで外観をきれいに保つために必要な知識として、まずは外壁につきやすい汚れの種類について解説します。

外壁につきやすい汚れの種類と原因

コケの付いた外壁

外壁の汚れは、周囲の環境や経年劣化によってつきます。たとえば海が近い地域などでは、通常よりもサビが付きやすいことも。代表的な汚れは次の4つです。

  • 変色や色あせ
  • サビ
  • カビやコケ・藻
  • 煙やスス

長期間にわたって日光や雨にさらされた外壁は、塗膜が劣化して変色したり色あせたりします。

またサビや、カビ・コケ・藻などの原因となりやすいのは雨水・湿気などで、特に風通しが悪く湿度が高い場所で発生しやすい汚れです。

さらに煙やススは排気口から排気されたり空気中の排気ガスが付着したりして、外壁を黒く汚します。

汚れを防ぐポイントは、「塗料選び」にあり!

様々な塗料

上記のように外壁が汚れてしまうのを防ぐカギを握るのは、塗装につかう塗料です。

じつは塗料には様々な種類があり、なかには「防汚効果」や「セルフクリーニング効果」などをそなえた高機能なものがあります。

たとえば親水性が高い(水になじみやすい)塗料や、「光触媒塗料」「無機質塗料」などは、いずれも汚れに強くきれいな外観を保つのに役立つのです。

ちなみに塗料の色選びでも、外壁の汚れを目立ちにくくするコツがあります。

白色や黒色の外壁だと、ホコリなどによってついた色が目立ちやすいのが特徴。

灰色(グレー)や赤色・ベージュの塗料をつかって塗装することで、汚れを目立ちにくくすることができます。

特にやや暗めの灰色(グレー)なら煙やススなどの黒い汚れも、カビやコケ・藻などの緑の汚れも目立ちません。サビが発生しているときは赤系の外壁を塗るのもよいでしょう。

関連記事:錆止め塗料はどの種類を選ぶべき?効果やメリット・デメリット | ミツモア

汚れにくい塗料の種類

ローラー塗装 外壁塗装

外壁の汚れに対処するためには、いくつもの種類がある塗料のうちどれを選べばよいのでしょうか?

汚れに強い塗料の特徴は、「親水性が高く、水になじみやすい」ことが挙げられます。

外壁につく汚れの多くは油分が多いですが、油は水とはじきあうため、塗膜が水になじんでいるほど汚れをはじくのです。

ちなみにここで紹介する防汚性の高い塗料は高機能なため、一般的な塗料にくらべて値段が高い傾向にあります。

たとえば、以下で紹介する光触媒塗料は3,500~5,500円/㎡です。よく使われるシリコン塗料が2,300〜3,500円/㎡なのと比べても高価なのが分かります。

雨で汚れを落とす「低汚染塗料」

水になじみやすい(親水性が高い)塗料の定番は「低汚染塗料」です。

親水性が高い塗膜に、油分の汚れが一時的についたとしても、はじきあうため汚れが密着することはありません。

そのため塗装表面と汚れとの間にすき間ができ、雨水が流れることによって汚れも一緒に洗い流されていきます。

この「セルフクリーン機能」によって、頻繁に洗浄やメンテナンスをしなくても、外壁を常にきれいな状態に保てるのです。

ホコリなどは、藻やカビのような微生物の餌になるため、汚れが溜まると繁殖してしまいます。

セルフクリーン機能でこれを防げることで、藻やカビなどの汚れを防ぐのにも役立つのです。

ちなみに低汚染塗料の耐用年数は、使っている樹脂の種類によって違います。

耐用年数が短い順に「アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素」がおもな樹脂の種類です。

また費用相場は、おおよそ2,400~3,600円/㎡程度。

太陽光で汚れを分解「光触媒塗料」

「光触媒(ひかりしょくばい)塗料」は、酸化チタンを原料とする塗料です。

塗膜に太陽光が当たることで、外壁に付いた汚れを分解するという特性があります。

また親水性にも優れているため、メンテナンスの手間がかかりません。

抗菌性能や空気清浄機能が備わっているのも特徴で、汚れ対策だけでなく健康的で環境に優しい住環境を整えるのに役立ちます。

太陽光が当たりやすい南側・西側の外壁には、特におすすめの塗料です。

光触媒塗料は価格が高いこともあって、日当たりがよくない北向きの外壁には別の塗料で塗装するなど、使い分けるとよりよいです。

光触媒塗料の耐用年数は16~22年ほど。フッ素と同じくらい耐久性に優れています。

費用相場は、3,500~5,500円/㎡程度です。

関連記事:注目の光触媒コーティングとは?メリット・デメリットを知ろう | ミツモア

防カビ効果もある「ナノテク塗料」

無機質塗料の1種である「ナノテク塗料」。

極小の粒子が、ガラスのような性質の塗膜を形成して、塗装した外壁の汚れを防ぎます。

セルフクリーン機能に加えて防カビ性・防藻性も備えており、湿気の多い地域などにおすすめです。抗菌性と防火性にも優れます。

また石油系の原料を使っていないため二酸化炭素を排出せず、環境に優しいのも魅力です。

速乾性が高く施工がしやすい性質から工期を短く抑えられます。

ナノテク塗料の耐用年数は10~15年程度で、比較的長持ちするのが特徴。また費用は、2,400〜5,500円/㎡くらいが相場です。

カビを防ぐ「防カビ塗料」

外壁のなかでも日陰になってしまう面など、カビが生えやすい環境なら「防カビ塗料」で塗装するのがオススメです。

塗料の中に防カビ剤・抗菌剤・防腐剤などを添加しているため、カビの発生・繁殖を防ぐことができます。

防カビ効果の持続年数は5~6年と短いものが多いので、その点には注意が必要です。

費用は、どの塗料に防カビ剤を加えるのかによって変わりますが、一般的な2階建て30坪程度の外壁であれば「通常の塗装費用+4万円」あたりが相場です。

それでも外壁が汚れたときは?

いくら汚れにくい塗料を使っていても、外壁が全く汚れないわけではありません。

塗装が経年劣化するのは当たり前なので、洗浄などのメンテナンスで対策しましょう。

外壁の洗浄方法を3つ紹介します。

ブラシやスポンジで洗浄する

掃除用具を持つ人

軽度の汚れであればブラシやスポンジを使った水洗いでも、外壁をきれいにできます。

ホースで外壁に水をかけてゴミやホコリを流した上で、汚れている場所をこすりましょう。

強くこすりすぎてしまうと、外壁にダメージを与えるので注意が必要です。柔らかいブラシやスポンジを使い、力を入れすぎないようにしましょう。

しつこい汚れがある部分には中性洗剤を使うのがおすすめです。洗剤の原液を約10倍に薄めて、スポンジなどで優しくこすります。

カビが生えているときはカビ取り剤を使えば、より効果的な洗浄が可能です。

高圧洗浄機で簡単クリーニング

外壁洗浄

水を勢いよく噴出する高圧洗浄機なら、外壁塗装についた汚れを短時間で簡単にきれいにできます。

親水性に優れた塗料で塗装している外壁であれば、軽く水をかけるだけでも汚れを洗い流せるでしょう。

ただし高圧洗浄機の水圧が強すぎると塗料が剥がれたり、外壁が劣化したりしてしまうため、業務用ではなく家庭用の機種を選ぶのがポイントです。

水圧の調節が可能なら、できるだけ低圧で洗浄をすると外壁を傷めません。

汚れがひどければ業者に依頼

外壁塗装 業者

汚れの程度がひどく自力での洗浄が難しいときは、プロの業者に依頼するのが無難です。

費用はかかるものの、手間と時間を大幅に削減できるうえ、外壁や塗料に合わせて最適な洗浄方法を選択してくれます。

2階以上の外壁など自力では難しい場所を、しっかりときれいにできるのもメリットです。

費用相場は、足場設置代も合わせて「1㎡あたり900〜1,300円ほど」。

業者を探す際には、複数社からまとめて見積もりが取れるミツモアがおすすめです。費用の安い業者をスムーズに見つけるためにも、無料の見積もりサービスを活用しましょう。

汚れにくい塗料で家の外観をキープ

白い外壁の一軒家

外壁の見た目を保つためのポイントは、汚れにくい塗料をつかって塗装することです。

低汚染塗料や光触媒塗料・ナノテク塗料などセルフクリーン機能を備えた塗料を利用すれば、雨水や太陽光の力を借りて自動的に汚れが洗い流されます。

頻繁な洗浄やメンテナンスが必要もなくなり、時間と手間をかなり削減できるでしょう

外壁に汚れが付いた場合も汚れにくい塗料を使っていれば、基本的には自力で簡単に汚れを落とせます。

外壁や塗料の種類・周辺環境を考慮して適した塗料を選び、家の外観を整えましょう。

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