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ペンキの油性と水性の乾く時間は?失敗したときの対処法も解説

最終更新日: 2023年03月31日

「外壁の塗装が古くなって見た目が悪いから塗り直しを検討したい」という人もいるでしょう。ペンキ塗りをきれいに仕上げるコツは、乾燥時間をしっかり守ることです。ペンキの乾く時間や失敗したときの対処法を見ていきましょう。

油性/水性ペンキの乾く時間は?

外壁塗装

ペンキの乾く時間を水性と油性、スプレーに分けて説明します。メーカーにより多少違いますが、5℃以下の寒い時期や湿度85%以上の蒸し暑い日は、仕上がりが悪くなるため避けましょう。

水性塗料の乾く時間は3時間

水性塗料は気温23℃、湿度65%以下が乾きやすいとされています。

乾く時間は、3~4時間程度です。ペンキは下塗り・中塗り・上塗りの必要があり、それぞれ十分に乾燥させることで耐久性が向上しきれいに仕上がります。

また、気温が高く湿度が低い日に塗装することでペンキを早く乾かすことができるため、春から秋の天気の良い日を選んで作業することをおすすめします。もしも気温が低い日に塗る場合は、乾燥時間を長めに取っておきましょう。

関連記事: 外壁塗装にふさわしくない月とは?塗料の乾きやすさでベストな時季が決ま|ミツモア

なお、下塗りが終わった後の上塗りのタイミングは、6時間~7日以内が目安です。

6時間以内だとペンキが乾ききらないため施工不良になりやすく、7日以上経った後は塗った面に汚れが付着し、ムラの原因になったり上塗りがはがれやすくなったりします。

ペンキを塗る作業は1日にまとめるのではなく、1日目に下塗り、2日目に上塗りなど1日1工程の余裕を持つようにしましょう。

油性塗料の乾く時間は6時間

油性塗料の乾燥時間は通常6時間程度ですが、強度剤を使用することで乾燥時間が3時間ほどに短縮できます。

上塗りするタイミングは水性塗料と同じく6時間~7日以内が目安です。そのため、油性塗料の場合も1日1工程の余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

塗り直しを避けるためにも、十分な乾燥時間を確保するのが失敗しにくい塗り方です。また、初日が晴れていても翌日は天気が崩れることがあります。週間天気予報を活用し、雨予報を避けてペンキを塗る期間を設定しましょう。

スプレーの乾く時間は1時間

ペンキにはスプレータイプで手軽に使えるものがあり、スプレータイプも水性と油性に分かれています。乾燥時間は商品により差がありますが、1時間程度とペンキよりも早く乾くのが特徴です。

ただし、スプレーは周りにペンキが飛び散りやすいため、塗る場所以外の養生をしっかり行いましょう。風の強い日は養生が外れやすいため避けたほうがよいです。

なお、スプレーは小物の塗装には便利ですが、外壁など広範囲の塗装には向いていません。塗装する場所やものにより使い分けをしましょう。

水性ペンキと油性ペンキの違いは成分

水性塗料について

ペンキは水性と油性の2種類に分かれ、それぞれ成分が異なるために乾燥時間も違ってきます。ペンキを使用する上で把握しておいたほうがよいでしょう。

関連記事:油性塗料と水性塗料どっちがいいの?それぞれのメリット・デメリットをおさえよう【おすすめ塗料も紹介】|ミツモア

水性塗料は水と混ぜて使う

水性塗料はメーカー指定の水の量で塗料の濃度を調節して使用します。記載された用量を守ることで、乾燥時間や仕上がり方が変わるため、調節するための水の量はきちんと確認しましょう。

水性塗料は匂いが少なく、初心者でも扱いやすいのが特徴です。人体に有害な成分がほぼ入っていないため、ペットや子どもがいる家庭も使いやすいでしょう。

また「水性」といっても、水性絵の具や水性マジックのように水で簡単に落ちることはありません。ペンキをしっかり乾燥させることで、雨や水に負けない防水効果を発揮します

油性塗料はシンナーを使用

油性塗料は匂いの強いシンナーで希釈します。シンナーは人体に及ぼす影響が強いため、使用する際は塗料用マスクをつけるなど、匂いを吸わないように注意しましょう。

シンナーの匂いにより、吐き気や頭痛などの体調不良が出る人もいます。油性塗料は室内ではなく換気の良い屋外で使用し、子どもやペットがいる部屋での使用も避けた方がよいでしょう

また、油性塗料に引火すると火災が発生する恐れもあります。取り扱いには十分注意してください。

近隣住宅に匂いが広がる恐れがあるときは、トラブル防止のためにも事前にペンキを使う旨を伝えておきましょう。

関連記事:外壁塗装のペットへの悪影響!塗料の臭いや騒音の対策!犬や猫がいる家はどうすべき?|ミツモア

ペンキ塗りに失敗したときの対処法

ストレスで頭を抱える女性

完全に乾ききっていないペンキに手や物が触れると、傷やムラができてしまいきれいに塗ることができない場合もあります。

塗装に失敗してしまったときの対処法をご紹介します。

小さな傷は重ね塗りで対応

ペンキの傷やムラが小さいときは、サンドペーパー(紙やすり)で凹凸を整えてから重ね塗りをします。凹凸を整えることで上塗りがきれいに仕上がるので、下塗りをした際に整えましょう。

付近にはしごや自転車があると、倒れてくることもあります。傷やムラができる原因となるものは離れた場所に置いておきましょう。「ペンキ塗りたて」など張り紙をしておくのも、予期せぬ傷やムラを防ぐのにつながります。

大きな傷やムラができたら塗り直す

乾く前に手で触れてしまったなどの大きな傷やムラができたときは、カッターナイフを使ってペンキを削り、塗り直しましょう

ペンキは表面が乾いていても、内側まで乾いていないことがあります。そして、内側が乾いていない状態で力を加えると、ペンキが大きく変形してしまいます。

塗り直した場所を他の部分と同じに整えるのは大変です。乾燥しているか確かめる際は、十分注意しましょう。

ペンキを上手に塗るために

室内、内壁塗装 diy

ペンキは水性と油性があり、それぞれ乾く時間や扱い方が異なります。早く済ませたいと1日でスケジュールを組むと、きちんと乾燥できず耐久性が落ちたりや仕上がりが悪くなったりしてしまうため、1週間~2週間ほどの期間を設けて作業しましょう。

外壁や屋根など大掛かりな塗り替えの際は、自身で行なうのは困難です。きれいな仕上がりを目指すなら、プロに依頼するのもよいでしょう。

ミツモアを利用すると、簡単な質問に答えていくだけで、家の近くの業者から見積もりが届きます。疑問点についてもチャットで相談できるため、気になる人は一度相談してみましょう。

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